ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜   作:シベ・リア

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ついにこの作品も最終章!
さてさて、最後まで楽しんで下さい!
最後にはお楽しみもありますよ!
それでは、どうぞ!



最終章「叶えたい夢は……」

「ポケモン、ゲットだぜ!」

 

〜OP『めざせポケモンマスター(vol.ナオキ)』〜

 

「とぅるるるるるる〜〜とぅるるるるる、とぅるるるるるる〜〜てけてけてん!

たとえ火の中水の中草の中森の中、土の中雲の中、絵里のスカートのなか!」

 

「キャー!」

 

「ぐほっ!」

 

 

最終章「叶えたい夢は……」

 

 

 

四天王全員に勝ったナオキは信のいたドームを出た。

 

そこは4つのドームの真ん中だった。

 

すると、そこの床の一部が急に光出して、その床はゆっくりと降下していった。

 

降下した先には長い階段があり、その先に神殿みたいな建物が見えた。

 

「あの先にチャンピオンがいるのか……」

 

ナオキは唾を飲み込み、両頬を叩いてその建物に向かって歩き出した。

 

 

 

 

「長い……疲れた……」

 

ナオキは息を切らしながら階段を登っていた。

 

そしてついに登りきって大きく息をはき、汗を拭いてその建物を見上げた。

 

「絶対に……チャンピオンになってやる!」

 

ナオキはそう言って柱の間にある入口から入った。

 

 

 

中に入ると短い階段が見えた。

 

 

その階段をゆっくりと登っていく。

 

 

 

そしてその登った先にはフィールドがあり、そのフィールドの後ろにある背が長い椅子にある人物が座っていた。

 

 

 

「来たか、チャレンジャーよ。

 

 

 

 

いや、こう言うべきか………

 

 

 

 

 

 

待っていたぞ、"少年"!」

 

 

「まさか……あなたがチャンピオンだなんて……」

 

ナオキはニタッと笑ってチャンピオンを見つめた。

 

「驚いたかい?」

 

そのチャンピオンは足を進めて、その姿がライトに照らされた。

 

 

そのチャンピオンの正体は………

 

 

ナオキに"キーストーン"と"バシャーモナイト"を授けた黒いフードの謎の男だった。

 

 

「そりゃあ驚きますよ。まさかあなたがチャンピオンだなんて思いもしなかったです」

 

「ははは、そうだろうな。

さて、自己紹介をするか………

俺はシベリア地方チャンピオンリーグのチャンピオン……(まこと)だ!

お前はこの地方のチャンピオンであることがどういうことかわかるか?」

 

 

 

「どういうことか……?」

 

 

「わからないようなら教えてやるよ……」

 

 

 

 

VS.チャンピオン 真〜戦闘BGM『チャンピオン戦(FRLG)』〜

 

 

 

 

「この俺が、世界最強だってことだよ!!!

いけっ、"クレベース"!」

「いくぞ、"レントラー"!」

 

一番手として真はクレベースを、ナオキはレントラーを繰り出した。

クレベースの"ふぶき"を避けて"かみなりのキバ"などで攻撃するも、クレベースにはなかなかダメージを与えられなかった。

クレベースは"じこさいせい"をして攻撃をしていた。

そしてレントラーはクレベースの上に乗って"ほうでん"を放った。

クレベースは耐えていたが、レントラーは諦めずにほうでんを放ち続けた。

クレベースが脚を崩すと、レントラーはさらに威力を強め、クレベースは戦闘不能となった。

 

「戻れ、クレベース」

「よし、よくやったなレントラー……一旦休んでくれ」

ナオキはレントラーを一旦モンスターボールに戻した。

「次はこいつだ!いけっ、"ルナトーン"!」

「頼むぞ、"グラエナ"!」

続いて真はルナトーンを、ナオキはグラエナを繰り出した。

 

ルナトーンは"ストーンエッジ"で攻撃を続け、グラエナは"バークアウト"などで弱点をついて確実にダメージを与えていった。

だが、グラエナが油断したところに、ルナトーンは"だいばくはつ"をしてグラエナ諸共戦闘不能になった。

 

「くっ、戻れグラエナ」

「よくやったルナトーン。

さて、お次は……いけっ、"キリンリキ"!」

「"クロバット"、頼んだぞ!」

 

次に真はキリンリキを、ナオキはクロバットを繰り出した。

クロバットは先制して"クロスポイズン"をくらわせて毒状態にするも、キリンリキの"サイコキネシス"をくらってしまった。

クロバットは負けじと"ベノムショック"をくらわせてキリンリキを追い詰めたが、また"サイコキネシス"をくらってしまい戦闘不能となった。

そしてキリンリキも毒のダメージで戦闘不能となった。

 

「ちっ、毒か……」

「クロバット、よくやってくれたな」

「さぁ、次だ!

いけっ、"ヨルノズク"!」

「いけっ、"レントラー"!」

 

次に真はヨルノズクを繰り出し、ナオキは再びレントラーを繰り出した。

レントラーの攻撃をヨルノズクは避けて、"さいみんじゅつ"でレントラーを眠らして"ゆめくい"などで攻撃した。

レントラーは前の戦闘のダメージもあり、戦闘不能となってしまった。

 

「くっ、戻れレントラー……

あとは頼んだぞ、"ピジョット"!」

 

ナオキは次にピジョットを繰り出した。

ピジョットとヨルノズクの空中戦が繰り広げられ、ヨルノズクの"さいみんじゅつ"もピジョットは避けていった。

そしてピジョットとヨルノズクの"ゴッドバード"が正面からぶつかり合い、2体は戦闘不能となった。

 

「くくく……ははははははっ!ついにここまで追い詰められたか!

さて、少年……こいつを倒せるかな?

いくぞ、"チルタリス"!」

「チルタリスか……ならこっちは……

いけっ、"キングラー"!」

真はチルタリスを、ナオキはキングラーを繰り出した。

「さぁ、いくぞチルタリス……"メガシンカ"!」

真がフードについている"キーストーン"とチルタリスの足の指輪についている"チルタリスナイト"が反応して、チルタリスは"メガチルタリス"にメガシンカした。

「なっ……チルタリスがメガシンカ!?」

「なんだ、"ルカリオ"を出してくるとでも思ったか?俺がそんなことをするとでも?チャンピオンが、チャレンジャーに最初から自らの手を明かすわけがないだろう!

チルタリス、"りゅうのいぶき"!」

「キングラー"まもる"!」

メガチルタリスのりゅうのいぶきを、キングラーはまもるで防いだ。

「俺はあのとき君と出会って思ったんだ……『こいつは絶対にチャンピオンリーグに来て、俺に挑戦しにくるだろう』ってな……」

「だからチルタリスを使わなかったんですか?」

「その通りだ……そして君とバトルをしてそれは確信へと変わった。

だからずっと楽しみだったんだ……君とバトルをすることが!!

