ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
初めましての方は初めまして!
シベリア香川です!
さて、やっと完成しました一周年記念作品!
お待たせしてしまって申し訳ございません!
この作品は週1で投稿されていきますので、よろしくお願いします!
それではナオキの冒険……スタートです!



第1章「長い旅のはじまり」

ポケットモンスター……縮めて、ポケモン……

この星の、不思議な不思議な生き物……

空に……

海に……

山に……

そして、街にも……

世界中の至るところで、その姿を見ることが出来る。

ポケモンの数だけの夢があり、ポケモンの数だけの冒険が待っている!

 

 

そして今、新たなる冒険が始まろうとしている……

 

 

第1章「長い旅のはじまり」

 

 

「じゃあ、おれはこいつにする」

「じゃあ私はこの子ね」

 

ここは"シベリア地方"の"オトノキタウン"……

今日、ある2人の少年少女がここから旅に出ようとしていた。

 

「そう、ならこの子たちが今日からあなた達の"パートナー"となるポケモンよ」

 

そう言うのはこの街に研究室を構える南博士である。

 

「ねぇねぇナオキ、早速バトルしてみましょう!」

「おっ、いいぜ!」

 

そう言うのは今日から旅に出る絵里とナオキである。

2人の家は隣同士で、小さい頃からよく遊んでいた。

 

「それなら私が審判するわね。裏のバトルフィールドに行きましょう」

 

そしてナオキと絵里の初バトルをするために3人は研究室裏のバトルフィールドに向かった。

 

 

ナオキと絵里はフィールドを挟んで向かい合わせに立った。

 

「じゃ、2人とも準備はいい?」

「「はい!」」

「それでは、バトル……開始!」

南博士はそう言って勢いよく腕を振り下ろした。

 

VS.絵里〜戦闘BGM『Angelic Angel(Off Vocal)』〜

 

「早速お願いね……"ポッチャマ"!」

「頼むぞ、"アチャモ"!」

絵里は最初に選んだポッチャマを、ナオキはアチャモを出した。

 

「じゃあ私からいくわよ!ポッチャマ、"あわ"!」

「アチャモ避けろ!」

ポッチャマの"あわ"をアチャモは上手く避けた。

「よし、そのまま"ひっかく"だ!」

アチャモはそのままポッチャマに向かって突撃してひっかいた。

「ポッチャマ、大丈夫?」

ポッチャマは絵里の方を向いて頷いた。

「よし、次は……"はたく"!」

「そのまま連続で!」

ポッチャマはアチャモを連続ではたいた。

「アチャモ踏ん張れ!"ひのこ"だ!」

アチャモはポッチャマの攻撃に爪を地面にくい込ませて耐えて、ポッチャマの顔に向かって"ひのこ"をくりだした。

「ポッチャマ!?」

ポッチャマは少し後ろに飛ばされた。

「よし、そのまま"ひっかく"!」

そしてポッチャマは"ひっかく"をくらって倒れた。

「あっ、ポッチャマ……!」

絵里はポッチャマに駆け寄った。

「ポッチャマ戦闘不能、アチャモの勝ち!よって勝者、ナオキ!」

「よし、よくやったなアチャモ」

ナオキはアチャモを抱いて撫でると、アチャモは喜んだ。

 

「ポッチャマ、大丈夫?」

絵里がポッチャマを抱き抱えて声をかけると、ポッチャマは頷いた。

「ポッチャマ、大丈夫か?」

ナオキは絵里の方に歩み寄って言った。

「えぇ、なんとかね。でもナオキは強いわね」

「いや、絵里もなかなかだったよ」

2人は見つめあって笑った。

「2人ともお疲れ様。まずはポケモンを回復させるわよ」

「「はい!」」

そして3人は研究室へと入っていった。

 

 

 

 

〜「ポケモン、ゲットだ!」byナオキ〜

 

 

 

 

 

その日の夜……

 

ナオキと絵里はある場所に来ていた。

そこは小さい頃からよく一緒に来ていた場所だった。

 

