転生したら無限スタートでした。   作:暁紅

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ソーナさん@がんばらない

 

評価コメントを見て心が刃物でズタボロにされた気分になりました。

その傷を癒すために秋葉原に行ってきました。

 

素晴らしいかったです。

 

シノンさんの一万のプレマを買えたので大満足!!

今後も頑張っていきます。

────────────────────

駒王町ほ混乱の渦にあった。

 

突然人外と関わりのない人間達が消えたと思ったら、いつの間にか大量の渦の団の手下と邪龍達に囲まれていて、突如として攻撃を始めたからだ。

 

確かにこの町には多くの悪魔がいる。だが、その全員が全員戦闘が得意な訳ではなく、中には戦闘が苦手な者もいる。

 

そんな彼らもこんなもしもの場合は駒王学園に集まれと教えられていて、その教え通り全員駒王学園へと集まっていた。

 

 

今避難民達は全員駒王学園の体育館に集められている。

 

「皆さん落ち着いてください!怪我人はあちらのアーシアさんの所に!戦える者は私の所に集まって下さい!」

 

ソーナの声に従い怪我人はアーシアが治療を進めているエリアへと行き、戦える者がソーナ元に集合している。

 

 

現在駒王学園には三重の結界が貼られていて、その結界により邪龍達は攻めきれていない。だが、いつまでもそのままでは行けないので、攻めに出ようとしていた。

 

 

「結界はあとどれほど持ちますか?」

「そうだな......もって30分ってとこだろ」

「30分...短いですね......しかしやらねばなりません。なのでここの防衛に残る者を」

「僕がやりますよ。アスタロト家の名において確実に守ります」

 

ディオドラの実力は悪魔の中でもトップクラス。そんな人物が残れば皆にも希望を与える事が出来る。なのでディオドラは決まった。

 

だがディオドラ1人ではいささか少ない。さらにある程度名前が広がっていないと、誰も安心はしない。となると残るべきは...

 

「なら私もの」

「それはダメです」

「え?何でですか」

「お前には、取り戻すべき相手がいるだろ」

 

取り戻すべき相手...

 

「匙」

 

そのソーナの呟きに皆が頷くと、アザゼルが手を挙げ自分が残る事が決まった。

 

 

 

ただ注意すべきなのは邪龍達だけではない。

そう、英雄派もいるのだ。

 

「英雄派ですが...」

 

現状英雄派と戦えるのはリアス眷属のみだ。

今ここにいる中には曹操に勝てる者はいない。

 

勝てないと分かっている相手にわざわざ負けに行く者はいない。そんな負け戦誰に行かせるか、それが問題だった。

 

 

全員顔を顰めて考えていると、体育館の扉が開き現れたのは1人の少女とギャスパーだった。

 

「貴方は」

「今はそんな事いいと思うわ。英雄派は私達が殺る。それでいいはずです」

 

ソーナは最初は断ろうと思っていた。

何せ突然現れた人物を戦わせる訳にはいかないからだ。

 

だが、その少女の目には断固たん意思があった。それを見て渋々ながらも許可した。

 

「分かりました、お願いします」

「会長!」

「彼らには何か策があるようです。それに縋るしか今の我々には方法がありません」

 

少女はその返答に満足し軽く会釈すると、ギャスパーを連れ英雄派の所へと向かう。

 

その少女を見送ると、今の目的を思い出し急いで邪龍撃退と急ぐ。

 

 

 

▼▼▼▼▼▼▼▼▼

 

 

ソーナは1人イッセーを探していた。

 

あの時闘技場であった匙はイッセーの事を呼んでいた。なら近くにいれば必ず現れる。だからイッセーの近くにいようとしていた。

 

だが、一向に見つからず町を駆けていると、そらから3匹の邪龍が襲来する。

 

 

「■■■■■■■■■■!」

 

1体の龍が言葉にならない声で叫ぶと、その声に身体がすくみ耳を抑えて立ち止まる。1度立ち止まってしまえば、邪龍達にとってはただの的だ。

 

邪龍達はまず1人殺った。そう思い口を齧りつこうとした瞬間、首と頭が離れ意識を失う。

 

何が......ソーナは突然死んだ邪龍達に戸惑う。そして、邪龍の首を切ったと思われる槍が、1本地面にクレーターを作って刺さっていた。

 

その槍は全体がまるで血のように赤く、先端が二つに割れている槍だった。

 

今まで見たことが無い槍。

そんな者を使うのは1人だけだろう。

 

 

「運が良かったな劣等種」

 

兵藤一誠が仲間を引き連れ空から現れた。

 

 

 

 

「ようやく見つかりました」

「ほう...皇帝(オレ)を探していたか......おおよそ狂犬の事か」

 

ソーナは強く頷いた。

それを確認すると、顎に手を当て少し考える。

 

もし今のまま戦闘になれば真っ先にソーナは死ぬ。現状のままでは力が足りない。それに加えイッセーと匙では相性が悪く、誰かを庇いながら何て事は出来ない。

 

 

ソーナの事を改めて見つめる。

 

そうすると、身体の奥底に何かあるのが分かった。その力はイッセーですら見たことがなく。何方かと言えば匙の物に近いイメージを感じた。

 

それを強引に開くには少し時間が掛かる。

 

 

急いで力を解放しようとしたが、やはりそう言う時は邪魔が入るものだ。

 

 

「Hyooooooodouuuuuuu!!!」

「ちぃ!木場、ロスヴァイセ、ゼノヴィア、時間を稼げ」

「「「はっ!」」」

 

3人はイッセーの指示に従い黒い鎧を着込んだ匙へと攻撃をする。

 

木場が剣を大量に匙の足場に作り、動きを制限すると大量の魔法陣が匙の周りに展開され、そこから魔術を放とうとするが、匙の炎に燃やし尽くされる。

 