チルタリス、"りゅうのまい"だ」

「キングラー、"メタルクロー"!」

キングラーはメガチルタリスがりゅうのまいをしているしているうちにメタルクローで攻撃をした。

「チルタリス避けろ!」

それをメガチルタリスはギリギリのところで避けた。

「なっ……!?」

「チルタリス、そのまま"ムーンフォース"!」

メガチルタリスはそのままムーンフォースをキングラーにくらわせた。

「キングラー大丈夫か!?」

キングラーはナオキの言葉に頷いた。

「よし、もう一度"メタルクロー"だ!」

「何度やっても無駄だ!"りゅうのいぶき"!」

メガチルタリスは向かってくるキングラーに向かってりゅうのいぶきを放った。

「キングラー、押し通せ!!」

「なにっ!?」

キングラーはメガチルタリスのりゅうのいぶきに向かってメタルクローをして、そのままメガチルタリスに向かっていき、メタルクローは命中した。

「よし、そのまま連続で"メタルクロー"だ!」

「チルタリス、キングラーを弾け!」

メガチルタリスはキングラーのメタルクローを苦しみながらも弾いた。

「今だ!"りゅうのいぶき"!」

そしてスキができたところにりゅうのいぶきを放ち、キングラーはフィールドに叩きつけられた。

「キングラーっ!」

キングラーは戦闘不能にはなっていなかったが、麻痺状態になっていた。

「さぁ、これで終わりだ!

チルタリス、"ゴッドバード"!」

そしてメガチルタリスは力をためてキングラーに向けて突撃した。

真は決まったと思った。

 

だが、ナオキはニタッと笑った。

 

「キングラー最後の力を振り絞れ!

"ハサミギロチン"!!」

「無駄だ!いけ、チルタリス!!」

 

メガチルタリスとキングラーの距離が徐々に縮まっていた。

キングラーは体が痺れていて、必死に動こうとしていた。

 

 

するとキングラーは目をカッと開いてハサミを構えた。

 

そしてメガチルタリスとキングラーが攻撃をして、互いに背を向けて止まった。

 

結果を唾を飲み込んで見守る2人……

 

 

 

 

 

 

すると、キングラーが体勢を崩して戦闘不能となった。

 

 

 

だが、メガチルタリスは急に鳴き声をあげて姿を元に戻して地面に落ち、戦闘不能となった。

 

 

「相討ちか……戻れチルタリス」

「よくやってくれたなキングラー……ゆっくり休んでくれ」

お互いにポケモンをモンスターボールに戻した。

 

 

残るポケモンは、お互いにあと1体……

 

 

「最後はお前だけか……絶対に勝って……チャンピオンになろう!

いくぞっ、"バシャーモ"!」

 

ナオキは最後の1体としてバシャーモを繰り出した。

 

「あのときのバシャーモか……なんだかたくましくなったな……君と同じくな」

「あのときとは違いますよ……おれも、バシャーモも!」

「はははっ、そうかそうか!

なら、君達はこいつを倒せるかな?

少年よ……真実というものを教えてやる……

いでよ、真実を示すもの……"レシラム"!!」

真が上にモンスターボールを投げて、レシラムを繰り出した。

 

レシラムはフィールドに足をつけると、尻尾の部分を赤くして叫ぶと、炎で自分の周りを包んで、さらにフィールド中の気温が上がった。

 

「レシラム……」

 

「さぁ、このポケモンを倒せるかな?少年!

レシラム、"りゅうのいぶき"!」

「バシャーモ避けろ!」

レシラムのりゅうのいぶきをバシャーモは横に避けた。

「さぁ、君達の本気を見せてくれ!!」

「言われなくても!

いくぞバシャーモ、"メガシンカ"!」

ナオキの持っている"キーストーン"と、バシャーモの持っている"バシャーモナイト"が反応して、バシャーモはメガバシャーモにメガシンカした。

「バシャーモ、"ニトロチャージ"だ!」

メガバシャーモはレシラムに突撃した。

だが、その攻撃はあまり効いていない。

「レシラム、"りゅうのいぶき"!」

「バシャーモ、"ニトロチャージ"で避けろ!」

メガバシャーモは上から放たれるりゅうのいぶきをニトロチャージで避けた。

「バシャーモ、"ブレイズキック"!」

「レシラム避けろ!」

メガバシャーモのブレイズキックをレシラムは飛んで避けた。

「レシラム、"クロスフレイム"!」

レシラムはそのまま炎で身を包んでメガバシャーモに突撃した。

メガバシャーモは後ろに飛ばされたが、足をフィールドに引きずって持ちこたえた。

「バシャーモ、"スカイアッパー"!」

メガバシャーモはレシラムの顎にスカイアッパーをくらわせて、レシラムは後ろに少し飛んで倒れた。

「続いて"ブラストバーン"!!」

さらにメガバシャーモはブラストバーンを放った。

レシラムをブラストバーンが襲って爆風が起こった。

ナオキとメガバシャーモはレシラムの方を警戒しながら見つめた。

「レシラム……"あおいほのお"!」

「っ……バシャーモ避けろ!」

だが、レシラムは煙の中からあおいほのおを放ち、メガバシャーモはそれを避けた。

「続いて"りゅうせいぐん"!」

さらにレシラムはりゅうせいぐんを放った。

「ニトロチャージで避けるんだ!」

メガバシャーモはそれをニトロチャージで避けていったが、そのうちの一発に当たってしまった。

 

「バシャーモっ!!」

 

「…………決まったか……」

 

真は自分の勝ちをほぼ確信した。

 

 

 

 

 

 

「まだだ………」

 

「ん?」

 

 

「まだ終わってない……!!」

 

 

そして土煙の先に、メガバシャーモがボロボロになりながらもなんとか立っていた。

 

 

「あれを耐えるか……!」

 

 

真はそんなメガバシャーモを見てニタッと笑った。

 

 

「ここまで来て終われない!負けられない!!諦めきれない!!!

叶えるんだ……おれの夢を!!

おれ達のチカラで!!!」

 

「そうか……その気持ちには感服したよ……だが、そのチカラはどこにある?

君のバシャーモはもうそんなボロボロだ。

もはやそんなチカラは残っているようには見えないが?」

 

 

「いいや……残ってる……」

 

 

「ほほう、じゃあ見せてもらおうか!そのチカラとやらを!!

レシラム、"あおいほのお"!!!」

 

レシラムは口にあおいほのおをためた。

 

 

 

 

だが……

 

 

 

 

 

 

ナオキとメガバシャーモは目を瞑った。

 

 

「なっ……!?」

 

真は予想外の行動に驚きを隠せない。

 

 

 

「おれ達ならどこまでも強くなれる………

 

 

もっと、もっと強くなれる……!!

 

 

 

おれには夢があるんだ………

 

 

 

チャンピオンになること…………

 

 

おれ"たち"は絶対に諦めない……

 

 

おれ達は一人じゃないんだ……」

 

 

 

 

 

 

『アチャモ、おれはチャンピオンになりたいんだ……

だからその夢、一緒に叶えようぜ!』

 

 

『チャモ!』

 

 

 

 

 

 

「なにを言ってるかわからないが……決めさせてもらうぞ!!!

