生き残った兄妹   作:赤茶犬

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ちょっと早いクリスマス。


透明

 

〜クリスマス〜

 

クリスマスの今日はみんなたくさんのプレゼントに目を輝かせていた。

兄妹も帰ってもやることがないという理由で家に帰っていない。

生来顔が整っている兄妹にはたくさんの異性からのプレゼントが届いた。

二人は正直まともなクリスマスは久し振りなので、届いたプレゼントは食料(安全かは確認済)、友達からのプレゼントを除き、ほぼすべて捨ててしまった。

ハリーは今までまともにクリスマスプレゼントをもらったことがなかったのでとても楽しそうにプレゼントを開封していた。

その中の一つに、兄妹も興味を惹かれるような代物があった。

透明マントである。

「へ〜これが透明マントか。ここまでのは始めて見たかな。」感心したようにリンクが言うと、「透明マントってそんなに珍しいものなの?」とハリーが不思議そうに聞く。

「まぁ魔法使いが身を隠そうとしてこれを使うことは滅多にないしね。」ソフィアが答える。

「へ〜そうなんだ。」感動しているハリーにリンクは言う。「さて、ハリー。飯の時間だ。お前ならもっと驚くぞ。」

 

〜大広間〜

 

ハリーはリンクの言ったことを理解した。

丸々太った七面鳥やポテトのロースト、大皿に持った太いソーセージにテーブルのあちこちには魔法のクラッカーがたくさん。

ダーズリー家で全くいい扱いをされてこなかったハリーにとって、ここは天国意外なんでもなかった。

双子と兄妹が面白い芸を披露し、ご馳走をみんなで食べる。ハリーだけでなく、兄妹もみんなで楽しむクリスマスは久し振りなのでとても楽しんだ。

昼過ぎにはみんなで雪合戦をした。安定の兄妹無双でウィーズリー四兄弟とハリーは何とか応戦したものの、完敗だった。

夕食にはケーキも出てきて、リンクがホールケーキを二つ平らげたのを見て若干引いた。(その影でソフィアがショートケーキを大量に食べていたのを知るものはいない。)

たくさん食べたあとはみんな眠くなり、寝てしまった。二人を除いて。

リンクはどうも眠れず、談話室で読書をしていた。そこに透明マントを持ったハリーが現れた。

「夜の外出かい?」リンクの言葉に頷くハリー。

「俺も行こう。」

二人は肖像画の裏の穴を登り、塔から抜け出した。

「どこに行くんだ?」「禁書の棚でフラメルについて調べる。」「なぁハリー。俺なんかフラメルって名前聞いたことがあるんだよ。あの人関連で確か。」「!?」リンクの言葉にハリーは驚いた。詳細を聞くが、なんだっけなーとリンクは思い出せないようなので図書室に急いだ。

 

〜図書室〜

 

禁書の棚でフラメルについて調べるハリーとリンク。二人は別れて適当な本を出す。

リンクの開いた本には闇の魔術に関することがのっていた。

…デスペラティオのこの見そうな趣味の悪い本だ…人をできるだけ苦しませて殺す方法?…!「これは…」本を引っ張り出そうとしていたハリーがこちらを向いた。「いや…なんでもない…」しかしリンクの目にはあるページを見ていた…

これは…まさか…

 

ホークラックス 魂を分け、ものに移すことによって生きながらえる呪文。

 

リンクはあることを思い出した。

 

「ホークラックス。別名分霊箱。これを使ってご主人様は生きている。」デスペラティオの恍惚とした表情に寒気を覚えながらリンクは言った。「でも闇の帝王はハリー・ポッターに打ち砕かれたって…」遮るようにフンと鼻を鳴らすとデスペラティオは言った。「表向きは、そうだ。あの方は私と、優秀株にのみ教えろとおっしゃった。ベラにも言っていない。」「どうして…俺に…」

「それは決まっている。あんたが闇の魔法の才能があるからさ…」

 

リンクの思考は凄まじい悲鳴に打ち消された。

ハリーが開けた本からだった。慌てて透明マントに入る二人。途中すれ違ったフィルチから逃げるため、がむしゃらに走っていた。それが仇となった。スネイプとフィルチがいるところにきてしまったのだ。

そーっと音を立てないようにドアの空いている部屋に入る。

「…あっぶねー。危機一髪だったな気をつけろよ…ハリー?」ハリーは部屋の鏡に釘付けになっていた。ゆっくりハリーは振り返り、言った。

「……僕のパパとママがいる。」




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