それでは超絶苦いコーヒーかタバスコを持って本編どうぞ!
「確かにうちがここの大家だがね、あんた何者だい?ギルドの奴みたいだけど?」
「ええ、まあそうです。ルーシィを送りに来たんですが…(なんかすげえプレッシャーだなこの人)」
ルーシィの住んでる寮に着くと階段に小さいながらやけに威圧感のあるお婆さんが腕を組んで立っていた。何も悪さをしていないのに目の前に立つだけで冷や汗が出る。
「へぇ…そうかい。うちのとこのバカが迷惑かけたみたいだね。あんた、名前はなんて言うんだ?」
「ジンヤ、です。以後お見知り置きを」
「ほう、あんたが。とりあえず鍵は開けとくから適当に放り込むなりなんなりしときな」
「うっす。お邪魔しやす」
大人しく後についていき、ドアをくぐったところで鍵を渡された。受け取った鍵をポケットに入れて、ルーシィをベッドに寝かせつけた。
「何やってんだかね、この子は。いくら好きな人がいるとはいえ…」
「ありゃ?好きな人?」
「おや知らないのかい?」
「いや全く。あれ、まさかな…?」
「なんだい、思い当たる節でもあんの?」
「ははは!いや、なんでもございやせん。思い違いでしょうな」
大きく笑って誤魔化すが、前のお出かけはどう考えてもデートにしか思えない。頭の中が混乱し始めたところでルーシィがぼんやりした顔で体を起こした。
「あれ?私、いつの間に…」
「いよう、目ぇ覚ましたかい?案外軽いんだねぇ」
「えっ!?なんでいんのよ!どっから…」
「鍵は私が開けたよ。ちゃんと正面から来たからね」
「大家さん。じゃあ私を運んで…ウプッ!」
「おいぃ、吐くならトイレ行ってくれぇ!」
酒のせいでドタバタとした後、ようやく落ち着きを取り戻した。これ以上の騒ぎはごめんだと鍵をいつの間にか抜き取って大家が戻っていき、2人きりになる。
「ごめん、色々ありがと。プレゼント渡そうと思ったんだけど…」
「大丈夫だよ。気にすんな」
「…私が寝てる間にイタズラしたり、した?」
「ナツじゃあるまいに」
「ふぅ…でもジンヤならちょっとくらい良いかなって思っちゃった」
「おい、付き合ってもねえのにそう簡単に言うなよ」
「一緒になれば…言ってもいいの?」
「えっ?(ち、近い!)」
まだ酒が少し残ってるのか、はたまた照れによるものか、顔を赤くしながらほとんど密着状態になる。今まで意識したことがないのに何故か心臓の鼓動が早くなる。
「もうこの際だから言うけど…私、前からあんたのことが好きだったの。思えばファントムの時からずっとそうだったのかも」
「すまない、気づかんかった」
「むー、やっぱり気づいてなかったんだね。これからは私だけを見てよ」
唇が近づこうとしたその時、突然ドアが勢いよく開けられた。ナツたちだ。
「おーい、ルーシィ無事…か?」
「あそびにき…たよ?」
「どうした2人とも。なんかあったのか…って、ええ!?」
「お邪魔してしまったようだな。2人とも…幸せにな」
「うわぁ、すごいです…なんか大胆」
いざ、様子を見に来たのは良かったがタイミング悪く、口と口で接吻している現場に居合わせてしまった。ルーシィたちもようやく気付いたのか顔が真っ赤になったり真っ青になったりと大忙しだ。
「ちょっ、あの、これはその…」
「熱いねぇ!」
「「ヒューヒュー!」」
「囃し立てるな、お前らぁ!」
突然のキスと知り合いの来訪にドギマギしたジンヤはルーシィ同様顔を真っ赤にしながら全員追い出しにかかり、表まで叩きだすことにした。
「絶対話すなよ!特にミラとかカナとかマカオとかワカバとかマカロフあたりには!」
「どうしようかねぇ…」
「帰れぇ!話したらぶん殴るぞ!」
思いっきり叫んだからか、全員蜘蛛の子を散らすように去っていった。荒くなった息が落ち着くのを待ち、一息ついたところでげんなりしながらルーシィの部屋に戻った。
「はぁ、落ち着いたか?」
「なんかお酒残ってたからつい。ごめんね、いきなり…」
「別にいいよ。悪い気はしなかったし、むしろ嬉しかったっていうか」
「恥ずかしいことポンポン言わないの!」
「俺は恥ずかしくないかな。それと、さっきのあれの返事だけど…」
少し間を置き、じっと顔を見る。真剣な表情をしているジンヤに戸惑いながらちゃんと目を合わせた。
「俺で良いなら隣に居させてくれ、これからできればずっとね」
「えっと〜、それってOKってこと?受けてくれるの?」
「あそこまでいったらさすがにな。それに、ルーシィといるとホッとするからね」
「…やったぁ!ありがとぉ!」
「うぉっ!あぶねっ!」
月の明るい光に包まれ、2人は特別な夜を過ごすことになった。
なんか、今までで一番苦労したかもしれません。なんかリアルすぎると萎えそうだし、前書きで書いた通りそういう経験がないのでこんな妄想爆発ものになってまいました、反省…。ではではまた次回。
課題めんどくせぇ…