コードギアス~私が目指すのんびりライフの為に~   作:チェリオ

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 すみません。連休で投稿日を間違えておりました!


第44話 「学園祭へ行こう!」

 エリア11トウキョウ租界アッシュフォード学園

 本日はアッシュフォード学園で学園祭が開かれるという事でロイド・アスプルンド達【特別派遣嚮導技術部】とオデュッセウスは学園を訪れていた。

 この状況にセシル・クルーミーは心の中でため息をつく。

 ロイドは婚約者であるミレイ・アッシュフォードに顔を出す名目でアッシュフォード学園に置いてある数少ないガニメデを見に来ている。そしてオデュッセウス殿下はお忍びで来ているのだが、忍んでいるのは騎士である白騎士に対してもであって、周りの護衛も一緒に居る特派の面々も不安要素しか感じない。

 護衛を務めている特殊部隊の隊長であるサンチアは顔色ではまったく分からないが、ルクレティアは困った顔をしていたから同じ事を思っていたかもしれない。

 それにしても皇族の部隊はその性格が色濃く出ていると聞いていたが、護衛である彼女達を見ているとオデュッセウス殿下の想いがよく分かる。

 黒髪ロングストレートの真面目そうなサンチアに落ち着いた雰囲気のルクレティア、歳相応に明るく活発な褐色のダルクにどこかひねた笑みを浮かべているマオなど、性格も年齢も国籍も別々の彼女達がひとつの部隊に居る例はいくらか知っているが、皇族の専属部隊で和気藹々としている部隊は本当に珍しい。

 元々ブリタニアはブリタニア人以外との差別意識が強い者が多く、多国籍部隊は最も生存率の低い最前線に投入される傾向がある。特に皇族の直属部隊は全員ブリタニア人の上に家柄などを意識したものも多く、ナンバーズを扱うことはまず無い。あるとすれば例外中の例外であるオデュッセウス殿下とユーフェミア皇女殿下ぐらいだろう。

 そんな事を思いつつ微笑んでいると特派の一人が少し慌てつつ駆け寄ってきた。

 

 「セシルさん。ロイドさんが…」

 「また何かしたんですか?」

 「いきなり消えました…」

 「・・・・・・放っておいても大丈夫でしょう」

 

 本当に趣味や欲望に忠実な自由人なロイドさんはこういう時に限って動きが早い。書類仕事なんかは面倒臭がって他の人や私に丸投げたりしたりするのに…。

 大きくため息をつくと真剣な眼差しだったサンチアが生暖かい眼差しで見つめてきた。すると…。

 

 「あれ?殿下やダルクちゃん達が居ない!」

 「な、なに!?」

 

 ルクレティアの声で振り返ると護衛のダルクとマオと共にオデュッセウス殿下の姿が消えていた。殿下が消えたというのにサンチアは慌てる事無く眉間を軽く押さえながら短くため息をついた。

 

 「ルクレティア。マオ――は出ないとしてダルクに連絡を。そしてアリスにも一応連絡しておこう」

 「あの…そんなに落ち着いていて大丈夫なんですか?私達も捜索手伝いますよ」

 「いえ、大丈夫です。慣れてますから」

 

 その一言で彼女たちがどんな苦労を負っているかを知り、こちらも生暖かい目を返してしまっていた…。

 

 

 

 

 

 

 ついつい出店から漂ってきた匂いにつられてフラフラと買いに行ってしまい、サンチアとルクレティアとわかれてしまった。これは大変不味い…。特に今回のお忍び外出を書置きのみで知らせたロロに知られたらマジで不味い!

 と、思いつつも頬を弛ませながら熱々のたこ焼きのひとつを口に放り込み、ハフハフと熱気を逃がしながら味わう。まったく焦りも不安も感じないオデュッセウスであった。そして護衛の二人もである。護衛と言っても彼女たちとは下手に上司と部下の壁を築きたくないのでラフな感じで接している。

 

 「そういえば連絡用のインカムはどうしたの?」

 「…携帯するのを忘れちゃった……。マオは?」

 「ボク?元々持ってないよ」

 「なんでそんな自信満々に!?」

 「まぁまぁ、ダルクちゃんも落ち着きなよ。これ美味しいよ」

 「え、あ、頂きます――じゃなくて不味くないですかこの状況!」

 「んー?なんとかなるんじゃないかな?それより今は楽しもうよ」

 

 出店がずらりと並んでいるところを歩いていくとどんどんと荷物が増えていき、それを三人で消化して行くと自分たちが迷子になっている事を忘れて楽しみ始めていた。途中ランスロットに似せたスーツを着たヒーローショーを見たときは三人揃って噴出してしまった。

