コードギアス~私が目指すのんびりライフの為に~   作:チェリオ

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第124話 「争いを生む者」

 世界は平和に向かっている。

 多くの犠牲を払った世界を二分にした戦争と、世界共通の敵となったシャルル一派との戦いを経てようやく人類は、争いから平穏な日常へと歩み出したのだ。

 世界の大半が加盟する合集国。

 個別の軍事力は回収され、今や合集国と契約している軍事組織“黒の騎士団”に入り、加盟国の護る盾として機能している。

 その黒の騎士団以外でナイトメアフレームがあるとすれば、ナイトメアフレーム関連の工場や戦争博物館、警察機構(ナイトポリス)ぐらいとなっている。

 

 南大西洋海中。

 一隻の潜水艦が航行していた。

 それは黒の騎士団所属でも合集国非加盟国所属でもない。

 世界でも類を見ない一部の有力者によって運営される秘密部隊。

 テロリストでもなければレジスタンスでもない。

 ただ世界の平和を維持する為に騒乱の火種を秘密裏に鎮火する“火消し”を目的とする少数戦力。

 

 役割を自ら買って出たオルフェウス・ジヴォンは慣れない機体内で時が来るのを待っていた。

 現在彼が乗り込んでいる潜水艦“アーク(箱舟)”は黒の騎士団も所有していない程の高性能を持つ。

 元々は合集国前の黒の騎士団が所有していた潜水艦を、大型改修したので本来のゲフィオンディスターバーを応用したアクティブステルス機能があり、ソナーや対潜哨戒機のレーダーに探知されることはない。

 さらにフロートシステムを積み込んでいるので飛行……は無理でも陸上・海上での浮遊は可能となり、海中より出れば輻射障壁も展開可能となっている。

 攻撃手段としては正面魚雷八門に後方四門、計10セルの垂直発射システム、大型スラッシュハーケン左右に八つずつ、左右大型アーム及び内臓された対ナイトメアフレーム用大型ニードルガンを装備。

 ここまでなら浮遊可能な高い攻撃能力を有する高性能潜水艦であるが艦名は箱舟。つまり輸送を目的とされた潜水艦であり、攻撃能力は単なる自衛及び援護目的だ。

 ゆえにアークにはガウェイン数機ほども整備行えるほど、大きなナイトメア格納庫を所有している。

 とは言え機密性保持の為にも人員は選抜せねばならず、人手不足は深刻な問題でギリギリで運用している状態。

 多くの秘密作戦を遂行し、作戦内容を知る事になるナイトメアパイロットも同様で、アーク内にはオルフェウスも含めて三名しか居らず、ナイトメアだけあってもパイロットが居ないのだ。

 

 腕を組んで待っていたオルフェウスにモニターが点滅し、艦橋より連絡が来たことを知る。

 

 『全員起きているか?』

 

 ガナバディが慣れない艦長席に腰かけ、濃いクマを作った顔で苦笑いを浮かべていた。

 人員不足の現状でガナバディの役割は大きい。

 整備班班長兼アーク艦長を務め、物資の売り買いなどの商売まで行っているのだから。

 特に今回は業火白炎も月下紫電も今後を考え大型改修に、システム面の強化を計る為にオデュッセウスにナウシカファクトリーに居るラクシャータに預けている。

 ゆえに今あるのはラクシャータとオデュッセウスが用意出来、最悪の場合を考慮して自分達に繋がらない現行ナイトメアにも引けを取らない旧型機。それの調整から整備までを指揮を執りながら自らも行っていたのだ。

 

 『起きてますよ艦長』

 『止めろズィー。その呼び方はこそばゆい』

 『良いから早く話進めようよ。ずっとコクピットで窮屈なんだから』

 『全くお前たちは…。説明を頼むよミス・エックス』

 

 画面中央にミス・エックス(ミスティ・イクス)が映り、別のモニターに簡易的な地図と地形が表記される。

 

