艦娘と自称狐   作:矛盾者

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オリ主=狐面をつけて徘徊したりしている。方向音痴でよく道に迷う 迷った時は道を尋ねて答えてくれたら手作りお菓子をあげている
元帥=最近本気で海軍辞めようか考えている


第3話

 

 

今いるのは昼間の町中の公園です。え?昼間の公園で一体何をしてるかって?それはな、

 

「美味しー」

 

「もっと頂戴ー」

 

「ちょっと待ってろよ~。もうそろそろ出来上がるからなちみっこ共」

 

公園にいた子供達にお菓子を作りながら振る舞ってるんだよ。何故そんな事になってんだよと言った突っ込みがきそうだが、俺はただ公園で菓子を食ってたら物欲しそうに見つめてくる子供がいたからあげたらこうなったんだよな~。

 

流石にも昼間に狐面を付けたりや錫杖を鳴らしたりはしてないからな もしも、昼間から(夜は良いのかよ)そんな格好をして歩き回ってたら憲兵さんコイツです!(夜にそんな格好してる方が普通はやられる確率が上がるぞ)ってな事をやられそうで怖いからな(艦娘に攻撃されるのは怖くないのかよ)………今なんか所々突っ込みを入れられた気がしたが気のせいだよな?

 

「お~いちみっこ共、陽が沈んできたしそろそろ解散しろよ~」

 

「「「え~」」」

 

「ハイハイ、嫌がらないの。今作ったお菓子とそのレシピあげるから親に作って貰いなさい」

 

そんなことをちみっこ達に言いながらお菓子とそのレシピを渡していた。

 

「「「バイバ~イ」」」

 

「またな~(もう会うことないとは思うがな)」

 

いま、公園でどうやって菓子を作ってたんだと疑問に思った奴も要るかもしれないがな、炊飯器が有れば(ちょっと待てや、その炊飯器何処で手にいれた)簡単に作れる菓子やケーキとかがあるのだよ。え?電気はどうしたかって?そりゃ決まってるじゃないかワトソンくん、公園の噴水で水力発電を無理矢理したに決まってるじゃないか。

 

ついでに炊飯器は福引きで偶然手にいれた物です。

 

「まあ、そんなどうでもいいことは置いといて、さっさと元帥の依頼を終わらせるかな~」

 

 

 

 

IN何処かの鎮守府

 

 

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

暗い道を何かから逃げるように走り続ける人影と錫杖を鳴らしながら追い掛ける人影。

 

「(フザケンナよ! 何でモロに銃弾を喰らって死なねーんだよ!)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(証拠は全部残さずに消したし此処にいる憲兵共は全員買収済みで情報が漏れるはずがないのに何で奴が此処にいるんだよ!?)」

 

どうやら逃げている人影は、俗に言うブラック提督のようだ。そして、何故このブラック提督がこんな風に逃げているのかと言うと、時は少し遡り。

 

「クックックッ(今日はどいつに夜の相手をさせようか)」

 

シャラーン……………シャラーン……………。

 

そんなゲスイ事を考えていると外から微かに音が聞こえてきたのである。

 

「なんか聞こえたような?………気のせいか」

 

最初の内は気のせいだと思い込んでいたが、

 

シャラーン………シャラーン………シャラーン………。

 

ほんの少しずつ少しずつ近付いてきているのに気が付き。そして、ある噂を思い出したのだった。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(もしも、あの噂が本当だとしても来た瞬間に撃ち殺せばいいだけの事か)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

そんな事を考えている間にも音はどんどんと近付いてきていた。一方錫杖を鳴らしてる人物はと言うと、

 

 

 

???side

 

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「………(ヤバイな 迷った)」

 

錫杖を鳴らしながら何時も通りに迷子になっているのであった。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(う~ん、いま俺がいる場所は見た感じで言うと寮なんだよな~。ってな訳で適当な部屋の扉を叩いて中にいる人もしくは艦娘に道を聞けばいいのか)」

 

普通並ば誰も訪ねて来ないような時間に錫杖の音と共に扉をノックされたら中に誰かが居ても誰も出てこないと思うぞ。

 

「(一先ずこの部屋から行ってみよう!)」

 

シャラーン……シャラーン……コンコンコン。シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……コンコンコン。シャラーン……シャラーン……。

 

扉をノックする度に錫杖が鳴っている。

 

「(もしも~し、誰か居ませんか~)」

 

「(誰も居ないのか?)」

 

扉が開いて内側から誰かが出てきた。

 

「あの~、誰で…す……か…」

 

 

???sideout

 

 

部屋の中にいる艦娘side

 

 

扉をノックする音が部屋のなかに響く。

 

「(こんな時間に誰だろう?)」

 

そんな事を考えながら扉を開ける艦娘………。どうやら錫杖の音は聞こえてなかったようだ。

 

 

部屋の中にいる艦娘sideout

 

 

「あの~、誰で…す……か…」

 

最後まで言葉を続ける事が出来なかった。何故ならばそれは、扉を開けて目に写ったのがある噂の人物像に酷似してたからである。そして、噂の人物は紙に何かを書き始めていた。

 

「………」

 

「(こういう場合はどうすれば?!)」

 

『道を聞きたいんだか今いいかな?』

 

「………え?道ですか?」

 

「………」

 

狐面を付けた人物は無言で頷いた。

 

「えっと、何処に行こうとしてたんですか?(噂の中にも道を訪ねてくるって言ったのがあったような)」

 

「………」

 

