未熟者ですがこれからもがんばっていきます!
失礼、うれしさで若干WRY!してました。
それでは本編スタートです
「エルザのヤロー、俺らをこきつかいやがって!」
「全くだ!氷と炎は合わねぇっつぅーの」
「(なんでこいつらが張り合ってんだよ)」
エルザに半強制的にエリゴールの追跡をさせられている三人だが、早速その内の2人が殴りあいながら構内を走り回る。そんな彼らの目の前には分かれ道が現れた。
「十字路か…」
「おれは左だな」
「それじゃあ、おれ右な」
相反する性格の2人のお陰ですぐさまにそれぞれの行く道が決まった。敵を追おうと走りかけた2人にジンヤは発破をかけた。
「ナツ、グレイ。ここから先、いつエリゴールに会ってもおかしくない。魔笛を持ってる、見つけたら手段を問わない!徹底的に倒してこい!いいな!」
「おう、当たり前だ!今更だよ」
「それにフェアリーテイルに喧嘩売った大馬鹿だ!」
「そうだな。2人とも健闘を祈る、散開だ!」
2人の力強い覚悟とその言葉に笑みを浮かべ、自分の行くべき目の前の道を走る。一方エントランスのエルザとルーシィ、おまけのハッピーは目の前の敵の軍勢と戦っている。
「一気に行く」
「剣!魔法剣だ!」
「あれはエルザの魔法の一部だよ」
何十人といる男たちに臆すことなく両手に剣を持つ。
「魔法剣士なんて珍しくもねぇ!」
「こっちにもたくさんいるんだよ!」
「かかれぇ!」
手に武器を持ち合わせた数人が先手を取って襲い掛かってきたものの、まるでハエを叩き落すかのように次々となぎ倒されていく。
「っ!速い!」
「すごい!かっこいい!」
「エルザは剣の天才だよ」
他の魔道士も我先にエルザを倒そうとするがまるでついていけず、結局は返り討ちにあっていた。しかも剣のみならず、他の武器に次々と切り替えながら戦う。
「なっ!?あれは太刀か!」
「ハンマー!?」
「槍まで使えるのか!?」
「くそっ、なんで速さで換装するんだ!」
そう、手元で切り替わる瞬間が視認できない程に多種多様な武器を切り替えているのだ。
「換装?何それ?」
「ルーシィの星霊に似てて別空間にストックした武器を出すって仕組なんだ。すごい人はエルザみたいに瞬時に出せるんだ。でもそれだけじゃない、エルザの本領はここからだよ」
「まだ、何か持ってるの?」
ルーシィの疑問にハッピーはエルザを指差す。すると、エルザの鎧が剥がれていく。
「まだいるようだな…。面倒だ、一掃する!」
「鎧が!」「おお!取れて行ってるぞ!」
「あれがエルザの十八番、その名も『
その言葉を受けたようにさっきまで来ていた鎧と代わりに、羽が生えたような姿になり、その背には剣が浮いていた。
「舞え、剣たちよ。
「ゴフッ!?」
「ぎぇあ!」
漂う剣がまるで意思を持っているかのように残っていた連中も叩っ斬る。
「わぁ!全員一発だ!」
こうしてエントランスに居た魔導師たちは反抗する気さえ削がれるほどに完璧に負かされ、ルーシィはその勇猛さに痺れた。そんな彼女にエルザが視線をよこす。
「ルーシィ、ナツたちと合流してくれ。彼らを頼んだぞ」
「えっ、私が!?」
「たのむ!!!」
「はいっ!!」
「(魔導四輪で飛ばし過ぎたか。皆、後は頼んだぞ)」
エルザの脅迫に近い頼みにハッピーを連れてルーシィが他の3人を追う。その後ろでは鎧を解いたエルザが魔力不足と疲れからその場でため息を吐いた。仲間を信じ、1人歩き始める。
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「こっちにはだれも居なかったな。戻るか…。なんつってな、壁から出てきな!」
「...オレの魔法を見破るなんてな」
「潜行魔法か。面白いもの持ってんだな、闇ギルドの連中は。さて、俺は先に行きテェんだよ。ぶっつぶれろよ」
真ん中の道も突き当たりに差し掛かったジンヤの前には、敵の1人、カラッカが壁から出てきた。闇ギルドの仕事を阻止するのに彼を邪魔に感じ、髪を逆立てる。
「そうさせられねんだ。こっちも計画があるんだよ、だから行かせねえよ。マスターたちを殺せば…」
「山嵐千本針!」
敵がそう話を切り出そうとしたらそれを制するように髪を鋭く飛ばした。
「うぁた!危ないな」
「壁に隠れるとか厄介この上ないな」
「話を最後まで聞けよ!このっ、このっ!」
