遊戯王ARCーV get back in the game   作:眉キー

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第二章 地下と道化師と-2

「フィールド魔法、クロスオーバー。そのカードがフィールドゾーンに存在する限り、アクションカードを使用できる。 フィールドに散らばったアクションカードは1枚しか同時に手札に加える事ができない。基本的にアクションマジックは速攻魔法として考えて貰っていい……ま、こんな事ですかね」

 

デニスはそう笑いながらも、私の方を見る。

 

「成程。これは画期的なデュエルですね」

 

 相槌を打つ。なるほど、理屈は理解できる。プレイヤーの身体能力にかなり影響されるデュエルという奴か。……しかしまぁ、動きやすい恰好できたからいいものの、いつもの服だったら走り辛くて大変そうだ。 アカデミアで鍛えた身体能力はあるが、正直運動能力は昔と比べて相当落ちている。アクションデュエルをするならば、それこそ私も肺活量を増やすために水泳でもやるべきか。

 

「では、ディスクの決定ではあなたが先行だそうなのでお先にどうぞ、ミスターロジェ」

 

 デニスは含みがありそうな顔でそう告げた。

 

「分かりました、では、お手柔らかにどうぞ」

 

 ーーいいだろう。この戦い、融合またはフュージョンと名のつくカードなしでいってやる。

 

 私はわざと素人くさく、ディスクを構える。

 

「私のターン! 忍者マスター HANZOを召喚!」

 

星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000

このカードが召喚に成功した時、

デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。

また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、

デッキから「忍者マスター HANZO」以外の

「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

 

 

 ディスクをタップすると同時に、忍者がフィールドに降り立つ。

 

「wao! ミスターロジェは忍者使いだったんですか? ボクの知り合いにも忍者がいるけど、そのモンスターは見た事ないですよ!」

 

合いの手を入れてくるデニス。

 

「ありがとう。でも、私はまだ召喚しただけだからね。ーー私は忍法 変化の術をデッキから手札に加えさせてもらうよ」

 

 サーチし、さらに2枚セット。

 

「カードを二枚伏せて、ターンエンド」

 

 私のデッキは忍者デッキではない。だが、まずはこれで様子見だ。 エンタメイジとやら。セルゲイの戦う黒咲のRRとは違った強さを、解析させて貰おうーー。

 

 私は、緊張した面持ちでターンを終了した。

 

 

しかしーーセルゲイの方がやや気がかりでならない。はたして上手く奴は、やれているだろうかーー?

 

悪い病気が、出なければいいのだが。

 

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