むか~し、むかし。
あるところに三匹の仔狼と一匹の母狼が暮らしていました。
ある日のこと、三匹の仔狼達は母狼に「貴方たちも自分の家を作りなさい」と云われ、それぞれ家を建てることにしました。
一匹目の仔狼は、藁の家を建てました。
二匹目の仔狼は、レンガの家を建てました。
三匹目の仔狼は、鉄筋コンクリート耐震強化済の家を建てました。
一匹目の仔狼が自分の作った家で寛いでいると、ブタがやって来ました。
そのブタは「ちょっとでいいから家に入れてくれないかな?」と言いました。
それに対して仔狼は、母狼に「いいかい、ブタが家に入れてくれと云ってきても絶対に入れてはいけないからね。……何でって? そのブタは悪いブタだからだよ」と云われていたことを思い出した仔狼はこう言いました。
「家に入れろだぁ? 断固として貴様を拒否するうぅぅぅう!!」
それを聞いたブタは「それがお前の答えか」と一言呟き、ブタは高笑いをしながら火炎瓶で藁の家を燃やし始めました。
家を燃やされた一匹目の仔狼は、鳴きながら二匹目の仔狼の家に逃げて行きました。
鳴きながら一匹目の仔狼が家にやって来たのを見て(何があった?!)と思いつつも、二匹目の仔狼は一匹目を家のなかに招き入れました。
家のなかで事情を聞いた二匹目は一匹目に同情しました。そして、一匹目を慰めているとブタがやって来ました。
ブタは「家に入れてくれないかな?」と云いました。
仔狼はそれに対して「………」居留守を使うことにしました。
ブタは「そう来るか」と言って、レンガの家になにかを仕掛け始めました。そして、仕掛け終わったあとにブタはもう一度家に入れてくれないかと聞きますが、仔狼は居留守をやめません。
「ならぁしかたねえよなあ」
ブタは手に持っていたスイッチを押しました。
「………」
「………」
「………?」
……しかし、なにも起きません。もう一度スイッチを押しますが、やはりなにも起きません。
「………」
スイッチを振り回したり、叩いたりしてもなにも起きません。
「………」
面倒くさくなってきたブタはスイッチを勢いよくレンガの家に向かって投げました。
すると次の瞬間!
それはそれはもう、盛大に爆発しました。
レンガの家は爆発によって瓦礫の山になってしまいました。家のなかに居た仔狼たちは当然の如く瓦礫の下敷きになってしまいました。
果たして二匹の仔狼は無事なのでしょうか?
「……し、死ぬかと思った」
「……ケホッ……コホッ…」
どうやら無事のようです。
「覚えてろよー!」
捨て台詞を吐きながら二匹は三匹目の仔狼の家に逃げていきます。
それを見ていた豚は二匹のあとを気付かれないように付いていき三匹目の家を見つけました。
ここで豚は悩みました。
ここまで来たら扉をノックする必要はあるのかどうかで悩みました。
「チーっす、豚でーす」
「取り敢えず帰れ」
「その建物はすでに包囲されている。無駄な抵抗をやめておとなしく投降しなさい!」
「……煩い。帰れ」
「三分間だけ待ってやる」
「帰れつってんだろうが、ブタ野郎」
悩んで出た結論がネタに走ることだった。
だが、仔狼は相手にする気がないようだ。
「時間だ。答えを聞こうじゃないか」
「帰れ失せろ消えろブタが」
「フッ、それがそちらの答えか」
「マジでさっさと帰れ」
「ブヒャヒャヒャ!」
ブタは高笑いをして何処かに立ち去っていった。
ブタが立ち去ったのを確認した仔狼は、やっと煩い奴が帰った程度の認識しかしていなかった。
「油断大敵だぞ。狼共がァ!!」
仔狼が油断していると、ブタが
この爆撃により三匹目の仔狼の家も一、二匹目の家と同じくブタに破壊されてしまいました。
そして、家を破壊された仔狼たちはブタに対する復讐心で燃え上がりました。
ここから仔狼たちによるブタのした仕打ちに対する復讐計画が始まるのでしたとさ。
以上、『三匹の仔狼 第一章 家を建てる』でした。おしまい」
「……って、なに初っ端から色々とすっ飛ばして変な話をブチ込んでるんですか?!」
青葉のツッコミが炸裂した。
「え~」
「『え~』じゃないですよ、え~じゃ!!」
「別に問題ないだろ?」
「大有りですよ。放送時間とか限られてるんですよ」
「で、今回はなにすんだ?」
「……いつもと同じように届くお便りを読み上げていきましょうか」
「読み上げるだけかよ」
今度は狐がツッコんだ。
「いえいえ、ちゃんとしたコーナーですよ。お悩み相談とかもありますし」
青葉はきちんとしたコーナーだと答えた。狐は一応の納得をした。
「要は届いた悩みを、切り捨てたり笑い転げたり盛大にツッコんだり青葉が泣き崩れたりしていくコーナーか」
「解決する気がない!? それよりなんで青葉が泣き崩れるんですか?!」
「そういうコーナーじゃなかったのか?」
「違いますよ!」
狐の疑問に青葉のツッコミが炸裂した。
「わかった」
「……なにがですか」
「実際はお悩み遭難コーナーだな」
「救助してください」
「では早速、最初のお便りを読み上げていきましょう」
