【改稿版】 やはり俺の灰色の脳細胞は腐っている【一時凍結】 作:近所の戦闘狂
☆---side Hachiman Hikigaya---☆
事故が起こってからしばらく経った頃。俺はいつものように天井を仰いでいた。かれこれ俺の病室に結構な人数が来た。見舞いに来てくれたのは、忍田さんや林藤さん、三輪、綾辻、風間さんと那須だ。
ふと、昨日来た風間さんとの話を思い出す。
『那須だったな確か。あいつの実力はどんな感じだった?』
『そこそこっすね。鍛え方を間違えなければマスタークラスとも十分渡り合えるだけの実力はすぐにつけられるはずです』
『ほう、それはなかなか期待できそうだな』
『……変なプレッシャー掛けないでください』
とはいうものの、那須は実際上に行けるだけの素質を持っている。何度か手合わせをして感じたが、戦闘中の感を磨けばそれだけでも化けるだろう。
とはいえ、この状態では鍛えるもクソもないのだが。
だが以前、那須が見舞いに来た時に作成していた訓練メニューを渡しておいた。こんな時のことも想定しておくなんてさすが俺。……まぁ、毎日見たりするのが面倒なので勝手にやってもらうためにそれを作ったのだが。
一応経過報告も頼んでる。練習メニューがきつすぎるのもあれだから、調整しなくちゃならんからな。
今日あたりにも来るだろう。
そこで別のことに思考を傾けだした。綾辻のことだ。
彼女は連日でここに来てくれている。最近の様子を見ていて感じるのは、何かに追い立てられてきているという印象だった。ここから導き出される解は”綾辻はあの事故に対して何らかの責任を感じているのではないか?”ということである。
綾辻は事故の現場にいたわけだが、当事者の一人というわけではない。そしてそのことが、彼女の何かを縛り付けているのではないか?
いや、これではただの俺の先入観で見たものでしかないな。実際には俺の問題だ。
忍田さんのお陰で俺はあの時何とか自分を保っていられた。けれど、小町を失ったことは俺にとって簡単に片づけられるような問題ではない。
だから、俺はあれ以来必要以上に他人との関係を深めることをやめた。
これ以上失いたくないものを作りたくない。俺に分不相応の物はいらない。もうこれ以上傷つくのはもう嫌だ。
だから、俺は…………。
もう”俺”を、傷つけないために。
自分にそう言い聞かせてベット体を半身起こし、窓の外の景色を眺める。
小鳥が二羽、木の枝に止まっているのが見えた。うち一羽はもう片方にすり寄ろうとするが、もう一匹の鳥はその木の枝から飛び去った。
残された小鳥は、追いかけることはなかった。
そんな小鳥たちの様子を尻目に、自分の手元に視線を戻す。すると、不意に扉が開かれた。
「こんにちは、比企谷君。調子はどう?」
入ってきたのは、綾辻だった。彼女は総武の制服を着ていたから学校から直で来たのだろう。
「綾辻か。いつもすまないな」
「ううん、私が好きでやっていることだし」
綾辻はそう言ってくれた。だが、俺の中の何かが拒絶する。
『もうこれ以上期待させないでくれ』『これ以上同情しないでくれ』『これ以上絶望させないでくれ』
『もう、何かを失うのは怖いんだ』
綾辻は実際好きでやっているのかもしれない。そうでなければほぼ毎日来れるはずがない。でも、このまま高校でも友人関係が続くわけがない。俺のことに巻き込まれる必要はない。それが俺の運命だから。
だから、俺は…………。
「でも、もういいぞ」
「え……?」
綾辻の顔はキョトンとして表情を浮かべた。だが次第に、その意味を理解していく。
「それってどういう……」
「そのまんまの意味だ。お前は自分のエゴの為に来てるんじゃないのか?」
「そんなこと……」
「じゃあなんで毎日来てるんだ? そのことこそが事故で何らかの責任を感じたということじゃないのか」
「ち、違う……」
「違うっつってもそれはお前が思い込んでるだけだろ。お前のやってることこそが証明してんだよ。だから、そんなのはやめろ。むしろ迷惑でしかない」
綾辻に言い返させなかった。此処で言い返されたら終われなくなってしまう。
最後のセリフを言い終え、一度小さくため息をした。
そして、綾辻の顔をもう一度見やる。
「…どうして、そんなこと言うの……?」
綾辻の目尻には涙が浮かんでいた。
綾辻は持ってきた荷物を抱え込んで病室から飛び出した。
これで綾辻との関係はリセットされた。これでいい。
そのはずなのに。
そう思えるはずなのに、何故か胸が締め付けられるような感覚がする。
「クソッ、何なんだよ……」
その呟きが聞こえるものは、その部屋にはいなかった。
☆
それから暫らくしてからだろうか、再び病室の扉が開かれた。
「うぃ~っす、ハッチ。ぼんち揚げ食う?」
「結構です。出入り口は後ろです。お帰りください」
「いきなり帰れとかひどいな」
何故か目の横に星を飛ばしながら入ってきたのは、実力派エリートを自称する男、迅悠一だ。
一見ものすごくやられキャラのような雰囲気が出ているような気もするが、その実力は折紙付きだ。
かつて個人ソロランキングにおいてNo,2アタッカーの座に居座り続け、現在はブラックトリガー『風刃』を使用するS級隊員だ。また、強力なサイドエフェクト『未来予知』を持っており、見たことのある人間の未来を”視る”ことが出来る。……まぁ、その能力を使って痴漢行為に走っているんだがな。ある意味最強だろ。痴漢することにおいても。
「……そういえばさぁ、さっき綾辻がこの部屋から飛び出していくのが見えたんだけど、何か知らない?」
……あいつと廊下ですれ違った?
