生き残った兄妹   作:赤茶犬

23 / 26
穢血

 

〜グリフィンドール男子寮〜

 

リンクは悪夢にうなされていた。

その夢の内容は女子生徒がハグリッドの鶏を惨殺している夢だった。

女子生徒がこちらをゆっくりとこちらを向く…「起きろ‼リンク!!練習だぞ!!」

突然の大声にリンクは飛び起きる。

「なんだ⁉…ってウッド。まだ朝はぇーよボケぇ。練習だぁ?ふざけんなよ。」

そうやってまた寝ようとするリンクを無理やり立たせ、水をリンクの顔にかけると出て行った。

「マジかあいつ。はぁ…この練習うまくいくのか?」

リンクはつぶやくと占い、もとい預言のカードが入ったカードケースを叩く。

このケースはリンクの魔力が注入されることによって自動でカードを排出する便利な道具である。

排出されたカードをとるとリンクは眉を顰める。

「穢れた血に…ナメクジ?」

 

〜クィディッチ競技場〜

 

練習はあまりいいものとは言えないと始まって早々にリンクは感じていた。

全員が眠気で本気を出せていない。オリバー・ウッド以外は。

「どうした‼もっと動け!リンクを見習え!」

水をぶっかけられ目が覚めさせられたリンクはパッチリ目が覚めていることをオリバーに伝えるとそれならとバケツを取りに行こうとした時、事件が起きた。

スリザリンチームが乱入してきたのだ。

彼らは新しいシーカー、ドラコ・マルフォイの育成のために譲れと言ってきたのだ。

「なるほどな。一応本物の書類だし、相手スネイプだし明け渡した方が…いや、なんでもない。」

オリバーから濃密なさっきが放出されている今、逆らわないのが得策とリンクは悟った。

こっわ…デスペラティオレベルの殺気出てたぞ今…

リンクがそんなこと考えている間に我らが知ったか女王(名付けはロン。)ハーマイオニーが割って入った。

そしてマルフォイはリンクの嫌いな言葉ランキング上位の言葉を言ってしまった。

「この穢れた血が。」

その瞬間リンクはマルフォイの喉元にナイフを突きつけた。

「おい、クソガキ。あんまふざけたことぬかしてっと…

殺すぞ。

俺の嫌いな言葉第二位言いやがって。」

リンクをマルフォイから引き剥がしている間、激昂したロンが自分の杖を使ってマルフォイに呪いをかけようとして逆噴射し、自分に呪いがかかってしまった。

そこでリンクも正気に戻り、ハーマイオニー、ハリーと共に慌ててハグリッドの元へ連れて行った。

 

ハグリッドの小屋ではソフィアとハグリッドがケンタウロスとの関わり方について論議を交わしていた。

「だから、連中とはかかわらない方がいいと言っとるだろうに!」

「いや、しっかり彼らとは向き合い、尊重すべきよ!」

そこにリンクが割って入った。

「お取り込み中すいませんがねぇ、ロンが魔法を逆噴射してナメクジ吐いてるんでどうにかしてくれませんかね。」

それを聞くとハグリッドは慌ててバケツを撮ってきてロンに全部吐いちまえといった。

「なんでナイフ使わないんだよ。」

リンクの言葉にそれだ‼という顔をするロン。

バカか…と思わず額に手をやるリンク。

同時にデスペラティオの館にいたあの少年を思い出していた。

 

 

デスペラティオに捕らえられた一年後。

ある村から連行され、抵抗していたためにかけられた磔の呪いから解放され、息も絶え絶えの少年にリンクは不思議そうに言った。

「お前、杖あるんだろ?何で魔法で抵抗しなかったんだ?」

少年はハッとした顔で思いつかなかった‼と叫んだ。

バカなやつが来たな…と思いながらも少年と兄妹は友となった。

数年後、少年がきた数日後に来た少女と共に脱走を企て、そして兄妹を残して殺されることも知らずに。

 

 

「ところでリンクの嫌いな言葉ランキング一位ってなに?」

ハリーの問いにリンクは我に帰りいった。

「怒らないからいってごらん。」

「子供か‼」

ハグリッドの小屋に鋭いツッコミが響き渡った。




ご指摘、評価などいただければ幸いです。

ちなみにリンクの嫌いな言葉は僕が一番信用できない言葉でもあります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。