ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜 作:シベ・リア
さて今回は第2章!
サブタイトルからネタバレっぽいですね!
それでは……どうぞ!
「ポケモンゲットだぜ!」
〜OP『めざせポケモンマスター(vol.ナオキ)』〜
「たとえ火の中水の中草のにゃか……」
ナオキの姿は次の指定のジムがある街、"メロディータウン"にあった。
その街は音楽に溢れており、ポケモンセンターの音楽もここが発祥で、ここのジムリーダーが作曲したらしい。
街道では音楽を奏でている人が沢山いた。
ナオキは音楽に耳をすませながらメロディージムに向かった。
ジムのドアをくぐると、綺麗なピアノの音が聞こえてきた。
「いい音色だな……」
ナオキはその音を聞きながら通路を進んだ。
バトルフィールドがあるドアが開くと、さっき音はより鮮明に聞こえた。
フィールドの向こうには、ピアノを弾く1人の少女の姿があった。
その少女の演奏が終わるとナオキは拍手をした。
「ヴェえ!?め、珍しいわねお客だなんて……なにか用?」
その少女は最初こそはびっくりしたが、すぐに冷静(?)になってフィールドの方に歩いた。
「おれはナオキ。このジムに挑戦しに来ました!」
「へぇ〜。ってことは、あなたはチャンピオンリーグに挑戦したいのね?」
「はい」
「ふふっ、それなら楽しくなりそうね……さ、バトルしましょう。私、真姫とここのバッチをかけて!」
「望むところ!」
2人はフィールドで向かい合った。
「それでは、ただいまよりジムリーダー真姫とチャレンジャーナオキによるバトルを始めます。手持ちは3体ずつ、交代はチャレンジャーのみ認められます!
では、バトル……開始!」
VS.ジムリーダー真姫〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜
「最初はお願いね……"ぺラップ"!」
「いけっ、"グラエナ"!」
真姫はぺラップ、ナオキはグラエナを一番手に出した。
「グラエナ、"こおりのキバ"!」
グラエナはぺラップに突撃した。
「そうはさせないわ!ぺラップ、"おしゃべり"!」
ぺラップのおしゃべりでグラエナは混乱して大きくぺラップからズレたところに走っていった。
「グラエナ!?」
そしてグラエナは壁に激突した。
「今よぺラップ、"ハイパーボイス"!」
ぺラップは混乱するグラエナに近づいてハイパーボイスをくらわせた。
グラエナは横に吹っ飛んでフィールドを転がった。
「グラエナ、大丈夫か!」
グラエナは混乱が回復したのか首を振って吠えた。
「よし、もういっちょ!"こおりのキバ"!」
「何度やっても無駄よ、"ハイパーボイス"!」
「グラエナ、避けて進め!」
「させないわ!連続で"ハイパーボイス"よ!」
グラエナはハイパーボイスを避けながらぺラップに突撃していった。
「いけぇ〜!」
「ぺラップ"うたう"!」
「なにっ……!?」
グラエナがジャンプして噛み付こうとしたが、ぺラップのうたうをくらった。
だがグラエナは意識が朦朧とする中、必死に噛み付いてぺラップと一緒にフィールドに落ちた。
「ぺラップ!」
土煙が舞ってそれがはれると、力尽きているぺラップと眠っているグラエナがいた。
「ぺラップ戦闘不能、グラエナの勝ち!」
「ぺラップ、お疲れ様」
「グラエナ、戻ってくれ」
真姫とナオキはポケモンをモンスターボールに戻した。
「あなた、なかなかやるわね」
「そちらこそ。流石はジムリーダーですね」
「これぐらいジムリーダーなら普通よ。さ、もっと楽しませてちょうだい!」