レシラム、いけぇ!!!」

 

 

 

レシラムはせいなるほのおを放出した。

 

 

 

 

 

 

 

「いくぜバシャーモ………

 

 

 

あのとき描いた未来に………

 

 

 

 

誰も知らない高みに………

 

 

 

 

見たことのない夢の向こうまで!!!

 

 

 

 

 

うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

 

 

 

〜戦闘BGM変更『XY&Z(vol.ナオキ)』〜

 

 

 

 

 

そして、ナオキとメガバシャーモが叫ぶとメガバシャーモを今までよりも凄まじい炎が包み、あおいほのおを受け止めた。

 

 

「なっ……!?

なんだ……このチカラは………」

 

 

そしてメガバシャーモを包んでいた炎は、あおいほのおを巻き込んで弾けた。

 

その火の粉の一部が真の黒いフードにかかり、当たったところが焦げた。

 

 

「防火性に優れているフードが焦げた……?」

 

 

そして真はメガバシャーモの方に目を向ける。

 

 

すると、赤いオーラを体中から放つメガバシャーモがいた。

 

 

「それが君達のチカラか……!」

 

 

「はい、おれとバシャーモの"絆のチカラ"です!」

 

 

「そうか……これが………"おれ達"が手に入れることのできなかったチカラか………!!!

くくくくっ……はははははははっ!!」

 

真は片手で顔を押さえて声高く笑った。

 

 

「………やはり君は……君達は凄いよ少年………」

 

 

真は笑い終わると息を吸って言った。

 

 

「ここに来てよかった……本当に………」

 

 

 

「……?どういうこと……ですか?」

 

 

ナオキは真の言葉の意味がわからなかった。

 

 

ここに(・・・)来てよかった』

 

 

ナオキは妙にその言葉に違和感を感じたのだ。

 

 

そして、ナオキがそう思っていると真は口を開いた。

 

 

 

「もう隠す必要もないな……

 

 

いいだろう……教えてやる………」

 

 

 

そう言って真は自らしていた顔が隠れるほどの黒いフードの首の辺りでとめていたボタンを外して脱ぎ捨てた。

 

 

 

 

「なっ………!?」

 

 

 

ナオキとメガバシャーモはその真の姿を見て言葉を失うほどに驚いた。

 

 

 

 

「やはり……驚いてるようだな」

 

 

 

 

なぜなら………

 

 

 

「そりゃあそうだな」

 

 

 

 

真のその姿は…………

 

 

 

 

「教えてやるよ………」

 

 

 

 

真の正体は…………

 

 

 

 

 

 

自己紹介(・・・・)だ…………」

 

 

 

 

 

「まさか……そんなっ………なんでっ!?」

 

 

 

 

 

シベリア地方のチャンピオンは………

 

 

 

 

 

 

「おれの名前は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナオキだ」

 

 

 

 

ナオキだった。

 

 

 

 

「っ………!!!!」

 

 

 

対峙する2人のナオキ。

 

もう1人のナオキは、髪もボサボサで、顔には傷がついていた。

 

 

「どうしておれがここにいるか教えてやるよ。

おれは未来から来たお前だ」

 

 

「信じられない……なんで……」

 

 

 

 

「………大切な人を失ったから……」

 

 

「えっ、今なんて……?」

 

 

ナオキはもう1人のナオキ……未来ナオキの言葉を聞き取れなかった。

 

 

 

「ふっ……知りたければ……おれに勝ってみせろ、おれ!!!!

レシラム!"りゅうせいぐん"!!」

 

 

「バシャーモ避けろ!」

 

 

レシラムのりゅうせいぐんを、メガバシャーモは全て避けた。

 

 

「スピードが上がってるのか……!」

 

「そのまま"スカイアッパー"!」

 

そしてメガバシャーモはレシラムにスカイアッパーをくらわせ、レシラムは先程よりも後ろに飛ばされた。

 

 

「パワーも上がってる……

凄い……凄いぞ!!こんなチカラ……見たことない!

それにトレーナーの動きとポケモンの動きがシンクロしている……人とポケモンの動きが、心が1つになっているということか!!」

 

 

「バシャーモ、続いて"ブレイズキック"!」

 

 

「レシラム、"あおいほのお"だ!」

 

 

メガバシャーモが跳んで倒れているレシラムに向かってブレイズキックを仕掛けると、レシラムはあおいほのおを放った。

 

だが、メガバシャーモはあおいほのおを押し切って、レシラムにブレイズキックをくらわせた。

 

 

「あおいほのおを押し切ったか……」

 

 

メガバシャーモは一旦距離を取った。

 

 

「だがな……レシラムはそう簡単に倒さねぇーよ!!

レシラム、"りゅうせいぐん"!」

 

「バシャーモ、避けろ!」

 

「さらに"りゅうのいぶき"!」

 

「なっ……!?」

 

レシラムはりゅうせいぐんを放つと、さらにりゅうのいぶきをメガバシャーモが避けるであろうところに放った。

 

「こうなったら………バシャーモ、りゅうせいぐんを壊せ!!」

 

「なにっ!?」

 

だが、メガバシャーモは向かってくるりゅうせいぐんを全て壊していき、どんどん上に行っていた。

 

 

「ちっ……レシラム、バシャーモを狙って"りゅうのいぶき"だ!」

 

 

そしてレシラムはそんなメガバシャーモに向かってりゅうのいぶきを放った。

 

 

「バシャーモ、"ニトロチャージ"だ!」

 

「レシラム、威力をあげろ!」

 

メガバシャーモはニトロチャージでりゅうのいぶきに向かって突撃した。

レシラムはりゅうのいぶきの威力をさらに上げていった。

 

「いっけぇえええええええええ!!」

 

そしてメガバシャーモはどんどんとりゅうのいぶきを押していった。

 

「くそっ、レシラム!!

最大火力で"クロスフレイム"!!!」

 

するとレシラムはりゅうのいぶきをやめ、尻尾の部分を赤くして自らを炎で身を包み、メガバシャーモに向かって突撃した。

 

「「いっけぇえええええええええええ!!」」

 

 

そして2体は激しくぶつかり、その衝撃でフィールドに風が吹き、さらに火の粉が激しく散っていた。

 

 

「「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」

 

 

そしてついに、そのぶつかった衝撃で爆発し、爆風が起こった。

 

 

 

 

「くっ、バシャーモ!!」

 

「レシラム!!」

 

 

2人は互いのポケモンの名前を呼ぶ。

 

 

そして、フィールドには2体とも息を荒くして立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふっ、負けたよ………流石だ」

 

 

レシラムはふらっとして倒れて戦闘不能となった。

 

 

 

「勝った……のか……?」

 

 

「あぁ、お前の勝ちだよ。

チャレンジャーナオキ」

 

 

そしてスクリーンに

 

『WINNER ナオキ

YOU ARE NEW CHAMPION!』

 

と表示された。

 

 

「やった………

 

 

よっしゃああああああああああ!!!」

 

 

ナオキは両拳を高く挙げて叫んで喜んだ。

 

