ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜 作:シベ・リア
さて、ナオキの冒険の続き!
それでは、どうぞ!
「ポケモンゲットだぜ!」
〜OP『めざせポケモンマスター(vol.ナオキ)』〜
「(よし、今度こそ……!)
たとえ火の中みずゅのにゃか……」
ナオキは次に"スマイルタウン"に来ていた。その街に住んでいる人たちはみんな笑顔だった。
そしてその街のジム、"スマイルジム"の中に入ったナオキは驚きを隠せずにいた。
「ここってジム……だよな?」
なぜナオキがそう思うのか……
それは明らかにそこは、とても大きなライブステージだったからである。
「よく来たわね!あなたがナオキね?」
そしてステージの真ん中にスポットライトがあたり、ツインテールのある人物がステージ下からリフトに乗って現れた。
「あなたがジムリーダーですか?」
「その通りよ!私の名前はにこ!このスマイルジムのジムリーダーよ!」
その人物はジムリーダーのにこであった。
「じゃあ、早速バトルといきましょうか。私も暇じゃないのよ」
「わかりました」
ナオキはステージに上がり、にことステージの真ん中を挟んで向かい合わせになった。
「それでは、ジムリーダーにことチャレンジャーナオキのジムバッチをかけたバトルをはじめます!使用ポケモンは3体、交代はチャレンジャーのみ認められます!
それでは、バトル……開始!!」
VS.ジムリーダーにこ〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜
「まずはお願いね、"デデンネ"!」
「最初は頼んだぞ、"クロバット"!」
一番手ににこはデデンネを、ナオキはクロバットを繰り出した。
「クロバット、"クロスポイズン"!」
クロバットはクロスポイズンをしようとデデンネに近づいた。
「甘いわよ!デデンネ、"ほうでん"」
だがデデンネはほうでんをして、クロバットはそれをくらって後ろに下がってしまった。
「クロバット、大丈夫か?」
クロバットは大丈夫だと鳴き声をあげた。
「よし、次は"ベノムショック"だ!」
「デデンネ、避けて"ほっぺすりすり"!」
デデンネはベノムショックを避けながらクロバットに近づいた。
「よしクロバット、"クロスポイズン"だ!」
デデンネが近づいてぽっぺをこすりつけようとするも、クロバットは近づいてきたデデンネにクロスポイズンをくらわせ、デデンネは後ろに転がった。
「デデンネっ!」
「今だ!"ベノムショック"!」
そしてクロバットはベノムショックを放って、デデンネにそれが命中した。
「デデンネ戦闘不能、クロバットの勝ち!」
「ありがとう、デデンネ」
にこはデデンネをモンスターボールに戻した。
「この次も頼むぞ、クロバット」
「ふっ、面白くなってきたわ!」
にこは二番手に"ニンフィア"を繰り出した。
クロバットはニンフィアに翻弄され、多少のダメージを与えるも倒れてしまった。
ナオキは二番手にレントラーを出して、ニンフィアとの一進一退の攻防を繰り広げた。
そしてレントラーの10万ボルトとニンフィアのムーンフォースがぶつかり合って相討ちとなった。
「くっ、相討ちか……」
「やっぱり前のダメージが響いたのね……」
2人はそう言ってポケモンをモンスターボールに戻した。
〜戦闘BGM変更『にこぷり♡女子道』〜
「でも面白いわ!面白い戦いだからこそ、本気でやって楽しいのよ!