 『これより本作戦の説明を開始いたします。作戦内容は敵対勢力の排除か無力化。最悪敵対勢力の弱体化となります』

 『要はいつも通りってこったろ?』

 『確かにそうですが今回は規模が違います』

 

 ミス・エックスが指示棒で地図を指すと地図に新たな記号が浮かび上がる。

 敵を示す赤の大小の矢印に施設を示す長方形が次々と表示され、オルフェウスは勿論全員が事の重大さを理解する。

 

 『ちぃーとばかり多くねぇかこれ』

 『現地政府とこちらの諜報部からの情報御提供に依ればグロースター、サザーランド、グラスゴー多数。指揮所としてG-1ベース一隻にそれに類する施設が存在します』

 『ちょっと!さすがにそれを相手にたった三機だけって過重労働だとおもうけど』

 『過重労働の件は俺も言いたい事があるがな。文句を言っても始まらん。どうするオルフェウス』

 

 問かけられて多少悩む。

 こちらの練度は高いが圧倒な数的劣勢にあることは変わらない。

 ならば持久戦などの長期戦は望ましくなく、やるならば奇襲などの短期決戦。

 移動手段の潜水艦は発見され難く、三機という少数での接近は見つかりにくいだろう。残る問題としては短期で敵を倒すための火力。

 それに関しても今回の機体を考えると問題はないだろう。

 

 「アークからの支援攻撃を囮としたナイトメア部隊での奇襲作戦が一番だろう。第一目標をG-1ベースに設定して撃つだけ撃ったら退こう」

 『それが一番だろうな。下手に粘って良い所を見せても俺達にはマイナスにしかならんからな』

 『ではオルフェウスの案を採用しての奇襲作戦を行います』

 『さぁ、仕事の時間だ。誰一人欠ける事無く終わらすぞ』

 

 オルフェウスはガバナディの言葉に頷き、アークより発進後は見つからないように敵基地へと向かってゆく。

 

 

 

 

 

 

 先の大戦で敗北したシャルル一派は今や残党となり、世界各地に潜伏して機会を伺うか、各部隊が独自でテロ活動に身を投じている。

 ここアフリカ大陸にもシャルル一派残党は多く存在する。

 その中でも最大規模を誇る部隊が最近活発に活動を行い始めた。

 行動というのはテロなどの攻撃ではなく、シャルル一派を纏め上げるような司令部としての動きだ。

 おかげで点でばらばらだったシャルル一派残党が組織的行動を行えるようになり、今はまだ準備段階だが大規模作戦に参加(・・)出来得るようには団体行動をとっている。

 G-1ベースを中心に塹壕や仮設施設を作って基地としての機能を維持し、周囲は多くのナイトメアフレームが控えていた。

  

 司令部であるG-1ベース艦橋では多くの者が動いていた。

 それはこれから起こる襲撃に対してでなく、予定通りの準備を行う為に。

 ここに居る者らは他のシャルル一派残党のように暴れれば良いなどのような事は考えていない。

 寧ろそういう連中こそ害悪とも考えている。

 

 ――無遠慮で無計画に暴れたいのなら他所でやれ。我々は誇り高き騎士なのだ。

 

 約一名を除いて己が誇りで動いている者ら。

 士気も練度も中々に高いが設備と装備だけは足りていない。それと彼らには祖国への愛国心は失せ消えている。ゆえに彼らは国も関係なく動ける。

 成すためには何を以てしても(・・・・・・・)…。

 

 「少し遅れが出ているな」

 「問題ないでしょう。現地政府は弱腰です。手出ししてくることは無いと思いますが」

 

 予定時刻より作業の方が遅れている事に司令官は難しい顔をしながら資料をまとめていく。

 副指令を務める人物は多少の苛立ちを浮かべる司令官を宥めようと言葉を掛けるが、苛立ちは遅れだけでなく他の要因も存在した。

 

 「そっちはな(・・・・・)

 「あー…例の部隊ですか」

 