メガバシャーモは姿を元に戻してナオキに抱きつき、ナオキはそれを受け止めた。

 

 

「やった、やったんだバシャーモ!」

 

 

 

「おめでとう、ナオ……少年」

「ありがとう……もう1人のおれ。

でもなんで名前で呼ばないんだ?」

「そりゃあ、読者が混乱するからに決まってるだろ?」

「あ、そうか」

「そんなことより、改めておめでとう。君が……お前が新しいチャンピオンだ。

これからそんなお前とポケモン達の栄誉をたたえて、データを記録する場所に案内する……ついてきてくれ」

「わかった」

 

ナオキは未来ナオキの後に続いて歩いた。

 

 

フィールドの後ろにあったチャンピオンのイスについてあったボタンを押すと、そのイスが動いて隠された入口が現れた。

 

「さ、この先だ」

 

そして2人はその入口から隠し部屋に入っていった。

 

 

 

その部屋の奥に進むと、マシーンがあった。

 

 

「ここがチャンピオンとなった者とそのポケモン達を記録する場所だ」

 

「今まで何人ものチャンピオンがいたんだ……」

 

「あぁ、その通りだ。

おれがチャンピオンになったのは最近だからな……ま、とりあえずここにモンスターボールを置いて記録しよう。

それが済んだら、お前は正式にシベリア地方のチャンピオン……世界最強となる」

 

ナオキは頷き、6つのモンスターボールをマシーンに置いた。

 

そしてそのマシーンは光って、ナオキ達の記録をしていった。

 

 

「なぁ、教えてくれないか?ここに来た理由……」

 

「あぁ、そうだな……話せば長くなるが………大切な人を失ったからだ。

 

あの日、"やつら"が世界を征服した……

 

その征服活動のせいで大切な人を失った……

 

おれが未熟で……弱かったから……

 

それに……ポケモン達も……」

 

 

「まさか……バシャーモも……?」

 

未来ナオキは静かに頷いた。

 

「だからおれはその最悪の事態を防ぐためにここに……過去にやってきたんだ」

 

 

「そんなことが……」

 

 

「だがまだ大丈夫なようだな……

やつらはまだ大きな行動を起こしていない」

 

 

「でもそのやつらって一体……?」

 

 

そして記録が終わり、ナオキはモンスターボールを取った。

 

 

「そいつらは………」

 

 

 

もう1人のナオキが言おうとしたそのとき……

 

 

 

 

 

事件は起きた………

 

 

 

 

 

 

ドカーーーン!

 

「なんだ!?」

「一体なにが!?」

「音はフリースペースの方から聞こえた。とりあえずそっちに向かおう」

「フリースペースには確か絵里が……絵里っ!?」

「おい!」

 

ナオキは必死にフリースペースに向けて走り出した。

未来ナオキもその後を追いかける。

 

 

 

 

 

時は遡り………

 

フリースペースにあるスクリーンにも、ナオキが勝ったという表示がされていた。

 

『今、ナオキくんが勝ったという発表がありました!

新しいチャンピオンの誕生です!』

 

キャスターはカメラに向かって熱々と語った。

 

「やったのね……ナオキ……」

 

絵里は目に涙を浮かべながらスクリーンを見つめた。

 

そのフリースペース全体が歓喜に包まれていた………

 

 

 

 

そのときだった………

 

 

 

 

「動くな!!」

 

パンパン!

 

「キャーーー!」

 

ある男の怒号と、銃声と、女性の悲鳴でそこの空気は変わった。

 

 

「お前がコンテストクイーンの絵里だな」

 

「そ、そうよ……だから何だって言うの?」

 

するとある男が絵里に声をかけ、絵里は警戒して言った。

 

「ついてきてもらうぞ」

 

「嫌よ!誰があんたみたいなやつらなんかに!」

 

「"フーディン"、"さいみんじゅつ"」

 

「くっ……!」

 

だが、絵里はフーディンのさいみんじゅつによって眠らされてしまう。

 

 

「ナオキ……助けて………」

 

 

絵里は意識を失う直前にそう呟いた。

 

 

 

 

「ボス、ターゲット確保しました」

 

「よし、よーやったな。さて、トラックを」

 

「ラジャー!」

 

 

 

ドカーーーン!

 

 

 

そのボスと呼ばれた人物が合図を出すと、トラックが入り口から突っ込んできた。

その荷台に絵里は乗せられた。

 

 

「さて、あとはあいつを待つだけやな……」

 

 

ボスと呼ばれた人物はニタッと笑った。

 

 

 

 

 

そして、ナオキはフリースペースに駆けつけた。

 

「これは……」

 

ナオキは周りを見回した。

 

 

「はははっ、来た来た……新チャンピオン」

 

「っ……誰だ!!」

 

ナオキは場所がわからないその声の主に叫んだ。

 

「俺か?いいやろう……教えてやる……」

 

そしてその声の主はナオキの前に歩いてきた。

 

 

「っ……!」

 

そして未来ナオキは扉の後ろからその人物を見つめた。

 

 

「俺は"イデア団"のボス……ミツヒデや」

 

その人物は、イデア団のボスのミツヒデと名乗った。

 

「イデア団………?」

「あぁ、イデア団は理想を叶えるために俺が作った組織や」

「理想を……?」

「あぁ、そうや……

さて、新チャンピオンナオキ……お前に伝えることがある……」

「おれに……?」

「あぁ……」

 

 

そしてミツヒデは不敵な笑みを浮かべた。

 

 

 

「絵里という女は預かった。

取り返したければ、"ゲネシス神殿"まで来い……それだけだ。

では……」

「待てっ!」

「ふっ……"バクフーン"、"えんまく"だ」

 

だが、ナオキの静止を聞かずにミツヒデはバクフーンのえんまくを使い、トラックに乗り込んで去っていった。

 

 

「ヨルノズク、風を起こせ!」

 

そして、未来ナオキのヨルノズクが風を起こしてえんまくは取り払われた。

 

「大丈夫か!?」

 

未来ナオキはナオキに近づいた。

 

 

「え……り………」

 

ナオキは膝から崩れ落ちた。

 

「やっぱりやつらか……」

 

「まさか……!?」

 

「あぁ、あいつらがおれのポケモンを………そして絵里を……」

 

「っ……!!」

 

「だが、おれができるのはここまでだ……」

 

すると、未来ナオキの体が光出した。

 

「そんな……ちょっと待てって!」

 

「ここから先は、お前がやるんだ。

お前にしか救えないんだ……

バシャーモ達を……そして絵里を……救ってくれ………」

 

「…………わかった……」

 

「ふっ、頼んだぞ……おれ!」

 

そう言い残して未来ナオキは消えていった。

 

 

周りにあるのはガレキと、数々の人々の死体……

 

 

「イデア団……許さねぇ……!!」

 

ナオキはタウンマップを開き、ゲネシス神殿へと向かった。

 

 

 

 

 

〜「ポケモン、ゲットや!」byミツヒデ〜

 

 

 

 

