まあプロットもない作品ですが……よければ見てやって下さい。
始まりはほんの些細な事だった。
転生物の二次創作のネット小説を見ていたら母親からお使いを頼まれて、ちょいと自転車を走らせてスーパーで買い物済ませて~の帰り道で道端に立ってた地蔵を蹴飛ばしてしまい、その後視界が急にブラックアウト。何故か出て来たお地蔵様から蹴飛ばした罪として俺の人生があぼんになったと聞かされた。
当然それにショックを受けた俺。気付けば何と生き返りたいためにお地蔵様とO☆HA☆NA☆SI状態に。俺を見てプルプル震えるお地蔵様。オイ俺よ、一体何をしたのだ。
そんなこんなで元の世界には戻れないけど別の世界に転生させてもらえるように!ラッキー♪
――――――ニヤリ。
計画通りである。チョロいぜ地蔵。
汚い流石忍者きたない。
しかも元の世界とほぼ同じ世界観を持つ所へ転生させてくれるとか。俺にとっては嬉しい限りである。
「じゃあいってらっしゃ~い!」
いきなり来た浮遊感。これが俗に言う転生かッ!と感じる暇もなくハッキリしていた意識も落ちていく。
しかし、これで俺は無事転生を果たしたのである。
今度こそ、寿命まで生きよう。俺―――
だというのに。だというのにだ。
今の状況を理解出来ないでいた。当然だろう、平和に暮らそうと思い普通に学生生活を送って友人達とバカばっかりやっていたというのに、なんで俺は剣なんかを握ってるんだ?と。
いやいや俺も知りたいよ。Why?何故?そう思ってたら剣から小っちゃい女の子が飛び出て来た。しかも―――
『初めまして、我が主よ』
いきなり意味不な台詞を投げかけてきたチミッ子。いやいやお兄さんそんな事を言わせる趣味ないからね。
暫く固まって眺めていると顔を赤くしてあわあわし始めた。あらやだこの子カワイイですのことよ奥さん。おーほっほっほ!どっかの金髪縦ロールの様である。
あれやこれやしてる内に何故か契約みたいな事を交わされた。これで死亡フラグ確定である。ああっこの世界の父さん母さん、先立つ親不孝をお許しください。
―――グサッ
やーらーれーたー(棒読み)
ちょっと色白過ぎるかわいこちゃん達に刺されてバタリ。倒れてさあ天国へレッツらゴゥな時にチミッ子に叩き起こされた。痛くないようにと凄くソフトタッチである。その優しさに癒された俺はロリコンではない。
何をしているのですか我が主。
いや刺されたんで死ぬんですが。
―――は?
―――は?
刺された所を触ってみるとあら不思議。服が斬れただけじゃないですか。
これ何ぞ?と首を傾げてるとチミッ子が教えてくれた。
『我が主はエターナルという超越者になったのです。あの程度で死ぬなんてありえません。あと私はこの剣の神獣です』
え、何それ?エターナル?神獣?
話を聞くとどうやら細胞レベルで吹き飛ばされても死なないらしい。
何それ怖い。
しかも上位の神剣なるものを持つと一振りで世界を一つ消し飛ばせるとか。
何それ怖い!
しかも俺は現在進行形で命を狙われてるらしい。
何それ怖い!?
もう三回目である。
ならば逃げようジャマイカと剣を握って力を込める。うおお!燃えろ俺の
ブンと剣を一振りするとわーきゃーと吹き飛んでいく色白かわいこちゃん達。どうやら自演ではないらしい。自演であってほしかったよ……。
この後俺の神剣が第一位だとか他のエターナルやら何やら色々な超展開が巻き起こされたが作者が書き上げれる自信が無いので割愛である。
そうしてあっという間に数千年、精神年齢は御爺ちゃんではないがそろそろいい歳というものを遥か彼方に置いたままハッスルしていると目の前に赤毛の青年が。
初めましてーと爽やかな笑顔で自己紹介。どうやら青年の名はローガスというらしい。
自己紹介もそこそこに済ませるとそこから何故か戦闘モード。ローガスの説明では女の子一人を封印するために生贄になって欲しいらしい。
それを聞いて素直にハイとは言えない俺。何とかフラグを回避しようと説得していると何故か「俺の屍を越えて行け」的な熱血展開が勃発。俺はそこまで熱血じゃないはずなのに。
そうして斬り結ぶこと数時間。とうとう神剣を抜いたローガスと本気の殺し合いに発展。チョーが付くほど強いですお兄さん。しかしソコは俺も同じ神剣持ち。うりゃーと適当に剣を振り回すと遥か彼方に吹き飛んでいくお兄さんことローガス。
――――――あれ、コレ勝つる?
それならもう容赦しないぜーッ!とばかりにドンドン攻めていく俺。弱い奴には容赦がない。どっからどうみても主人公ではない。作者も本当にコイツが主人公で良いのか分からなくなってきた。
と絶好調な俺の足元に突然魔法陣みたいなモノが。上から声が聞こえたので見上げてみるとローガスの仲間みたいなエターナルがたっくさん。
冷や汗ダラダラ。つまり難易度EXTRAですねわかります。
これが孔明の罠かッ!と呆然としてるのも束の間、早速ローガス&お仲間十数人対俺一人の戦いの始まりである。なにこのリンチ。泣きたくなるんでやめてもらえませんかねぇ?
徐々に不利になっていく状況。全員第三位以上の上位神剣持ちである。そんな連中にリンチされる俺ェ……。こんなはずじゃないことばっかりだ!
そしてとうとう追い詰められた俺。しかし、女神は最後に俺に微笑んだッ!
ズズズッと揺れる空間。どうやらジルオルという破壊神が暴れているらしい。That's Nice!
ローガス達がわたわたしているその隙に逃げる俺。
あーばよ、とっつぁん!
そして視界がブラックアウト。―――あれ?何かデジャヴ。
そこから再び明るくなる視界。ああ良かった、俺は逃げ切れたのだ。
―――というのも束の間。
「おおっ!無事に生まれたのか!良かった、本当に良かった!!」
いきなりダンディなお兄さんとご対面。
「オ、オギャァアアア!!(お、俺また赤ん坊になってるぅー!?)」
衝撃事実に目がパチクリ。
こうして俺、氷堂尊の新しい人生が始まったのであった。
全ての天を統べし者(又は“全天の”)氷堂尊《ひょうどう たける》
前世:人間?
一応主人公の名前。主人公かどうかは疑わしい性格の持ち主。
前世(赤ちゃんになる前)では普段神剣を抜く事は無い。その為力を無闇に振り回さない人として尊敬を集めたりもしていたが、ぶっちゃけ中の人はめんどくさい事が嫌なだけ。そのくせ事が終わると見守っていたよ的な雰囲気で近付く為余計質が悪い。ニヤリ。
『運命』を抜いたローガスと斬り合っても圧倒した実力を持つ。
永遠神剣:第一位『九天』
片手剣型の高位神剣。九本の上位神剣が一つになった結果生まれた高位神剣で、同じ第一位である『運命』と互角に斬り合えるだけの力を持つ。
守護神獣:天使長『ヘレン』
身長18cm程の小さな少女の姿をした尊の守護神獣。見詰めると顔を赤くしてあわあわし始める。