今回はラスボスの前のいわゆる中ボスです。
それではどぞー!
ガルナ島、村での決戦がついに始まろうとしていた。ナツ、ジンヤの2人に対して相手も青髪のユウカと犬耳のトビーが迎え撃とうとしていた。
『ナツ、あの青髪任せていいか?もう1人の犬耳を倒してきたい』
「構わねえよ、あっち弱そうだし」
『だよなぁ。まあ、任せたよ』
打ち合わせてそれぞれの敵に向かうことにした。
「オオーン、話は終わったのか?」
『待ってくれるとは律儀だね、意外と。不意打ちしても良かったのに』
「そうしなくても俺の『麻痺爪メガクラゲ』には敵わないからな!」
(ほう、マヒか。バカな見た目してるのに厄介な能力だこと…はてさてどうしようかな?)
「かかってこないなら行くぞぉ!」
長くて鋭利な爪を所構わずな感じで振り回し始めた。
『当たらんなあ。ほれ、その程度か?』
「オオーン!」
『そういえばずっと気になってたんだがお前さんの頭になんかついてねえか?』
何気ない一言に爪を忘れたままトビーは頭を触ってしまった。
「おお?これか…あびゃあー!」
『あーあ自滅か。ま、勝ったからいいか。やれやれ詰めが甘い奴だな』
気絶して動かなくなったトビーを放ってナツのいるはずの方向に向かい始めた。
『ナツー、そっちどうだ?』
「早かったなジンヤ。なんか波導なんて魔法を使ってたけどのしてやったぜ!」
『それは重畳だ。これならルーシィも大丈夫だろうから、住人のいった方に向かう。グレイの匂いを追って行くぞ』
「いや、それはお前に任せる。俺は行きたいところがあんだ!」
『なんだそうなのか?じゃあ、任せる。…気をつけろよ』
ガルナ島 仮避難所テント広場
「おや?あなたは確か獣だった…」
「ああ、さっきぶり。こっちが本当の姿だよ」
「グレイさんの容態を?それなら安定して来ています、安心してください」
「全く無茶しやがるから。ありがとよ」
「そうだ、今さっきもう一人来ましてあなたやグレイさんが来たらあそこのテントに行くようにと」
「…あいつか。予想より早かったな」
おそらく自分の出た比較的すぐ後を追って来たのだろうと踏んでテントに向かった。途中から殺気が溢れていたが恐れずに入ると予想通りエルザがルーシィとハッピーを捕まえて待ち構えていた。
「早かったな、何用だティターニア」
「貴様こそ何をやっている、ビーストマスター。ナツがいないとなると貴様が来た意味がなかろう」
(ぶっとんだ姉ちゃんだなこれ、来たばかりの相手に無茶を言いやがる)
(まあいつものことだ)
「今ナツは敵を追って遺跡に行ったと思われる。俺は追って行くぞ、グレイの容態を確認したしな」
「貴様、何を言っているのかわかっているのか!こやつらは仕事を勝手に受けて来ているものたちだ!早急にギルドに連れ戻すべきだろう!」
「騒ぐな!…聞くが、今連れ帰ったところで何の解決になると?それなら一件を片付けてからでも良かろう?どうせナツやグレイのことだ、片付くまで動かねえだろうさ…先行くぜ」
テントを出て行ったジンヤの背中を見送ってしまったエルザは全身を震わせ修羅が見えたほどだという。
はい、トビーとユウカ戦でした。
次はいよいよ零帝さんとデリオラ(怪物だと思ってください)の登場です!多分
それではまた次回