空は暗かった………

 

 

 

 

ゲネシス神殿……

 

 

世界が生まれて、最初にできたと言い伝えられている神殿。

世界創世の神が住んでいたと言われている。

 

 

そこでミツヒデはナオキを待っていた。

 

 

絵里を人質として………

 

 

 

 

 

 

 

「バシャーモ、"ブレイズキック"!!」

「"バクフーン"!!」

 

イデア団幹部のイズミのバクフーンは戦闘不能となり、手持ちのポケモンは全て戦闘不能となった。

 

「行かせてもらうぞ……」

「……だが、ボスの理想はもうすぐ叶う!もう止められない!」

「いいや、止めてみせる。

何故そこまであいつの理想を叶えようとするんだ?」

「俺達の理想は、ボスの理想だからだ!」

「…………そうか」

 

ナオキはそう言い捨ててまた歩き出した。

 

 

 

 

そして、ナオキはゲネシス神殿へとやってきた。

 

 

長く続く階段の前に1人の人物が立っていた。

 

 

 

「ミツヒデ……」

 

「来たなチャンピオン!待ってたで!」

 

「絵里はどこだ?」

 

「あぁ、あの女ならあそこや」

 

そう言ってミツヒデは階段の上の神殿の方を指さした。

 

「なら……お前を倒せばいいんだな?」

 

ナオキはそう言ってモンスターボールを構えた。

 

 

「はははっ、残念……少し違うんやよな〜」

 

「……どういうことだ?」

 

「"俺"を倒すんやなくて……"こいつら"を倒すんやよ!!

いでよ!!我が理想を叶えしポケモン達よ!!!」

 

ミツヒデがそう言うと、凄まじい咆哮と共に、2体のポケモンが姿を現した。

 

 

「お前が倒すのは……この2体や……」

 

 

 

その2体は………

 

 

 

「"ルギア"と"ホウオウ"……」

 

 

「苦労したで?

ルギアを操るために、"ファイヤー"・"フリーザー"・"サンダー"を操り、さらにホウオウを操るために、"エンティ"・"スイクン"・"ライコウ"を操ったんや」

 

「くっ……なんてことを……!!」

 

 

ミツヒデは2体を操ったと言った。

 

2体に目を向けると、変な機械が付けられていた。

 

 

「全ては俺の理想のため……

さぁ、倒してもらおうか……俺は上で待ってるからよ」

 

 

そう言ってミツヒデは階段を上っていった。

 

 

「くっ……この2体を相手にできるのか……」

 

ナオキはこの2体を相手にできるのか不安であった。

 

そしてルギアは"エアロブラスト"を、ホウオウは"せいなるほのお"をナオキに向かって撃った。

 

だが………

 

 

絶望の中、希望の光が差し込んだ。

 

 

 

ルギアとホウオウの攻撃に何者かの攻撃が命中して爆風が起こった。

 

 

「っ……なにが!?」

 

ナオキは予想外の出来事に驚いた。

 

 

「ふぅ……間に合ったみたいだね」

 

 

「っ……この声はまさかっ!?」

 

 

 

 

 

ナオキは声に聞き覚えがあり振り向いた。

 

 

するとそこには………

 

 

 

 

「久しぶり、ナオキくん!」

 

"メガバシャーモ"を連れているサニデイジムジムリーダー穂乃果……

 

「無事でよかったです」

 

"メガカメックス"を連れているミヤコジムジムリーダー海未……

 

「スピリチュアルパワーのおかげやね」

 

"メガフーディン"を連れているスピリチュアルジムジムリーダー希……

 

「それは違うでしょ……って言いたいけど、今回はそうかもね」

 

"メガサーナイト"を連れているスマイルジムジムリーダーにこ……

 

「あれってルギアにホウオウ!?初めて見たにゃ〜!」

 

"メガルカリオ"を連れているくるりんジムジムリーダー凛……

 

「もう、少しは落ち着きなさいよ……」

 

"メガガルーラ"を連れているメロディージムジムリーダー真姫……

 

「う〜ん、8人で大丈夫かな〜?」

 

"メガピジョット"を連れているスピカジムジムリーダーことり……

 

 

「大丈夫だよ!私達なら!ファイトだよっ!」

穂乃果は両腕を前で構えて言った。

 

「だからナオキくんは先に進んで」

 

そして、"メガフシギバナ"を連れているヘーブンジムジムリーダー花陽……

 

ここに、シベリア地方の選ばれし8人のジムリーダー達が勢揃いした。

 

「花陽……」

「ナオキくん、まずは気持ちを落ち着けて?」

「なっ……そんなの言われなくても…「落ち着いてないよ。だって、ナオキくんの目……怖いよ?」…っ……!?」

 

ナオキは衝撃的な言葉に驚きを隠せず目を押さえた。

 

「なんでそんなに怒ってるの?教えて?」

「それは………」

 

ナオキは花陽から目を逸らした。

そしてほかのジムリーダー達もナオキに「教えろ」という視線を送る。

 

「それは……絵里がやつに捕まってるから……」

「そんなっ……!」

花陽は口を両手で押さえた。

「確かその子って……」

「えぇ、私を倒してクイーンになった女よ。確か、あんたの幼馴染みだったわね」

「あぁ……おれはこの手で絵里を助けたい……」

ナオキは右手を強く握ってその拳を見つめた。

 

 

「なら、絶対ナオキくんを通してあげないと」

「っ……穂乃果……」

 

穂乃果はそう言ってルギアとホウオウの方を向いた。

他のジムリーダーも穂乃果に続いてナオキの前で横に並んだ。

 

「ナオキくん……必ず絵里ちゃんを助けてあげて」

「花陽……」

「そこまでナオキくんが絵里ちゃんのことを想ってるのなら、絶対に助けられる。だから行って!」

 

花陽はそう言って並んだ。

 

ナオキは8人の背中を見て、深呼吸をして神殿の方を見た。

 

「ありがとう!ここは任せた!!」

 

ナオキはそう言って走り出した。

 

「みんないくよっ!!」

「「「「「「「うん!(はい!)」」」」」」」

 

そして8人は4人ずつに分かれて、ルギアとホウオウと戦闘を繰り広げた。

 

ナオキは爆風を背後に感じながら神殿に続く階段を走った。

 

 

 

(待ってろ絵里!絶対に助けるからな!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん……ここは……?」

絵里は目を覚ました。

 

だが、ここが檻の中だとわかると、自分が捕まっていることに気付いた。

 

「気が付いたか……コンテストクイーン」

「っ……あなたは!?」

「そういえば名乗ってなかったな、失礼……俺はミツヒデ。イデア団のボスや」

「イデア団……?」

「それと、ここはゲネシス神殿。

それに、お前はあいつをおびき寄せるための"エサ"として捕まえたんや」

「あいつ……?

っ……まさかっ!?」

「ククク……察しのいい女は嫌いやないで?

