艦娘と自称狐   作:矛盾者

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オリ主=自称狐 ラバウルの提督 階級少佐 たまに歌ってる 趣味は菓子作り
元帥=苦労人 お帰り、胃痛よ 最早ヤケクソ状態
長門=元帥の秘書艦 打倒狐の会を立ち上げる
ゴーヤ=でち公 突っ込み役 
ユー=癒し
吹雪=自称狐の秘書艦 自称狐によって順調に突っ込み役になってきている
量産型三角サマー=ラバウルの門番
プロトタイプ三角サマー=大本営最強の門番


第15話

 

 

ドーモ、狐=デス。

 

 

休憩がてら屋台を見て周ってたら何故か知らんが元帥に放送でグラウンドに来るように言われたから向かってる所だ。よく分からないがグラウンドに近付くに連れて騒がしくなってきてるんだよな~。

 

「マッタクよ~。なんでグラウンドに呼ばれんだろ~な~?」

 

「また、なにか仕出かしたでちか?」

 

「う~ん。心当たりがありすぎてどれが理由で呼ばれたのかが分からないんだよな~」

 

「一体どれだけあるんですか?」

 

「百八だ」

 

「煩悩の数と同じ!?」

 

「冗談だ。

本当はありすぎて把握しきれてない」

 

「把握はしろでち」

 

「だが断る」

 

「アハハハ。

どうやらグラウンドに着いたみたいですよ、司令官」

 

「着いたのはわかったけど、何なの? この人だかりはさ~」

 

「知らないでちよ」

 

「なにか始まるんでしょうか?」

 

三人が話をしてると、青葉(パパラッチ)がやって来た。

 

「ども、恐縮です。青葉ですぅ」

 

「初めまして、ラバウル鎮守府所属の吹雪です」

 

「同じくラバウル所属のゴーヤでち」

 

ガコンッ グラビティカノンソウテンカンリョウ

 

見敵必殺(サーチ&デストロイ)だ。

目標青葉! 外すなよ!」

 

「セーフティ解除

グラビティカノン撃tバシン!

 

「いって~な、何すんだよでち公」

 

「いま、何しようとしてたでち?」

 

「青葉に重力砲(グラビティカノン)を撃とうとした」

 

「なんですか? そのグラビティカノンというのは?」

 

「それは、青葉も気になります」

 

「高度11万mから墜ちても無傷だったり、溶岩の中を何事もないかのよう移動する奴に対して作られた武器だ。別名最終兵器」

 

「「え?」」

 

「そして、着弾地を中心に超重力波(物凄い重力)を発生させる事によりありとあらゆるモノを押し潰す」

 

スパーン‼

 

二人が驚いてるのを無視して無言で突っ込み(物理)を狐に入れるゴーヤ。

 

「ったくよ~、お前はさっきからなんだよ? 俺になんか恨みでもあんのか?」

 

「恨みでもあるかどうかは青葉の台詞ですよね?!」

 

「青葉さん、諦めてください」

 

「吹雪さん?! それは青葉に死ねと仰ってるんですか!?」

 

「そんな事よりもこの人だかりは何なのか説明しようか」

 

「早く説明をしないと破滅の魔獣の荷電粒子砲を喰らわすぞ」

 

「先程から扱いが酷くないですか!? ラバウル提督はさりげに青葉の存在を消そうとしてませんか?!」

 

「どうでもいいから早く説明しろ」

 

「青葉的にはどうでもよくありませんよ!」

 

「説明をしないと言うことは、荷電粒子砲を喰らいたいと受け取らせてもらう」

 

「喜んで今すぐに説明させていただきます!!」

 

 

 

      ~~~青葉説明中~~~

 

 

 

青葉の説明を要約すると、さっきまで那珂ちゃんのライブをやっていてライブが終わった後に元帥が放送で「提督vs艦娘バトルロワイヤルを開催する!!」てきな事を叫んだらしい。元帥公認で賭けもokにしたために人が集まってきたらしく今は開催を待っている状態。

そして賭け率は提督が1で艦娘が9らしい。

 

「出場する提督はドンマイとしか言いようがないな」

 

「その出場する提督に選ばれてるのが貴方なんですが」

 

「………マジで?」

 

「マジです」

 

「頑張って下さい! 私は司令官に賭けます!」

 

「ゴーヤも賭けるでち」

 

「なら、俺も自分に賭けるか。そして、やり過ぎない程度に本気出す」

 

「そろそろ向かった方がいいですよ。入り口はあちらです」

 

