生き残った兄妹   作:赤茶犬

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長めです。
サブタイトルはなんと読むかはわかりませんが少なくとも「ごとう」とは読んでほしくないです。


後頭

〜スネイプの試練〜

 

「さっすがだわスネイプ。」周りを囲う炎と部屋にある紙と薬の入った小瓶を見て思わずつぶやき、ハーマイオニーとソフィアを見て言う。「パス。任せる。」

思考パズルと魔法薬学を組み合わせた問題にリンクはお手上げだった。

ソフィアとハーマイオニーは興奮しながら考えを交換し合い、数分で解いた。

「解けたはいいけど、一人分しかなくない?」ハリーの疑問は、ソフィアとリンクが杖を振ることで解決した。中の薬が2人の持っている小瓶にそれぞれはいる。元の瓶には薬が補充される。

「ソフィア。ハーマイオニーと一緒にロンを運んで医務室へ。そのあとにダンブルドアに知らせること。」リンクの指示にソフィアは頷き、「無理はしないでね。」とリンクに言うとハーマイオニーと薬を飲み、戻って行った。

「ハリー。準備はいいな。」

二人は薬を飲み、進んで行った。

 

〜最後の部屋、ダンブルドアの試練〜

 

そこにはあのみぞの鏡、そして頭にターバンを巻いた男、クィレルが立っていた。

「そんな、あなただったなんて!スネイプなんじゃ!」思わず叫ぶハリー。黙って杖を抜くリンク。

「やっぱりお前だったか。箒の時はハーマイオニーがスネイプのところに行く途中に突き飛ばしたから。

スネイプはやはりハリーを守っていたんだな。」衝撃を受けたようなハリーを見ながら「ふん、それだけで決めつけられる訳はなかろう。他はなんだ?」とクィレルは言った。

「あぁ。まずハロウィーンの一件。あんたはトロールの扱いがうまいそうじゃないか。

そして、スネイプを疑わなかった一番の理由としては、潜伏している闇の力の質が悪かったからだ。

スネイプは闇の力の質がいいからな。」

「なんだと…」激昂するクィレルの言葉を遮るように恐ろしい声がクィレルから聞こえた。

「ほう、よくわかっているようだな。」「ご、ご主人様!」一瞬、クィレルがいつものどもり教師に戻った。

リンクはそのすきに攻撃すれば良かった。しかし、できなかった。

杖腕にその一瞬に激痛が走った。

立っていられないほどの激痛に思わずうずくまるリンク。

「リンク!?」困惑の声をあげるハリー。

クィレルの後頭部からの声が興味深そうに言う。「ほう…デスペラティオは貴様で、というわけか。」

やっとの思いで声を絞り出した。「どういう意味だ…っぐ!」杖腕の痛みに耐えながら聞くリンク。

「そのうちわかる。クィレル、小僧を使え、やつが鍵だ!」

「こっちに来い、ポッター!」促されるままみぞの鏡の前に立つ。

リンクはやっとの事でローブの袖をめくり、杖腕をみる。そこには焼印で お前が闇を受け入れた時にこの力は解放される。 と書いてあった。「どういうことだ?」

「何が見えた、ポッター!ご主人様!わたしには賢者の石を手にいれている姿が見えます!しかしどうすればいいのですか!」

心なしかハリーのポケットが膨らんでいるような…そういうことか!痛みを堪えながら杖を振り、ハリーをこちらに引き寄せるリンク。

立ち上がり、「下がってろ。」トロール戦とは違う、初めて聞くリンクの真剣な声。ハリーは何も言わず下がる。

「俺様が出る。」「しかし、」「構わない…久しぶりと言うべきか、ハリー・ポッター。」

クィレルの後頭部から顔が飛び出ていた。間違いなく、「闇の帝王…」

ハリーが傷跡を抑えながらうずくまる。リンクの杖腕の痛みも再び強まる。

「くそったれ、エクスペリアームス!」杖腕の痛みに軌道がずれる。

クィレルの一振りで吹き飛ばされるリンク。

「ハリー、逃げろ!…くそ!こうなりゃ…っ?」リンクがクィレルを狙い、死の呪いを放とうとしたとき、リンクの頭の中に不思議な光景が流れてくる。

ハリーの身体に触れた途端に手が崩れ落ち、そして絶命するクィレルの光景だ。

「ハリー!やつの腕をつかめ!」とっさに腕を掴むとクィレルの腕は崩れ落ちた。

「な、なんだこれは!?」驚くクィレル。「何だ今のビジョン。本当のことを移したのか?」つぶやくリンク。そしてそれが本当なら…次のハリーの行動でハリーは殺人者になっちまう!

「ハリーの魂を引き裂く訳にはいかない!

エクスペリアームス!!」

吹き飛ぶクィレル。

するとリンクの杖腕からまるで見えないナイフに切られたかのように流血する。

「な!…」倒れるリンク。

「リンク!」駆け寄ろうとするハリーに、クィレルが立ち上がり、杖を拾って叫ぶ。「ステューピファイ!」ハリーは気絶する。

「ご主人様!奴に触れません!どうすれば…」「殺せ!殺して奪ってしまえ!」

「させるかぁ…!アバダケタブラ!死に絶えよ!」

その瞬間リンクの体は軽くなり、何と腕の傷も癒えた。

「なにが…あっ…た…」糸がきれたようにリンクは崩れ落ちた。

 




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