biohazard cordname”NT”   作:ナッツガン

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 パリ研究所で出会ったエイダと共にロックフォード島に来たベルトウェイ
 クレア救出戦を始める


上陸

 ロックフォード島…アンブレラの創設メンバーの一人であるエドワード・アシュフォードが住んでいた。

 アシュフォード家の所有する島、今の当主はアルフレッド・アシュフォードだ。

 かなり歪んだ人格の持ち主だと記録されている。

「到着したな…」

「ええ…」

 そう言いながら俺は船を港に泊めて上陸した。

 しかし監視員の1人もいないとはどういうことだ。

「どうなっている、人の1人のいないなんて」

「ウェスカーが攻撃部隊を率いて攻撃をしているはずよ」

 そう言いながらエイダは落ち着いた感じでハンドガンの準備を始めていた。

 それでも人の気配一つもないとは異常な光景だ。

「それでも人の1人ぐらい、いるもんだ」

 俺の方はハンドガンの準備を済ませてすでに撃つ準備を整えていた。

 するとエイダも準備を終えたのか俺の方に合図をしてきた。

「まずはどこから向かう?」

「まずは脱出ルートの確保よ…」

「クレアのな…」

「ええ…」

 そういうエイダの表情は笑っているような感じではあったが、何を考えているのかは分からない。

 俺はエイダの跡をついていくことにした。

「ここはロックフォード島の西に位置する場所よ…彼女が収容されたのは南にある場所よ」

「そこで先に脱出ルートの確保か…」

「ええ…」

 エイダの跡を進んでいると俺は大きな門の前に来ていた。

 するとエイダは近くにあったドアから入って行くと俺も後に続いて進んだ。

「ここは?」

「ここから進んで行ったところにアシュフォード家が所有している飛行機が多くあるの…」

「なるほど、その内の一機を確保しようと?」

「ええ…」

 さきに進むと人影を見つけた。

 俺とエイダはそれぞれ物陰に隠れるとその人影を注意しながら進んで行った。

 それは、ゾンビだった事に気づいた。

「!周りを見ろ!」

 そう叫ぶとエイダは周りを見渡した。

 そこには数えきれないほどのゾンビが俺達を囲んでいた。

「あらあら…」

「ハンドガンがもったいない量だな…」

 すると足元に刀が落ちている事に気付いた、俺はそれを蹴り上げて右手で持った。

 その刀はいわゆる日本刀といった感じで、鍔が無いタイプの刀だ。

「これで十分だ…」

 俺は刀を抜くと俺はゾンビの首を刎ねていった。

 エイダは、フックショットで上に上がるとそのまま消えて行った。

 俺はそのまま中心にゾンビを集めると上からエイダの声がした。

「退いて!」

 その声と共に俺はその場から退くと、そこに鉄筋が多く落ちてきた。

「無事?」

「まあな…」

「そう、行きましょうか…」

 そう言うとエイダはそのまま奥に進んで行った。

 俺も後を追うように進んで行く、すると奥には階段があり先はまったくと言っていいほど見えない。

「この先よ…」

 そう言いながら俺も後に着いて行くと先には、大きな港に大きな飛行機が何機も止まっていた。

「何に使うんだが…」

「さぁね…」

 そう言いながら一番奥にある飛行機を確保するために進んで行く。

 ここにはゾンビが少ないようで俺達はすぐに進んで行く。

 下に降り奥に進んで行くとエイダは通気口の中に入って行った。

「ここの先か?」

 エイダは無言で進んで行くと、俺はあきらめるように後に着いて行った。

 中は予想外に広く体が大きい俺でも進める。

 するとエイダは下に降りると俺も後に続いていった。

「これか?」

「ええ…」

 目の前にはさらに大きな飛行機があり、俺は隣にいるエイダに方法を聞いてみた。

「これをどうする気だ?」

「この飛行機を操縦する飛行士を殺して無力化する」

「簡単な方法だな…」

 そう言うと近くにある台座に三つのはめ物があった、俺はこれが何かをすぐに感ずいた。

「これが飛行機に乗るための鍵か…」

「そのようね…」

 エイダも横目にそれを確認する、俺は中に入ると操縦席に男が一人座っていた。俺はその男の首を掴み捻って殺した、すると奥の部屋から銃撃音がするとエイダが出てきた。

「中の奴は?」

「自分で確認してみたら?」

 そう言うとエイダは操縦席の確認を始めた。

 俺は中に入るとそこには三人ほどの男が血だらけで死んでいた。

 俺は後部ハッチを開けると下に死体を落として処理を済ませるとエイダがもう一人の遺体を連れてくる。

「何?」

「これもよろしく…」

 そう言うとエイダは死体を俺に任せて中に入って行った。

 俺はその遺体を後部ハッチから落として処理を済ませる。

 その後ハッチを閉じて処理を終了した。

「自分でやらないのかね…」

「力持ちさんがやってくれないと…」

「ヘイヘイ」

 そうするとエイダは携帯で場所の確認をしていた。

 するとエイダは俺の方を向くと喋り始めた。

「この通気口からロックフォード島の中心に向かうからちゃんと着いて来てね」

「了解!」

 そう言うとエイダは通気口の中に入って行った、俺も中に入ると暗い中奥に進んで行った。

 