 ロロのお土産も買ったし、次は何処に行こうか…と、ここである事を思い出した。

 本来なら扇 要と千草(記憶喪失のヴィレッタ・ヌゥ)が行くべきお化け屋敷があることを。

 行かねばならないかなとは思うのだが、行ったら付いて来ている護衛である二人も行く事になり、下手したらダルクが驚かせ役に手を出してしまう可能性が発生する。普通の女の子のパンチならまだ許せると思うが、ギアスで超強化されたら死人沙汰になってしまう。ここは諦めて次に行こう。

 

 「次、何処に行きたいかい?」

 「ボクは付いて行くだけで楽しいですけど」

 「じゃあ、あそこなんてどうです?」

 「ん?――コスプレ喫茶」

 

 なんか嫌な予感。確かゲームでは女装衣装しかなかったような気がするんだがってダルクちゃん!引っ張らないで!?

 興味があったのか引っ張られるままに扉を開けて中に入ろうとしたのだが……。

 

 身体のラインを引き立てるナース服を着こなすミレイ・アッシュフォード。

 桃色のバニーガール姿で普段どおりに振舞っているシャーリー・フェネット。

 胸部をパッドを入れて膨らませたチャイナ服を着て呆れているライ。

 肩や胸元の露出した純白のウエディングドレス姿で頬を赤らめて恥じらっているルルーシュ・ランペルージ。

 のりのりでツインテールの付け髪に腹部を晒したチアガール衣装を着ている枢木 スザク。

 ふりふりふわふわのドレスにキラキラと輝く指輪をはめたナナリー・ランペルージ。

 ナナリーの巻き添えで着せられたであろう体操服とブルマ姿のアリスに婦警さんの制服姿のライラ。

 

 コスプレをしている皆の視線が集まる前に三人が三人共カメラを取り出しシャッターを切った。

 オデュッセウスはニッコリと微笑みながら何回もシャッターを切り、ダルクとマオはニヤつきながらアリスのみの写真を撮った。

 フラッシュがたかれて気づいた皆は撮った本人を見つめて驚きの表情を隠せない。その隙を逃すまいと三人は扉を閉じて全速力で踵を返した。

 

 「「「殿下ぁああああ!?」」」

 「待ちなさいダルク!マオ!!」

 

 閉じた部屋から叫び声が届くが気にすることなく足をひたすらに動かす。普通ならありえないのだが背後から追って来る足音が聞こえるのだ。背後を振り返る余裕も無く駆けて行くと少し遅れ始めていたダルクとマオの姿が消えた。曲がり角を曲がった際に横目に映ったのはコスプレ衣装のまま追いかけて来たスザクとアリスに捕まっているダルクとマオの姿が。

 階段を跳び下りるように下り、廊下に出ると平静を装いながらそっと近場の教室に入る。入り口に居た受付の子からチケットを買って中に入る。するとドアの向こうから駆けて行く足音が近付き、そのまま遠退いて行った。

 ふぅ…と大きく息を吐き出して緊張が解けて、気持ちに余裕が出来て入った教室を見渡して後悔した。

 

 カーテンで窓から入る光を防いだ暗い室内に薄っすらとした灯りを要所要所に設置し、手作りの壁と布地で細い通路の順路が作られたお化け屋敷。

 どういう事だろうか?私はカレンと出会うことを強いられているのだろうか?

 ホラー系が苦手なんて事は無かった為に躊躇う事無く突き進んでいく。ただこんにゃくが顔に直撃したのは地味に痛かった。もう少し勢いを下げてもらっていいだろうか?

 

 「やってられるかあああああああ!!」

 「うひゃう!?」

 「――って、なんでここに!?」

 

 顔に直撃したこんにゃくのぬめりを落とそうとハンカチで拭き取っているといつの間にか紅月 カレンがスタンバって居たエリアに足を踏み込んでしまったらしい。あまりの迫力に本気で声を出してしまい、驚かせ役のカレンも声と相手を認識して驚いた声を出してしまっていた。

 

 「えっと、学園祭を楽しみに?」

 「そうじゃなくて……というか護衛は居ないの?」

 「さっきみんなのコスプレ姿を写真に収めたら捕まったんだ」

 「一応言っておくけど私、貴方の敵サイドの人間なんだけど」

 「ああ、そうだったね。でも今の君はアッシュフォード学園の生徒であるカレン・シュタットフェルトだ。だったら敵対することないじゃないか」

 「あんたって器が大きいのか抜けているのかどっちなんだろう?」

 

 ははは…と渇いた笑いを漏らすと呆れたようにため息をつかれた。

 

 「まぁ、神根島での借りもあたし達を見逃してくれている借りもある」

 「うん?借りだなんて」

 「兎も角、あたしはブリタニアの第一皇子は見ていない」

 