最後はお願いよ、"サーナイト"!」
「もちろん最後はお前だ……頼むぞ、"バシャーモ"!」
最後ににこはサーナイトを、ナオキはバシャーモを繰り出した。
「いくわよサーナイト、"メガシンカ"!」
にこがマイクについているキーストーンに触れると、サーナイトのヘアピンについている"サーナイトナイト"が反応し、サーナイトは"メガサーナイト"にメガシンカした。
「よっしゃ、ならこっちもいくぞ!バシャーモ、"メガシンカ"!」
ナオキが腕輪についているキーストーンに触れると、バシャーモのベルトについている"バシャーモナイト"が反応し、バシャーモは"メガバシャーモ"にメガシンカした。
「メガバシャーモね……でも相性ではこっちが有利よ!サーナイト、"サイコキネシス"!」
メガバシャーモはメガサーナイトのサイコキネシスにより動けなくなってしまった。
「バシャーモっ!」
「よし、そのまま叩きつけて!」
メガバシャーモはサイコキネシスで宙に浮かべられ、叩きつけられた。
「バシャーモ、立てるか!?」
メガバシャーモは立ち上がって頷いた。
「サーナイト、"ムーンフォース"よ!」
スキをついてメガサーナイトはムーンフォースを出そうとした。
「バシャーモ、"ニトロチャージ"!」
メガバシャーモは炎で身を包み、メガサーナイトに突撃した。
メガサーナイトは近づけさすまいとムーンフォースを出したが、メガバシャーモは避けて横から突撃した。
「サーナイト"まもる"よ!」
メガバシャーモはメガサーナイトのまもるで跳ね返されて後ろに跳んだ。
「今よサーナイト、"サイコキネシス"!」
「バシャーモ"ニトロチャージ"だ!」
メガバシャーモはメガサーナイトのサイコキネシスにかかるまいと避けながら突撃した。
そして攻撃が当たるとナオキは連続でするように指示を出し、メガバシャーモは連続でニトロチャージをした。
「くっ、サーナイト"まもる"よ!」
メガサーナイトは攻撃をくらいながらもなんとかまもるを出した。
メガバシャーモは後ろに跳んだ。
「サーナイト、そのまま"ムーンフォース"!」
「バシャーモ、一気にカタをつけるぞ!"ブラストバーン"!」
ムーンフォースとブラストバーンがぶつかり合って爆発が起きて、辺りは煙に包まれた。
そしてなんとか立っているメガバシャーモと、元の姿に戻って倒れているサーナイトが姿を現した。
「サーナイト戦闘不能、バシャーモの勝ち!よって勝者、チャレンジャーナオキ!」
「よっしゃ!よくやったなバシャーモ」
ナオキはバシャーモに近づいてモンスターボールに戻した。
「ふぅ、負けたわ……強いわね、あんた達」
「いや〜それほどでも〜」
ナオキは照れながら後頭部を撫でた。
「これが勝利の証、"ピンクバッチ"よ」
にこはそう言ってピンク色のリボンの形をした。バッチをナオキに渡した。
「ありがとうございます!」
「あと3つね。せいぜい頑張りなさいよ」
「もちろんです!では……」
ナオキは頭を下げて次の街に向かった。
〜「ポケモン、ゲットよ!」byにこ〜
ナオキが続いてやってきたのは"スピリチュアルタウン"。
神社があり、不思議な雰囲気を醸し出す街だ。占いも盛んなので、悩みを抱える人達がよく訪れる。
そしてナオキは神社の石段を一段ずつ上がっていた。
なぜなら、そこがジムだからである。
石段を登りきると、巫女さんの服を着た人が箒をはいていた。
「あの……この街のジムリーダーさんはいらっしゃいますか?」
ナオキが恐る恐るそう言うと、その人の腕が止まった。
ナオキはそのことを不思議に思い首を傾げた。
「そう、あなたがナオキくんやね」
「っ……もしかして……」
「そう……私の名前は希。ここのジムリーダーや」
希と名乗ったそのジムリーダーはナオキを神社の裏のフィールドに案内した。
「ただいまより、ジムリーダー希とチャレンジャーナオキのジムバッチをかけたバトルを始めます!使用ポケモンは3体、交代はチャレンジャーのみ認められます。それでは、バトル開始!」
VS.ジムリーダー希〜戦闘BGM『ジムリーダー戦(XY)』〜
「最初は頼むで!"エーフィ"!」
「いけっ、"グラエナ"!」
「相性的には不利か〜。でも、相性だけじゃ測れない強さを教えてあげるよ!」
希は悔しそうに頭を抱えてからニヤっとして言った。
ナオキは汗を垂らし、ゴクリと唾をのんだ。
「グラエナ、"かみくだく"だ!」
「あっ、"フーディン"!」
「フーディン戦闘不能、グラエナの勝ち!よって勝者、チャレンジャーナオキ!」
苦戦すると思った?