そして真姫はドゴームを、ナオキはワカシャモを出した。
ドゴームの"まもる"や"かわらわり"に苦戦するも、なんとかワカシャモは勝利した。
〜戦闘BGM変更『Daring!!』〜
「なかなかやるじゃない。でもこの子に勝てるかしら?最後はお願いね、"ハピナス"!」
「続けて頼むぞ、ワカシャモ」
真姫は最後のポケモンとしてハピナスを出した。
「ワカシャモ、"にどげり"」
ワカシャモは跳んでハピナスに足を向けて降下した。
「ハピナス"まもる"!」
だがハピナスはまもるを使ってにどげりを防いだ。
「なにっ!?」
「ハピナス、"れいとうビーム"!」
「ワカシャモ避けろ!!」
ワカシャモはハピナスから離れて避けたが、ハピナスのれいとうビームが脚に命中して、その部分が凍ってしまった。
「もう1度"れいとうビーム"よ!」
「転がって避けろ!」
ワカシャモはなんとか横に転がってれいとうビームを避けた。
「無駄よ!ワカシャモを"れいとうビーム"で追って!」
「ワカシャモ、"ニトロチャージ"!」
「ニトロチャージ!?」
真姫は驚いた表情を浮かべた。
ワカシャモは脚の氷を溶かしてハピナスに突撃した。
「ハピナス、"まもる"!」
ハピナスはニトロチャージをまもるで防いだ。ワカシャモは防がれるとハピナスか距離を取った。
「ハピナス、"れいとうビーム"!」
「くっ、れいとうビームばっかり……"ニトロチャージ"!」
ワカシャモはまたれいとうビームを避けながらハピナスに突撃した。だが今回はまもるをせずに体で受け止めた。
少し後ろにずれたが、ハピナスはニタッと笑った。
「ハピナス今よ!"はかいこうせん"!」
「まずい!?ワカシャモ、離れろ!!!」
だが時既に遅し、ワカシャモははかいこうせんを受けてしまった。
「ワカシャモっ!」
ワカシャモは後ろに吹き飛ばされたが、なんとか耐えていた。
「耐えたのね……なかなかやるじゃないの」
「ワカシャモ……大丈夫か?」
ワカシャモは傷だらけになりながらも必死に立ち上がった。
「終わりよ……"はかいこうせん"!」
ハピナスはエネルギーを溜め込んだ。
「ワカシャモ!」
ワカシャモはナオキに呼ばれ、雄叫びをあげた
すると、ワカシャモの体が急に光出した。
「っ……まさかここで!?」
「進化の光……!?」
ワカシャモの体のカタチはどんどん変わっていき、そして"バシャーモ"に進化した。
「バシャーモ……っよし!いくぜバシャーモ!」
バシャーモが叫ぶと、バシャーモの脚が燃えだした。
「あれは……よし、"ブレイズキック"だ!!」
「進化したって無駄よ!"はかいこうせん"、発射!」
ハピナスははかいこうせんを発射したが、バシャーモはそれを避けてハピナスの背後にまわり、ブレイズキックをくらわせた。
「そのまま"とびひざげり"だ!」
バシャーモは一旦離れてまたハピナスに突撃した。
「ハピナス"まもる"!」
だが、ハピナスのまもるは間に合わずとびひざげりをくらった。
「くっ……ハピナス!」
土煙がはれると、倒れているハピナスと、、勇ましく立っているバシャーモがいた。
「ハピナス戦闘不能、バシャーモの勝ち!よって勝者、チャレンジャーナオキ!」
「いよっしゃあ!!」
ナオキはガッツポーズをして勝利を喜んだ。
「はぁ……戻ってハピナス。よくやったわ」
真姫はモンスターボールにハピナスを
戻してナオキの方に歩いていった。
「よくやったなバシャーモ」
ナオキもバシャーモをモンスターボールに戻した。
「おめでとう。いいバトルだったわ」
「ありがとうございます」
ナオキは後頭部を撫でながら言った。
「これが勝利の証の……"レッドバッチ"よ」
