遊戯王ARCーV get back in the game   作:眉キー

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第二章 地下と道化師と-4

「私のターン! ドロー!」

 

 私は新たにデッキから手札を加える。ーー来た。

 

「エクシーズ召喚、見事なものでした。ーー私も、感動いたしましたよ。お礼と言ってはなんですが、疑似ペンデュラム、そういったものを私も考えてみたのでこの出来を見ていただけませんか?」

 

 私はそういいつつ、一枚のカードを開示する。

 

「私は《ヘカテリス》を墓地に送り、《神の居城ーヴァルハラ》をデッキから手札に加える」

 

「天使族のサポートカード? ミスターのデッキはグッドスタッフなのですか?」

 

 デニスが、首をかしげてくる。まぁ、無理もあるまいーー疑問は当然、それはそうだろう。私自身、同じような構築の人間はほぼ見たことがない。

 

「私のデッキは、グッドスタッフなどという気心のしれたものではありませんーー永続魔法、ヴァルハラを発動!」

 

 私の傍にカードが立ち上がる。

 

「これで私は、フィールドにモンスターが居ない時に天使族モンスターを特殊召喚できますーー。それでは、行きますよ」

 

「ーーなんだか、ワクワクしてきましたね! 見せてくださいよ!」

 

「言われずとも、披露しましょう! この私の力を! ヴァルハラの効果を使い、《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》を守備表示で特殊召喚!」

 

星3/光属性/天使族/攻 300/守 300

このカードが特殊召喚に成功した時、自分の魔法&罠カードゾーン上から

「宝玉獣」と名のついたカードを可能な限り特殊召喚できる。

このカードがモンスターカードゾーン上で破壊された場合、

墓地へ送らずに永続魔法カード扱いとして

自分の魔法&罠カードゾーンに表側表示で置く事ができる。

 

「what!? ヴァルハラにそんな使い方があったなんて!」

 

 素で驚く、デニス。まだまだ、私の見せる技はこんな浅くはないですよ。

 

「ルビーの効果発動! 私の魔法ゾーンにある二体のペガサスをフィールドに特殊召喚し、それぞれの効果でさらにデッキから新たなペガサスと、トパーズタイガーをセットする!」

 

 

「ーーフィールドに、あっという間に3体ものモンスターを……此処から、どうするのか気になります」

 

「なぁに、普通にするだけですよ。通常召喚! チューナーモンスター、《極星天ヴァルキュリア》!」

 

「チューナーモンスターをこのタイミングで……ということは」

 

「そう、私の使う……シンクロ召喚です。……私はフィールドの二体のペガサスに、ヴァルキュリアをチューニング!」

 

 4+4+2

 

「北辰の空にありて、全知全能を司る皇よ! 今こそ、星界の神々を束ね、その威光を示せ!!シンクロ召喚! 天地神明を統べよ、最高神、《極神聖帝オーディン》!」。

 

星10/光属性/天使族/攻4000/守3500

「極星天」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター2体以上

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。

このカードはエンドフェイズ時まで魔法・罠カードの効果を受けない。

また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、そのターンのエンドフェイズ時に自分の墓地に存在する

「極星天」と名のついたチューナー1体をゲームから除外する事で、

このカードを墓地から特殊召喚する。

この効果で特殊召喚に成功した時、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。

 

 

 まさに神と言うべき神々しきモンスターが、降臨する。シンクロ次元を治めるだけには、十分すぎる力を持つモンスターだ。

 

「amazing……」

 

「だがまだ終わらせない! 私はさらに、伏せていた罠カードのエンジェル・リフトを使用する! 墓地から蘇れ! 《極星天ヴァルキュリア》!」

 

 罠の効果で墓地から天使が再びフィールドに降り立つ。此処からがさらにデッキの本領発揮だ。

 

「……さて、デニス君。一つお教えしましょう。自分のフィールドの魔法ゾーンに2体以上宝玉獣のモンスターがいる時、使える魔法カードがあります」

 

「……あ~……ボク、実は宝玉には詳しくなくて。効果はどんなんです?」

 