「ん〜!ここはやっぱ落ち着くな〜!」

「そうね……」

2人は丘からベンチに座って街を見下ろしていた。

「おれさ……夢があるんだ」

「夢……?」

「あぁ……絶対にチャンピオンリーグで四天王とチャンピオンを倒して、この地方で一番のトレーナーになりたいんだ」

ナオキはそう言って空に輝く星を掴む仕草をした。

「ナオキならなれるわよきっと……だって……」

「だって……?」

絵里は微笑みながら下を見て口を開かなかった。

「だって………私の大切な幼馴染みなんだから!」

絵里はナオキの方を見て笑顔で言った。

「あぁ!絶対になってやる!」

ナオキはガッツポーズをして言った。

「でもナオキはいいわね……夢があって」

「絵里はまだないのか?」

「うん。でもしいて言うなら……楽しく旅をすることかしら?」

「ふ〜ん……」

絵里がベンチから立ち上がってそう言うとナオキは絵里を不思議そうに見つめた。

「でもそうね……ポケモンコンテストもいいかも」

「コンテストか……いいんじゃないか?」

「ほんと!?」

「あぁ、絵里ならきっと人気出ると思うけどな。コンテストは"戦う"バトルだけじゃない、"魅せる"バトルが必要になってくるからな……なんか絵里得意そうじゃん!」

「ナ、ナオキがそういうなら……私やってみるわ///」

絵里は少し頬を赤くして言った。

「よし、じゃあお互い……夢を叶えよう!」

「えぇ!」

そして2人はハイタッチをした。

 

 

 

 

そしてついに旅立ちの日……

 

 

「タウンマップに、ポケモン図鑑に食料……」

「モンスターボールに、回復の道具に日用品……」

「「よし!」」

 

2人は持ち物のチェックをして、街の出口の前に立った。

 

「じゃあ……せーので踏み出すか」

「うん、いいわよ」

「「せ〜のっ!」」

 

そして2人は同時に一歩を踏み出した。

 

 

「「おぉ〜!」」

2人はしばらく歩き、ポッポの群れが羽を羽ばたかせて飛んでいった。

「あぁ、"ポッポ"がおれたちの旅立ちを祝福してくれているようだ!」

「そのセリフ、ナオキらしくないわね」

絵里がそう言ってクスクス笑うとナオキはカクッとなった。

「なんだよ〜せっかくテンション上げていこうとしたのに……」

「ふふふっ、ごめんごめん」

「まぁ、別にいいけどよ……はやく先に進もうぜ」

「えぇ」

2人は気を取り直して道路を進んだ。

 

 

 

「そろそろ仲間増やしたいな〜」

「そろそろって……まださっき街から出たところよ?」

「いやぁ〜まずはちゃんと仲間を増やさないとな」

「まぁ、基本のところよね」

「さて……仲間にしたいやつとかいるかな〜?」

ナオキはそう言ってあたりをキョロキョロとした。

「あっ、ナオキなら"ポッポ"とか欲しいんじゃない?」

絵里はあるポッポを指さした。

「おっ、そうだな。じゃあ捕まえてくる!」

そう言ってナオキはそのポッポのところに向かった。

 

トゥルルルルルル……

テンテンテンテンテンテン……

 

野生のポッポが現れた。

「いけっ、アチャモ!

よしアチャモ、"ひのこ"だ!」

ポッポは少しひるんだ様子を見せた。

「今だ、モンスターボール!」

ナオキの投げたモンスターボールはポッポに当たり、ポッポはモンスターボールの中に吸われていった。

そして1回……2回……3回と揺れて、ポンと音をたてて止まった。

「よっしゃあ!"ポッポ"ゲットだ〜!」

ナオキとアチャモは跳んで喜んだ。

「おめでとう。あと私もゲットしたわよ」

絵里はそう言って1つのモンスターボールを見せた。

「いつの間に!?なにを捕まえたんだ?」

「う〜ん……ないしょ」

絵里は人差し指を鼻に当ててウインクして言った。

「え〜!?教えてくれよ〜」

「ふふっ、ダ〜メッ」

そう言って絵里は歩きだした。

「そんな〜」

ナオキはそう言って絵里の後に続いた。

 

 

 

 

〜「ポケモン、ゲットよ」by絵里〜

 

 

 

 

「着いたぜ!"ヘーブンタウン"!」

 

ヘーブンタウン……

緑であふれていて、気持ちいい風が吹く街。遠足やピクニックにはおすすめの場所だ。

「う〜ん、この花の匂い……懐かしいわね〜」

「そうだな」

ナオキと絵里は昔この街にピクニックに来たことがあったのだ。

「そういえば、あの子は元気かしら?」

「あの子……?」

ナオキは首をかしげた。

「ほら、ピクニックに来た時に会った子よ」

「あぁ、あの子か!」

2人は昔ピクニックに来たときのこと思い出して言った。

 

 

 

 

『おいしい〜』

『そうだね〜』

幼い頃のナオキと絵里は美味しそうにおにぎりを食べていた。

もちろん、2人の両親もいた。

『……ん?』

『どうしたの?』

ナオキがある方をじっと見つめるので、絵里は不思議そうに言った。

『だれかこっち見てる……?』

『えっ、どこどこ?』

『あそこあそこ』

ナオキはある木を指さした。

そこからはある少女が木に隠れてこちらを見ていた。

『ほんとだ〜』

『ぼくよんでくるよ!』

『わたしも!』

2人はそこに向かって走った。

 

