FAIRY BEAST   作:ぽおくそてえ

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どうも、いつでもハイテンションを目指して頑張るぽおくそてえです!
新たな発見に日々驚いている作者でもあります。

さて、それはさておき内容に入ります
どうぞぉ!


第9話 悪魔の笛ララバイ

「ハア、ハア。ここが、ギルドマスターたちの…」

 

傷が癒えておらず、魔力がほぼ残っていなかった為かカゲが会場についたころにはすでに日は暮れて夜の帳が下りたころ、マスターたちの晩餐会が行われている時間帯であった。

 

「(少し遅くなっちまったが、後はこれさえ吹けば全て終わる!)」

「これこれ、こんなところで何をしてるんじゃ」

「うわぁー!」

 

疲れ切った体を振るい、鉄橋の上で奪った笛を吹こうとした瞬間後ろから声がかけられ、思わず驚いてしまった。そこにいたのはマカロフだ。酒を飲みすぎたから風に当たろうと外まで来ていたのだ。

 

「ほう、怪我をしておる様じゃな。何故こんなところに?病院に戻らなくてもいいのか?」

「(くっ、確かこいつは妖精のとこのマスター!)あ、あの。病室の方では楽器が禁止されてるものでして。できればここで一曲だけでも演奏できればと」

 

突然のマスターの来訪に驚いた割にはどうにか上手く言い訳を作り上げた。闇ギルドで鍛え上げた度胸によるものがあるのだろうか。

 

「ほう。聞かせてもらおうかの?」

「(勝った!後は吹きさえすれば!)」

 

死の笛を吹いて目標が達成できると内心で勝利を確信したカゲをマカロフがせかす。

 

「どうしたんじゃ?早く吹いてくれんかね?」

「あ、すいません。では…」

 

そこに遅れてやってきた妖精の尻尾(フェアリーテイル)の面々は、笛が吹かれようとしていることに気づき、飛び出して止めようとした。

 

「マスター!」

「じいちゃん!」

「爺さん!」

 

しかし、動くより前にブルーペガサスのマスター、ボブに止められる。その隣にはクワトロケルベロスのゴールドマイン総長も笑顔で立っている。

 

「やめておきなさい?」

「なんだ居たのか、ボブさん?」

「久しぶりねぇ、ジンヤ?私のギルドには来ないの?」

「誰が行くかい。俺ぁ今のギルドに恩義があるんでな。それよりあれを!」

「黙ってみてろよ、ジンヤの若旦那。いいところなんだよ」

「マスターゴールドマイン!なぜです、相手は死の魔法を!」

 

エルザがあわててとめに向かおうとすると、マカロフは小さいながらも重い声で語りだした。

 

「やめておけぃ、若い魔導士よ。そんな闇魔法使ったところで何になる?己に誇りをもって使えぬ魔法など、それこそ愚の極み。己が道を探してみよ、まずはそこからじゃ。光は受け入れるものを拒まぬ。主のような若者なら、な」

「…参りました!」

「なるほど、そういうことか」

「そういうことだよ。お前もまだだな」

「マスター!」「爺さん!」

「なんでこやつらがここにおるんじゃあ!!?」

「マスターの言葉、胸が熱くなりました!」

「いてぇ!」

 

ララバイをとめられたことに皆喜んでいたが、ジンヤ一人だけが違和感を感じていた。

 

「なんだ、変な煙が…!お前ら戦闘体制に入れ!なんか来るぞ!」

『こやつらはいかんな、へたれすぎる。ならばワシが直に喰らってやる!貴様らの魂をな!』

 

その声とともに笛の中から煙とともに大きな木の怪人が姿を現した。

 

「あのデカブツがララバイの本体か…」

「なんでそんなに冷静なのよ〜!」

『全員の魂を一度に頂こうか!』

「やばい!」

 

生命を吸いだし始めようとするララバイ。瞬間、いち早く気づいたジンヤの先制の攻撃が入った。

 

『俺から行く、続け!『斉天の剛拳』!』

「何あれ!?」「新たな型か!」

 

彼の放った一撃でララバイの左肩から首の根元にかけてが軽く吹き飛んだ。

 

「全く、成長の面白いやつだ!天輪の鎧」

「火竜の煌炎!」

 

続けて連携攻撃を受けて、さすがの悪魔も反撃してきた。

 

『ぐぬぅ、しつこい小虫どもめ!喝!』

『グレイ頼む!』

「任せろ!アイスメイク『シールド』!」

 

ララバイの攻撃がそれて後ろにいたマスターたちに飛んでいったがグレイの魔法が全部防いでいく。

 

「わぁ、氷の盾が出た!」

「あれがグレイの造形魔法だよ。想像を形にするんだ。そして相手の形を奪いもする…」

「アイスメイク『ランス』!」

「脇腹がなくなった!なんて威力!」

 

鋭い氷の槍はララバイの腹部を大きく抉ぐり、胴の半分は吹き飛んでいた。

 

「さぁ、終わらせるぞ!」

『俺らに挑んだのが運の尽きだったな!』

「吹き飛べ!」

「おらぁ!!!」

『グギャアー!!?』

「見事」

 

一気に攻撃を受けたことでララバイは跡形もなく崩れ去っていった、が同時に後ろにあった定例会場が押しつぶされて壊滅状態になっていた。

 

「おい、あそこの建物って確か…」

「ギ、ギルドマスターの定例会場…だったものだが…」

『つぶしてもうた?』

「あい、完全に…」

 

数秒の沈黙の後、呆然とする彼らはある一つの答えを導き出した。もはやその答えしか導き出しようがなかった。

 

「逃げるぞぉ!」

「逃げるなー!」

 

やることはひとつとばかりに一目散に逃げ去っていった。




前より投稿が少し遅れて申し訳ないです。バイトやら祭りやらで忙しくしてました。
今回と次回がたぶん鉄の森編ラストです!長と々すいません。
なんかララバイの台詞とジンヤ変身時の台詞が区別つきにくいですね(汗)いい案が浮かんだら編集します!アドバイスもらえるとめちゃうれしいです!

次回もよろしくです!ではまたお会いしましょう!
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