biohazard cordname”NT” 作:ナッツガン
一連の事件をアンブレラ事件と呼ばれている。
これはそんな2004年の出来事
スペインの奥地
俺はジルと共に施設対バイオハザード部隊に所属していた。
2003年に俺達はアンブレラロシア基地に突入し、アンブレラは壊滅することになる。
俺達はその功績が認められたのか、製薬連盟が批判から逃れる為にBSAAという組織になった。
俺達は創設メンバーの一人で、オリジナル・イレブンと呼ばれていた。
そんな忙しい時期に俺は、スペインの奥地に向かっていた。
スペインの奥地に移動している、それには数日前の遡る。
数日前に俺はBSAAの本部にいる、代表のオブライエンに呼び出されていた。
「来たんだけど…」
「入ってくれ!」
代表のいる部屋に入ると、俺は代表の前に立った。
「で、要件は?」
「アメリカ政府からお前に依頼だ…」
「なぜアメリカから?」
俺が疑問顔で聞いてくると、オブライエンは書類を俺に差し出した。
「アメリカ政府は少なくともお前の事を把握している」
「あっそ…」
オブライエンから渡された書類には、1人の女性が書かれていた。
「この人は?」
「大統領の娘さんだ…」
書類にはアシュリー・グラハムと書かれている。
「こういうのはアメリカのエージェントの仕事だろ?」
「お前は念の為にお前の言ってくれってことだ…」
そう言うと俺はオブライエンに聞いてみた。
「あんたからの依頼もあるから受けんだろ?」
「実はな…スペイン奥地には最近良くない噂がある」
「良くない噂?」
「ああ、住民が狂気に満ちていると報告があった…まるでそれは…」
それはウイルスに感染しているような…
「だからこそ、お前に頼みたいんだ…」
「了解です…」
そう言うと俺はBSAAの本部から移動した。
奥地に車で移動していると、俺は森の中に殺気を感じた。
「ここまででいい」
そう言うと俺は車を降りた。
「走ってここから移動しろ…良いな?」
運転手は黙って車を、元来た道に走らせた。
俺は周囲を見回していると、草むらの中から人が飛び出してきた。
「普通の人間とは思えないな…」
目が尋常じゃないほど、狂気に満ちている。
それに持っている斧が、俺を殺そうとしているのが分かる。
男はそこで俺に向かって斧を振り下ろした。
「遅いな…もう少し早く下せ…」
斧を掴むと俺は、男をそのまま蹴り飛ばした。
男が木にぶつかると、そのまま動かなくなった。
「オブライエンの予想はあながち間違いでもないか…」
男の傍に寄ってみるが、これと言った感染跡が見つからない。
それにこいつは武器を使ってきた。
「ゾンビには見えないな…」
男には腐敗している所は見当たらない。
やけに攻撃的な感じがする。
「この先に村があるという報告だが?」
一本道を真直ぐ進んで行く。
道を進んで行った所に、大きな橋が見えてくる。
橋を渡ろうとしていると、下に何かを見つけた。
「車?」
どうやら車が落ちているようで、それも時間が対して経っていない。
そうしていたら、奥の方に家が見えてくる。
奥の方から男達が何人も襲い掛かってきた。
「警告もなしか…」
たとえ警告しても攻撃するが…
1人目の男を蹴り飛ばすと、男は下に落ちていった。
「これを見ても引き下がらないか…」
1人1人を橋の下に叩き落とす。
全員を叩き落とすと、俺は橋を渡り切った。
「しかしこれは異常だな…」
集団催眠状態にも見れるほどの状態だ。
しかも全員がやけに攻撃的なのだ。
「確か道なりに進むと、村があるから…」
そう言いながら俺は道をそのまま真直ぐ進んで行く。
道の途中にいる人は全員殺されている。
「先にエージェントが来ているか…」
しかし、殺されて間もないと見える。
どうやら通ったのはついさっきの事のようだ。
「この先道なりに進むか…それとも…」
そう考えていると、俺は森の中に入って行った。
森の中に足に怪我をしている犬が歩いている。
「ひどい怪我だな…」
俺は鞄の中から包帯を取り出すと、犬の足に巻いて処置をした。
それ以外にも、消毒や止血を行った。
「これで良し!行け!」
そう言うと犬は走って行った。
「犬は良いね!」
俺は治療道具を俺はポーチに片付けると、森の中に進んで行く。