その行為に怒りを覚えたカラッカはジンヤめがけて、壁の中身を削って投げつけてきた。能力の使い方は変わっているものの、ジンヤにとっては脅威ではなく、1つずつ丁寧に避けていく。
「(壁に片手を突っ込んで壊して投げるか。単純だが悪くない)」
「な、なんで当たらねんだ…」
「悪くはねぇが、全力を出すまでもねぇな。沈んでもらうぜ」
「えっ?ひいい!」
恐怖に怯える敵の顔を壁にぶつけ、その耳の近くで右手から象すら気絶するほどの振動を与えた。人間が耐えられるはずもなく、カラッカはその場で崩れ、倒れ伏せる。
「微振動だが、そこそこ強力だぜ…なんか消化不良だな。さてと、どうすっかな?外行ってみるか」
不満げに戦い終わって外に向かって戻っていると、途中でどうやら怪我をしてるグレイと偶然遭遇した。
「お、グレイ大丈夫か?怪我してんがな」
「ジンヤ、来たか。ちょっと外に行こうとしたんだが外に出られねぇんだよ。エリゴールの魔法だろうけど、変な風のバリヤーができてんだ。通ろうとしたらミンチだ、ありゃ」
「そんじゃあエリゴールはどこに行こうってんだ?駅の周りで演奏するならそこまでする必要もないだろうが」
「とりあえず、エルザのところに向かうか。ここでは解決しそうにないな」
「はいよ」
別れたナツの心配をする必要はあるまいと判断し、エントランスの方にいるはずのエルザの元へと走る。
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「知らねえよ、アレの解除法なんて」
「…これで詰みか!逃げられて大分経っているのに!」
倒した者で唯一気絶していないメンバーに拷問に近い尋問をしていたエルザだが、風のバリアーを解く方法を探そうにも誰も知らない。
「エルザ、無事か!」
「まさに死屍累々てやつだな。おお、怖い」
「2人とも帰って来たか。ナツはどうした?」
「あいつは途中で別れたよ。おそらく誰かと戦ってるはずだ。そうだ、ナツもだが今はそれより…」
「だな、あの壁をどうするかだ」
グレイが外に向かおうとした時に見てきたもの、風のバリアーを事細かに説明し、その対策を考えているとエルザが妙案を口にした。エルザもそれを見てきたが、エリゴールを目の前で逃してしまっていた。
「待て、確かアイゼンの連中に
「ララバイを1人で解除したって男か!急げ、ナツがそいつと戦っててもおかしくない」
3人でナツの向かった方向へと走る最中、倒されたビアードが壁に向かって話しかけた。
「おい、カラッカ。そこにいんだろ、ちょっと出てこい。頼みたいことがある」
「な、なんだよ。今気絶から治ったばっかなんだ、あいつらを倒せとか言うなよ?」
「それより簡単なことさ!」
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「何、あいつマスターたちを狙ってるってのか!!大胆なことをしやがるな」
「ああ。だからといって、やつらにはなんの得にもならないと思うが」
伝え聞く言葉の端々からそう結論づけたら、その瞬間にナツが起こしたと思われる爆音がビルの中に響き渡る。
「この爆発音、ナツだな」
「あっちだ!」
しばらくしてナツが戦っていた場所に辿り着いた。
「ナツ!そいつに話がある、そのままにしておけ!」
「エルザ?どうしたんだいきなり」
ナツとカゲの間に割り込むや否や恐喝という名の尋問を始めた。怪我をしているカゲに遠慮などせず剣を突きつけた。
「魔風壁を解除してもらう、拒否権はないと思え…」
「そりゃねぇだろエルザ。やっぱおっかねえ!」
「まあいつも通りだろ。今更だ、どうしようもない」
「さあ吐け。さもなくば傷が増えるぞ」
「わ、わかった。やるからその手を…がはっ!」
「カゲ!どうした?!」
カゲが話そうとした瞬間、血反吐を吐きながら崩れ落ちていく。その後ろには短剣を刺し、恐怖に怯えるカラッカが居た。
「あいつ、さっき気絶させたはずの!」
「くそ、起きろカゲ!お前の力が必要なんだ!」
「無茶言うなエルザ、もう気を失っちまってる」
「それでもやってもらわねば!」
「私ってお邪魔かしら?」
「あい、そうみたいです」
後から合流したルーシィたちはしばらく蚊帳の外であったのは言うまでもないだろう。
ようやく2000文字いけました!ここからはどうなるかわかりませんが、なるだけこの文字数はキープしたいですね。
これからもがんばっていきますのでよろしくお願いします!
それではまた次回までごきげんよう