オリ話、今回でいったん終わりです。ネタがなかなか上手く思い浮かばなくて自分でもすっきりした終わり方ができなかったのですがこのままでは先に進みそうになかったので、ここでひとつ区切らせてもらいます。
遅くなった上に微妙な終わり方で申し訳ないです。あと、22話の後の部分が抜けてたので追加しました。それに伴って少し話数がずれました。
それでは本編どうぞ
「どうした、その程度か?もう手がないとは言わないよな?まさか、これで終わりぃ?」
「想定以上だ、一個中隊ほどの人数を相手にここまでやるとはな(この男、言わせておけば好き勝手言いおってからに!)」
「どうだ、キンタオ。今ならサシで勝負してやるぜ」
「いい気になるな。今までのはお遊びだ」
決戦に終止符を打つため、2人は同じ土俵に立つ。
「慈悲はかけねぇ。ここで沈めてやる」
「大した自信であるな。貴様のその増長した牙をへし折って見せようぞ」
お互いに構えたまま数分、睨み合い、空気が張り詰めたまま動く気配が無かった。数歩進めば相手の首に手が届く距離がまるで遠くに感じるほどである。
「地に堕ちろ!!」
「消えろ!!」
一瞬にして詰め寄った2人は相打ち覚悟でありったけの力をぶつけた。が、体が少しばかり小柄なジンヤにうまくかわされ、驚いた隙を突かれ、急所を鋭い打撃が襲った。
「ぐっ、まだ力をそんなに残していたの、か…!」
「当たり前だ。まだ死ぬわけにはいかない」
「執念の差か。何年も時間をかけたのに…このような…結果とは。魂魄だけになろうともいずれ…この雪辱は…」
「お前の負けだ。殺しやしないがそのまま評議会に突き出してやる」
「ルーシィ、大変な目にあったな」
「ホントだよ全く。ねぇ、ひとついいかな?」
「なんだ?」
「ジンヤは昔なにかあったの?あんな戦闘狂染みた姿みたことないよ?」
「やはり聞いてくるか」
ジンヤにとって話すのが億劫な話題だ。しかし、先ほどの戦いを見られてしまっている以上話さない訳にはいかなくなり、仕方なく語り始めた。
「俺の故郷の人達は戦争に駆り出されたんだ。皆武器を持って戦ったんだが俺と数人を残して壊滅、生き残った仲間たちも今は行方知れずだ。それ以来よっぽどのことがない限り武器は持たないようにしてたし、殺しとかしたくなかったんだけどね」
「そんなことがあったんだ。知らなかった」
「知ってる奴の方が少ないがな、これに関しては。これ以上は話すつもりはない、もう思い出したくもないしな」
早々に話を終えてユウギリの家に戻った。
ユウギリ宅
「2人とも無事に帰ってこれましたか!心配しましたよ」
「すいません、ユウギリさん。元気になったということは依頼は完了してるんですね」
「ええ。とりあえずお疲れ様でした、今日は休んでください、お帰りになるなら明日以降にしましょう」
「いつも迷惑をかけるなユウギリ。お言葉に甘えて、そうさせてもらうよ」
翌日、2人は無事依頼を終え、報酬を持ってギルドに帰っていった。
次回から楽園の塔編です。30話目前でようやく10巻あたりに到達とかなりのスローペースですが最後までお付き合いいただければと思います。
後、殺害までせず、評議会に突き出すという形に変更しました。