今回の登場怪獣は…
・友好巨鳥リドリアス
・カオスヘッダー
・カオスリドリアス
です。
それでは、本編スタート!
【ムサシ編】(←キャラ目線の時に必ず出てきます。)
ここは、アメリカ郊外。
俺は、今から日本という国に帰ろうとしていた。
5年前……。小学生だった俺は、卒業前に不思議な出来事をした。慈愛の戦士、ウルトラマンコスモスと出会ったのだ。
それから、コスモスから貰った勇者の証は、幼馴染みの渡辺曜と言う人に渡した。俺より、彼女の方が真の勇者に相応しいと思ったからだ。
ムサシ父「ムサシ、日本に帰っても頑張れよ!」
ムサシ母「ムサシ、身体には気をつけるのよ。」
ムサシ「わかってるよ父さん、母さん。それに、日本にはあいつも居るんだ。安心しててよ。」
ムサシ父「そうだな。そうなると曜ちゃんが花嫁候補なのか?」
ムサシ「な、何言ってるんだよ!?それは、まだ先だろ?」
ムサシ母「そうよ、ムサシも年なんだから。」
ムサシ「からかうのは止めてくれ。俺、そろそろ行くから。じゃあ、またね!」
そう言うと俺は、飛行機に乗り東京へと向かった。
【本編】
その頃、宇宙では地球に向かってる光の粒子を追いかけて青い巨人が地球を目指していた。彼は、昔バルタン星人の件で地球に来たが一部の地球人しか知られていない。
???「コスモス、何故我々の邪魔をする?」
コスモス『カオスヘッダー。これ以上生態系を壊すのは止めるんだ。』
彼の名は、ウルトラマンコスモス。平和を愛して争いを好まない戦士…慈愛の戦士と呼ばれている。
カオスヘッダー(以後、カオス)「それは無理だ。」
コスモス『何故だ!?』
カオス「それが、私の楽しみだからだ!!」
そう言うとカオスヘッダーは、コスモスにエネルギー光弾を放ち猛スピードで消えてしまった。
コスモス『急がなければ……』
そう言うとコスモスは、地球へと急いだ。
地球には、何十匹や数百体の怪獣が存在してるらしい。日本の太平洋にある小さな島、鏑矢諸島では怪獣の保護にあたる活動をしているSRCの怪獣保護区になっていて地球の怪獣達が数多く生息している。
ところが、そこから一匹の怪獣が空を飛んで逃げてしまった。怪獣の名は、リドリアス。基本性格は、大人しく人に危害を加えない生物だが、カオスヘッダーはそんなリドリアスに目をつけた。
【曜編】
私の名は、渡辺曜。17歳の高校二年生ってみんな知ってるか……。
私は、千歌ちゃんや潤君と一緒に共学化した浦の星女学院に入学して楽しい学校生活を送ってたんだけど……新年度そうそう千歌ちゃんがスクールアイドルをやるとか言い出して一緒に手伝ってるんだけど……。
部員も来ないし生徒会に猛反対されるで結構苦戦してます。
そんな私達のスクールアイドル活動ですが、今日で三日目を迎えてます。最近の千歌ちゃんは、転入生の桜内梨子ちゃんを必死にスカウトしようと頑張ってます。
千歌「そう言えばさ、今日あたりムサシ君帰ってくるんだよね?」
潤「うん、ムサシの奴……成長したかな?」
曜「私は、変わってない方がムサシらしいけどね。」
潤「曜……お前に前から聞きたかったことあるんだけど……ムサシに惚れた?」
曜「え!?な、な、何言ってるの?そんな訳ないじゃん……/////」
潤「そうか?沼津で遭遇したウルトラマン事件以来からムサシに対する接し方変わった気がするんだよね。」
千歌「てか、曜ちゃん顔赤いよ。熱でもあるの?」
曜「嘘……私、そんなに赤い???」
潤「めっちゃな。まぁ、子供な千歌には分かりにくい話だけどな。」
千歌「えぇ!?なんで???」
そんなたわいもない会話をしながら私達の学校生活は、始まるのでした。
【ムサシ編】