 返事をしようとするがカレンはぬり壁の着ぐるみを床のへこみに合わせて次の準備に戻っていた。これ以上ここに居たら邪魔だし、矢印に添って進もうとすると背中から声をかけられた。

 

 「そういえば一つ聞きたい事があったんだった。

  ―――ブリタニア皇族の貴方はなにを願っているの?ブリタニアの繁栄とか?」

 「私が願っているのは―――なんなのだろうね」

 

 

 

 

 

 校舎から出て花壇の塀に腰をかけたオデュッセウスは酷く沈んだ顔をしていた。

 

 『ブリタニア皇族の貴方はなにを願っているの?』

 

 あの質問に明確に答えることが出来なかった。

 勿論、私は一番に自分が生き残る事を考えてきた。そのためには身体を鍛えたり、ナイトメアの技術を磨いたりもしてきた。だけど今はそれだけじゃない。

 自分が生き残る事と同じくらい弟・妹達を、仲良くなった者達を救いたいとも思っている。すでに助ける為の行動もとっていた。計算していたのも知らず内にのもあった。

 そもそも最終地点であるのんびりライフと言うのも大体のイメージでどういうものなのかというのをまったく考えてなかった。しかもその前にある父上の計画をどうやって止めるかという案も考え付いてない。

 果たしてこんな状態で私は大丈夫なのか?

 

 今まで深く考えてこなかった事に頭を悩ますオデュッセウスだったがカメラで撮ったルルーシュやナナリー、ライラのデータを眺めると顔を全開で弛ませた。とりあえず今は今を楽しもう。これから当分忙しくなるのだろうから。

 今日この日にユーフェミアは特区日本の構想を発表するだろう。原作で起こった最大級の悲劇である殺戮劇に向けて…。ユーフェミアはルルーシュの冗談と暴走した絶対遵守のギアスを受けて、特区日本に参加した日本人を虐殺、ギアスの影響を受けたユーフェミアはゼロの手によって殺害される。

 私はこの結末を覆してみせる。すでに手も考えてある。まずはギアスをかけられて出てきた所をロロに私の名を使って別室に誘導してもらう。解く事はジェレミア卿は調整が無理だからライ君に上書きして貰おう。すでに自分の意思だけでルルーシュのギアスに抗ったユフィの意志にライ君のギアスで後押ししてもらえば抑えることは出来るだろう。そのあとに調整を完了したジェレミア卿のギアスキャンセラーで解除してもらえれば完璧だ。

 もしもロロの制止を振り切ったとしてもゲームのシナリオ通りならライ君が止めてくれるだろう。後はブリタニアに敵対する勢力が仕掛けてきても大丈夫なように会場の警備にはアリス達を配置させて貰える様に手配済みだ。手配済みと言ってもユフィとの口約束だが。しかもアリス達の隊には本国で大至急ロールアウトしてもらったグロースター最終型四機を追加配備すべく輸送機で送ってもらっている。私と白騎士のグロースターはペーネロペー内で追加パーツの装着と強化作業を行なってもらっている。

 これだけ手を用意しておけば問題ないだろう。

 そう思いながら画像を眺めていると何だが視線のようなものを感じ取った。気になって顔を上げるとそこにはアッシュフォード学園学生服を着た、黄緑色の長髪を後ろで白いリボンで結んだ女生徒が………。

 

 「おい、そこのお前。世界一のピザと言うのはどこで食べられるんだ?」

 「・・・・・・」

 「聞いているのか?」

 「え、あ、はい。パンフレットによるとあちらですね」

 「そうか」

 

 短く呟くと教えた方向へと歩いて行ったが今のはお化け屋敷でのカレンより驚いた。心臓が止まるかと思った…まさかC.C.に出くわすとは…。

 

 「殿下ぁー!!」

 

 呼ばれて振り向くと手を大きく振りながら走ってくるダルクが見えた。後ろにはサンチアやルクレティア、アリスにマオも駆けていた。立ち上がって軽く手を挙げる。

 

 「やぁ」

 「やぁ、じゃないですよ殿下!私達を見捨てて逃げるなんて…おかげでアリスにすんごく怒られたじゃないですか!」

 「それ私のせいかい!?」

 「ダルクだけじゃなく殿下もなに写真を撮って逃げているんですか。少しお話しましょうか?」

 「逃げたうんぬんの前に二人とも殿下に失礼だろう」

 「ははは、これぐらいラフなほうが私は楽で良いのだが」

 「殿下の命ですから多少は良いとは思いますが、度を過ぎればさすがに問題です」

 「そ、そうかな…」

 

 このあと、ルルーシュ達に見付かり謝りまくる事になったうえに、ユーフェミアが特区日本の事を発表した頃にロロより通信が入り、ひたすら平謝りしていて聞き逃してしまった。撮影したTV会社より映像データを取り寄せなきゃ。それより先にご機嫌斜めのロロの機嫌を直さないとな…。