そうその通り……っと……来たようやな」

 

ミツヒデは誰かが近づいてくる気配を感じて神殿の入口の方を見た。

 

「絵里!!」

 

「ナオキっ!」

 

その人物は、ナオキだった。

 

「よかった……無事で」

 

「来たかチャンピオン!待ってたぜ!!」

 

「ミツヒデ……絵里を返せ!!」

 

「ククク……おもしれぇーな、お前は。

そうだ、いいことを教えてやるよ」

 

「なんだ……?」

 

「俺の目的はこの女ではない。お前なんや」

 

「なに……?」

 

「この女はお前をおびき寄せるためのただのエサや」

 

「なんだと……?」

 

「俺の理想を叶えるためには、世界を征服するには、世界最強である……この地方のチャンピオンという"カギ"が必要なんやよ!!」

 

「カギ……?」

 

「そう!世界を征服するには………世界最強を倒さなければいけないんやよ……この場で!!」

 

すると、雷がゴロゴロと音をたて始め、雨も大きな音をたてて降り出した。

 

「さぁ……我が理想を叶えるために……俺と1.vs.1でバトルしろ!!」

 

「……わかった……でも勝つのはおれだ!絶対に勝って……絵里を助ける!」

 

ナオキはそう決意を固めて絵里の方を見た。

 

「ナ……ナオキ……」

 

するとそこにはカタカタと目に涙を浮かべながら震えていた。

 

「てめぇ、なんて酷いことを!!ぜってー許さねぇ!!!」

 

「そ、そうだ!その覚悟だ?」

 

ミツヒデは何故あんなにキレたのかと不思議に思いながらも言った。

 

 

「お前に……真実を教えてやる!

世界征服なんて絶対させない!」

 

「ふっ……ならお前には、俺の理想が正しいというのを教えてやるよ!!」

 

 

 

 

VS.イデア団ボス ミツヒデ〜戦闘BGM『アクア団・マグマ団ボス戦(ORAS)』〜

 

 

 

「いくぞ、"バシャーモ"!!」

 

「現れよ!我が理想を叶える者!

"ゼクロム"!!」

 

ナオキはバシャーモを、そしてミツヒデはゼクロムを繰り出した。

ゼクロムは尻尾の部分を青くして、凄まじい電気を放った。

 

「ゼクロム……」

 

「さぁ、こいつを倒せるかな?」

 

「あぁ……倒してみせるさ!

バシャーモ、"メガシンカ"だ!」

 

ナオキが腕輪についている"キーストーン"に触れると、バシャーモのベルトについている"バシャーモナイト"が反応し、バシャーモはメガバシャーモにメガシンカした。

 

「メガバシャーモか……」

 

「バシャーモ、最初から本気でいくぞ!

うぉおおおおおおおおおおお!!」

 

さらに、メガバシャーモを凄まじい炎が包み、それが弾けるとメガバシャーモは赤いオーラをまとった。

 

「なっ……ふふふ、見たことのないチカラ……面白い!!

ゼクロム、"クロスサンダー"!」

 

「バシャーモ、"ブレイズキック"!」

 

ゼクロムが電気を身にまとって突撃してくるのを、メガバシャーモはブレイズキックで跳ね返した。

 

「跳ね返したやと!?」

 

「バシャーモ、続けて"ニトロチャージ"!」

 

さらにメガバシャーモは炎を身にまとってゼクロムに突撃した。

ゼクロムはその攻撃に少し後ろに下がる。

 

「この……バシャーモごときがァ!!!

ゼクロム、"らいげき"だ!」

 

ゼクロムはさらに激しい電気を身にまとってメガバシャーモに向かって突撃した。

 

「バシャーモ、"ニトロチャージ"で迎え撃つんだ!!」

 

メガバシャーモは炎を身にまとって向かってくるゼクロムに突撃した。

そして2体は激しくぶつかり合った。

 

「バシャーモごときが……バシャーモごときがァーーーー!!!」

 

ミツヒデが叫ぶとゼクロムの力もさらに増して、バシャーモは耐えきれずに後ろに飛ばされた。

 

「バシャーモっ……くっ!!」

 

「ゼクロム!続いて"ドラゴンクロー"!」

 

ゼクロムは続いてドラゴンクローをメガバシャーモにくらわせ、床に落とした。

 

「ぐあっ……!

くっ……バシャーモっ、"ブレイズキック"だ!」

 

メガバシャーモは負けじとゼクロムの背後からブレイズキックをくらわせた。

 

「ちっ……ゼクロム負けるな!"りゅうせいぐん"!」

 

「バシャーモ、"ニトロチャージ"!」

 

ゼクロムの放ったりゅうせいぐんを、メガバシャーモはニトロチャージで避けていき、ゼクロムに突撃した。

 

「そのまま連続で"ブレイズキック"!!」

 

メガバシャーモはそのまま連続でブレイズキックをくらわせた。

 

「くっ、小癪なァ!!!」

 

「今だ!"スカイアッパー"!!」

 

そしてゼクロムがスキを見せると、メガバシャーモはスカイアッパーを繰り出した。

 

「ゼクロム!

何故だ……なにがお前らをそこまで強くするんや!!」

 

「なにが……か………」

 

ナオキは目を瞑り、絵里のことを思い浮かべた。

 

「想い……かな?」

 

「想いだぁ……?

うぜぇ、うぜぇ、うぜぇ!

そんなもの、俺がぶち壊してやる!!

ゼクロム、最大威力で"らいげき"だ!!!」

 

ゼクロムは咆哮をあげて電気を起こし、凄まじい電気を身にまとった。

 

「バシャーモ、おれ達の想いのチカラ……見せてやろうぜ!!

最大火力で"ニトロチャージ"だ!!!」

 

メガバシャーモが咆哮をあげると、メガバシャーモを今までにないくらいの凄まじい炎が包み、その周りは熱気が凄かった。

 

「(体が……熱い……?

まるで炎を身にまとってるみたいだ……

バシャーモと同じように……)

バシャーモ、いくぞぉおおおおおおおおおお!!」

 

メガバシャーモはそのまま向かってくるゼクロムに突撃した。

 

「ゼクロムに勝てると思うなぁあああああああああ!!」

 

そして2体は激しくぶつかった。

その衝撃で、2体がぶつかったところを中心として風が起こっていた。

 

「ぐぉおおおおおおおお!!!」

「うぉおおおおおおおお!!!」

 

「俺の理想は邪魔させねぇ!!!

死ねぇ!!!チャンピオーーーーン!!!!」

 

「おれは絶対に絵里を助ける!!

だからそこを……どけぇえええええええええええええ!!!!」

 

ナオキが叫ぶとメガバシャーモも叫び、メガバシャーモを包んでいた炎はさらに勢いを増して、大きくなった。

 

「ゼクロム、お前の力はその程度か!もっと力を引き出せ!!全ての力をだせ!!!」

 

ミツヒデが声を荒らげて言うとゼクロムの目が赤く光り、さらに威力が上がった。

 

「くっ……まだだ……まだ諦めきれない……ぐぉおおおおおおおおぉおおおおおおお!!!」

 

メガバシャーモも負けじと威力を上げていった。

 

しばらくは両者一歩も譲らない状況を続いていた。

 

だが、どんどんとゼクロムがメガバシャーモを押していた。

 

「ははははっ!終わりだ、チャンピオン!!!」

 

ミツヒデは勝利を確信して声高く笑った。

 

「負けられない……」

 

「あ?」

 

「負けられない……絶対に………

 

この世界のために………

 

そして………

 

 

 

 

絵里のために!!