 

『ねぇねぇ、そんなところでみてないでいっしょにたべよう!』

『ふぇ!?いいの……?』

『もちろんだよ!』

『ほらいこう!』

そう言って絵里はその子の手を引っ張った。

『あ、ぼくはナオキ!こっちはえりちゃん!』

『あなたはなんておなまえ?』

『わ……わたしは……』

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから元気なのかな〜って」

「どうだろうな……元気だといいな」

「えぇ!」

2人は話しながらポケモンセンターに向かった。

そしてそんな2人を不思議そうに見つめる少女がいた。

 

ウィ〜ン……

テテテテンテンテテテン……

 

「ポケモンセンターへようこそ!ポケモンの回復ですか?」

ジョーイさんが2人を見て言った。

「「お願いします」」

2人はモンスターボールを差し出した。

「かしこまりました。回復が終わりましたらお呼びしますのでそれまでお待ちくださいね」

2人はジョーイさんに頭を下げて、向かい合わせで机を挟んでソファーに座った。

「ふぅ……腹へった」

「そうね〜」

2人ともそう言ってソファーの背にもたれた。

「あっ、確かここに料理置いてたよな?」

「そうだったわね。それなら取りに行く?」

「よっしゃ行くか!」

2人は料理を取りに行こうと立ち上がった。

 

すると……

 

「もしかしてナオキくんと絵里ちゃん……?」

「「ん……?」」

2人は名前を呼ばれたので、その声がする方を向いた。

 

「あぁ、やっぱりそうだ!久しぶり!」

「もしかして……花陽ちゃん?」

「はい!」

その子……花陽は元気よく笑顔で頷いた。

「おぉ!花陽ちゃんじゃん!久しぶり!」

「ピクニックのとき以来ね!」

花陽はナオキたちがここにピクニックに来た時に出会った少女である。

「はい!お昼ってまだだよね?」

「あぁ、だから今から行こうと思ってたんだ」

「それじゃあ一緒に食べませんか?おにぎりをたくさん握ってきたんです!」

花陽はそう言っておにぎりが入ったカゴを見せた。

「「食べる!」」

ナオキと絵里は目を輝かせて言った。

「それじゃあ外に行きましょう。ちょうどいいところがあるんです」

花陽はそう言って外に向かって歩きだした。

 

 

 

 

 

 

「いやぁ〜風が気持ちぃ〜」

ナオキは腕を広げ、目を瞑って風を感じて言った。

花陽が案内したそこはポケモンセンターの一部の広場だった。

「いいところでしょう?」

「そうね〜」

絵里はそう言って深呼吸をした。

「でもなんでまたこの街に?」

花陽は2人にこの街に来た理由を聞いた。

「私たちね、旅に出ることにしたのよ」

「へ〜、目標とかはあるの?」

「私はコンテストに出てみようかな〜って」

「おれはチャンピオンリーグで勝ってチャンピオンになることだ!」

ナオキは親指を自分に向けて言った。

「へ〜、そうなんだ」

花陽は微笑んで言った。

「まぁ、私はまだ確定じゃないんだけどね」

絵里は頬を人差し指でかいて言った。

「ナオキくんは確定なの?」

「あぁ、もちろんだ!」

ナオキはガッツポーズをした。

「そう、ならここのジムに行ってみたらどう?」

 

チャンピオンリーグ……

各地方に存在し、その地方一のポケモントレーナーになるために様々な人たちが挑戦しにいく。

そのためにはその地方のポケモンジムのうち8つクリアして、勝利の証であるジムバッチを8個集める必要がある。そのチャンピオンリーグには四天王とチャンピオンがいる。

 

「そうか……確かここにもあったな。よし、1つめのジムはここで決まりだ!」

「ナオキ、頑張ってね!」

「あぁ!」

「ふふっ、じゃあはやく食べよう!」

そうして3人は思い出に浸りながらおにぎりを食べるのであった。

 

 

 

 

 

『ナオキさ〜ん、絵里さ〜ん、ポケモンの回復が終わりましたよ〜』

ジョーイさんが放送でナオキたちを呼んだ。

「じゃ、私はやることがあるから帰るね」

「おう、元気でな」

花陽がその場を立ち去ろうと立ち上がると、ナオキは手を挙げた。

「また会いましょう」

「うん、そうだね。それじゃあ……」

花陽はそう言ってポケモンセンターをあとにした。

「じゃ、受け取りに行くか」

「えぇ!」

ナオキと絵里は回復したポケモンを受け取りに向かった。

 