 言いたい事を理解して副指令まで頭を抱えようになる。

 最近連絡を取っていた部隊との連絡が途絶する事件が多発している。

 黒の騎士団かと思いきやそれらしい動きはなく、途切れたとは言え途中まで受けた報告により少数精鋭のナイトメア部隊に襲われたとの事だ。

 こちらとしては対処したいところなのだが正体どころ僅かな情報すら不足しているので手の出しようがなく、今のところ後手に回るしかない。

 隊長(・・)は寧ろ攻めてきてほしいみたいな事を仰られていたが、被害が敵だけでなく味方にも出るだろうから勘弁してほしいところだ…。

 あの悪癖を考えるとため息が自然に漏れてしまう…。

 そのため息を掻き消すように艦橋内の警報が鳴り響く。

 

 「接近警報!?」

 「何事か!!」

 「レーダーに多数。ミサイルがこちらに向かってきております!」

 「迎撃用意!動けるナイトメアを全部出せ!」

 「隊長にも準備を願え。もしもの場合にはそのまま脱出して頂けなければ…」

 

 レーダーに突如として映し出されたミサイルに焦りながらも指示を飛ばす。

 とは言えども間に合うかは不明だ。

 敵がどれだけの規模か分からないが質は兎も角機体数は多いが、弾薬は余裕がある訳でないので制圧するような勢いで撃たれ続ければ対応しきれなくなる。

 焦りと不安を感じながらレーダーを睨むように眺めると思いのほか、ミサイルの数が少ないために安堵する。

 これならばG-1ベースと周囲の僅かな対空火器、それと周囲に展開できたナイトメア隊で迎撃可能だ。

 

 突然の別方向からミサイルが打ち上げられるまでは…だが。

 

 

 

 

 

 

 敵の索敵圏外で待機していたオルフェウスは、アークからの支援攻撃に敵の注意が向いたのを確認し、アクセルペダルを踏み込んだ。

 

 『全機攻撃開始』

 

 三機のナイトメアが駆け抜け、一気に敵の基地へと近づく。

 降り注ぐミサイル群の対応していた敵でも、さすがに接近してくるナイトメア隊を無視するほど愚かでは無かった。

 気付いたグラスゴー二機がアサルトライフルを構えるも、射程内に収める前に腰から上が吹き飛んだ。

 

 『上手いもんでしょ』

 

 二機を吹き飛ばしたのはクララ・ランフランクが登場する赤紫色のナイトメア【サザーランド遠距離型】。

 近接戦闘や中距離戦を得意とするナイトメアに珍しい長距離攻撃に主眼を置いた機体。

 コクピット左右から両肩に掛かっている連装キャノン砲は、連続射撃が可能で遠距離からの攻撃能力は非常に高い。

 逆に格闘戦用の武装を一切積んでいない為に近接戦闘に不向きという弱点を抱えている為に建物が乱立する市街地戦などでは滅多に見かけることの無い。

 綺麗に敵ナイトメア吹き飛ばしたクララのはしゃいだ声が無線を通して聞こえてくる。

 

 「よくやった」

 『えへへ、お兄ちゃんに褒められちゃった』

 『もうシスコン・ブラコンはあの兄妹・兄弟で充分だっつの。さっさと片付て帰ろうぜ』

 

 呆れたように呟いたズィー・ディエンは、薄い藍色の【無頼特殊武装B型】の速度を上げて先頭を駆け、クララの砲撃を突破したナイトメアを撃ち抜いて行く。

 特殊武装B型は無頼タイプの中で、高い射撃速度を誇るナイトメアで、主武装は両腕下部に取り付けられたガトリングガンである。しかもコクピット左右に弾薬の詰まったタンクと繋がっており、すぐに弾切れになる心配はない。

 

 二人が敵を食い止めている間にオルフェウスは機体を停止させ敵司令部であるG-1ベースに標準を合わせる。

 オルフェンスが搭乗しているナイトメアは異質だった。

 無頼に大型コンテナ三つを背負わせ、両腕部には小型キャノン砲を装備させ、重量に耐えれるように足回りを追加強化すると同時に小型ミサイルを六発ずつ仕込んだ【無頼重武装型】。