 

いっけぇえええええええええええええええ!!!」

 

ナオキが思いっきり叫ぶと、メガバシャーモはどんどんとゼクロムを押し返していった。

 

「くっ、クソがぁああああああああああああ!!!!」

 

そして、ついにゼクロムは完全に押されてフィールドに激突した。

 

「バシャーモ、決めるぞ!!

全てを込めて……"ブラストバーン"!!!」

 

メガバシャーモは倒れるゼクロムに乗っかると同時に両手を思いっきり突き、ナオキとバシャーモの全てを込めたブラストバーンを放った。

 

「なっ……ゼクロム!!」

 

凄まじい爆風が起こり、煙がフィールドを包んだ。

 

そして煙がなくなると………

 

 

戦闘不能となったゼクロムがいた。

メガバシャーモは姿を元に戻し、ナオキとバシャーモは息を荒くした。

 

「負けた……だと………」

 

ミツヒデは膝から崩れ落ちた。

 

「勝った……か……」

 

「信じない!俺は信じねぇ!!

俺の理想がこんなところで……終わるはずがない……!!」

 

「負けを認めろミツヒデ!これが真実だ……」

 

「真……実………」

 

すると、ゼクロムは力を使い切ったのだろうか、黒い玉となってしまった。

 

「何故だ……何故………」

 

ミツヒデはふらふらと揺れながらその黒い玉に近づいた。

 

するとゼクロムの倒れていた場所がミシミシと音をたて、ヒビが入った。

 

「なっ……!」

 

「くそっ……!!」

 

ナオキはそれを見ると走り出した。

 

そしてミツヒデのいる場所は崩れた。

 

「間に合え……!!」

 

ナオキは必死に走る。

 

「なっ……(あいつ……こんな俺を助けようとしているのか……?)」

 

ミツヒデはそう思って腕を伸ばす。

 

 

 

そして………

 

 

 

 

「絵里ーーーー!!!!」

 

「はっ……?

俺じゃねーのかよーーーー!!!」

 

ミツヒデはそう叫んで落ちていった。

 

 

 

 

「ナオキ!」

 

「絵里待ってろ!今助けるから!

バシャーモ、"ブレイズキック"だ!」

 

絵里が横にどくと、バシャーモは檻に向かってブレイズキックをした。

 

そして蹴ったところの柵がはずれ、ナオキはそこから檻の中に入った。

 

「絵里!!!」

 

「ナオキ!!!」

 

絵里は目に涙を浮かべながらナオキに抱きつき、ナオキはそんな絵里を受け止めた。

 

「よかった……無事でっ……!」

 

「助けに来てくれるって信じてた……!」

 

「とりあえず巻き込まれる前にここから出よう!」

 

「えぇ!」

 

ナオキと絵里は檻から出た。

 

「バシャーモ戻ってくれ……

ピジョット、出てきてくれ!」

 

それからナオキはバシャーモをモンスターボールに戻して、ピジョットを繰り出した。

 

「ピジョット、おれ達を乗せて下まで連れていってくれ!」

 

ピジョットが頷くとナオキはピジョットに乗り、絵里に手を伸ばした。

 

「さ、行こう」

 

「うん!」

 

そして絵里はナオキの手を取り、ピジョットに乗った。

 

「しっかり捕まってろよ!

よし、ピジョット行くぞ!」

 

ナオキがそう言うと、ピジョットは飛び立った。

絵里はナオキにしっかりと捕まった。

ナオキの背中には絵里の胸がしっかりと当たっていた。

 

 

 

 

ルギアとホウオウはミツヒデが負けると、攻撃の手を止めた。

 

「止まった……」

「ふぅ……これで一安心ですね……」

 

そして神殿が崩れていくのを見て、みんなはナオキ達の心配をした。

 

すると、神殿の方からなにかが飛んでくるのに気がついた。

 

「あれは………?」

 

そしてみんな顔を見つめあって笑った。

 

「ナオキくん……連れ戻せたんだね……絵里ちゃんを……!」

 

花陽は目をうるうるさせてナオキ達の方を見つめた。

 

 

ルギアとホウオウはナオキ達の横を通って空の彼方に飛んでいった。

 

 

そして2人はジムリーダー8人のいるところから少し離れたところに降りた。

 

 

「ありがとうピジョット……」

 

ナオキはピジョットをモンスターボールに戻した。

 

「危なかったわね……」

 

「そうだな……」

 

ナオキと絵里はそう言って神殿の方を見つめた。

そして太陽が顔を出して、青空が広がった。

 

「あ、遅くなっちゃったけど……

ナオキ、チャンピオンおめでとう!」

 

「あぁ……ありがとう!」

 

「それで……ナオキがあのとき言ってたことなのだけれど……」

 

「え?」

 

「ほら、私と戦ったあとに言ってたじゃない?チャンピオンになったら伝えたいことがあるって……」

 

「あ、あぁ……そのことか……」

 

ナオキは目線を逸らして右の人差し指で頬をかいた。

 

「で、なんなの?伝えたいことって……」

 

「あぁ……えっと………」

 

ナオキは空を見上げて、そして深呼吸して、覚悟を決めたような表情を浮かべた。

 

 

「絵里……」

 

「うん、なに?」

 

「絵里とは……ずっと一緒に遊んでたよな?

雨の日も、晴れの日も……

家の中でも、家の外でも……

コリンクやポチエナ、クラブにズバット、それにアチャモとポッポ……

みんなに絵里との思い出が詰まってるんだ……」

 

「そうね……

そう言われてみれば私も思い出すわ……」

 

「それに、絵里にはいつも元気をもらってたからさ……昔からずっと……」

 

「それは私の方こそよ……

ナオキにはいつも勇気づけられてたし……」

 

「絵里といると楽しかった……」

 

「私も、ナオキといる時が一番楽しかったわ」

 

「それで、おれにはチャンピオンになること以外に夢があるんだ……」

 

「夢……?」

 

そしてナオキはスーッと息を吸った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵里のことがずっと好きだった!

心から、絵里のことを愛していた!!」

 

「えっ……?」

 

すると、気持ちいいほどの風が吹いた。

 

「おれは絵里のことしか考えられないんだ。

旅をしているときも、バトルしているときもずっと絵里のことしか考えられなかった!」

 

「それって……つまり……」

 

「あぁ、絵里……おれは絵里のことを心から愛してる!好きなんだ!

絵里と付き合うことが、おれの昔から叶えたかった夢だから!!