 

 

 

 

「ふふっ、楽しくなりそう……」

花陽はボソッとそう呟いてある場所に入った。

 

 

 

 

 

 

〜「またのお越しをお待ちしてます」byジョーイ〜

 

 

 

 

 

 

「ここが……この街のポケモンジム……」

「そうみたいね」

ナオキと絵里は街の奥にある建物を見上げて言った。

「いけるかな……いけると思う?」

ナオキは不安そうに言った。

「自信持てば大丈夫よ!私も応援してるから!」

絵里はガッツポーズをしてナオキを励ました。

「っ……わかった!」

そう言ってナオキは自分の頬をパンと叩いた。

 

ウィーン……

 

ジムのドアが開くとサーッと風が吹いて2人の髪を揺らした。ジムの天井はガラス張りでさらに木や花がたくさんあり、風で木の葉や花々が揺れていた。

「おぉ〜!」

「ここが……ポケモンジム……!」

2人は目を輝かせて見まわして、感動の声をあげた。

 

 

「ようこそ!"ヘーブンジム"へ!

"ナオキくん"!」

 

 

「っ……!?」

ナオキは名前を呼ばれたことに驚いてフィールドの向かい側を見た。

「まさかっ……!?」

「ここのジムリーダーはっ……!?」

 

 

 

「そう、ここのジムリーダーは私……

花陽です!」

「はははっ、まさか花陽ちゃんがジムリーダーなんてな……」

ナオキは頭をかきながら言った。

「えへへへ、びっくりしたでしょ?」

花陽は微笑んで言った。

「本当に……」

絵里はびっくりして目を丸くしていた。

「面白い……超面白いよ!花陽ちゃんが相手なんて!しかもこれが最初のジム……!」

「私も、さっきポケモンセンターでナオキくんがチャンピオンを目指すって聞いてずっと楽しみだったんだ……!さぁナオキくん、ジムバッチをかけて私と勝負です!」

「よっしゃあ!やってやるぜ!絵里、見ててくれよ」

「えぇ、頑張ってね」

絵里はそう言って観戦席に向かった。

 

 

 

「両者!準備はよろしいですか?」

「「はい!」」

審判がそう言うと花陽とナオキは元気よく返事をした。

「バトルはポケモン3体ずつになり、交代はチャレンジャーのみ認められます。よろしいですね?」

「はい、わかりました!」

ナオキは頷いた。

「それでは、バトル開始!」

 

 

VS.ジムリーダー花陽〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜

 

 

「いくよ!まずは……お願い!"ハネッコ"」

花陽の一匹目はハネッコだ。

「ジムのデビュー戦はお前でいくぞ……"アチャモ"!」

ナオキはアチャモを出した。

「ハネッコ、"にほんばれ"!」

ハネッコのにほんばれで日差しが強くなった。

「いくぜ!アチャモ、"ひのこ"だ!」

「ハネッコ避けて!」

「速い!?」

アチャモの放ったひのこをハネッコは素早く避けた。

「ふふっ、驚いた?」

「なんであんなに速いんだ……そのハネッコ……」

ナオキは目を丸くして言った。

「教えてあげるよ……ハネッコの特性は"ようりょくそ"……日差しが強いとき、素早さが2倍になるんだよ」

「素早さが2倍に……!?」

「ふふっ、じゃあ今度はこっちの攻撃だね……"たいあたり"!」

「っ……アチャモ!」

ハネッコはとても速いスピードでアチャモにたいあたりをした。アチャモはその衝撃で後ろに吹っ飛んだ。

「アチャモ、大丈夫か!?」

ナオキが前で倒れたアチャモに言うと、アチャモは苦しながらも立ち上がって頷いた。

「よし、"ひのこ"だ!」

「無駄だよ!ハネッコ避けて!」

ハネッコはまたひのこを避けた。

「まだだ!そのまま追え!」

アチャモはハネッコの避けた後を追うようにひのこを連発した。

「だめっ!ハネッコ避けて!」

ハネッコは判断が遅れたか、避けられずにひのこをくらった。ひのこが当たったことにより煙が起こった。

「ハネッコ!」

花陽が叫んで、煙がなくなるとそこには倒れているハネッコがいた。

「ハネッコ戦闘不能、アチャモの勝ち!」

「よっしゃあ!」

ナオキはガッツポーズをした。

「ハネッコお疲れ様」

花陽はハネッコをモンスターボールに戻した。

「アチャモ、1度戻ってくれ」

ナオキはアチャモをモンスターボールに戻した。

「じゃあ私の2番手は……お願い"キノココ"!」

「おれは……いけっ、"ポッポ"!」

続いて花陽はキノココを、ナオキはポッポを出した。

「キノココ、"たいあたり"!」

「こっちも"たいあたり"だ!」

2匹はお互いのたいあたりでぶつかり合い、距離をとった。

 

