今回から悪魔の島ガルナ島編です!
とりあえずまだ前段階ですがスタートです!
第11話 S級と悪魔の島
「ようやく帰ってこれたか、首が凝ってやってられん」
「よっしゃー!グレイ、勝負だー!」
「やんのかクソ炎!」
「やめないか、私は今疲れているんだ。あまり怒らせるな」
「「あ、あい」」
「まったく…」
(相変わらず怖ーなあいつ)
評議会による形式的な逮捕から1日明け、ようやくギルドに戻った4人。さすがのエルザも疲れているみたいだ。
「ジンヤ、ならお前とだ!いいだろ?」
「ああ、構わねえがエルザはいいのか?」
「いや、怖えけど…気にしたら負けだ!」
「はっはっはっ。しょうがない奴だな、来い!」
「ぶっ飛ぶへぇ!?」ゴガッ!
「一発か、まだ精進が足りないぞナツ」
ただのパンチ一発でこの有様に周りからも笑いや冷やかしが飛ぶ。事実ジンヤも苦笑いである。
「うふふ。あら?どうされました、マスター?」
「…いや、眠いんじゃ。おそらく奴じゃろ」
「え?…あっ」
「うっ!」「眠てっ!」「うがっ!」
重たい空気がギルド内を包み、睡魔に襲われて倒れるものが相次ぎ発生した。エルザも例外ではなく、寝息を立てていた。
「ジンヤお主は相変わらず、寝ないみたいだな」
「動物も様々だからな」
「寝ていないのは君だけだ、ジンヤ。いつも不思議だ…」
睡魔の原因となっている男、ミストガンがいつの間にか後ろに立っていた。
「おー、ミストガン!元気そうで何よりだ。ところで、ここに来たってことは…」
「ああ、仕事だ…マスター、これを」
「分かったから早う眠りの魔法を解かぬか!」
「時期解ける。5…4…3...2...1...」
5つ数える間にギルドから出たミストガン。その言葉通り催眠から皆目が覚めていた、約1名除いて。
「くそ、今の睡魔!」「間違いない、ミストガン!」「それにしてもすごい力だな、ありゃ。エルザまで寝てたみたいだ」
「ミストガン?」
寝ぼけ眼でルーシィが聞いてきた。
「ミストガンはこのギルドのトップ5人に入るくらいのすごい魔導士でね、魔法センスもかなり良い線いってる。見てみろエルザを。あいつを寝かせるほどの力だ」
「確かにこんな大人数を短時間で…すごい人もいるのね」
「まあ、上には上もいる。このギルドの古参のおっさんとかな。俺はあいつを兄貴と呼んでるが」
「でもなんでこんな魔法を?」
新人のルーシィにとっては当然といってもいい質問が返ってきたのは目の前からではなく上からきた。
「おっと、それ以上は詮索してやんなよ?あいつもシャイなんだよ」
突然二階から声が聞こえ、ルーシィはビックリしてしまった。
「なんだ、いるんだったらもうちょい早く顔見せてくれても良かったんじゃねえの?雷のラクサス?」
「テメェにはそんなことする義理もねぇよ、獣人のジンヤ?」
「釣れないね」
「ケッ、言ってろボケ」
いきなり現れたラクサスにジンヤ以外の皆が驚いていた。普段あまりギルドに寄り付くことがないからだ。中にはナツみたく喧嘩をぶっかける者もいたが。
「俺と戦えラクサスゥ!そこから降りろ!」
「嫌だね、ナツ。さっきジンヤにやられたんだろ?お前が上がって来いよ」
「上等だぁ!行ってやぷげ!」
「お前にはまだ早い、ナツ。上には行くな?」
階段めがけて爆進していたナツをマスターが一撃で沈め、黙らせていた。
「ハハッ、怒られてやんの!」
「お前も大概だぜラクサス。いいかげんにしろよぉ?止めるこっちの身にもなれや」
「俺は自由にやらせてもらうぜ、テメェに関係なくな!」
そういって大声で笑いながら奥へと引っ込んでしまい、顔を見せなくなった。
「なんですか、さっきの?すんごい図々しい感じでしたけど」
「ラクサスよ。彼はマスターの孫、なのよ。しかも力が強いからなかなか止められなくてジンヤとマスターも苦労してるの」
「ええ!?マスターの!驚いたぁ。あれ?それにしても二階に行っちゃダメってなんでですか?」
マスターが言っていた二階には一部の人しか行けない特別危険で高報酬、ハイリスクハイリターンなS級任務のボードがある場所でこのギルドではジンヤ、ラクサス、ミストガン、エルザ、もう1人ここにいないオヤジと呼ばれてるギルダーツを含めて現役で5人しかいないS級とマスター専用の階だと説明を受けた。
「へぇー、S級かぁ。道理でジンヤとエルザが強いわけだ」
エルザ達の仲の良さや仕事に行く機会の多さを垣間見た瞬間でもあった。
その夜
「うーん、やっぱり家が一番だなぁ。ここにいると…」
「よぉルーシィ!」
「落ち着くー!なんでいるのよ!」
「オイラとナツで仕事取ってきたんだ!ついでに筋トレ」
「筋トレやるならでていって!!あっ…金の鍵が報酬なんだ!…え,これって?ええええ!!!」
ルーシィの固まった理由、それは紙にデカデカと書いてある 『S』という文字であった。
今回から新章スタート!思ったより早く投稿できました!良かった良かった。
では書くネタも切れたのでまた次回!