迅さんが来るまでそんなに時間たってなかったんだな。
「また、やったのか」
まるで確認するような、そして少し責めるような目線が突き刺さる。
そういや、似たようなこと前にあったな。まぁ、今となってはどうでもいいが。
「やっぱりまだ、他人といるのが怖いのか?」
……これ以上、他人と関わるのが怖いんだ。俺が虐められたときにその誰がは必ず俺と同じようになる。
だからもう求めたくなくなった。他人をもう俺のせいで傷つけたくない。あんな思いをもうこれ以上感じたくない。
わかってたんだよ、そんなことは。とっくの昔に。
「ハッチが他人の感情に敏感な気持ちもわからんでもないが、皆が皆ハッチのこと初めから傷つけようとしてるわけじゃないんだぞ?
きっとハッチの中学の時のやつだって今でもきっとハッチのことを心配しているんじゃないか? さっきの綾辻だって同じ。ハッチのことが心配だったからここに来てたんだろ? 他人の厚意くらいしっかり受け取ってやれ」
「嫌だったんですよ。俺と関わったらどうなるか。迅さんならわかるでしょう? 俺は必要以上に他人と関わりたくない。もう終わりにしたかったんですよ。アイツとの薄っぺらい関係を。今のうちに」
「だったらもう一回始めればいいじゃんか」
迅さんは俺の頭の上に手を置いた。
「終わらせたんだったらまた始めりゃいいじゃんか。今度はそう簡単に壊れたりしないようにさ。何があっても支えてくれる、ってのが友達ってやつだろ? 信じてやれよ。お前を信じようとしてくれている奴をさ」
俺の頭の上に置いた手でワシャワシャと撫でだした。頭揺さぶられるからやめろ。
その後は、たわいもない話をしていた。
未だに黒い感情が残っているのを感じながら。
☆---side Haruka Ayatsuji---☆
病室を駆け出して暫らく、私は町の中を歩き回っていた。
考えていることはもちろん、彼が私に言ったこと。
『お前がしているのはただのエゴでしかない。だから、そんなのはやめろ。むしろ迷惑でしかない』
実際そうだったのかもしれない。私は事故の目撃者だけど、それだけ。私は目の前であそこまで重症になるのは見たことがなかった。だから私は物凄いショックを受けた。
子犬を助けようと自転車を投げ捨てて飛び込んだ彼に、ある意味でヒーローのような肖像を押し付けていた。
でも、そんな彼を見ているうちに彼の瞳の暗さに気付いた。とても怖そうで、悲しそうで、寂しそうな。
だから私は彼が心配になって、毎日見舞いに行くようになった。けれども、彼は私のことを拒んだ。まるで自分が悪人であるかのように。
でも私はその行動の裏にある事に気が付いていた。
彼はきっととても優しいのだ。でも、彼の周りの人間はそのことをいいことに彼をイジメていたのだろう。そして、彼の周りにいた人たちも。だからこそ、彼は孤立することを選んだ。それが何よりもつらいものだとわかっていながら。
―――もう一度、彼に会いに行こう。
そして、彼と友達になろう。彼と一緒に歩んでいけるような、そんなものに。
そう思い、再び病院に向け歩み出した。
☆
病院の入り口で見知った人に出くわした。
「あっ、迅さん」
「よう、ぼんち揚げ食う?」
「あっ、いえ。結構です。それよりも用件は?」
「話に行くんだろ? ハッチにさ」
現在も迅さんのサイドエフェクトは健在みたい。私のこと見透かされて変な――どちらかといえば嫌な気分だけど、何かアドバイス的なことでもくれるのかなと期待したりしてみる。
「ハッチってさ、ああ見えて結構怖がりなんだ。昔何があったかは皆なんとなく察してはいるんだがなかなか踏み込めなくてな。
……まぁ俺が言いたいのは、ハッチに寄り添ってやってくれ。まだあいつは拒絶するかもしれないけど。あいつは他人の好意を素直に受け取れなし、捻くれてもいるけど悪い奴じゃないんだ。
だからあいつのこと、たのむな」
そう言った迅さんの瞳は、非常に切羽詰まったもののようにも感じた。
その一言を最後に、迅さんは手を振りながら立ち去って行った。
―――彼に寄り添うことはきっと難しいのだろうな。でも、こうして迅さんが話をしたのには必ずワケがあるはず。
私は気持ちを締め直し、彼の病室へと歩んでいった。
☆---side Hachiman Hikigaya---☆
迅さんが部屋を立ち去って何分かたった後、再び病室の扉が開かれた。
「こんにちは、比企谷君」
入ってきたのは綾辻だった。
とはいうものの、綾辻も何か話があるみたいだ。というか話が無かったら来んだろうな。
まぁあんなこといきなり言われたって理解不能に陥るだけだしな。
そのまま綾辻は俺のベットの隣まで来た。
「比企谷君と話がしたいの。私がこれまでずっと来続けていた理由とか比企谷君がさっき言ったことも含めて全部」