だが……

 

「っ……どうしたポッポ!?」

ナオキは急に苦しそうになったポッポを見て驚いた。

「ふっ……かかったようですね」

「これは……?」

「教えてあげるよ……キノココの特性は"ほうし"っていってね、直接攻撃を受けると確率で相手を状態異常にするんだよ」

「状態……異常に……!?」

「そう、たぶんこの様子を見る限りはポッポは"どく状態"になったみだね」

「(やばい……このままじゃポッポの体力がどんどん削られていく……)なら、それまでに決着をつけるのみ!だろ、ポッポ!」

ナオキがそう言うとポッポは羽を広げて鳴いた。

「その判断……後悔させてあげます!キノココ、"すいとる"!」

ポッポの体力は吸われてキノココは回復した。

「っ……ただでさえ定期的に減るのに……!ポッポ負けるな!"たいあたり"!」

ポッポは負けじとたいあたりをした。そして毒に苦しんだ。

「一気にケリをつける!"かぜおこし"!」

「っ……キノココ!」

ポッポのかぜおこしでキノココはとばされた。

「そのまま"たいあたり"!」

ポッポは浮いているキノココにたいあたりをしようとむかった。

「キノココ、"ベノムショック"!」

「なにっ!?」

キノココは態勢を整えてポッポにベノムショックをくらわせた。ポッポはまともにくらってフィールドに落ちた。キノココは見事にフィールドに着地した。

「ポッポ戦闘不能、キノココの勝ち!」

「ポッポお疲れ様、休んでくれ」

ナオキはそう言ってポッポをモンスターボールに戻した。

「ベノムショックは毒状態のときに威力が2倍になるの。だから言ったでしょう?『後悔させてあげる』って……」

花陽はドヤ顔でそう言った。

「くっ……!」

「さぁナオキくん、次はどのポケモンを出しますか?」

「次は……頼む、"ポチエナ"!」

ナオキは3匹目としてポチエナを出した。

「ポチエナか……どうくる……?」

花陽はボソッとそう言って少し頬を緩めた。

「ポチエナ、ゴー!」

ポチエナはナオキの合図でキノココに向かって走った。

「(直接攻撃……?)キノココ、受け止めて!」

キノココは攻撃を受け止める構えをした。花陽はほうしを狙ったのだ。

「(狙い通り……!)ポチエナ!"こおりのキバ"!」

「ウソっ……!?」

ポチエナはそのままの勢いでキノココに噛み付いた。キノココは避けることができず噛み付かれて苦しんだ。

「ポチエナ、そのままはなすな!」

「くっ、こうなったら……キノココ、"しびれごな"!」

キノココは力を振り絞ってなんとかしびれごなを上に向かって放ち、ポチエナは麻痺状態になった。

「ポチエナっ!」

ナオキが呼ぶとポチエナは苦しそうにキノココをはなさずナオキを見てニタッとした。

「っ……しんじてるぞポチエナ……まだまだはなすな!!」

「キノココ振り落として!」

キノココは体を揺すってポチエナを振り落とそうとするが、ポチエナは必死に噛み付いていた。

するとキノココのポチエナに噛まれているところが凍り始めた。

「今だポチエナ!キノココを斜め上に投げろ!」

「えっ……!?」

ポチエナはキノココを斜め上に投げた。

「最後の力を振り絞れ!!"たいあたり"だ〜!!!」

ポチエナは力を振り絞ってとばしたキノココに向かってたいあたりをした。

キノココはその攻撃でさらにとばされてフィールドの後ろの塀にぶつかった。

「キノココっ!」

花陽はそのキノココの方を見た。

「キノココ戦闘不能、ポチエナの勝ち!」

「よくやったなポチエナ、戻ってくれ」

ナオキは着地したポチエナをモンスターボールに戻した。

 

〜戦闘BGM変更『孤独なHeaven』〜

 

「やるね、ナオキくん……私をここまで追い詰めるなんてね。でも私も簡単には負けません。だって私は……ここのジムリーダーなんですから!