 

 

 

 

 

 

 浮遊航空艦アヴァロン級二番艦【ペーネロペー】 ナイトメアフレーム格納庫

 オデュッセウスの騎士団の旗艦となったペーネロペー格納庫ではオデュッセウスお付の技術仕官・整備士が共同で徹夜での作業に従事していた。全員目の下にはくまが出来ており、疲労も相当なものであるにも関わらず手を止める事はなかった。

 試作強化歩兵スーツ班副主任であるマリエル・ラビエも現場にて指示を飛ばしていた。

 

 「副主任!四号機のデータなのですが…」

 「四号機はルクレティアさんのだからこれね」

 「三号機の調整が終了しました。五号機のどう仕上げますか?」

 「五号機は凡庸性の機体だからデータをマオちゃん仕様にするだけで。その前に二班は仮眠して休んで。作業は二時間後からで」

 「ダルク少尉の二号機の調整終了しました。確認をお願いします」

 「えーと…これじゃあ出力不足ね。ダルクちゃんはパワータイプだからもう少しモーター類のランクを上げてくれる?」

 「しかし、そうすると既存のエナジーフィラーでは…」

 「何の為に二重挿入口にしたと思うの」

 「あ!すみません。すぐに取り掛かり――」

 「あー…一班も三班も全員仮眠を取って。さすがに疲れが見えるし、納期までには間に合うから」

 「「「了解です!」」」

 「二班と同じく二時間の仮眠だからね」

 

 休憩を言い渡されて気を許した為か、ドッと押し寄せて来た疲れで足元がふらつく技術仕官・整備士を見送りながらマリエルは椅子に腰を下ろす。すると横からコーヒーカップを差し出され、顔を上げるとそこにはKMF技術主任のウィルバー・ミルビルが立っていた。

 

 「少し休んだらどうだ?」

 「それは博士もでしょう。二日前から徹夜してるでしょ?奥さん心配してたよ。あの人はずっと休もうとしないって」

 「ついつい熱が入ってしまってな」

 「確かグロースターにランスロットの部品を組み込むのでしたっけ?」

 「ああ、そうだ」

 「相変わらず無茶を言う人だなぁ」

 

 現在ペーネロペーには独自に設計したグロースター最終型以外にランスロット二機分のパーツが持ち込まれている。これは特派より受け取るランスロット・クラブの整備などに慣れる目的で本国で生産して持ち込まれたものだ。それを急遽、白騎士とオデュッセウスのグロースターに取り込むことになった。

 本当ならランスロットを組み立てて、二人用に調整するだけで良かったのだが、本国より大至急で送ってもらったグロースター最終型の調整に搭乗者用にチューンを優先的に行なってくれと言われては期日に間に合わない。何度か先延ばし交渉をしたが頑なに拒まれた事から別の手段を講じる事になり、緊急策としてパイロットデータを入れて調整してあるグロースターの胴体にランスロットの手足を取り付けるという荒業を強行したのである。これならパイロットデータの更新や再設定は必要とせず、今まで以上の性能を持たせる事が出来、人員の最小限化にも成功した。取り付けと接続後の調整だけなので実質ウィルバーとその妻の二人で行なっている。

 しかし、グロースター胴体にランスロット手足がくっ付いても二つのスペック差から調整が難航しているらしい。

 

 「オレもそう思うが殿下の言う事だ。何か意味があるのだろう」

 「キュウシュウ戦役では鳥肌もんだったもんね」

 

 今思い返すだけであの戦いは異常であった。

 ペーネロペーもそうだがプリドゥエンも元々は別目的で準備された物だったが、あのキュウシュウ戦役に間に合うように殿下は先に動いていた。まるで未来でも見通しているかのように。いや、オデュッセウスの下に入った者は全員そう思っている。だから今回のグロースター最終型の件も殿下と白騎士のナイトメアの強化は何かが起こる前触れだと感じている。

 さもなければ待機していたユリシーズ騎士団全員とナイトメアの輸送を命じたりはしないだろう。

 

 「グロースター最終型の進行具合はどうだ?」

 「七割方完了かな。予定日には間に合わすよ」

 「そうか。では作業に戻るとしよう」

 「ちゃんと休憩してくださいよ!」

 「サザーランド・イカロスの最終調整も済んだらな」

 「それって休まないって事じゃないですか」

 

 持ち場に戻って行くウィルバーの背を見送りながら困った笑みを浮かべる。

 どうしてここには殿下の為ならばと自分の身体を酷使してまで働く人ばっかなのかな?と、自分の事を棚に上げて最終型の調整データに目を通すのであった。


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