だから……おれと付き合ってください!!」

 

ナオキはそう言って頭を下げた。

 

「………わ、私も……私もナオキのことがずっと好きだった……」

 

「えっ……?」

 

ナオキは驚いて頭を上げた。

 

すると絵里はナオキに抱きついた。

 

「だから嬉しい……!」

 

「絵里……ってことは……」

 

「うん、私の方こそ……よろしくお願いします!」

 

「絵里……」

 

「ナオキ……」

 

 

そして2人の顔の距離はどんどんと近づいて、2人の唇は重なり合った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして時は流れ………

 

 

8人のジムリーダーや四天王達、色んな人達はある2人を見つめていた。

 

 

「絵里、ずっと一緒にいよう……

辛い時も悲しい時も、もちろん嬉しい時も楽しい時も……どんなときもずっと」

 

「うん……私、ずっとナオキの隣でいるわ……」

 

 

ナオキは絵里のウエディングドレスのヴェールを上げた。

 

絵里は目を瞑りナオキの誓いのキスを待つ。

 

そしてナオキは絵里の唇に自分の唇を重ねた。

 

 

 

ここに、シベリア地方のチャンピオンナオキと、コンテストクィーン絵里という夫婦が誕生した。

 

ナオキの夢が、全て叶ったのだった。

 

 

 

 

ナオキの夢を叶える物語はこれにて閉幕……

 

 

 

ポケモントレーナーナオキの冒険〜みんなで叶える物語〜

 

THE END




ナ「みんなお疲れ!」
舞・茂・信・キ「「「「お疲れ〜」」」」
ナ「ってことで!この作品のほんぺんはシベリアが直前に最終章だけにすると決めましたので、このシベリアオリ主のみんなでお送りします!」
全『いえ〜い!』
舞「やっと投稿できたわね。どれぐらい書いてたんだっけ?」
茂「確か……2ヵ月ぐらい?」
キ「お〜なかなか」
シ「しかも元々は1話完結で投稿するつもりだったしな」
キ「なるほど〜」
信「途中で企画とかメイン作品の方も投稿してたしな」
ナ「でもたしかR18の方もまだ完成してないんだろ?大丈夫なのか?」
信「大丈夫じゃないか?シベリアだし」
キ「そうだな、シベリアだし」
茂「そうだね、シベリアさんだし」
舞「まぁ、いつものことよ……シベリアだし」
ナ「だな。気長に待つとすっか!」
茂「さて、今回のこの作品のおさらいといこうよ!」
キ「そうだな。この作品の設定って、案外ハッチャケてるよな」
舞「えぇ……世界最難関のチャンピオンリーグに指定ジムとかね」
信「でもこの俺やキセキのように、ラブライブ!以外の作品のオリ主をこの場で使うのは流石だと言えるな!」
キ「そうだな!もしかしたら作品の執筆の方も……?」
ナ「あぁ、作品凍結するみたいだぞ」
信・キ「「は?」」
ナ「いや、なんか執筆も思うとおりに進まないし、展開も思いつかないらしいぞ」
信「なんだよ!初のオリジナル作品なのに!」
キ「そうだ!初のラブライブ!以外の二次創作なのに!」
舞「まぁ、シベリアはやっぱりラブライブ!に熱中しすぎなのよ」
茂「だからきっと、一旦こっちに集中したいんじゃないの?」
ナ「まぁ、どんまい」
信・キ「「くっ……!(これがラブライブ!作品オリ主の余裕なのかっ!)」
ナ「でもバトルの描写頑張ったな〜あいつ」
舞「そうね。この作品はゲームの要素とアニメの要素を混ぜた感じだから、色々大変だったようね」
茂「あ、ハッチャケてる設定もう1つあったよ」
信「ほう……それは?」
茂「ジムリーダーの手持ちのレベルが1つめがたしか10代で、それからずっと10ずつ上がってたんだって」
舞「うそっ!?それなら絵里の手持ちのレベルは?」
茂「えっと……90だって」
キ「あぁ、確か俺達の手持ちって全員100だったよな?」
信「そういえばそうだっな」
舞「でも本当にこんな設定のゲームあったら難しすぎよね」
ナ「違いねぇ……それを突破したおれを褒めて欲しいな」
舞「でもあんたは主人公なんだから当たり前でしょ?」
ナ「それもそうだな」
信「でも一番の謎はあのバシャーモだよな?」
茂「あぁ、僕のときだけ使わなかった……」
ナ「だって勝てたんだもん!!」
舞「それは仕方ないわよ。あ、そういえば、あのバシャーモになるときにチャンピオン戦ではボーカルがついてたけど、あれはどういう意味があるの?」
ナ「あぁ、なんかおれとバシャーモが完全に1つになった証拠みたいだぜ?」
キ「なるほど……なんだか燃えるな!」
信「あれはもうチートに近いな」
舞「シベリアはアニメの方のサトシゲッコウガを意識したみたいだけどね」
茂「じゃあそれはナオキバシャーモ……?」
ナ「いや、サトシゲッコウガは姿が結構変わってた。でもおれのバシャーモは赤いオーラをまとっただけだからナオキバシャーモって書かなかったみたいだ」
茂「なるほど!」
舞「でもチャンピオンも驚きよね。
まさか未来のナオキくんだなんて」
信「俺もまさかそうとは思わなかったな」
キ「でも確かナオキの作品でも未来のナオキが出てたんじゃ……?」
ナ「あぁ、出てたな。でも名前は違うぞ?」
舞「ま、使い回しのしすぎはよくないからね。ミツヒデくんとか」
茂「ミツヒデとか」
信「あとミツヒデとか」
キ「あぁ、あとあれも、ミツヒデとか」
ナ「確かにミツヒデもあった。あとさ、あれもあるじゃん?ミツヒデとか」
舞「しょーもないことしないの!
いつかのキャスでのやり取りみたいじゃないのそれ」
キ「あ、そういえばポケモンの鳴き声って誰がやってるんだ?」
茂「そういえば……でも文字にもなってないし……」
信「シベリアが鳴き声は書かないって決めてたからな」
舞「でも1つだけあったわよね。セリフで鳴き声のやつ」
ナ「それ以外の地の文で叫び声とかで表現されてたやつもな」
舞「誰がやってるの?」
ナ「そういうのは全部シベリアがやってるぞ」
舞・茂・信・キ「「「「えぇ〜!!」」」」
茂「待って!シベリアさん凄くない!?」
信「まさかまさかだな……」
キ「ここに来て衝撃の事実……
語り手シベリア、ポケモンの鳴き声もしていた……!!」
ナ「さてと……もう話すことないかな」
舞「早いわね。一周年記念作品だからもうちょっと長くすると思ってたのに」
茂「マイペースだね〜」
信「うぉおおお!!もっと出番をーーー!!!」
キ「くっそぉおおお!!!早く執筆をーーー!!!」
ナ「うるせぇ!シベリアが書く気になったら書いてくれるって!」
信・キ「「それっていつ?」」
ナ「いつか」
信・キ「「なーんだ………って、いつかっていつだよ!!」」
ナ「それじゃあ、みなさんこれからもシベリアの作品を……」
全『よろしくお願いします!
ばいばーい!!』
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