FAIRY BEAST   作:ぽおくそてえ

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どうもです、ぽおくそてえです。今回が最終話です。

今まで一年と少し、93話に及ぶ『FAIRY BEAST』をご愛読いただきましてありがとうございました。今話はテンプレではありますが、少し未来の話になります。

次回作はまだ決めていませんが、いつかまたみなさんにお会いできればと思います。みなさんのおかげでここまでこれました。本当にありがとうございました。


エピローグ
第93話 それぞれの未来


あの天狼島での決戦から早くも5年が経とうとしていた。マカロフの引退により空座となった四代目マスターの座はギルダーツに正式に譲られ、破門にされていたラクサスのギルド復帰が叶った。その後、何人かは結婚したり恋人同然の付き合いを始めていた。その中にはもちろん、ジンヤとルーシィも含まれていた。帰還から一ヶ月後には結ばれ、今は4歳になる娘が産まれて皆に祝福された。

 

「アンナ、そろそろ帰るわよ!」

「はーい!」

「これから駅まで行こうか」

「どうしたの?おでかけ?」

 

ジュビアとグレイ、ナツとリサーナ、ガジルにレビィなども恋仲になっている。天狼島の戦いが進んでいた間にアルザックとビスカも結婚しており、アスカという娘が産まれていた。ジンヤと何ヶ月もの間相棒として数々の修羅場をくぐり抜けた『斉天大聖』孫悟空は、マグノリアに戻ってから、己の罪と向き合いながら贖罪を果たさんと諸国を巡って慈善活動をしている。

 

「今日ね、お父さん帰ってくるって。楽しみね!」

「うん!明日たくさん遊んでもらお!」

「それは良いわね!」

 

マカロフは引退後、ラクサスとの仲が治り、2人でよく話すようになった。マスターを継いだギルダーツとその娘のカナも忙しい中でも時折いっしょに酒を酌み交わす姿が見られる。ウェンディとシャルルはギルドに残りながらも天龍グランディーネや他のドラゴンを探しに方々を訪ね回っていた。

 

「駅にもうそろそろ着くわね」

「まだ来ないかなぁ…」

 

エルフマンとエバーグリーンは試験で急速に距離が縮まったのか、恋人とまでは行かずとも仲良くやっている。ミラや他の雷神衆もそれを見て微笑んでいたとか。ジェラールが脱獄し、ここ数年で数々の闇ギルドを倒した功績で国王から恩赦を受けたと聞いたエルザは、いつもは手入れしない髪を念入りにチェックして彼と会える時を待っているそうだ。

 

こうして各々がそれぞれの人生と未来をギルドを通じて過ごしている。

 

「あ、お父さん!」

「お、アンナ!帰って来たぞー!」

 

未来は望む全てが手に入る訳じゃない。しかし、前に進もうとする者には自ずと明るい未来が訪れるのだろう。

 

「お帰りなさい、ジンヤ」

「ただいま、ルーシィ」

 

暖かい風が吹き、3人を暖かく包み込んだ。

 

====

 

平穏の訪れたこの希望の時代から更なる時が流れ、彼らの亡くなった頃の様々な書物には、獣人ジンヤについて、こう書かれている。

 

『獣王ジンヤ。伝説の獣人ルミナの再来と称された彼は数々の戦いの中で魔法界の平穏を取り戻し、その功績から聖十大魔導の1人に選ばれた。そしてどんな時でもその隣に1人の女性、ルーシィ・ハートフィリア改めルーシィ・マーナガルムが最期のひと時までずっと側で支え続けたという。2人の娘のアンナと共に先祖や一族の墓を良く訪れたとか、種族間の争いを沈めたとか、さまざまな逸話や伝説が語り継がれているが、その真実を今となっては知ることが難しくなってしまった。ただし、家族3人で明るく楽しい家庭を築いたことは、どの書物でも、誰の口からも伝えられている』




確認したら『FAIRY TAIL』原作の2次創作の中では珍しい完結作品なんだとか。

有難い話です。
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