十何時間の空の旅を終えると新幹線や電車を経由して沼津へ向かった。俺の心の中には、ワクワクとドキドキで胸がいっぱいだった。
荷物は、先に家の方に向かってる。両親が海外で大成功して大儲けしたからって言って一人暮らしを許してくれるとかそこだけは、尊敬するけど……。
そんなことを考えながら俺は、再び寝についた。
????『ムサシ……ムサシ!』
コスモスの声が聞こえると、俺は目を覚ますとそこは、宇宙空間だった。目の前には、ウルトラマンコスモスがいた。
ムサシ「ウルトラマンコスモス!!」
コスモス『久し振りだな、ムサシ。だが、今はそれどころではない。地球に、悪の手が迫っている。』
ムサシ「地球に!?」
コスモス『あぁ。』
ムサシ「もしかして……宇宙人!?」
コスモス『違う。カオスヘッダーと言う生命体だ。他の惑星の生態系を変える事から光のウイルスとも言われている。地球の怪獣たちが危ない。カオスヘッダーは、君の近くに向かっている。』
ムサシ「分かった、気を付けるよ。」
それを最後に元の視界に戻った。
アナウンス「次は、沼津、沼津。」
そんな様なアナウンスが聞こえて俺は、電車を降りる準備をした。そこから、バスを使って内浦へ向かった。
【曜編】
千歌「ダメだった……。」
梨子ちゃんや1年生などのスカウトに失敗した千歌ちゃんは、いつも通り落ち込んでいた。
潤「千歌は、どストレート過ぎるよ。もうちょっと工夫が必要だね。」
千歌「そんな事言われたって千歌には、無理だよ。あの時だって……。」
そう、あの時……。
〜回想シーン〜
まだ、幼かった私と千歌ちゃんは二人一緒に砂場で遊んでいた。
曜「出来た!千歌ちゃん、出来たよ!」
千歌「うん!もっと大きくしようよ!」
その時、1球のボールが私達の所を襲ってきた。それは、砂場を襲うと作った建物が壊れてしまった。
曜「そんな……。」
千歌「せっかく作ったのに……。」
男の子A「悪い悪い!そんな所で遊んでいるなんて知らなかったからさ!遊ぶんだったら違う所で遊べよな!」
曜「こんな事してその言い方……酷いよ。」
当時の私は、何もすることが出来なくてただ泣くことした出来なかった。
男の子A「だいたい女は、家でママゴトでもしてろ!」
???「それは、違う!!」
涙で視界がボヤけてたけど目の前には、一人の男の子が立っていた。
男の子A「何だよ……ムサシ、お前も女の味方するのかよ!」
ムサシ「だいたいどこで遊ぼうが人の自由だ!この城をこんなにしておいて謝れないのか!僕は、そんな奴と一緒に遊べない!!」
?「ムサシの言う通りだな。」
またもう一人私達の前にやってくる。
男の子A「じ、潤まで……。」
ムサシ「こんな自己中な奴らは……」
潤「この場から……」
ムサ潤「「立ち去れ!!!」」
そう言うと男の子達は、その場から去った。
すると、目の前の男の子は私達の方を振り向くとしゃがんで砂を集め始めた。
曜「何してるの?」
ムサシ「お城を作ってるんでしょ?一緒に作るよ!」
千歌「でも……また1からだよ?」
ムサシ「それでいいじゃん。さっきより大きなお城を一緒に作ろうよ!」
これが、私とムサシとの最初の出会いだった。それから毎日遊んだ。逆に遊ばなかった日の方が少ないぐらいに……。
潤「ムサシの行動力の半分は、正義と優しさだからな。だから、ムサシは凄いよ。」
千歌「うん!憧れるよね!!曜ちゃん。」
曜「うん!ムサシは、凄いよ。夢は、信じてれば必ず叶う。ムサシが言った言葉を私は、今でも覚えてるよ。」
すると、二人は私をじっと見つめていた。
曜「な、何!?」
千歌「やっぱり、曜ちゃん。ムサシ君の事好きなんだ〜。」
曜「え、えぇっ!?恋愛に鈍い千歌ちゃんまでなんで知ってるの???」
好きと言う感情が私の頬を熱くさせる。
