遊戯王ARCーV get back in the game   作:眉キー

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第二章 地下と道化師と-5

ロジェLP4000 デニスLP3250

 

ロジェ 手札1 場 宝玉獣ルビー・カーバンクル×2 極神聖帝オーディン×2 バック サファイアペガサス×1 神の居城ーヴァルハラ

 

デニス 手札0 場 emトラピーズマジシャン シャイニートマジシャン バック バリア・バブル

 

「ボクのターン、ドローするよ!」

 

 デッキから手札を補充したはいいが、攻めあぐねるデニス。

 

「カードを一枚伏せて、トラピーズマジシャンを守備表示に。ターンエンドだよ」

 

 自分でも冷や汗をかいているのがわかる。ーーライフでは殆ど動いていないが、アクションマジックを使うのではなく、ロジェに使わされている。自由意思で使っているのではなく、使わねば倒される状況。これは不利だ。なにより4000をいきなり越えるモンスターが、こちらに出せない問題がある。

 

 今引いた《砂塵のバリアーダストフォース》は攻撃宣言時のモンスターを裏守備にする永続的な効果があるので決まりこそすればこの状況を凌げるが、そもそもオーディンはトラップを無効化させる能力を持っているので確実性があるとは言えない。

 

 

「おや、息切れですか。無理もない、大量展開しましたからね」

 

ロジェがデッキに手を掛ける。

 

「私のターンです! ドロー!」

 

 

ロジェLP4000 デニスLP3250

 

ロジェ 手札2 場 宝玉獣ルビー・カーバンクル×2 極神聖帝オーディン×2 バック サファイアペガサス×1 神の居城ーヴァルハラ

 

デニス 手札0 場 emトラピーズマジシャン シャイニートマジシャン バック バリア・バブル 伏せ1(ダストフォース)

 

「私は今引いた《ギャラクシー・サイクロン》でセットカードを割らせてもらいましょう」

 

 ロジェの言葉と共に、せっかく伏せたダストフォースが爆散する。

 

「まずいっ!」

 

「おやおや、危ないところでした。うっかり攻撃したら止められるとこでしたね」

 

……ギャラクシー・サイクロンが墓地に行った今、次のターンでバリア・バブルも割られてしまう。万事休すか。

 

「さらに私は、《極星天ヴァルキュリア》を通常召喚!」

 

「まだチューナーが!?」

 

「2体の《ルビー・カーバンクル》にレベル2、《極星天ヴァルキュリア》をチューニング!」

 

「古えの機械龍、此処に蘇れ! スクラップ・ドラゴン!」

 

「ーー!」

 

 デニスは似たフォルムを持つモンスターをかつて見た覚えがある。古代の機械巨竜。

 

「バトルフェイズ! オーディン二体で、《シャイニート・マジシャン》を攻撃!」

 

「アクションマジックがーー見つからない!?」

 

「ヘヴンズ・ジャッジメント!」

 

「あぁっ!」

 

 オーディンの雷撃がシャイニート・マジシャンを襲う。

 

 シャイニートマジシャンの戦闘破壊耐性は1ターンに一度のみ。これでは、勝てない。

 

 盤面こそ残せたが頼みのトラピーズマジシャンが一体……これでは。

 

「ーー次のターンが最後です」

 

 そう宣言するロジェからは、全身から有り溢れた自信が満ちていた。

 

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