 本来なら黄土色であるがオルフェウス用に白色にカラーリングされた無頼重武装型は肩幅に足を開き、これから発射する反動で倒れないように踏ん張りを利かす。

 

 「目標、敵司令部G-1ベース!」

 

 左右のコンテナよりバンカーミサイルが発射され、上空へ飛翔すると垂直にG-1ベースへと降下して行く。

 様子を伺って着弾を確認する。

 迎撃しようとするも直上への攻撃手段を持たないG-1ベースは無力だ。

 周囲のナイトメア隊が慌てて迎撃するも、発射から着弾までの時間が短すぎて反応できず、十分な弾幕は張れていない。

 乱れる銃弾の嵐を抜けてバンカーミサイル二発の内一発が艦橋に突き刺さり、大爆発を起こしてG-1ベースを火で覆い尽くす。もう一発は目標からずれて近くに着弾し、施設やナイトメアをまとめて吹っ飛ばした。

 

 『よっしゃ!G-1ベースの破壊を確認』

 「後は現地政府に任せて俺達は撤退……なに!?」

 

 引き上げようとした矢先、燃え盛るG-1ベースのナイトメア格納庫より一騎のヴィンセントが飛び出した。

 どう見ても通常装備でなく特別な仕様が加えられた機体。

 指揮官機かエース機のどちらかだろう。

 

 『見ないと思ったのに結構なナイトメアが紛れてるな』

 

 ズィーがぼやきながら無頼特殊武装B型のガトリンガンで射撃を開始すると、サザーランド遠距離型と無頼重武装型のキャノン砲での砲撃で援護する。

 それぞれが高い技術を持っているオルフェウス達はそれで片が付くと思っていただけにそれらを全部躱された事実に驚愕した。

 並みのパイロットではない!

 たった一機に使う武装ではないが、迷う事無く中央のコンテナに搭載されていた拡散ミサイルを発射。コンテナ上部を破って向かって行ったミサイルは着弾前に弾け、内装されていた散弾のように小型ミサイルをばら撒く。

 回避不能な面攻撃にヴィンセントは怯むことなく突っ込み、コクピット左右のより伸びた盾をサブアームが正面に展開させて受け切った。

 

 『嘘だろ!?』

 

 思い切りが良すぎる。

 高い技術どころか完全に戦闘慣れしている。

 衝撃でボロボロになった盾を軋んでいるサブアームごと外したヴィンセントはさらに速度を上げて突っ込んで来る。

 慌ててズィーが攻撃を再開しようとするが先にヴィンセントが腰に取り付けられた三連グレネードを飛ばし、そちらの迎撃に対応して攻撃にまで手が回らない。

 オルフェウスが小型ミサイル計12発を放つが、両腕部下部のニードルガンで迎撃されながら避け切られ、手にしていたランスを投げて回避できなかったクララのサザーランド遠距離型の左肩に突き刺さった。

 残っている唯一の武装である小型キャノン砲で接近を防ごうとするが、相手の操縦技術と機動性から牽制にもなっていない。

 目の前まで迫られ振り下ろされた剣を左上を犠牲にしてでも防ぐ。

 小型キャノン砲がへしゃげ、左腕に刃が食い込んだ。

 刀身が赤くない事からMVS(メーザー・バイブレーション・ソード)ではないと思っていたが、どうやら当たりだったようだ。

 

 『いやはや中々やる。しかし戦争はやはり攻められるよりは攻める方が格段に楽しいな!』

 「――ッ!?その声はまさか…」

 『んー?何処かであったかな』

 

 戦った事は確かにない。

 しかしこの声をオルフェウスは知っている。

 

 「噂は聞いていたがブリタニア最強の十二騎士が残党軍に身を落としていたのは事実だったか―――ルキアーノ・ブラッドリー!!」

 