だって、バルタン星人の時のムサシを見たら誰だって惚れるよ……。
潤「こんな噂ばかりしてたらムサシ来るんじゃないか?」
千歌「ありえる!それ、ありえるよ!!」
すると、物凄い風が私達を襲った。
曜「何!?」
空を見ると苦しんでいる怪獣の姿があった。
千歌「大きな鳥!?」
潤「あれは、リドリアス!鏑矢諸島で保護されてる怪獣だ。」
曜「鏑矢諸島で保護されてる怪獣がなんでここに!?」
潤「鏑矢諸島は、太平洋にあって直線で飛んでくるとここが一番近いんだ。」
千歌「そんな!」
すると、リドリアスは建物を破壊して姿を変えた。
曜「何あれ!?」
潤「あんなの見た事ない。」
千歌「それより、逃げよう!早く!!」
突然のリドリアス出現に町の人パニック状態だった。
後ろでお婆さんが倒れるのを見た。
曜「千歌ちゃんは、早く行って!」
そう言い残し倒れ込んだお婆さんの所へ向かう。
曜「お婆さん大丈夫ですか?荷物持ちます。」
お婆さん「あ、ありがとう……。」
千歌「曜ちゃん早く早く!!」
しかし、リドリアスはこっちに向かってきた。
その時、私のポケットにある勇者の証が眩しく光り始めた。私は、すぐさまこれが原因だと思った。
曜「千歌ちゃん!このお婆さんをお願い!」
千歌「曜ちゃんは?」
曜「私は、リドリアスを引きつけるから!」
千歌「そんなの無理だよ!」
曜「やってみなちゃわからないよ!潤君もお願いね!」
そう言い残して私は、リドリアスの方に向かった。
曜「リドリアス!!こっちこっち!!」
そうやって勇者の証を見せるとリドリアスはこっちに向かってやって来た。それを確認して私は、避難所と違う方向へ進む。
曜(上手くいってるみたいだけど……何時まで続くかな?)
私は、この囮作戦が上手いくか不安だった。リドリアスは、破壊光線を放って私を攻撃して来た。
曜「キャッ!!」
私の近くで爆発が起こる。その衝撃でしゃがんでしまった。リドリアスは、お構い無しに次々と光線を放ってきた。でも、次第に光が強くなってくのが確認できた。
曜(どうして!?)
私は、疑問に思うけど……、
その答えはすぐに見つかった。
ムサシ「曜!!」
曜「え!?……ムサシ!?」
ムサシ「勇者の証を、早く!!」
曜「うん!」
私は、言われるままに勇者の証をムサシに投げる。ムサシは、勇者の証を受け取るとリドリアスも物凄い光線でムサシを攻撃し始めた。
ムサシ「後は、俺がやる。だから曜は逃げるんだ!!」
曜「でも!!それじゃあ、ムサシが……」
ムサシ「いいから早く!!」
すると、ムサシは走り出した。それを見たリドリアスも空を飛んで後を追いかける。
曜「ムサシ……。」
【ムサシ編】
俺は、勇者の証を持ってリドリアスを引き付けた。勇者の証が物凄い光っている。
ムサシ「コスモス、俺はこの地球を死の星何かにさせない!だから……だから、力を貸してくれ!」
カオスヘッダーに侵されたリドリアスは、破壊光線で俺を攻撃してきた。俺の右、左、前と三ヶ所連続で爆発する。その時に俺は、勇者の証を空高く掲げて叫んだ。
ムサシ「コスモース!!」
すると、空から眩しい光が俺を包み込み俺は、ウルトラマンコスモスルナモードへと姿を変えた。
コスモス『共に戦おう。ムサシ、カオスヘッダーの魔の手から人々を守るために!』
コスモス(ムサシ)『うん!』
リドリアスは、コスモス(以後、ムサシ編の場合に限って俺で)に向かって体当りしてきた。それを躱すけど方向転換して破壊光線を撃ちながら体当りしてきた。それをもろに受けて俺は、地面に倒れ込む。リドリアスは、俺の上に乗っかり嘴や鋭い爪を使って攻撃してくる。
曜「コスモス!!ウルトラマンコスモス!!」
曜の声!?