真姫は赤い音符の形をしたバッチを渡した。
「これが……!」
ナオキは目をキラキラさせてバッチを見つめた。
「あなたチャンピオンリーグを目指してるんでしょう?」
「はい、そうです」
「なら覚悟してかかることね。決して油断してはダメよ」
「はい、わかってます。
今回はありがとうございました!」
ナオキは礼を言ってジムを出ていった。
「ふん」
真姫はまたピアノの方に向かい、曲を弾き始めた。
〜「ポケモン、ゲットよ!」by真姫〜
続いてナオキがやってきたのは"くるりんタウン"……"ニャース"などの猫みたいなポケモンがたくさんいる街だ。
そしてその街にある"くるりんジム"を目指してナオキは歩いた。
ジムの中に入るとそこには陸上で使うトラックをモチーフにした大きなフィールドが広がっていた。
「おっ、やっと来たかにゃ?」
「にゃ……?」
ナオキは不思議な語尾のする方を見た。そこには仁王立ちする人物がいた。
「ずっと待ってたんだよ……"君を"」
「おれを……?」
「うん!久しぶりのチャンピオンリーグの挑戦者だからね!」
「そうなんですか……なら、早くバトルをしましょう!」
「望むところにゃ!
あ、そう言えば名乗るのが遅れたね……私は凛、ここのジムリーダーだにゃ!」
凛と名乗るジムリーダーはモンスターボールを前に突き出して言った。
「おれは…「ナオキくんでしょ?知ってるよ」…はい……」
ナオキは言葉を遮られ少し不機嫌になりつつ返事をした。
「それでは、ただいまよりジムリーダー凛とチャレンジャーナオキによるバトルを始めます。手持ちは3体ずつ、交代はチャレンジャーのみ認められます!
では、バトル……開始!」
VS.ジムリーダー凛〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜
「"カイリキー"頼んだにゃ!」
「いけっ、"ピジョット"!」
1番手に凛はカイリキーを、ナオキはピジョットを繰り出した。
「ピジョット、"こうそくいどう"だ!」
「カイリキー、"ビルドアップ"!」
ピジョットは高速移動で素早さを上げ、カイリキーはビルドアップで攻撃と防御を上げた。
「いくぞ!"つばさでうつ"!」
ピジョットは羽を広げてカイリキーに突撃した。
「カイリキー、ピジョットの翼を掴んで!」
「なっ……!?」
カイリキーはそんなピジョットの羽を両手で掴むと、ナオキとピジョットも驚きの表情を浮かべた。
「そのまま"ちきゅうなげ"!」
カイリキーはピジョットを掴んだまま跳んで、空中で何回転かしてから地面にピジョットを投げつけた。
「続けて"クロスチョップ"!」
そしてカイリキーは腕をクロスにしてピジョットに突撃した。
「ピジョット戦闘不能!カイリキーの勝ち!」
ピジョットは戦闘不能となり、ナオキはピジョットをモンスターボールに戻した。
「強い……!」
ナオキはそう呟いて汗を一滴垂らしてニタッと笑った。
ナオキは二番手としてルクシオから進化したレントラーを出して、カイリキーと凛の二番手のルチャブルを苦戦しながらも倒した。
「やっぱり面白いにゃ……キミと戦うことが!」
「おれも楽しいです!」
「だからね………」
〜戦闘BGM変更『くるりんMIRACLE』〜
「凛もこの最後のポケモンで……本気を出させてもらうにゃ!いけっ、"ルカリオ"!」
凛は最後にルカリオを繰り出した。
「っ……警戒しろ、レントラー」
ナオキは何かを感じたのかレントラーに注意を促した。レントラーはそれに頷いた。
「ルカリオ……"ボーンラッシュ"にゃ!」
「速っ……避けろレントラー!!」
「無駄だにゃ……」
