46番目の魔術使い   作:眞神零一郎

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だいぶ間が空いてしまいました。
リアルが忙しかったり、体調を崩したりといろいろありまして、更新できませんでした。
その間、感想も多くいただいておきながら返信もできず、合わせて申し訳ありませんでした。
感想をいただいた方、本当にありがとうございます。
個別に返信はできず、ここでまとめて感謝を述べさせていただきたいと思います。

ネット環境が整っておらず、取り急ぎ、ネカフェから投稿をしております。
そのせいでだいぶ短い話です。
風呂話ですが、シロウ一人しか出てきませんのであしからず。


EX.6 お風呂狂想曲

 

 シロウの朝は早い。

 四時には起きて朝食の下拵えを始める。

 それを済ませると訓練スペースへ行き、一人で二時間ほど訓練。

 訓練内容は、ほとんどが仮想敵相手のシャドー。

 そうして六時になると訓練の手を止めてシャワーを浴びる。

 ちなみにシロウの部屋にだけシャワーとユニットバスが完備されている。

 それというのも、アジトに風呂はあるのだが、一つしかないため、いつ姉たちが入りにやってくるか分からないからだ。

 最初の頃はシロウも普通に風呂を利用していたのだが、彼が入浴中と知るや襲撃してくる姉が数人いるのだ。

笑いながらやってくるメガネとか、先天固有技能を使って背後から彼にボディタックルをかけようとする緑頭とか、裸を見られるのは恥ずかしいと言いながら赤紫頭と一緒になってやってくるツンデレ赤毛とか。

 その度にわたわた慌てるシロウだったが、姉たちはその反応見たさに襲撃を仕掛けているとは気づかない。

 疲れを癒しに来ているというのに、毎度毎度入る前よりも疲れる始末。

 仕方なしにウーノに頼み、部屋にシャワーとユニットバスをつけてもらったのだった。

 とはいえ毎日シャワーばかりでは疲れも取れず、さりとてユニットバスでは狭すぎて、最近は姉たちが寝静まった深夜を見計らって、のんびりと入浴する事にしていた。

 長風呂の性質なので毎日深夜まで起きているわけにも行かず、大抵は数日に一回のペースであるが。

 そのことを知った姉たちは、最初は文句を言うだけであったが、稀に深夜に起きだして突撃してくるようになった。

 そのため、風呂場の周辺に誰かが近づいてきたら分かるように、アラームをセットしている念の入れようだ。

 ちなみにすでに数回、姉たちの手によってアラームが鳴らされている。

 いるのだが、アラームが鳴ってシロウが風呂から出ようとするときには、すでに彼女たちは脱衣所に到着しているため、ぶっちゃけアラームの意味はない。

 せいぜい、これから誰かが来ると心の準備をする程度で、襲撃されることに変わりはなかったりする。

 もっと早くアラームが鳴らせればいいのだが、アジトのつくりからして、これ以上遠くに設定すると、目的地が別の場所である可能性もあるため断念している。

 ちなみに緑頭に関しては、壁抜け床抜けでくるため、アラームに引っかからない。

 ついでにいえば、メガネはアラームに介入して鳴らさないようにすることができるため、こちらも引っかからない。

 元々、彼女たち二人が襲撃ツートップであるため、アラームがあろうがなかろうが、実はあまり関係なかったりする。

 

「あーーー。やっぱり風呂はいいよな~」

 

 約一週間ぶりの風呂に浸かって手足を伸ばし脱力する。

 最近ノーヴェとウェンディ、特にノーヴェから戦闘訓練に付き合ってくれと頼まれる回数が増えていた。

 固有武装ができてからは、姉妹中最多である。

 ちなみに他のメンバーといえば、二位・チンク、三位・トーレ、四位・セッテ、五位・オットー&ディード、六位・ディエチとなっている。

 名前の挙がらなかったメンバーは戦闘系でないものたちや、あまり戦闘訓練に興味がないものたちである。

 以前シロウと模擬戦云々の話をしていたトーレだが、先日模擬戦を行い僅差で敗北している。

 シロウの話通り、飛行していても遠距離攻撃能力を持たないトーレでは、シロウ相手に一歩及ばなかった。

 とはいえ、その超高速機動にシロウが慣れるまでは押してはいたのだ。

 最高速度はレーダーの追尾も振り切るトーレのIS『ライド・インパルス』は、人間の視認速度をはるかに凌駕している。

 いくらシロウとはいえ、初戦闘でその速度を認識できなかった。

 とはいえ、高速移動中ならばともかく、攻撃するためにはシロウの言葉通り近づかなくてはならないし、まさか最高速度で突っ込むわけでもない。

 トーレも、移動ならばともかく戦闘中に最高速度で飛行することはない。

 だからといって、見えなければ攻撃もできないのだが、シロウがとった行動は相対したトーレだけでなく、観戦していたものたちも驚愕した。

 シロウのとった方法は単純明快。

 肉を切らせて骨を絶つ。

 この一言に尽きる。

 何しろシロウ、レリックウェポンたる己のバカ魔力で身体能力と反射神経を最大限に強化し、トーレに攻撃された瞬間近づいてきたトーレにカウンターを食らわせようとしたのである。

 最初の数回はかすりもしなかったが、三発目でかすり、五発目であて、八発目でクリーンヒットさせた。

 その際顎下から拳を入れられて脳を揺らされ、あえなくダウン。

 トーレが負けを宣言した。

 以降、リベンジに燃える模擬戦経験者たちは、暇を見つけてはシロウを戦闘訓練に誘っていたのである。

 家事に戦闘訓練にと、ある意味ナンバーズの中で一番の運動量を誇るシロウであった。

 風呂くらいゆっくり入らせてもらいたいものである。

 

「別に家事が大変とは思わないし、戦闘訓練もいいんだけどさぁ。風呂くらいは一人でゆっくり入らせてほしいよな~」

 

 湯船の中でダレながら、しみじみと零すシロウであった。




受難話を見ていただければわかるように、彼女たちに羞恥心はありません。
そのため、風呂にも普通に突撃してきますし、当然のことながらタオルで体を隠すようなこともありません。
オープン全開、ラッキースケベ以前の問題です。
シロウでなければ喜んだかもしれませんが、シロウじゃ無理です。

というわけで、お風呂話でした。
短くて本当に申し訳ありません。
次の更新もどうなるかまだわかりません。
早めに更新できるようにがんばりたいと思います。
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