残念、ナオキくんはグラエナだけでエーフィ、ゴチルゼル、メガフーディンの3体を倒しちゃいました。
「おめでとう、君は強いな〜」
「あっ、はい……」
「これが勝利の証、"パープルバッチ"やで」
希はそう言って紫色の月の形をしたバッチを渡した。
「あ、ありがとうございます」
ナオキは目をパチパチさせながらもバッチを受け取った。
「その顔は、意外とすぐに勝ててびっくりだ……って顔やね」
「はい……まぁ……」
「そんなときもあるんやよ。覚えときや?」
「は、はぁ……」
「ほな、これからも頑張ってな〜」
希は手を小さく振って次の街に向かうナオキを見送った。
〜「ポケモン、ゲットやで!」by希〜
「"グレイシア"、フィールドに"れいとうビーム"!」
『おぉ〜っと!"絵里選手"、フィールドを凍らせた!"コンテストクイーンにこ"、どう出るか〜!?』
ナオキは今、ポケモンセンターテレビでシベリア地方のポケモンコンテストのてっぺん、"コンテストクイーン(キング)"を決める"グランドコンテスト"を観ている。
その決勝戦、ジムリーダーであり現コンテストクイーンであるにこと、ナオキと共に旅に出た絵里がコンテストバトルをしている。
このバトルはダブルバトルで、相手のポケモンを戦闘不能にするか、"コンテストポイント"という技の美しさなどで加算されていくポイントを25pt貯めた方が勝ちとなる。
「"ニンフィア"、"サーナイト"、大丈夫!?」
にこのニンフィアとサーナイトは氷のフィールドに足を滑らせてうまく立てなかった。
「今よ"エンペルト"、"アクアジェット"!!」
絵里のエンペルトは氷のフィールドを滑りながらアクアジェットをしてニンフィアとサーナイトに突撃した。
そしてニンフィアとサーナイトは同時に戦闘不能となった。
『決まった〜!よって、このグランドコンテストを制したのは……絵里選手だ〜!新たなクイーンの誕生だ〜!!』
「やったわ!やったわよエンペルト、グレイシア!」
絵里はエンペルトとグレイシアを抱きしめた。
「おめでとう、いいバトルだったわよ」
「いえ、私の方こそ!」
にこと絵里は握手を交わした。
「やったな……絵里」
そう言ってナオキは再び歩き出して、次の街に向かった。
『クイーンとなった絵里選手には、このティアラが贈られます!』
絵里が頭を下げるとティアラが被せられた。
『絵里選手、クイーンとなった今の気持ちはどうですか?』
「う〜ん、感無量って感じですかね?」
『その気持ちを誰に伝えたいですか?』
「そうですね……やっぱり一緒に旅に出て、私とは違う夢に向かって歩んでいる幼馴染みに伝えたいです」
『そんな幼馴染みに一言どうぞ……』
「えぇ!?……ナオキ!私、夢叶えたわよ〜!だからナオキも頑張ってね〜!」
『はい、ありがとうございました!
それではみなさん、次のグランドコンテストを目指して頑張って下さい!また会えるときまで……さよならさよなら……さよなら』
そんな絵里のエールは、直接ナオキには届かなかった。
「ふ〜ん、あの子、ナオキと幼馴染みなんだ……」
にこはニヤっとしてそう呟いた。
(ナオキ……頑張ってね。応援してるから……)
絵里は自らの夢を叶え、幼馴染みのナオキの成功を祈るのだった……続く!
次回、第5章「チャンピオンロード」
みんなもポケモン、ゲットだぜ!