最後はお願いね!"フシギダネ"!」

花陽は最後の一匹としてフシギダネを出した。

「頼んだぞ……"アチャモ"!」

ナオキは最初に出していたアチャモを再び出した。

「いきます!フシギダネ、"たいあたり"!」

「アチャモ避けろ!」

フシギダネのたいあたりをアチャモは避けた。

「そのまま"ひのこ"!」

攻撃を避けたアチャモはそのままひのこをフシギダネに放った。

フシギダネはそれを受けたが耐えて1回転してフィールドに立った。

「フシギダネ、"つるのムチ"」

「アチャモ!」

フシギダネはつるのムチをアチャモに巻き付けた。

「そのまま回転して!」

フシギダネはアチャモをはなさずに体を回転させた。

「そろそろかな……上に放り投げて!」

フシギダネは何回転かすると、今度はアチャモを上に放り投げた。

「ナオキくん……大技を見せてあげるよ。"ソーラービーム"用意!」

フシギダネはエネルギーを背中の種に集め始めた。

「やばい!アチャモ、態勢を立て直せ!」

アチャモは空中で回転しながらも態勢を立て直そうとした。

「さぁ、避けられるかな?"ソーラービーム"発射!」

花陽が手を銃の形にして撃つ仕草をするとフシギダネは溜めたエネルギーを発射した。

「くっ、アチャモ!!!」

ソーラービームはアチャモをかすった。アチャモは空中で回転しながらソーラービームの軌道からなんとかはずれて直撃を避けたのだ。だが、ダメージを受けてアチャモはフィールドに落ちた。

「アチャモ!大丈夫か?」

ナオキが焦ってそう言うとアチャモは苦しながらも頷いた。

「よし、よく避けたな」

「ナオキくんのアチャモすごいね……驚いたよ。それでこそ戦いがいがあるってものだよ!

フシギダネ、"つるのムチ"でアチャモを縛って!」

フシギダネのつるのムチはアチャモを縛った。アチャモは苦しそうに暴れた。

「やばい……!」

「今度こそ決めるよ……"ソーラービーム"用意!」

フシギダネは拘束しているアチャモに種を向けてエネルギーを溜めた。

「くっ、負けたくない……絶対に、負けたくない!」

そしてアチャモも思った……『負けたくない』と。

 

するとアチャモの体がひかりだした。

 

「あれは……?」

絵里はそんなアチャモを見て目を丸くした。

「まさか……"進化の光"!?」

花陽も驚きの声をあげた。

フシギダネも驚きの表情を浮かべた。

「進化……っていうことは……!」

ナオキは目をキラキラとさせた。

 

光っているアチャモはどんどんと姿を変えていった。

そしてアチャモが姿を現した。

アチャモはワカシャモに進化した!

 

「"ワカシャモ"に進化したのか……よし!ワカシャモ、つるを持ってフシギダネを振り回せ!」

ワカシャモはつるのムチを両腕で持ってフシギダネを振り回した。

フシギダネはその勢いでソーラービームを撃てなかった。

「フシギダネ!」

「よし、そのまま叩きつけろ!」

ワカシャモはフシギダネを叩きつけて、その反動で少し浮いた。

「いっけ〜!"ひのこ"だ!!」

ワカシャモはつるのムチを持ったままフシギダネに向かってひのこを放った。フィールドに叩きつけられた上につるを持たれていたので避けられなかったフシギダネにひのこが直撃した。

「あっ、フシギダネ!」

花陽は煙が起こる中、フシギダネが負けていないことを祈って叫んだ。

煙がなくなると、そこには力尽きて倒れているフシギダネがいた。

「フシギダネ戦闘不能、ワカシャモの勝ち!よって勝者、チャレンジャーナオキ!」

「勝った……勝った〜!!」

ナオキとワカシャモは跳んで喜んだ。ワカシャモはナオキのところに駆け寄った。

「フシギダネ、お疲れ様」

花陽はフシギダネに歩み寄ってしゃがみ、フシギダネをモンスターボールに戻してナオキたちに向かって歩いた。

「よくやったなワカシャモ」

ナオキとワカシャモは拳を合わせた。

「おめでとうナオキくん」

「花陽ちゃん」

ナオキは姿勢をシャキッとして花陽を見た。

「これが勝利の証……"グリーンバッチ"だよ」

花陽はそう言って緑色の、葉っぱの形をしたバッチを渡した。

「よっしゃあ!」

「おめでとうナオキ」

「ありがとう!」

ナオキが喜ぶと絵里が隣に来て言った。

「ナオキくん強いね。新人トレーナーとは思えないよ」

「おれが強いんじゃないよ。ポケモンたちが強いんだよ」

ナオキは照れながらもワカシャモを見て言った。

「ふふっ、『ポケモンの強さはトレーナーの強さ』……だよ」

「……なんだよその言葉……?」

「この地方のチャンピオンの言葉だよ」

「「っ……!」」

花陽が笑顔から一変、真剣な表情で言うとナオキと絵里は息を短く吸った。

「ナオキくんはこれからチャンピオンを目指すんだよね?」

「あ、あぁ……」

「ならこのことだけは知っておいて欲しいんだ……心して聞いてね」

「わかった……」

「それはね…………」

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

「……ナオキ……」

ナオキはポケモンセンターにある宿泊部屋のベランダで立って夜空を見上げていた。絵里は心配そうにベッドからそんなナオキを見つめてボソッと名前を呼んだ。

 