俺は、リドリアスを吹き飛ばし声の方に向くとそこには、千歌や潤それに果南もいた。
曜「負けちゃダメだよ!コスモス!!……、リドリアスを元に戻して!!」
俺は、立ち上がると透視能力でカオスヘッダーの位置を確認するとカオスヘッダーは、リドリアスの首元に居た。俺は、リドリアスを解放するためにもルナエキストラクトでカオスヘッダーを取り出してリドリアスを解放した。
曜「やった!」
しかし、カオスヘッダーは光の粒子からカオスヘッダーに侵されてる状態だったリドリアスに姿を変えた。
千歌「どうして?リドリアスはもう……。」
潤「恐らく。カオスヘッダーには、取り付いた相手の細胞をコピーし変身出来る能力があるみたいだ。」
潤の言うことは正したかった。解放したリドリアスは、その場に倒れ込んでいる。カオスリドリアスは、リドリアスを何度も蹴り飛ばした。俺は、それを見てカオスヘッダーを許せなくなった。気がついたら握り拳を作っていた。そして、優しさのルナから強さのコロナへモードチェンジした。
千歌「見て!姿が変わったよ!!」
曜「強さの戦士…コロナモード。」
果南「曜ちゃん、あの巨人に詳しいね。確か……ウルトラマンコスモスだっけ?」
曜「うん、小さい時に助けてもらったんだ。」
そう言いながら曜は、こっちを見つめる。
俺は、カオスリドリアスに向かって走るとタックルで弾き飛ばすとそのまま足を持って振り回しカオスリドリアスを地面に叩きつける。
すると、カオスリドリアスは、破壊光線を放ってきた。それを側転やバク転などをしながら躱すとジャンプしてカオスリドリアスの後ろに回る。その時、カラータイマーが青から赤に変わって点滅し始めた。
そして、両手をL字に組んで放つネイバスター光線を放つとカオスリドリアスに命中した。
カオスリドリアスは、それを受けるとバラバラに爆発した。
俺は、ルナモードに戻りリドリアスを鏑矢諸島に連れて行くと光の個体になって内浦に帰った。
良く見ると、勇者の証がスティック状に変化してた。
ムサシ「コスモス!?」
コスモス『それは、コスモプラック。君と私が一心同体となった証だ。ムサシ、共にカオスヘッダーから人々を……この星の生物を守りきろう。』
ムサシ「分かったよ、コスモス。」
曜「あ!ムサシ!!」
俺は、曜の声に気づき慌ててコスモプラックを隠した。
曜は、全力で走って近づくとこれでもかと言わんばかりの勢いで抱きついてきた。
ムサシ「どうした?急に……。」
曜「どうしたじゃないよ!帰っきたと思ったら急に命投げ出す様な行動とるし!二度と会えないかと思ったじゃん!」
曜は、自分の瞳に大量の涙を溜めながらそう言った。
ムサシ「ごめんな。お前に心配させちゃってさ。でも、これは約束する。俺は、死なないから。」
曜「約束……だよ。」
ムサシ「うん、約束する。」
こうして、俺の新たな物語がスタートした。カオスの脅威から果たしてこの星を守れるのか!?
疑問はあるけど……頑張ろうと思う。
《次回予告》(CV.剣崎ムサシ)
内浦に帰ってきた俺に襲ってきた試練は……
転入だった。
何故か親の手違いで浦の星女学院に転入するはめになる。そんな中、内浦の地下から怪獣ゴルメデが姿を現す。
次回、第2話「試練」
次回もお楽しみに!!