「此処に行くにはそこの角を右に曲がって階段を下りてそのまま真っ直ぐに進んだ先の建物です」

 

「………」

 

『ありがとう』

 

「いえ、どういたしまして」

 

『お礼にお菓子をあげよう』

 

「あ、ありがとうございます?」

 

「………」

 

『それじゃ、去らば!』

 

「おやすみない」

 

そう言って扉を閉める艦娘。

 

「(こ、怖かったよ~)」

 

「(あれ? 教えた場所って司令室のような気が、もしかして今の人って新しく配属されてきた人なのかな?)」

 

どうやら普通に接してるように見えて実は怖がっていたようだ。そして、何か決定的な勘違いをしていた。

 

 

 

「(階段を下りて真っ直ぐ行けばいいんだよな)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

歩く度に錫杖の音が廊下に響いていた。

 

「(後はこの道を真っ直ぐ行けばいいだけか)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(ここか)」

 

執務室に着いた狐面は、扉をノックした。

 

 

ブラック提督side

 

 

 

 

「(どうやら来たようだな、扉を開けた瞬間に撃ち殺してやる。クックックッ)」

 

「どうぞ」

 

ガチャ ギィィィーーー

 

 

ブラック提督sideout

 

 

ドウゾ

 

「(どうやら入っても良いみたいだな)」

 

ガチャ ギィィィーーー

 

「(失礼しま~す)」

 

 

扉を開けて入ると同時に乾いた音が鳴り響き、6発の銃弾が体に当たり倒れた。

 

「クックックッ、はーはっはっはっはっ!」

 

「殺ったぞ、殺ってやったぞ」

 

「もう、なにも恐くないぞ!」

 

ブラック提督が死亡フラグを建てていると、撃たれた人物はまるで何事も無かったかのように起き上がった。

 

「(全く、いきなりだから驚いたな~)」

 

「(この服に防弾性能がなかったら死んでたぞ)」

 

「!?」

 

「な、何で死んでないんだよ!弾は全部当たったはずだろ!」

 

「(もしかして、不死身ってのは単なる誇張とかじゃなくて本当の事だったのか?!)」

 

着ている服に防弾性能があることを知らないブラック提督は勘違いをしながら慌てているが、撃たれた人物はそんな事は知らんとばかりに錫杖を鳴らしながら近づいてきている。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(クソ、こんな所で死ぬつもりなんて俺にはないぞ! 念のために秘密裏に作らせといた抜け道から逃げるか)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「(そうと決まればコイツの注意を俺から反らさないとな、確か此処に発煙筒が有った筈だ。これをアイツに投げつけてその隙に逃げればいいだけか)」

 

ブラック提督が投げ付けた発煙筒は錫杖で床に叩き落とされた。

 

「(この隙に逃げるまでだ)」

 

そして、叩き落とされた発煙筒は転がりながら煙を吐き出した。

 

「(投げ付けられたのがまさかの発煙筒だとはな)」

 

「(だがしかし、この妖精さん印の狐面をナメてもらっては困るんだよ。この程度の煙等何の問題もない!)」

 

「(さっさと逃げた奴を追いかけないとな~)」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

 

そして、冒頭に戻る。

 

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「く、来るな!来るんじゃねぇ!」

 

「………」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

相手の制止を無視して、錫杖を鳴らして進み続ける人影。

それを見たブラック提督は何を思ったのか望みを聞き始めた。

 

「お前は一体何が望みだ! 金か! 女か!」

 

「女ならロリから熟女まで選び放題だぞ!」

 

「………」

 

『望みが何かって?』

 

「あ、ああ(紙に書かずに普通に喋れよ)」

 

心の中でツッコミを入れるブラック提督。

 

「………」

 

『望みは』

 

『お前の命だ』

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「ヒイッ、く、来るな!」

 

「………」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「お願いだこっちにこないでくれ!」

 

相手の懇願を無視して錫杖を鳴らしながらどんどんと近付いていく人影。

 

「………」

 

シャラーン……シャラーン……シャラーン……。

 

「ウ、ウワアァァァーーー!」

 

 

 

 

 

次の日

 

 

ブラック提督が何処にも居ないことで少しだけ慌てた艦娘達だが、執務机に置いてあった紙を見て歓喜に包まれたのであった。紙に書いてあった内容は、

 

『ここの鎮守府の提督と憲兵は居なくなったのでこの番号に電話してね。○○○-△△△-×××

by狐面より』

 

そして、書かれていた番号に電話した艦娘達に待っていたのは元帥による謝罪と新しい提督であった。艦娘達は最初は警戒こそしていたが前任のブラック提督とは正反対だとわかってからは警戒をすることがなくなった。

 

 

 

一方提督と憲兵を消した人物はと言うと、

 

プルルル プルルル ガチャ

 

「もしもし~、一先ず依頼されてた分は全部片付いたよ~」

 

「『先程お主に頼んどった最後の場所から電話が掛かってきたから全てが終わったのは此方でも確認したぞ』」

 

「そうなんだ」

 

「『そうじゃよ』」

 

「なら、また適当に其処らをブラブラと旅をしてるから、また何かあったら電話してくれよ~」

 

「『その時はまた頼んだぞ』」

 

「りょ~解しましたよ。それじゃ、切りますよ~」

 

「『ああ』」

 

ガチャ

 

「さ~てと、此処って一体何処なんだろう?」

 

どうやら迷子になっている様子だった。

 

「まあいいや、取りあえずアッチに行ってみよっと」

 

そう言って歩き始めるのであった。

 

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