 

それを見越してあらかじめ空に飛んでいたゼノヴィアが、手に持つ包丁に力を込めて振り下ろすが匙の鎧にはダメージが入らず、逆に包丁が砕け散った。

 

「くっ、やはり邪龍達をやったせいで、耐久値が尽きていたか......漬物石(デュランダル)があればまた違っていたか」

「ゼノヴィアこれを使え」

 

木場は応急的手段としてデュランダルをモデルにして、西洋剣『全てを破壊する剣(デュランダルⅡ)』を渡す。

 

それを受け取りしっかりと構えると、その剣の使い方・能力が頭の中に流れ込み、強く握り聖なる力を貯める。

 

「まずは手始めだ...全てを破壊する剣(デュランダルⅡ)!!」

 

貯めたその一撃を放つと空間が割るような音と共に、匙の元へと突き進む。

 

匙はそれを見ると本能で危険と判断して躱すと、そのまま聖なる波動は突き進み、前方にいた邪龍達数十匹に当たると、一瞬で溶けてしまった。

 

ゼノヴィアも全てを破壊する剣(デュランダルⅡ)の力に驚いていると、匙の鎧の至る所から謎の触手が伸び3人を捕縛しようとする。

 

3人とも巧みに躱していたが、木場は地面から現れた触手に足を掴まれる。

 

「しまっ」

「■■■■■■■■■■!!」

 

その触手から紫色の炎が伝わり、木場の右足を燃やし始める。

もし、その炎が身体に伝われば死は確定する。

だから身体に伝わる前に、剣で右足の膝から先を切断する。

 

切った痛みに一瞬悶えるが、すぐに立て直し左足のみで後ろに飛んで離れる。

飛んできた木場に急いでロスヴァイセが駆け寄り、治療の魔術をしようする。

 

「とりあえず応急処置を」

「すみません」

「お互い様です」

「私が相手だァァ!!」

 

木場が応急処置をしている間は、ゼノヴィアが前に飛び出て匙の攻撃が飛ばないようにしている。

 

数秒で応急処置を終えると、ロスヴァイセご魔力で義足を作り立ち上がると、数回右足で地面を小突くと何も違和感が無いことを確かめ、剣を握る。

 

普通の医者であればまず止めるだが、彼らはイッセーのために命を捧げる覚悟があるのだ。

 

その中でも人一倍崇拝している木場からすれば、この程度余裕だ。

 

だから、例え四肢がもげようとも立ち上がり目的を達成果たす。それが木場を突き動かす動機だ。

 

 

「一歩で音を超え」

 

義足であっても強く地面を蹴り抜き、音を置いていく。

 

「二歩無間」

 

剣を匙に向け構え、俗に言う平晴眼の構えだ。

 

「三歩絶刀」

 

その一撃は防御が不可能とまで言われる最高峰の技。

 

「見様見真似...無名三段突き!!」

 

木場の師匠はかの有名な沖田総司だ。

教えを受ける過程で三段突きは教わっていた。だが、使い道が全くなかった。

 

何せ木場の剣術とは合わないからだ。

ところが、元浜が神器の禁手と同時に使用した技『無名三段突き』を見て驚いた。

 

あの三段突きにそんな使い方があった事に......木場はその映像を何度も何度も見直した。

 

木場は必要な条件が全て揃っているはずだった。

 

元浜は身体能力でカバーしていたが木場は縮地が使え、本物からしっかりと三段突きを習っている。

 

けど、一向に成功しない。

 

 

最後に何か何かが足らなかった。

それが匙に放つ前に分かった。

 

『愛』それが足らなかったのだ。

 

あの時元浜は朱乃を守ろうとして出した、木場はイッセーへの思いを乗せた。その思いで遂に完成した技は、確実に匙の胸を貫く。

 

 

「これで終わっ!!」

 

終わったそう思ったが、件の先には少し鎧が欠けてはいるがほぼ無傷の匙が立っていて、強く握った拳を木場に伸ばしていた。

 

終わりは僕か......けど、イッセー君の役にたてた...嬉しいな

 

木場は諦め意識を手放そうとした......が、そんな事イッセーが許すはずもない。

 

 

「誰の許しを得て意識を手放す、木場祐斗。お前は皇帝(オレ)だけを見ていろ。だから勝手にその目を閉じるな」

 

匙の拳を正面から受け止め、そのままその場で一回転して衝撃を匙に返しながなら投げ飛ばす。

 

木場は新たな命令を受けた。

イッセー君だけを見る。

あぁ何て素晴らしい命令だ。これは守らなくちゃ

 

そう誓い木場はその場に倒れる。

 

よく見ると木場の胸には大きな穴が空いていて、明らかに致死量の血が流れていた。

 

この穴を開けたのは匙だった。

 

イッセーに投げれる瞬間に触手を木場の胸に貫通させ、その触手を爆発させたのだ。

 

「■■■■■■■■■」

 

匙は仮面が割れその素顔が明らかになると、嬉々とした表情でいた。

 

それは素直に嬉しかったのだろう。

あのイッセーを出し抜けたのだから。

 

もっと殺ろう...もっともっと。

 

純粋な子供のように瞳を輝かせイッセーに迫る、それを見つめ動かないイッセー。

 

諦めた?なんだつまらない

 

そう思いながらも匙は拳を振りぬこうとしたが、突然射線上に入ってきたソーナに殴られ鎧が粉々に粉砕される。

 

「な.........に.........が...」

 

鎧が砕かれた事で少し意識を取り戻したのかそう呟く。

 

それに応えるように匙の前にソーナは立ち、肩を2、3回回す。

 

「匙貴方には躾が必要ですね」

 

 

凄く不敵な笑みを浮かべ匙と相対する。

 

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