「そうか、そんじゃ行ってくる」

 

「頑張って下さい!」

 

「「………」」

 

「所でお二人はどうしてそこまで自信満々に賭けれるんですか?」

 

「提督が負けるとか逆に観てみたいでちよ」

 

「アハハハ。

確かに司令官の負けた時の姿は気になりますけど、逆に司令官に勝てる人物は居るのでしょうか?」

 

「一応で聞いときますが人間ですよね?」

 

「正真正銘人間です」

 

「信じられないけど人間でち」

 

「そうですか」

 

ワアアアァァァーーー

 

「どうやらそろそろ始まる見たいですし移動しましょう」

 

「そうでちね」

 

三人もまた、これから行われる試合を観戦するために向かうのであった。

 

 

 

 

 

選手入り口からグラウンドに入った提督の目に写ったのは何時もの戦闘狂達+aと云ったメンバーであった。その数は総勢百人を超えていた。

 

「なんか今回はやけに多くないか?」

 

「フッ、それもそうだろう」

 

「今回は元帥に無理を言って今回の為だけに全鎮守府から集めて貰った打倒狐の会のメンバーと自由参加で来た一同総勢三百六十五だ!」

 

「多いな~(笑)」

 

「笑っていられるのも今の内だぜ? 流石のお前でもこの数を倒しきるのは不可能な筈だ」

 

「俺は不可能を可能にする男だ」

 

「「「(それは下手したら死亡フラグになるヤツだぞ)」」」

 

『盛り上がってる所悪いんじゃが、そろそろ開始したいんだがいいか?』

 

「あれ? 実況解説は元帥がするのか?」

 

『儂ただの傍観者じゃ、実況解説は』

 

『お久し振りです。

元何でも屋の狐さん、夕張です』

 

「アイエェェェー

ナンデユウバリナンデ

アイエェェェー」

 

「「「(元何でも屋?)」」」

 

「「(凄い驚いてる)」」

 

『その驚きようは酷くないですか?!』

 

「予想外過ぎてつい」

 

『つい、でそんなに驚いたような反応しないで下さいよ』

 

「それよりも、いつ始めるんだ?」

 

『フム、それでは準備は良いか?』

 

「「「「「応!」」」」」

 

『それでは、いざ尋常に! 勝負!』

 

「「「「「ウオォォォーーー!」」」」」

 

ズドドドドーン‼ ドン! ドゴォン!

 

開始の合図と共に放たれる砲撃………そう、砲撃である。

 

『あっ、そういえばルール説明を忘れていたので今しますね』

 

「「「(遅いよ)」」」

 

『ルールは至って単純です。相手が死ななければどんな攻撃でもokです。そして、今の砲撃で対戦相手の提督が殺られたと思っている人も居るでしょうが、この程度では倒せないのでまだまだ試合は盛り上がっていきますよ!』

 

「「「(そいつは本当に人間に分類して良いのか?)」」」

 

観客達が提督の事を人間かどうかを疑っているなかで、先程の砲撃で上がっていた砂煙が収まりそこから無傷の提督が現れた。

 

『おーっと、予想通り今の砲撃では倒せなかったようです。手にはなにやら武器らしき物を持っているようですがアレはなんでしょう?』

 

「これを使うときが来るとは。

この伝家の宝刀、HA☆RI☆SE☆Nを使う事になるとは思っても見なかったぜ」

 

「「「「「(どっからどう見ても単なるハリセンだろ!)」」」」」

 

『どうやら提督の武器はハリセンのようです』

 

「行くぜ! トランザム!!」

 

「なっ! はやi」

 

「てんりゅu」

 

──パシーン!

 

小気味よい音を響かせている。

 

『提督はリミッターを外さなくても異常な位なのに外すことで更に可笑しな位に強さを手にいれて、ドンドンと倒していってます。リミッターを外すと筋肉繊維がズタボロになるので普通の人は絶対に外さないように気を付けてください』

 

「「「(絶対にリミッター関係無いだろ。ハリセンの一撃だけで相手を気絶させるとか、頭が理解するのを拒んでる)」」」

 

周りが理解していようがいなかろうが関係無く艦娘達をフザケながら一人ずつ確実に倒している。

 

ドン!

