生き残った兄妹   作:赤茶犬

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クィディッチを感じにしたらこんな感じかな?といったサブタイトルです。



箒球

トロールを撃退してから、訓練は少しずつ魔法をやるようになってきた。今まで復習程度しかやらなかったものを、一年生の残りの予習、習わないが覚えておいて損はない呪文(主に家事の呪文。ハリー、ロンはあまりやる気はなかったが、呪文の一部を使えば嫌がらせにも使えるとリンクが教えたことによりやる気を出した。)そして武装解除呪文を覚え始めた。ハリーはなかなかいいセンスをしていて、学期末までにはマスターできそうだった。

 

ハリーとリンクがグリフィンドールチームに入ったことは一応、極秘扱いだったが、そのようなことはとっくに校内で広まっていた。

練習も順調に進み、そしてついに、初の試合が始まる…

 

〜クィディッチ競技場〜

 

「さぁ、ついに我々の始めての試合だ…準備はいいな?ハリー、リンク。練習通りにやればいいんだ。」オリバーからの言葉にもちろんと言った顔で頷くリンク。緊張気味に頷くハリー。そこにソフィアがやってきた。「リンク、ハリー、これ。」何かを二人に投げ渡す。「お守り。落ちないようにね。」妹の気遣いに若干涙腺が緩む。(いつもは説教ばかりのため、こういう妹らしいことは久しぶりだったからだ。)「ありがとう。大事にするよ。」ハリーの言葉にしきりに頷くリンク。満足げな顔でソフィアが帰っていく。

「…いい妹だな。」オリバーの言葉にリンクは真顔で返す。「もう自慢の妹ですよ。そりゃ。…狙ってるならダンブルドアくらい強くないと許可しませんよ。」「いや、それ許可する気ないだろ。狙ってないし。さて、そろそろ試合開始だし、行くぞ!!!」「「おう‼」」

 

会場はそれぞれのチームが出てくると大歓声に包まれた。

試合が始まった。

同時にリー・ジョーダンによる実況が始まる。

「さぁ始まりましたグリフィンドール対スリザリン。

 

ボールはスリザリン。フリント選手、次々に敵をかわしていきます。

シュート!しかし惜しくも弾かれる。こぼれ球をマーリン選手が拾った!

最年少選手の一人はどんな動きを見せてくれるのか!」

リーの実況を聞きながらリンクは笑った。「見せてやるよ。俺の実力!」猛スピードで敵陣に突っ込むリンク。

事前に周りの動きを把握し、どこに動けば誰がどこに動くか計算しながら動く。

完全にこの試合はリンクに支配された。

「なんとリンク選手、素晴らしい動きです!後ろからのタックルもスリザリンのビーターが打ったブラッジャーも軽やかにかわす!!」

「…ここだ‼」リンクは急ブレーキをかけ、シュートを打つ。

「おっとリンク選手、これはキーパーの真正面だ!ミスか?いや、後ろからリンク選手を狙って打ったと思われるブラッジャーが直撃!軌道が変わったクアッフルはそのまま…ゴォール!!リンク選手、何というプレーでしょう!グリフィンドール最初の点はリンク選手です!」リンクが十本決める頃にスリザリンの猛攻が始まった。

まずリンクに徹底的なマーク。振り払おうとしても全く振り払えないリンクを助けようとフレッドがブラッジャーを打つが、逆に打ち返される。

そうこうしているうちにフリントとビーターが連携し、得点を決めた。アンジェリーナも負けじと決めるが、点差は全く縮まらない。

そしてハリーの箒に異変が起こる。ハリーを振り落とそうと箒が暴れ始めたのだ。

素晴らしい乗り手であるハリーが箒のコントロールを失うはずがない。リンクは犯人を探そうとするがスリザリンの選手が邪魔をする。このままではハリーが落ちちまう…リンクは思った。

しかししばらくすると箒はおとなしくなった。それを見たリンクは抜け出す作戦を決行した。

「こんなガキにずっとつかないとスリザリンは勝てないんだねー。いやー雑っ魚w」リンクの挑発に一瞬よそ見してしまったスリザリンの選手は頭にブラッジャーが直撃した。その隙にリンクが抜け出す。アンジェリーナからパスを受け取ったリンクは憂さ晴らしかのように次々とスリザリンの選手をおちょくりながら抜いていく。(パスフェイクからの逆を抜いていく。横を通り抜ける時には一回鼻で笑う。)

そうやってリンクが動くことにより、ハリーの視野が広がる。ハリーはスニッチを見つけた。

そしてリンクはキーパーの手を弾くようなものすごい威力の弾丸シュートでゴールを決める。

リンクがゴールを決めると同時にハリーは口でスニッチを捕まえた。

グリフィンドールの勝利。

リーはしきりに試合結果を叫ぶ。「270対120!グリフィンドールの勝利です!」

大喜びのグリフィンドール生にマクゴナガル。あまりの喜びようにリンクは若干引く。

引き気味のリンクは担がれ、談話室に連行されていった。

「いや、マジでいいから、降ろせ!そうだ、ハリーは、ハリーはどうした!?」「どっかいったよ。」グリフィンドール生の一人が言った言葉を聞いたリンクは怒りながら連行されていった。「おれはヒーロー扱いされんの慣れてねぇんだよぉぉぉ!」リンクの悲痛な叫びが響き渡ることはなく、歓声に消えていった。

 

〜夜 育成の部屋〜

 

「へー、ニコラスフラメルかー。スネイプの裏切りかー。へー。」頬杖をつきながらリンクはハリーたちの言葉に相槌を打つ。

気まずそうにハリーが切り出す。「あのさ…なんでそんな不機嫌なの?勝ったのに…」リンクはハリーを睨みつけると言った。「俺はヒーロー扱いされるの苦手なんだよ…だからハリーに変わってもらおうとしてもハリーはいないし、フレッドたちのいたずらの標的になるし、大変だったんだぞ。ったくよぅ…」

 

なんか…ごめん…

 

拗ねるリンクに心の中で謝ったハリーであった。




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