彼女は一度瞼をとじて深呼吸をしばらく繰り返してから語り出した。
「私ね、比企谷君のことが心配だったんだ。初めて比企谷君に会ったときは特に何も感じなかったんだけどね、毎日見てるとだんだん怖がってる風に感じたの。
だから毎日ここに来るようにしたんだ」
「比企谷君ってこれまで他の人から嫌われていたんだと思う。そうでなかったら私を追い出したりする理由なんてないんだもん。」
だから、と彼女は続けた。
「比企谷君。私と友達になってください」
それは、誰ももう見向きもしなくなったような言葉。俺が人生において一言も言われてこなかった言葉。そして、一番欲しかった言葉。
その一言が俺の芯をこれでもかと言うくらい熱くさせ、心が満たされていくのがわかる。
それでも、俺はその言葉を受け取りたくなかった。
俺は自分のせいで他人を、大切なものを傷つけてきた。それが何よりも怖かった。触れなきゃ壊れてしまいそうで、触れたら俺の何かが崩れてしまいそうな。
だからこそ俺はボッチになることを選ぼうとした。
「……欲しかった」
「え?」
「俺はもう逃げたくない。でも、もともと何処にいたのかも分からない。どこに逃げて、何が欲しかったのかも」
三年前から全く前に進めていない。少し自嘲げに笑った。
それでも綾辻も瞳は全く揺れていなかった。
「私が、その場所になる」
俺がピクンッと震えたのがわかった。目を合わせられなくなって手元に目線を落とす。拳は白くなるほど握りしめられ、小刻みに震えている。
「私が比企谷君の居場所になる。私は比企谷君から絶対に逃げない。だから比企谷君、私から逃げないで。目を背けないで。ここで逃げたら多分、一生逃げ続けることになると思う」
俺はどうしても二の足を踏んでしまう。これ以上踏み込ませてもいいのか。小町以外は受け入れられなかった心を拒絶させられるのが嫌だ。
どうしたら、いいんだ。
あの情景がまた浮かんできた。
視界は真っ黒でほとんど覚えていない。
全身が熱くなるほどに殴られ、蹴られ。
だんだん視界が真っ暗になっていく。シーツを掴んでいる手に籠る力は段々強くなる。
――――俺が何をしたんだよ!
―――もうやめてくれ
――もう嫌だ、
――嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
どんどん暗闇に落ちていく感覚に襲われる。
うまく息ができない。意識が段々遠のいていく。
でも突然、ふんわりと温かい感覚に包まれた。
「大丈夫?」
心配そうに見つめる彼女の瞳には打算的なものは一切なく、恐る恐るではあるが、力強く俺の手を握っていた。
……あったかい。
その手のぬくもりは、俺の冷え切った体の芯から温めてくれるものだった。
―――こいつなら、俺のことを受け入れてくれるのかも……。
そう思えた。
でも、まだわからない。だからこそ、俺は話すことにした。
「なぁ綾辻、聞いてくれないか?」
俺はあのころのことをゆっくりと思い出しながら話し始めた。
「俺が小学校に入った頃………」
★---Past story---★
彼は小学校の頃からずっと、親からネグレクトされていた。いや、もっと昔からだ。彼の妹である小町に、両親はずっと構っていた。
彼はそんな親に認めてほしいと思って、勉強を誰よりも頑張った。小学校以来のテストはすべて満点。成績も常にトップを維持し続けた。
初めのころは、彼の周りの者たちは凄いと言って、彼を褒め称えた。両親には何も言われなかったものの、彼にはそれは初めての経験だった。これまで他人に褒められたことのない彼は、それに鼓舞され、更に努力した。
運動面でも彼は屈することはなかった。
一回目の体力測定で、彼はあまりいい結果を残せなかった。それが悔しくて、彼は死に物狂いで縄跳びも跳び箱も必死に練習した。
結果、彼は運動面においても上位の成績を残した。
そんな彼を周りはさらに褒め称えた。
だが、そんな日々も毎日続くわけではなかった。彼に嫉妬した者が、彼を貶めようと工作をした。
彼はそれにまんまと嵌ってしまい、いじめられることとなった。
彼はかつてを取り戻そうと躍起になった。だがそれを周りは、ただ冷たい目でしか見なくなった。
担任の教師も――恐らくは面倒だったのだろう――そのいじめには何もしたかった。
翌々年、妹が入学してきた。彼の時とは違い両親は小町の入学式に出席した。
小町が受けたテストも、高めの点数でも褒め称え、低い点数でも叱ることはなかった。
そんな妹が羨ましかった。
何時しか彼は小町を避けるようになっていった。
しかしある日、偶々小町と話した日、彼女は彼に自らの思いを告げた。
”お兄ちゃんは、小町のこと、嫌い?”
