biohazard cordname”NT” 作:ナッツガン
エイダとベルは研究所を目指す
元のエレベーターがあった場所に戻ると、一番奥のエレベーターに乗り込んで一番下を目指した。
「ここの研究室にモルガンの証拠があるのか?」
「ええ、ここの研究所は他の船のものと違ってモルガンが直接関わった場所だから」
「モルガンがここに来ていたのか?」
「そのはずよ」
今頃ジル達は今頃何をしているだろう?
クィーン・ゼノビアに乗り込む所までは把握できるが、それからはジル達次第だ。
おそらくジル達も先ほどの化物と戦っているはずだ。
「さっきの化物も新型の影響か?」
「多分ね。私は詳しくは知らないから」
さっきの化物は他の奴より明らかに変わっていた。
何か別の要因があるとみて間違いないだろう。
「新型のワクチンは完成しているのか?」
「そのはずよ。研究所の中にサンプルがあるはずよ」
エレベーターが開くと俺達はハンドガンを構えながら出て行く。
一本道になっており、真直ぐ進んでいるとドアを見つけた。
俺がドアをゆっくり開いて行くと、お店が多く並んでいる場所に出る。
「ここはどこだ?」
「コンビナートと言われている場所ね。この先に行けば大きなロビーに出れるわ」
「どうやら俺達は歓迎されているようだな」
エイダが携帯の様な物を片付けていると、俺は目の前に現れた化物の集団にハンドガンを向ける。
エイダも同じようにしていると、俺の足元からも出てくる。
「よくもそんな所から出てこれるな」
「体が柔らかいんでしょうね」
俺は下に這いつくばっている化物の頭に弾を撃ちこむ。
化物がゆっくり体を溶かしていくと、奥の店から出てきた化物が襲掛かってきた。
「数が多い!上に行くぞ!」
エイダが黙って頷くと、俺達は近くの階段から上に上がった。
通路を真直ぐ進んで行くが、一番奥ではシャッターが下りていてそのまま行くことが出来ない。
「エイダ!どけ!」
エイダはその場から退くと、俺はシャッター目掛けて蹴りつけた。
シャッターは少し曲がっていると、俺は間髪入れずに二発目を入れた。
エイダは後ろからやってくる化物を、相手にしている間にシャッターを壊さなければならない。
六発目でようやくシャッターが吹き飛んだ。
俺とエイダはそのまま走って行くと、通路通りに進んで行く。
「エイダ!走れ!」
エイダと共に道なりに進んで行くと、ドアの奥に行くとドアのカギを閉めた。
エイダは肩で息をしていると、俺は周囲の確認をしている。
「数が多いわね」
「ああ、この船に乗っていた人間が全員感染したとしたら脅威だな」
エイダが落ち着くのを待っていると、俺はそのまま歩いて行く。
俺達が一番奥のドアに到着すると、俺はドアが開くのを待った。
ドアが開くと俺はゆっくりロビーから出てくる。
「オペラハウスの間違いじゃないのか?」
「ロビーよ」
オペラハウスと言っても疑わないような大きさだ。
エイダが携帯の様な物で地図を確認していると、ゆっくり歩き出した。
「この奥のカジノの奥を進んで行くと、確かあるはずよ」
エイダの指示通りに進んで行くと、またしても大きなドアに差し掛かった。
「同じようなつくりのドアが多いな」
「そう言う設計なんでしょ?」
カジノに入ると、エスカレーターに乗り込んで降りて行く。
「で?どこに行けばいいんだ?」
「あそこの階段を上ってドア開けた先よ」
エイダは奥の階段を指差していると、そことは別のドアがいきなり開いた。
そこからはさっきの化物が現れた。
「さっきの奴か…」
「モテモテね?」
「化物に愛されたくないな」
俺はショットガンを構えると、エイダはボウガンを持って戦う態勢に入った。
化物は口から何か汚い物を吐きだした。
そいつは、トラバサミのようなものが床に設置された。
「エイダ!気をつけろ!」
「見るからに危なそうね」
罠から距離を取りながら進んで行くと、奴は走って近づいてくる。
化物のチェーンソーみたいな物を振り回している。
俺はショットガンを構えながら後ろに下がって行く。
俺は手榴弾を化物の足元に置くと、スロット台の陰に隠れる。
化物は爆発と共に地面に膝をつくのを確認すると、俺は走って行きながら回し蹴りをお見舞いした。
化物は後ろに少し下がると、俺達は化物に一斉射撃した。
俺は化物に向けてスタングレネードを投げた。
「エイダ!」
エイダは黙って頷くと、手榴弾を化物の口目掛けて投げた。
化物はそれを飲み込むと、体の内側から爆発する。
「何とかなったか」
俺がそう呟くと俺は階段目掛けて歩いて行く。
階段を上り終えると、奥のドアに手を掛けた。
「?開かないぞ?」
「どうやらある程度のコインの重さが必要なようね」
「面倒だな」
エイダが持っていた本にはドアを開けるには107gのコインを乗せる必要があるようだ。
俺は他に行く道を探していると、俺は化物が出てきた所に入って行く。
そこは鍵の掛かったドアが付いていた。
「ここからは先に進めそうにないな」