「はぁ……絵里、起きてんだろ?」

ナオキはため息をつくと部屋の中を振り向いて言った。

「あはは……バレてたわね」

絵里は体を起こして言った。

「なんとなく視線感じてたからな」

そう言うとナオキはまた夜空を見上げた。絵里はベッドから降りてナオキの隣に立って夜空を見上げた。

「やっぱり花陽ちゃんから言われたこと?」

「あぁ……あんなこと言われたらな……」

ナオキはあのとき花陽に言われたことを思い出す。

 

 

 

 

 

『いい?このシベリア地方のチャンピオンリーグは世界で一番難しいとされているの。そんなリーグだから四天王とチャンピオンに挑戦するには指定のジムをクリアしなければならない。もちろん、トーナメント形式のポケモンリーグもあるんだよ?でもそれはどのバッチでもいい……だからナオキくんがチャンピオンを目指すんだったら……世界最難関と言われているチャンピオン、四天王、そして任命されし私を含む8人のジムリーダーを倒す必要があるの』

 

 

 

 

 

「世界最難関か……」

「やっぱり不安なの……?」

「あぁ……おれは本当にチャンピオン勝てるのか……それ以前に四天王やらジムリーダーに勝てるのか、不安になってな……」

「ナオキ……」

絵里は苦笑いして夜空を見上げるナオキを心配そうな表情をして見た。

「大丈夫よ、ナオキなら……私、応援してるから」

絵里は笑顔に変えて言った。

「あぁ、わかった。絵里もコンテスト頑張れよ」

「えぇ!だからナオキも自信もってよね」

「ありがとな」

ナオキはニコッと笑って絵里の頭を撫でた。

「え、えぇ……/////」

絵里は顔を赤くした。

ナオキは絵里の頭から手を離して、決意の目で夜空を見上げた。

絵里もそんなナオキを見て微笑んで夜空を見上げた。

 

 

 

 

 

〜「ポケモン、ゲットです!」by花陽〜

 

 

 

翌朝……

2人は街の出口でタウンマップを見ていた。

「おれは次の指定のジムがある"スピカタウン"に向かうつもりだけど……絵里は?」

ナオキはタウンマップ上のスピカタウンを指さして言った。

「私は"アキバタウン"に行くつもりよ。そこでちょうどコンテストが開かれるから」

絵里はタウンマップ上のアキバタウンを指さした。

「なら、ここで一旦お別れか」

「そうね。ナオキは1人で大丈夫?」

「大丈夫だよ!絵里こそ、変な人に声かけれてもついていくなよ?」

「わかってるわ。それじゃあね、またどこかで会いましょう」

「あぁ、また連絡取り合えばいいしな」

ナオキはそう言ってスマホを見せた。

「えぇ!」

「それじゃあ……」

ナオキは手を挙げてスピカタウンに向かった。

絵里はそのナオキの背中を見つめてアキバタウンに向かって歩き出した。

 

 

 

 

ナオキは新しいポケモンも捕まえ、手持ちのポケモンも鍛えた。

 

そしてついにスピカタウンに到着したのだ。

スピカタウンの建物にはひこうタイプのポケモンが沢山いた。

 

 

「ポケモンセンターはっと……」

ナオキはスピカタウンに着くなりポケモンセンターを探して、見つけると中に入っていった。

 

ポケモンの回復を済ませてスピカジムに向かった。

 

 

「やっぱジムはどこでも緊張するな……よし!」

ナオキは気合を入れてジムの中へと足を進めた。

 

ジム内の通路を進んで行ったナオキの視線の先には、天井は黒く高く、さらに転々となにかが描かれているフィールドだった。

 

「でっけぇ〜」

ナオキはフィールド中を見まわした。

 

「ようこそ、"スピカジム"へ!」

「っ……!誰だ、このふわふわした声は!?」

ナオキは突然聞こえてきた声に反応した。

「ふふっ、そんなのわかるでしょ?