それを聞いて彼は愕然とした。小町は彼のことを追いかけていたのだ。いや、彼を、兄として認め、尊敬していた。彼の知らないところで、小町は彼の努力する姿を見ていたのだった。
彼は深い自責の念にとらわれたが、それ以上に小町を守っていこう。そう決意した。
だが、彼が小学6年になったある日、その事件は起こった。
小町も小学4年になり、それなりに体も成長してきた。彼が昔から思っていたことだが、小町は将来有望だな、だなんて考えたりしていた。
彼はやはり普段からいじめを受けていたが、その内容は1年生だったころよりも悪化していた。荷物や上靴も持ち帰っており、家では食事も出されることがなくなってきたため給食までもを持ち帰るのが日常と化していた。
帰り道、いつもの様に帰途につくがなぜかそこでいじめっ子の一人と遭遇した。
そこで彼は小町がさらわれたことを知った。
”なぜ小町が?”と思いはしたがすぐに理解した。
彼らは飽きたのだ。普通に俺に暴力を振るうことが。
彼はすぐにそのさらわれたという廃工場にまで行った。
そこに着くと、普段からイジメて来ている奴ら数人と小町がいた。彼は小町の前で悔しかったが、そんなことに構っているわけにはいかない。
彼は土下座をした。
”お願いだ、妹を、小町を返してくれ”
☆---side Hachiman Hikigay---☆
「それからはただ殴られ蹴られだったな。気が付いたら小町がわんわん大泣きしながら抱き着いてきていたことだけは覚えている」
ここまで話すのにおよそ一時間程経ったような感覚だった。
時計の針を見ても指針はまだ半分も動いていないのに。
「妹さんは、小町さんは今、どうしているの?」
「大規模侵攻の時にネイバー共にさらわれた。今じゃ生きてるかどうかも分からん。ついでに言うと、両親もそん時に死んだ」
綾辻が息をのむのがわかった。
「小町が居なくなってから、俺は失うことが怖くなった。正直今までよく精神が安定していたと思う。
明日失くすかもしれないものがあるのなら、作らなければいいと、そう思ってた」
ボーダーに入ってからというものの、これまでの俺を否定され続けられているような気分だった。これ以上他人と関わると、裏切られたとき、失ってしまったときに俺は俺でいられる自信がない。
「大丈夫だよ。比企谷君と本当に一緒にいたい人は裏切ったりしないよ。だって比企谷君なんだもん。でも比企谷君はきっとこれまでにいろんな物が欲しくて手を伸ばして、両手は傷だらけになっちゃったんだよね。
もう拾えるものも拾えなくなっちゃうくらい。
だから私は」
綾辻は、見るもの皆を引き付ける、とても優しい笑顔でこう言ってくれた。
「君の傷口を、癒したい」
きっと彼女のような人とは出会えないだろうと、本心からそう思っていた。
もう寄りかかることのない、狭められた道を孤独に歩くものだと、そう思っていた。
少しは人に寄りかかっても、いいんだろうな。
俺はもう逃げたくない。だから。
「癒しの効果がマイナス確定だから無理だろ。スタート地点がマイナスだからな」
「現状がひどすぎた!?」
こいつのことを、受け入れてもいいのかもな。
事故編 完
今話は完全オリジナルかつシリアス感をできる限りだし、尚且つ伏線をばらまくことに成功しました。
シリアス感を出そうと必死になった結果がこれです。正直心情面では矛盾するところがありますが、僕の文章力ではこれが限界です。 おもんなかったら申し訳ない(ーー;)
次話が投稿できるのは大学が決まってからなので、多分来月末には投稿できないと思います。
再来月にまとめて二話出すかもしれないです。
評価、感想、誤字報告待ってます。