生き残った兄妹   作:赤茶犬

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申し訳ありませんが諸事情により投稿ペースが非常に遅くなります。


尊敬

翌日、ロンに吠えメールが届いた。

ロンが恐る恐るそれを開くと、大広間いっぱい響く、よりも大きい、昨年度のグリフィンドールの逆転優勝時レベルの大音量でウィーズリーおばさんの説教が流れた。

全員が耳を抑えてうずくまっている中、兄妹のみ何かを持ってニヤニヤしている。

やっと終わってもまだうずくまっている生徒は多い。教師の中にも被害が出ている。

「リンク…なに…持ってるの…?」リンクはまだ耳がガンガンするため途切れ途切れに聞くハリーの問いにニヤニヤしながら答えた。

「さっきの吠えメール、録音した。」青ざめるロン。

フレッドが無言で近づいていって金のやり取りを始める。

「まっ…」「取引成立だ…確かに受け取った。」

この世が終わりを告げたかのような顔のロン。

 

「…あ、そうそう。さっきの吠えメール、俺たちが拡声呪文かけてたからさ、うるさかったっしょ?」

「お前らの仕業か!!」

 

〜薬草学〜

 

「あれ、ハリーは?」

リンクがスプラウトに聞くと、うんざりしたように「ロックハートに連れていかれました。」と言った。

「へ?」

あまりの驚きに二の句が告げなかった。

面倒なのがきたのか。本能で感じ取ったリンクは「おい、ソフィア。ロックハートにはあまりかかわらないようにするぞ。」とソフィアにいった。

ソフィアはため息交じりに「もう書店で絡まれたわよ。なんでも君らに負けるくらいだからもし私がデスペラティオと戦ったら余裕勝てるそうよ。…あ。」

ソフィアは自分の失言に気づいた。

リンクは表面は嫌っているように見せて割とデスペラティオを尊敬している。

自分がロウェナ・レイブンクローをはじめとするホグワーツの創設者を尊敬するようにリンクは強くなるためにデスペラティオの魔法をできるだけ吸収しようとしていた。

つまり、リンクの中で最強格にはいる魔法使いはダンブルドア、そしてデスペラティオなのである。それを侮蔑されたら…リンクは…

「なぁるほどぉ。さぞ、さぞ、かれはすんばらしい魔法使いなんだろうねぇ。」口調が若干デスペラティオになっているリンク。

ど怒り、程ではないがキレていることには変わりないリンクの特徴である。

心の中でロックハートに合掌したソフィアだった。

 

ハリーが戻ってきて授業が始まった。

その授業ではリンクの物腰がものすごく柔らかかった。

ソフィア曰く、「嵐の前触れ」らしい。

ハーマイオニーがマンドレイクの植え替えを苦戦している時に優しく教えていたりしたのである。

ロンは自分の頭がショートしたのかを心配したかのように頭を殴っていた。

それほどリンクが優しいのは大事件だったのである。

ハーマイオニーはソフィアになんとかならないか頼んだがソフィアは黙って首を横に振り、一言いうだけであった。

「私もあの人胡散臭くて嫌いなのよね。」

 

 

そしてついに。

「さぁ、私、ギルデロイ・ロックハートの授業を始めます。」

さすがのソフィアもリンクの若干漏れる殺気を無視できなくなってきていた。




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