 通気口から出るとそこは小さな港の所に出てくる、エイダは俺が出てくるのを見届けると階段を進んで行った。

「ここを進むとロックフォード島の管理者アルフレッド・アシュフォードの住む家に向かう公邸があるわ」

「そこから家に向かうのか?」

「そうよ」

 そう言いながら俺達は階段を進んで行くと公邸の前に来ていた。

 すると公邸の中から誰かが出て来た、俺達は物陰に隠れるとその人物は俺が良く知る者だった。

「クレア…」

「どうやら無事だったようね…」

 クレアはそのまま俺達が来た方向に向かって走り始めた、俺達も物陰から出てくる。

「これで私の方の用事に集中できるわね」

「まあな…」

 そう言うと俺とエイダはそのまま公邸の中に入って行く。

 

 中は思いのほか広くゾンビがいる気配もしない。

 俺とエイダは階段から二階に上がり、すぐ右に曲がると近くの部屋に入った。

「ここなら何かありそうだな…」

「この奥に…」

 エイダは奥の方に進んで行くとそこはドアが塞がれており、進むことはできなかった。

「どうするんだ?」

「仕方ないからここで情報を集めましょう」

 そう言いながらエイダは本を読み始めた。

 俺も本を読むが、それと言った情報の乗った本を見つけることが出来ずにいた。

 するとエイダが俺を呼んだ。

「これを見て…」

 そう言われると俺はエイダが持つ本の中身を確認した。

 そこにはこの公邸の一階にある部屋にゴールドルガーがあり、その銃が有ればこのドアを開けることができると書いてあった。

「そこに向かうか…」

「ええ…」

 そこに向かうために行動を開始するが行く手をゾンビが塞いだ。

 俺はハンドガンを構えて引き金を引いた。

 ゾンビの数は少なく、おそらくは隠れていたのが想像できる。

「どこにいたんだか…」

「行きましょ…」

 一階に降りると俺とエイダは奥の方に向かって歩き始めた。

 俺達は奥に進み情報にあった部屋に向かったが、そこには既にゴールドルガーは無かった。

「無いな…」

 そう呟くとエイダは近くのパソコンから情報を抜き出していた。

 するとこの部屋の監視カメラにはクレアともう一人の男が出てきた。

「誰だ…」

「知らないわ」

 しかしその男の手の中にゴールドルガーがあった。

 その男はクレアより先にこの部屋を出ていることが分かった。

「俺達と会ってないってことは…」

「彼女とは別の方向に向かったという事ね…」

 その事を確認すると俺達は、そのまま部屋を出て真っ直ぐ公邸を出た。

 俺達はそのまま来た道とは別の道に進んで行くと、そこには多くのゾンビは徘徊している。

「また多くのお客さんが…」

「あなたに会いたいのかもね…」

「嫌だね…」

 そう言うと俺とエイダは、それぞれハンドガンを構えて引き金を引いた。

 ゾンビを殺すと俺達は通路を進んで行った。

 すぐ左のドアを開けるとそこには大きな施設がある。

「ここから調べましょうか…」

 しかし俺にはここに入った時から嫌な音が響いていた。

「何?」

 俺はその正体がなんとなくどこにいるかが分かった。

 すると奥の方から土が盛り上がりながら進んできた。

「施設の中に!」

 そう叫ぶと俺とエイダは施設の中に入って行く。

 中もやはり人の気配がしない、俺は中を進んで行くと中庭のような場所出た。

 そこを左に曲がり梯子を降りると、そこは地下室になっていた。

「この奥から調べましょ…」

 奥に進んで行くと一つの部屋に出た、中を調べて何十分経つが中々情報がつかめない。

 そこで俺はもう一度エイダの方を向くと、一つ提案した。

「一度この上を調べないか?」

 そう提案した時エイダは、少し考えると俺の方を見て頷くと一言言った。

「上を調べましょうか…」

 そう言いながら上に戻ると俺は違和感に気付いた。

「どうかした?」

「ここで銃撃戦があったかなって思ってな…」

 そんな事を考えていると俺は不意に何か気配を感じてエイダを押し倒した。

「危ない!!」

 そこには退化した左腕とは別に大きく肥大化した化物がそこにいた。

「こいつ!」

 俺は走って行くとその化物の腕が伸びて俺の方に向かって攻撃を仕掛けてきた。

「これが先ほどの攻撃の正体か!」

 これをしゃがんで避けると俺はそのままハンドガンでその化物の頭を撃ちぬいた。




「どうして助けたの?」
「何がだ…」
 俺はその化物から顔を動かさないで、エイダの答えに答えた。
「ここで私を殺せばあなたのやりたい事に集中できるでしょ」
 そう言ったが俺は、エイダの方を向いてこう言った。
「仲間を助けただけだ…」
 そう言いながら俺は、そのまま階段を上がって行った。
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