 

「殺ったか!」

 

「それは残像だ」

 

「なに!?」

 

「喰らいや……「だが断る」」

 

「この武蔵、この程度ではやられんぞ!」

 

「見えた アームポイント!」

 

「な、なん…だ……と……?」

 

「ヒャッハー」

 

「ヒィ!」

 

「今日の私は、阿修羅すら凌駕する存在だ!!」

 

「「「(乙女座の人!?)」」」

 

 

 

 

『最後まで残っているのはやはりと言うべきか、大本営の長門さんと提督の二人となってしまいました!』

 

『さあ! この闘いを制するのは一体どちらになるのでしょうか!?』

 

ワアァァァー

 

「今日こそ勝たせてもらう」

 

「行くぞ!」

 

「ただしその頃にはあんたは八つ裂きになってるだろうけどな」

 

「やれるものならやってみろ!」

 

長門から繰り出されるジャブを避け、時にはハリセンで捌きながらもカラカウ事を止めない提督。

 

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」

 

「クッ」

 

「甘い、甘い!」

 

「具体的にはサイダーに溶かしたチョコと蜂蜜と砂糖と練乳と水飴とアイスを混ぜた飲み物並みに甘い!」

 

「「「「「(ヤバい、聞いてるだけで胸焼けしてきそうだ)」」」」」

 

『流石にもそれは甘過ぎますよ』

 

「甘過ぎるというその幻想をぶっ壊す!」

 

『「「「幻想とか関係なく絶対に甘いからな/ですからね!?」」」』

 

「まさかの全員から突っ込みを喰らうとは」

 

「余所見とは随分と余裕だな!」

 

「アハハハ~」

 

「マッタク長門は五月蝿いな~」

 

奇襲気味の攻撃を仕掛ける長門であったが、失敗に終わり逆に掴まっている。

 

「五月蝿い子は彼処に置いてある箱にドンドンしまっちゃおうね~」

 

提督の目線の先には提督が用意したと思われる明らかに怪しすぎる黒い箱が置いてあった。しかも耳を澄ませば箱から声が聞こえてきていることが分かる。

 

タスケテ ゴメンナサイゴメンナサイ シニタイ

 

「は、離せ!」

 

「HAHAHA! だが断る!」

 

『長門さんピンチです! 何処からか取り出した箱の中にしまわれてしまいそうです!』

 

キャアァァァー! タスケテクレー! マダシニタクナイ

 

「待て! 先程から聞こえてくるあの叫び声は一体なんなんだ?!」

 

「世の中にはな知らなくて良いこともあるんだ。知ってしまったら後戻りしたくても出来ない事があったり無かったりするんだよ」

 

「なんだその不安にしかならないような一言は!?」

 

『時折箱から何か叫び声が聴こえてきてる気がしますが気のせいでしょう』

 

「「「(絶対に気のせいじゃないだろ!)」」」

 

「分かった、私の敗けだ! だから箱の中に放り込もうとするのを止めろ!」

 

「い、や、だ」

 

満面の笑みで長門に死刑宣告を下して箱の中に放り込んだ

 

『………』

 

「「「………」」」

 

『………どうやら勝者は提督のようです』

 

『これにて提督vs艦娘バトルロワイヤルは終了です。そして、提督が勝ったことにより提督に賭けていた人はボロ儲けでしたね!』

 

「「「「「………」」」」」

 

数秒の無言。

 

「「「マジかー!!」」」←艦娘に賭けてた組

 

「「ヨッシャー!!」」←提督に賭けてた組

 

 

 

 

 

 

 

 

バトルロワイヤル終了後。

 

 

 

「それにしても 何でも屋を無期限の休業にするって手紙が来ただけでも驚いていたのにまさか、提督に成ってるなんて予想外過ぎですよ」

 

「仕方ないだろ。海で釣りしてたら艦娘を釣り上げて元帥に連絡いれたら釣り上げた艦娘連れてお前ラバウルの提督になれだったから」

 

「何処をどうやったら艦娘を釣ることになるんですか?」

 

「出来立てホヤホヤのたい焼きをエサに釣りをしてたらブラック鎮守府から逃げ出してきたのが案外釣れるぞ」

 

「基本的には、元帥に全部押し付けてるけどな」

 

「………」

 

「………」

 

「そういえば、そうでしたね」

 

「そういう性格でしたね」

 

「なにがだ?」

 

「いえ、最後に会ったときと変わってないなーと思ってただけですよ」

 

「そうか、他の奴等を待たせてるし帰るは」

 

「そうですか」

 

「それでは、近い内に遊びに行きますね」

 

「そうか」

 

「来たときは歓迎するぞ、盛大にな」

 

「期待させてもらいますよ」

 

「そんじゃ~な~」

 

「はい、それではまた今度会いましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、黒い箱から回収された長門は後遺症等もなく元気に過ごしてます。

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