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〜育成の部屋〜
久しぶりにこの部屋にきたハリーたちは兄弟が何かを作っているのが見えた。
「それ、なに?」
ハリーと一緒に来たロンが聞く。
「これか?なんかソフィアが日本のアニメの道具のスケボーを作ろうって言い出してね。スケボーは持ってないから俺のスノーボード改造して箒みたいに飛ばす実験をしてるんだよ。」
「すごいね…できるの?」
「流石に難しいどころじゃねぇな。
箒の理論を理解した上で作らないといけないからな。
材料とかはダンブルドアやヘルクレスに送ってもらってるんだがな。
そうそう、ヘルクレスってのは俺たちの杖を作ってくれた杖作りのことな。」
ハリーがヘルクレスについて聞きたそうな顔をしていたのでリンクは付け加えた。
「その隣にあるのは?」
「新しいいたずら道具。」
ハリーは聞かなかったことにした。
「…あ、そうそう、杖といえばこれ、なんとかなんない?」
ロンが話題の転換か自分の杖を見せていう。
「さぁ。おれは無理…かな。俺は杖のことなんもしらねぇし。ソフィアは?」
「ここまでポッキリいっちゃったならオリバンダーかヘルクレスくらいの杖つくりでも難しいんじゃないかな。買った方が安いよ、多分。」
「無理かぁ…」わかりやすく落胆するロン。
それを哀れに思ったのかリンクがナイフを一本差し出した。
「これは?」
「これは杖とナイフが融合したものだ。試作品だがどうしても、という場合には役に立つはずだ。
ただし、基本は杖だし、こいつは簡単な呪文しか使えない。授業に使うなんて以ての外だ。いいな。」
うなずくロンにナイフを渡すとリンクはソフィアに言った。
「じゃあこんどは俺の手伝え。大変なんだよ、これ。」
リンクは去年ハリーの命を救った黒い弓を指差している。
「リンク、それを何かに改造するの?」
ハリーの言葉に少し考え込むリンク。
「改造…とは少し違うかな?まぁみてもらえばわかるよ。」
そう言って弓についているボタンを押す。
すると弓はみるみる形を変え、黒のヘアピンに変わった。
「すごい魔法だわ、リンク!どうやったの?」驚くハーマイオニー。
「いや、弓からヘアピン、ヘアピンから弓は割と簡単なんだよ。理論は変身術だし、俺はこういうの得意だしな。問題は…」「ヘアピンを自分がつけたくない、って話でしょ。」
リンクの言おうとしたことをハリーが引き継いでいう。
「よくわかったなハリー。」
「流石に男でヘアピンを持ち歩くのはなかなか見ないもんね。」
しかし同時にハリーはリンクなら似合うとも思っていた。
リンクの外見は傷跡があちこちに見られるものの、整った中性的な顔に黒い長めの髪。鍛えてたくましいが着痩せするから細身に見える身体。
格闘技も得意なくせに足も太い部類には入らない。
加えて基本なに着ても似合うので男性、女性問わず人気も高い。
正直化粧すれば女で通せそうなのだ。
そのリンクなら正直別に変える必要はないんじゃ。
そう考えていた。
もちろんそのことならリンクもわかっている。
だが彼も男の子だ。どうせならかっこいいものが欲しいと思うのだった。
リンクの要件は他にも矢の無限補充もあったのだが、流石にこれは兄妹でも難しいものだった。
ダンブルドアの意向でマクゴナガルやフリットウィックの協力も得られない二人は流石に手が止まる事態となった。
とりあえずのところはこの計画は凍結、ということとなった。
余談だが、その日以降に髪にヘアピンをつけたリンクの姿が目撃されたという。
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