 ブリタニアの吸血鬼。

 ダモクレスでの戦闘以来姿を見せないと思っていたらこんなところに居たとは…。

 思わぬ大物との出会いにオルフェウスは忌々しく思う。

 おかしいとは思っていた。

 何故この地にこれだけの残党軍が集まっていたのかと。それは彼を頼って残党軍が集結した結果だったのだろう。

 逆に言えばブラッドリー以外に残党軍の旗印となる人物は存在しない。

 ここで倒す、もしくは捕縛できれば最善なのだが、ラウンズ相手にこの間に合わせの機体ではどこまで戦えるかも怪しい所だ。

 名前を叫ばれルキアーノは笑みを漏らす。

 

 『当然の結露だろ?私のような人間が今の世で平和を受け入れると思ったか』

 「愚問だったな。ここ(戦場)しか生きれない殺戮者だったな!」

 『この時代に武器を取るお前らも似たようなもんだろう?』

 「違う!!」

 

 下卑た笑い声が妙に苛つかせる。

 潰された小型キャノン砲のトリガーを引くと、砲弾は砲内で暴発して腕を巻き込んで爆散した。同時に食い込んでいた剣も吹き飛ばす。

 吹き飛ばされた瞬間に柄を離したヴィンセントは、右腕下部のニードルガンを放とうと向けたが幾らトリガーを引こうとニードルは発射されない。

 

 『チィ!?整備不良か!!この中古品め!!』

 

 並べと左の剣を振り被ろうと迫るが、突然無頼重武装型が破裂した。

 否、正しくは重装備で取り付けられた部品を全て一斉に取り外したのだ。

 飛来した部品がぶつかる中、現れた白い無頼が逃がすまいと抱き着く。そして脱出機能が作動してコクピットブロックが遠のく。

 完全に不意を突かれたルキアーノはこの行動の意図を知る。

 周りは大小の部品が転がって移動を阻害し、搭乗者は脱出したがエネルギーのサクラダイトが残った機体がしがみ付き、こちらに銃口を向けているナイトメアが二機。

 

 「俺達はお前のような戦闘狂ではない!」

 

 オルフェウスの叫びと共に二機より銃撃が開始され、無頼が爆発してヴィンセントはダメージを受けながらも転がり惑う。

 

 『―――フン。ここらが引き際か』

 『逃がすと思ってんのかよ』

 『勿論だ。私が求めた戦場は今ではない(・・・・・)

 

 大破まではいかなかったが相当なダメージを受けたヴィンセントは方向転換して一気にこの場から離れる。

 今のオルフェウス達に追撃するだけの力は無い。

 その上で航空機の離陸音が響き渡る。

 カモフラージュされていた大型の輸送機数機が射程外で飛び立ち始め、ヴィンセントがその内の一機に飛び移ったのが遠目にも確認できた。

 

 『あいつら!!』

 「止せ。もう無駄だ」

 『でも良いのお兄ちゃん』

 「良いも何もないさ。奴らが上手で、俺達の力が足りなかった…」

 

 襲来してから脱出の用意…はあり得ない。

 となると向こうはこちらの動きを知っていて用意していたことになる。または元々ここを離れる予定だったか。

 どちらにせよオルフェウス達がルキアーノを含めた多くの平和の敵を逃した事に他ならない。

 予想であるがあの輸送機にはここに居た部隊の中でも選りすぐられたナイトメアと人員が乗り込んでいただろう。グラスゴーやサザーランドがほとんどでミス。エックスが言っていたグロースターなどが一機も出てこなかったのがその証拠と言えるだろう。

 

 完全にやられたと後悔するのは後回しにし、オルフェウスはルキアーノが言った「戦場は今ではない(・・・・・)」の言葉に強い不安を覚えるのであった。




●ヴィンセント・ブラッドレイル
 ブラッドリー卿が改修を施したヴィンセント。
 両腕下部にニードルガン、シュレッダー鋼ソード、コクピット左右にサブアームにシールドを装備、右腰に三連装グレネードが取り付けられ、追加装備としてアサルトライフルにランスが用意されている。
 中古品の寄せ集めなので完全には仕上がってはいない。

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