私はスピカジムのジムリーダー……ことりです!」

「あ、やっぱり?」

「あはは……やっぱりわかってたんだね」

ナオキが自分の頭をかいて言うと、ことりは苦笑いをして言った。

「まぁ……あ、おれはナオキ!このジムに挑戦しに来ました!」

「ナオキくん、1つ聞いてもいい?」

「はい、どうぞ」

「ナオキくんは"どっちのリーグ"に挑戦するつもりなの?」

ことりは険しい目で言った。

「もちろん……この地方のチャンピオンになれる方ですよ」

ナオキは笑みを浮かべて言った。

「ふふっ、そう……わかりました。

なら、私とここのジムバッチをかけて勝負です!」

「望むところ!」

ことりとナオキはモンスターボールを互いに向けた。

「それでは、ただいまよりジムリーダーことりとチャレンジャーナオキによるバトルを始めます。手持ちは3体ずつ、交代はチャレンジャーのみ認められます!

では、バトル……開始!」

 

VS.ジムリーダーことり〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜

 

「お願いね、"ヒノヤコマ"!」

ことりはまずはヒノヤコマを繰り出した。

「よし、頼むぞ"グラエナ"!」

ナオキはここに来るまでにポチエナから進化したグラエナを繰り出した。

「ヒノヤコマ、"こうそくいどう"!」

ヒノヤコマはグラエナの上空を素早く飛んだ。

「グラエナ、"バークアウト"だ!」

「ヒノヤコマ避けて!」

グラエナはバークアウトをしたが、ヒノヤコマはそれを素早く避けた。

「避けられたか……」

「ヒノヤコマ、"つばめがえし"!」

「っ……はやい!?」

グラエナは避ける間もなくヒノヤコマのつばめがえしをくらった。その攻撃は急所に当たったみたいだ。

 

「グラエナ戦闘不能!ヒノヤコマの勝ち!」

「くっ……戻れグラエナ……(流石はジムリーダーだ!)」

 

 

その後も熱いバトルが続いた。

ナオキは2番手として来るときに進化させたルクシオを出した。

ルクシオでヒノヤコマ、そしてことりの2番手のオオスズメも撃破して、ナオキは勝利まであと1体となった。

 

 

〜戦闘BGM変更『スピカテリブル』〜

 

 

「もうラストか〜。じゃあ最後はお願いね……"ピジョン"」

ことりは最後にピジョンを繰り出した。

「よっしゃ行くぜ"ルクシオ"、"スパーク"だ!」

ルクシオは電気を纏ってピジョンに突撃した。

「ピジョン、避けて"たつまき"!」

ピジョンはスパークを避けてたつまきを起こした。ルクシオはたつまきにのみ込まれ、ぐるぐると回って空中に飛ばされた。

「ルクシオ!」

「まだまだ行きます!"つばめがえし"!」

「くっ……ルクシオ、"スパーク"!」

ルクシオはなんとか空中でスパークを起こした。

「ピジョン、攻撃をやめて!」

ピジョンは突撃していたのをやめて止まった。

「っ……ルクシオ!天井を蹴って"スパーク"!」

「なっ……!?」

ルクシオは天井を蹴って止まったピジョンに突撃して、ピジョンを巻き込んで地面に落ちた。その衝撃で土煙が舞った。

土煙がはれると、そこにはルクシオが立っており、ピジョンは倒れていた。

「ピジョン戦闘不能、ルクシオの勝ち!よって勝者、チャレンジャーナオキ!」

「よっしゃあ!ルクシオ、よくやったな!」

ルクシオはナオキに向かって走り、ナオキはルクシオを抱き上げた。

「お疲れ様、ピジョン」

ことりはピジョンに近づいてモンスターボールに戻した。そしてナオキたちの方に歩いて行った。

「おめでとうございます。あなた達の力、しっかり見せて貰いました。

これが勝利の証、"ホワイトバッチ"です」

そう言ってことりは白く、羽の形をしているバッチを渡した。

「ありがとうございます!」

「で、次はどこに行くんですか?」

「次は"メロディータウン"に向かおうかと」

ナオキは次の行き先をことりに伝えた。

「そう……あそこのジムリーダーも手ごわいよ?頑張ってくださいね」

「はい!ありがとうございました!」

そう言ってナオキはルクシオをモンスターボールに戻してから頭を下げて、ジムを去っていった。

 

 

そしてナオキは次の街に向かうのであった……続く!

 




ありがとうございました!
さて、毎回こんな感じでいきますのでよろしくお願いします!
次回からは木曜日の19時30分に投稿されます!!
それでは、次回をお楽しみに!


次回、第2章「メガシンカ」

みんなもポケモン、ゲットだぜ!
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