俺が下を見ると三叉槍が掛かれた鍵を見つけた。
俺がそれを拾うと、ドアに付いている紋章も三叉槍であることに気づいた。
「これで先に進めそうだな」
俺は鍵をドアに差し込むと、ゆっくり鍵を回した。
ガチャと言う音を立ててドアはゆくっり開いて行く。
「エイダ!こっちから進めそうだぞ!」
「今行くわ!」
エイダが来ると俺は通路の奥に在った梯子を降りて行く。
梯子を下りてさらに奥のドアを開けると、小さな部屋を進んで行く。
「ベル」
「分かってるって」
俺達がちょうど中心に差し掛かった時、前と後ろから化物が現れる。
銃を構えると、俺は化物の両手を撃つ抜く。
化物が怯むと俺は、化物に蹴りを喰らわした。
エイダの方もすでに慣れた感じで化物を倒していく。
前と後ろの化物を倒すと、俺達は黙って先に進んで行く。
「俺達を倒すのにしては、何か足りない気がするが」
「何か別に用意していると?」
「多分な」
俺は曲がりくねっている道を進んで行くと、またしても化物が道を塞いだ。
俺がハンドガンで化物を倒すと、さっさと先に進んで行く。
穴から下に降りると、リフト乗り場に出てきた。
「これで下に降りれば、研究所は目と鼻の先よ」
「長かった…」
リフトに乗ると、エイダはリフトを動かしてくれた。
リフトがゆっくり降りて行く、俺は降りながらハンドガンをいじっている。
「モルガンの刺客がこの先仕掛けてくる可能性があるな」
「少し用心しておいた方が良さそうね」
リフトが一番下に降りると、エイダが先に降りて行く。
エイダはカードリーダのついたドアの前にたどり着いた。
「カードなんて持ってないぞ?」
俺は困った風に言うと、エイダはポケットからカードを取り出した。
エイダがカードを通していると、俺はエイダに聞いてみた。
「いつの間に拾ったんだ?」
「ちょっと前にね」
エイダはそう言うとドアの奥に進んで行く。
パイプなどが配置されている道を進んで行くと、大きな部屋に出た。
そこにはコンテナのような物が多く配置されていた。
「こっちよ」
コンテナを避けながら、梯子を無視して進んで行く。
エイダがドアを開けて先に進んで行くと、長い通路を進んで行く。
一番奥に行くとそこには階段がある。
「この一番上よ」
「遠い…」
もうすぐかと思ったが、まだこんなに進まなければならないとは。
面倒な事を引き受けたと今更ながら後悔していた。
「この船には本当に研究所なんてあるんだろうな?」
「あるわよ」
階段の一番上にたどり着くと、またしても三叉槍のドアを発見した。
俺は鍵を使ってドアを開けると、エイダが先に進んで行く。
「俺が開けたんだがな?」
ドアの先はさっきとは別の世界のようにも感じた。
いかにも研究所のような作りをしている。
「ここがそうなのか?」
「実際はこの先よ」
まだ先があるのか?
そろそろ疲れたんだが。
いや、疲れてと言うより飽きたと言った方がいいだろう。
「もう飽きたの?」
「まだ大丈夫だ」
「飽きそうなのね」
エイダの後に付いて行くと、エイダは奥の部屋で何かの装置を動かしている。
エイダは指を装置に入れると、何かの音が響いた。
どうやら指紋を登録しているようだ。
「行きましょうか」
エイダは途中に在った大きなドアの前に立つと、指紋を使ってドアを開けた。
ドアの先は滅菌室になっており、俺達は分かれて道を進んで行く。
「この先が研究所なのはほぼ確定だな」
滅菌が終わると、俺達は次の部屋で合流した。
下に降りると、後ろから大きな音が響いた。
「嫌な音だな。こういう時は大体嫌な事が起きる」
後ろを向くと、そこには大きな槍と盾を持った化物が立っていた。
体はまるで鎧を着ているようで、滅菌室のドアをこじ開けて現れる。
「モルガンが差し向けたのか?それとも自然発生か?」
「どちらにしても私達を逃がしてくれそうにないわね」
槍を持って俺達に向かって走ってくると、俺達は左右に飛んで避けた。
俺はショットガンを構えると、化物の上半身目掛けて引き金を引く。
化物は俺の方に近づいてくると、俺はゆっくり後ろに下がって行く。
化物の槍の攻撃をしゃがんで避けると、走ってその場から移動した。
「意外と厄介だな」
「でも確実に効いてるわよ」
エイダもハンドガンを使って攻撃していると、いきなり化物の上半身が吹き飛んだ。
俺は化物に近づくと、上半身だけになった化物がいきなり起き上がった。
「なんだ!?」
上半身からでた触手からは電撃が出ていた。
あれで死なないとは、かなりタフな奴だな。
「エイダ!とにかく攻撃しろ!」
俺達は銃を体に向けて攻撃を続けた。
少しすると、化物はゆっくり倒れて行く。
「少し面倒な相手だったな」
「ええ、先に進みましょうか」
俺達はエレベーターに乗るとゆっくり下に降りて行く。
エレベーターを降りると、長い通路を進んで行く。
「なんか変わった場所だな」
「この先が研究所よ」
俺とエイダは大きなドアに差し掛かると、ドアをゆっくり開いて行く。