ストライク・ザ・ブラッド~幻の第五真祖~   作:緋月霊斗

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テレビって面白いですよね。
僕の好きなテレビはモニタリングです。
どうでもいいですね、はい。
本編をどうぞ。


錬金術師の帰還編Ⅳ

古城が浅葱に聞く。

「なあ、どうやって帰る?」

「はぁ?普通に歩いて帰るんじゃないの?」

「いや、だってお前……」

「なによ?」

「古城はそんな格好で歩くのか心配してんだよ」

「え?……あっ……」

「しょうがねぇな……古城、パーカー貸してやれ」

「お、おう」

「じゃあ、警備隊が来る前にずらかるぞ」

「え?このままウチに行くのか?」

「ああ。一旦ウチに帰って浅葱を着替えさせてからMARに行く」

「ああ……なるほどね」

「わかったなら行くぞ」

四人は暁家に向かった。

「で、あのバケモノはどうなったの?」

「霊斗が殺した」

「あ、そう」

「あの……先輩、霊斗さん」

「ん?どうした?」

「私は師家さまの所に戻りますね」

「ああ……雪菜、罰ゲームがんば」

「……無いことを祈ります」

雪菜は骨董品屋の方へ走っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暁家。

古城がドアを開けると、凪沙が駆け寄ってきた。

「あ、霊斗君に古城君おかえり!牛乳買ってきてくれた?」

「牛乳?」

「えー、二人にメールしたんだけど!」

凪沙に言われて古城と霊斗はポケットから携帯を取り出す。

そして二人同時に呟く。

「「うわぁ……」」

中から出てきたのは無数の電子パーツだった。

古城と霊斗の魔力の衝突で壊れたのだろう。

「……はぁ……」

「えー!?二人ともまた壊したの!?」

「すまん凪沙。錬金術師に浅葱が襲われてたから、そいつと戦ってたらな……」

「え?あ!浅葱ちゃん!怪我してる!?」

「大丈夫だ。俺が治癒しといた」

「あ、良かったぁー。で、古城君は?」

「浅葱を守ろうとして転んだんだ」

「え……だっさ……」

「霊斗……覚えとけよ……」

「やだ」

「なんでだよ!」

「あー、悪い、凪沙。浅葱に風呂を貸してやってくれ。着替えは母さんが買ってきた女装セットでいいだろ」

「あー、あれね……わかった!用意しとくね!」

「じゃあ、俺は牛乳買ってくる」

「あ!霊斗君、宿泊研修に持ってくお菓子買ってきて!」

「へいへーい」

霊斗は再び家を出た。

しばらく歩くと公園があったので、ベンチに座って休む。

「はぁ……」

溜息をついて空を見上げる。

「あいつ、なんて言うかな……」

霊斗はもうアスタルテに言う事は決めていた。

だが、それが言えない。

「ははっ……俺も臆病だな……」

霊斗は自嘲気味に笑う。

「はぁ……あ、財布忘れた」

霊斗は渋々立ちあがり、家に戻る。

「ただいまー……」

「あ、霊斗君!おかえり、早かったね!」

「いや、財布忘れただけ」

「えー!もう!凪沙が行ってくるからいいよ!」

「すまん」

「じゃ、いってきまーす!」

凪沙が騒々しく飛び出していったのを見て、霊斗はキッチンに向かい、ココアを淹れる。

「はー、甘い……」

「相変わらず甘党だな」

隣で古城がコーヒーを淹れ始める。

「まあな……疲れた時にはココアが一番だ」

「そうか……いただきます……ブホッゲホッ!」

「どうした?」

「あ、あああ、浅葱!?なんでそんな格好で!?」

「ん?浅葱?ゴホガハッ!?」

浅葱は服を着ていなかった。

「ふ、ふふ、服を着ろ服を!」

「ん……吸血鬼か……」

「「なにぃっ!?」」

「ここは主らの館か?」

「あ、ああ……お前……浅葱じゃないな?」

「主は鋭いのぅ……浅葱というのはこの身体の本来の持主か」

「そうだ……その宝石は……まさか''錬核(ハードコア)''!?」

「''錬核''の事もわかるのか。いかにも、これは''錬核''だ」

「お前の正体がわかった……お前、ニーナ・アデラードだな!」

「すまん、霊斗。まったくわからん」

「いかにも、妾が古の大錬金術師、ニーナ・アデラードだ」

「「自分で大錬金術師とか言うんだ!?」」

「事実だからな」

「なんか偉そうで気に食わないが……ニーナ・アデラード、浅葱を救ってくれた事、感謝する」

「なんだ、主は意外と律儀だな。まぁ、感謝などよい。利害の一致というやつだな」

「いや、違うだろ」

「そうか?……そういえば主らの名前を聞いておらぬな」

「俺は暁霊斗。こいつは古城」

「霊斗に古城か……吸血鬼の兄弟とは珍しいな」

「血は繋がってねぇけどな」

「そうか……」

「で、あんたは霊血を集めれば浅葱から出ていってくれるのか?」

「そうだな。霊血さえあれば妾は自分の身体を取り戻せるのでな」

「じゃあ古城。今夜からさっそく探すぞ」

「ああ」

霊斗と古城が頷き合っていると、ニーナは驚いたような表情をして、すぐに優しい表情になる。

「主らは優しいのだな……まるで叶瀬夏音のようだな」

「俺らはあんなに優しくないさ。……特に俺はな」

「そうか……何があったかはわからんが、先達者の助言をやろう」

「はぁ?」

「自分の信じた道を行くのではなく、自分の信じる道を切り開け。それは必ず正しいとは限らないが、誰かがきっと認めてくれる」

「……」

「霊斗?」

霊斗は唖然としていたが、急に笑いだした。

「あははは!」

「れ、霊斗!?」

「ありがとう、ニーナ。お陰で目が覚めた」

「若者を導くのが先達者の役目だ」

「でも、やっと自分のやるべき事がわかった」

「それは良かった」

「で、ニーナ」

「なんだ?」

「そろそろ古城が失血死しそう」

「うお!?なにがあったのだ!?」

「お前が服着てねぇからだよ!はよ服!服着ろ!」

霊斗が自分の服を着せ、古城の蘇生を開始する。

「起きろ古城!お~き~ろ~!」

「ハッ(゜ロ゜)!俺は何を!?」

「ふう、無事か」

霊斗は呟き、残っていた冷めたココアを飲み干した。




あー、疲れた。
もう寝よう。
おやすみなさい(^o^)/!
また次回!
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