「デッキから、宝玉獣を特殊召喚するという効果ですよ。……そして、先ほどみたように、私のデッキにはまだルビー・カーバンクルがいるのです」

 

「ーーげっ!」

 

「私は手札から、《宝玉の導き》を使いましょう。この効果でさらにデッキから、新たな《宝玉獣ルビー・カーバンクル》をフィールドに呼び、その効果で永続魔法扱いのサファイア・ペガサスとトパーズ・タイガーを特殊召喚します。ーー同時に墓地から、一体のサファイア・ペガサスをさらに永続魔法扱いとして、セッティング」

 

「そして私はさらに、フィールドのレベル4、《サファイア・ペガサス》とレベル4、《トパーズ・タイガー》にレベル2《極星天ヴァルキュリア》をチューニング!」

 

 4+4+2

 

 

「北辰の空にありて、全知全能を司る皇よ! 今こそ、星界の神々を束ね、その威光を示せ!!シンクロ召喚! 天地神明を統べよ、最高神、《極神聖帝オーディン》!」。

 

 神の横に、さらに神が出現する。この狭い会議室には、不釣合いなくらいだ。

 

「攻撃力4000が二体目ェ!? ち、ちょっと冗談きついかな……」

 

 半ば唖然とするデニス。

 

「ーーもしも私がエクシーズ召喚を使えたのならば、此処で2体のレベル3であるルビーを使って何かができたのでしょうがね。……生憎今の私に出来るのは此処までなのですよ」

 

 ……実に、惜しい事ですが。

 

 私はそう言い放ち、バトルフェイズに入る。

 

「バトル開始。一体目の極神聖帝オーディンで、emトラピーズ・マジシャンを攻撃! ヘヴンズ・ジャッジメント!」

 

「ーーアクションマジック! 《ハイダイブ》! これでトラピーズマジシャンの攻撃力は、1000上昇し、3500になる!」

 

 デニスは咄嗟に攻撃に対応してカードを使用する。気転でダメージを、減らしたか。

 

「しかし切れ味は存分に受けて頂きます!」

 

 オーディンに殴り飛ばされ、トラピーズ・マジシャンは吹き飛ぶ。

 

デニス LP 4000→3500

 

「うぅっ……! でも、バリア・バブルのお蔭で1ターンに1度は、ボクのemは破壊されないよ!」

 

「ならばもう一度叩き込むまでです。二体目の極神聖帝オーディンで、トラピーズ・マジシャンをもう一度攻撃!」

 

「まだまだ! アクションマジック、奇跡! ダメージを半分にし、トラピーズの破壊を食い止める!」

 

 トラピーズ・マジシャンにさらにオーディンの追撃が加わる。だが今度は、奇跡のエフェクトがトラピーズマジシャンを包み守護してくれた。

 

 デニスLP3500→3250

 

「ーーこの攻撃に耐えるとは、中々やりますね。正直耐えるとは予想外でしたよ」

 

 予想外のしぶとさに、私は舌を巻く。

 

「お褒めの言葉、ありがとうございます。流石神と名のつくモンスターを従えるだけの事はありますよ」

 

「ーー人を褒めるのが上手いですね、デニス君。正直君は私の部下に欲しいくらいですよ。……さて、私はここまで動いてはもう何もできないのでこれでターンエンドです」

 

 ディスクをエンドさせる。

 

 デニス・マックフィールド……流石ランサーズの一員というだけはある。あの赤馬零児よりは劣ると言っても、相当の使い手だ。この盤面でも、けして油断はできないだろう。

 

 

 

ロジェLP4000 デニスLP3250

 

ロジェ 手札1 場 宝玉獣ルビー・カーバンクル×2 極神聖帝オーディン×2 バック サファイアペガサス×1 神の居城ーヴァルハラ

 

デニス 手札0 場 emトラピーズマジシャン シャイニートマジシャン バック バリア・バブル




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お待ちかねのデッキレシピプレゼントを、活動報告で行います。

見てね!
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