だが、レントラーはルカリオの速さに反応できず攻撃をくらってしまった。
5発目にルカリオはレントラーを上から攻撃して土煙が舞った。
「レントラー!」
「レントラー戦闘不能、ルカリオの勝ち!」
ルカリオは凛の前に戻ってボーンを消した。
「くっ、戻れレントラー……」
ナオキはなにもできず悔しがるようにレントラーを戻した。
「さぁ、最後は誰かにゃ?まぁ、大体わかってるけどね〜」
凛は腰に手を当てて言った。
「くっ、最後は頼んだぞ……"バシャーモ"!!」
ナオキは最後にバシャーモを繰り出した。
「ルカリオ、"ボーンラッシュ"にゃ!」
「バシャーモ、"ブレイズキック"!」
ルカリオがボーンを出して近づいて来たが、バシャーモはそれを避けてルカリオの背後にまわりブレイズキックをくらわせた。
「攻撃の手を緩めるな!連続で"ブレイズキック"!!!」
バシャーモはそのまま連続でブレイズキックで攻撃し続けた。
「っ……ルカリオ避けるにゃ!」
だがルカリオは一瞬の隙を見て、 横に避けた。
「なっ……!?」
「"はどうだん"!」
「バシャーモ!」
バシャーモはルカリオのはどうだんで後ろにとばされたがもちこたえた。
「ちょっと危なかったにゃ……」
「こっちもですよ……はははっ」
「やっぱりキミと戦うのは楽しいにゃ。だから……凛の……"凛たちの"本気を見せてあげるにゃ!」
すると凛はポケットから猫の人形を取り出した。
その猫の人形の鼻には小さな石がはめ込まれていた。
「ルカリオ……"メガシンカ"にゃ!」
そう言ってその部分に触れると、その石とルカリオの付けている首輪にかかっている石が七色に輝いて、それらからのびた線が重なった。
そしてルカリオの体が光だして、そのオーラにナオキとバシャーモは腕で顔を隠した。
「くっ、なんだ……このパワーは……!?」
そして光がおさまるとルカリオは姿を変えて立っていた。
「あれは……ルカリオ……?」
「これは"メガシンカ"って言うんだよ」
「メガ……シンカ……?」
「うん。進化を超える進化……ポケモンの持っている"メガストーン"とトレーナーの持っている"キーストーン"が反応して起こる現象なんだにゃ!」
「そんな現象が……」
ナオキは唾をのみ込んだ。
「だから手加減はしないよ……ルカリオ、"ボーンラッシュ"にゃ!」
「っ……バシャーモ、"ブレイズキック"だ!!」
「無駄だにゃ……」
バシャーモはまた後ろにまわってブレイズキックをくらわそうとするも、メガルカリオは当たる直前にバシャーモの後ろにまわった。
「っ……!?」
「いっくにゃ〜!!」
そしてボーンラッシュ5連発が当たり、バシャーモは吹き飛ばされた。
「バシャーモ!大丈夫か!?」
バシャーモはなんとか立ち上がって構えた。
「あれをくらってまだ倒れないんだね……でも、これで終わりにゃ!ルカリオ、"インファイト"にゃ!」
ルカリオはバシャーモに突撃した。
「バシャーモ避けろ!!」
だがバシャーモは避けられずにインファイトをくらって後ろに吹き飛ばされた。
「バ、バシャーモ………!?」
「バシャーモ戦闘不能、ルカリオの勝ち!よって勝者、ジムリーダー凛!」
「そん……な………」
ナオキは膝から崩れ落ちて目を見開いて地面を見つめた。
「これが凛たちの本気にゃ」
凛はナオキの方に歩いて言った。
「くっ……!」
ナオキは拳を握り、歯をかみしめた。
「リベンジならいつでも待ってるにゃ……」
凛はそう言ってナオキから離れていった。
ナオキはバシャーモをモンスターボールに戻してポケモンセンターに向かった………続く!
次回、第3章「リベンジ」
みんなもポケモン、ゲットだぜ!