丘の上から村を見ていると、村の中に1人の男が入って行った。
「あれがエージェントの…レオン・S・ケネディ?」
俺は端末から情報を得ている。
そこにはレオン・S・ケネディはラクーンシティにいたことが分かった。
「!あれはエイダ?」
奥の方に移動している女性を見つけた。
その姿は間違いなく、エイダだと確信できた。
「何か暗躍しているのかな?」
そうしていると、更に奥の道からチェーンソーを持った人がレオンの家に入って行く。
すると、俺の近くにあるドアからも二人出てくる。
「あれはきつそうだな…」
仕方が無い、そう呟きながら俺はそいつらの前に出てきた。
「これ以上は行かせないぜ…」
するとチェーンソー男は俺に向かって振り下ろした。
俺はチェーンソーを蹴り上げる。
「動きが遅い!」
男の腹に拳を叩き込むと、チェーンソーが男の頭に突き刺さった。
「エグイな…」
血が噴き出している。
頭から恐ろしいほどの量が…
「見るに堪えないとは、このことだな…」
後ろの奴も同じように襲い掛かってくる。
俺は後ろから襲ってきた奴を盾にした。
「ぎゃー!!」
盾にされた奴は大きな悲鳴と共に死んだ。
「仲間にも容赦がないな…」
後ろにいる奴をもう一体投げた。
するとチェーンソー男はそれを殴りつけた。
「どうでもいいけど…仲間を大切にするという精神は無いのか?」
チェーンソー男はチェーンソーを振りかざした。
俺はそれを避けると、男に首に蹴りを叩き込んだ。
「首が回ったか?」
首が曲がってしまうと、男はその場に座り込んだ。
そうしていると、俺の周りには村人が多く囲んでいた。
『こちら“フォークボール”』
「なんだオブライエン?」
『そちらはどうだ?』
「村人から熱烈な歓迎を受けているよ…」
会話をしながら俺は村人を殺している。
『感染者か?』
「いいや違うな…似ているが…」
『引き続き調査を続行してくれ…』
「言われなくても…」
『後、ジルを向かわせている…』
そう言われると、俺はジルを想像した。
『到着はもうすぐだとおもが?』
「ならいい…」
そういうと俺はガスマスクに付いている、通信機を切った。
そうしていると鐘の音が聞こえてくる。
「エイダだな…」
村人はそのまま音のした方に移動した。
どうやらこれが何かの合図になっているようだ。
「レオンは無事か?」
物陰から窺っていると、家の中からレオンが出てくる。
どうやら無事なようで、通信している。
「影からサポートをすることにするか…」
『ベル!?聞いてる?』
「ジルか?」
『もうすぐでそっちに着くわ!』
「了解!ここにいる」
そうして通信を切ると、俺は村の中を見ている。
そうしていると、村の入り口からジルが出てくる。
「ベル!間に合った!」
「ジル!それじゃあ行くか?」
黙って頷くと、俺達はレオンが向かって方に歩いて行った。
俺はジルに大まかに説明した。
「じゃあ、感染者というわけじゃあないのね?」
「ああ、会ってみれば分かる…」
奥に移動していると、村人に遭遇した。
斧を振り下ろそうとしていた。
「確かにゾンビではなさそうね…」
ハンドガンで殺していくと、奥の方から何体も現れる。
量がとても多く、俺達ではどうしようもない。
「先に急ぐぞ!」
「ええ、走りましょう」
森の中に走って行くと、俺達は村人を巻いた。
走りながら進んで行くと、一つの家が見えてきた。
木の隙間から俺達は覗いていた。
「あそこを見て!」
ジルが指差した場所には、エイダが走って行く。
エイダは空き家のような家に入って行くと、奥の家からレオンが担がれて出てくる。
「捕まったか?」
「みたいね…」
空き家からエイダがその様子を見ている。
「知り合いかしら?」
「昔俺のパートナーだった…」
そう言いながら俺はロックフォード島の事を思い出した。
エイダがレオン達の跡に付いて行く。
「どうやら助けるようね…」
その様子を見ていると、俺はジルに提案した。
「ジル!先にアシュリーを探してくれるか?」
「別にいいけど…」
「俺はレオンを追う…」
ジルを見ると、どこか笑っていた。
「じゃあここで…」
ジルとは村の中心で別れることにした。
「俺はこっちの方に…」
そういうと俺はレオンが連れて行かれた方に走って行った。