遊戯王ARCーV get back in the game 作:眉キー
「フィールド魔法、クロスオーバー。そのカードがフィールドゾーンに存在する限り、アクションカードを使用できる。 フィールドに散らばったアクションカードは1枚しか同時に手札に加える事ができない。基本的にアクションマジックは速攻魔法として考えて貰っていい……ま、こんな事ですかね」
デニスはそう笑いながらも、私の方を見る。
「成程。これは画期的なデュエルですね」
相槌を打つ。なるほど、理屈は理解できる。プレイヤーの身体能力にかなり影響されるデュエルという奴か。……しかしまぁ、動きやすい恰好できたからいいものの、いつもの服だったら走り辛くて大変そうだ。 アカデミアで鍛えた身体能力はあるが、正直運動能力は昔と比べて相当落ちている。アクションデュエルをするならば、それこそ私も肺活量を増やすために水泳でもやるべきか。
「では、ディスクの決定ではあなたが先行だそうなのでお先にどうぞ、ミスターロジェ」
デニスは含みがありそうな顔でそう告げた。
「分かりました、では、お手柔らかにどうぞ」
ーーいいだろう。この戦い、融合またはフュージョンと名のつくカードなしでいってやる。
私はわざと素人くさく、ディスクを構える。
「私のターン! 忍者マスター HANZOを召喚!」
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「忍者マスター HANZO」以外の
「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
ディスクをタップすると同時に、忍者がフィールドに降り立つ。
「wao! ミスターロジェは忍者使いだったんですか? ボクの知り合いにも忍者がいるけど、そのモンスターは見た事ないですよ!」
合いの手を入れてくるデニス。
「ありがとう。でも、私はまだ召喚しただけだからね。ーー私は忍法 変化の術をデッキから手札に加えさせてもらうよ」
サーチし、さらに2枚セット。
「カードを二枚伏せて、ターンエンド」
私のデッキは忍者デッキではない。だが、まずはこれで様子見だ。 エンタメイジとやら。セルゲイの戦う黒咲のRRとは違った強さを、解析させて貰おうーー。
私は、緊張した面持ちでターンを終了した。
しかしーーセルゲイの方がやや気がかりでならない。はたして上手く奴は、やれているだろうかーー?
悪い病気が、出なければいいのだが。