何時ものやり取りを経て、やっとお悩み相談コーナーが始まった。
「ペンネーム『飢えた狼』さんからのお便り。
『気になる相手の落とし方を教えてください』」
「最初のお便りは恋愛相談みたいですね」
「なあ、このお便りって鎮守府からしか届かないのか?」
「? はい、鎮守府以外からはお便りは届きませんよ」
「この放送自体、鎮守府にしか流れてませんし」
狐の質問に疑問を感じながらも答える青葉。
「そうか。なら、相手を埠頭に呼び出せ」
「呼び出したあとは?」
「沈み行く夕焼けを見ながら、高鳴る胸の鼓動を抑えて相手の背中に向かって足音を消して全力でドロップキックを喰らわすと(海に)落ちます」
「そして、すかさず相手に主砲を向けながら告白をする」
「落としドコロと告白の意味が違うものになっちゃってますよ!?」
「衝撃的だろ」
「身も心も持ちませんよ!」
「告白が告別になったりしてな」
「それはイケないヤツです」
「それじゃぁ、素直に埠頭で『あなたを落とします』って告白するか?」
「告白が脅迫にすり変わってますよぉ」
「一世一代の告白はインパクトが大事だろ」
「そんな告白、一代も残したらダメなヤツですよね!」
「気を取り直して次にいこう」
涙目になりながらのツッコミは不発に終わり、次のお便りを読み上げることに。
「うぅ、『同じ艦隊の娘が好きな人に素直になれなくて困ってます。正直ウザいのでなんとかできないでしょうか』」
「……ツンデレか」
「……ツンデレですね」
二人の間で素直になれない娘が勝手にツンデレ認定された。
「明石に素直になる薬を作らせる」
「それはイケないヤツです」
「う~ん、それなら」
「『勘違いしないでよね! 別に貴方の事なんて別に好きなんだから!』」
「遠回しに素直になった!?」
「すれ違い様に相手にしか聞こえないくらいの音で『お前を殺す』と囁く」
「そして殺害予告されました!?」
ツンデレについての相談で何故か殺害予告をされる。
「それは置いといて、相手がツンデレなら幾らでもやりようはある」
「例えばなんですか?」
「ヤツはツンデレだと伝えれば、相手の言葉が脳内変換で逆の意味になる」
「ふむふむ」
「相手が『貴方の事なんか別に好きじゃないから』と云われたとしよう」
「はい」
「相手がツンデレだと知っていれば脳内変換でこうなる『貴方の事が好きです』に変換される」
「おぉ!」
「これで問題はないな?」
「問題ないと思いますよ」
「それではこのお悩みは解決ですね」
「解決だな」
解決してるのかは疑問だが、二人の間では解決したことになった。
「次いきましょう!」
「『告白の心得があれば教えてください』だそうです」
「躊躇わない! 振り向かない! 省みない!」
「それは刑事です」
「友情! 努力! 勝利!」
「それはバトル漫画の鉄則になってるなにかです」
「どちらかと言えば恋はスリルです」
「ワザとぶつかって相手の懐から財布を盗る」
「それはスリです」
「風邪を引いた時に飲む」
「それはクスリです」
「金属の研削に使う」
「それはヤスリです」
狐と青葉のボケとツッコミの応酬が始まった。
「建設機械と同じ名称の動物」
「それはドリルです」
「針金とかひも状のものを、螺旋や渦巻状に巻いた」
「それはコイルです」
「イエズス会の創設メンバーの一人」
「それはザビエルです」
「犬の仮面を付けたブレーダー」
「それはカイルです」
「ユニット、黄属性」
「それは銀翼のクリスです」
「複数の通信路で伝送する」
「それはパラレル通信です」
「アイナ様、合流できそうにありません。自分は死に場所を見つけました」
「それはノリスです」
「死の少女」
「それはアリスです。いまの二つ名は七色の人形遣いですよ」
二つ名についてもツッコミがはいった。
「あ、そうなんだ」
「目がぁ~で有名な滅びの言葉」
「それはバルスです。……それよりも、ちょっといいですか」
「なんだ?」
「さっきからフザケテませんか?」
「なにを今更」
「ちゃんと真面目にやってくださいよ!」
今回こそは真面目にやって行こうと意気込んでいたのにこの時点でグダグダになっている。
「わかったわかった」
「まったく、本当にわかってるんですよね?」
「それじゃ」
「刺すでヤンス」
「ダメでヤンス!!」
「やっぱりわかってないじゃないですか?!」
「スリルなんだろ?」
「それはスリル違いです……」
「……次いきましょう」
「『女子のハートを鷲掴みにするコツをぜひ!!』だそうですよ……ハァ」
何処と無く疲れた様子で次のお便りを読み上げる。
「いや、コツとかあるのか?」
「女の子は簡単ではないんです! ワザとらしいのは逆効果といっても過言ではありません」
「お、おう」
青葉がいきなり狐が思わず引くほどなまでに活性化した。
「
「きゅん
心臓にコークスクリューは流石にもヤバいんじゃないかと喰らう相手の心配を少しだけしたが、避ければ大丈夫だと言った結論に行き着いたため、心配するのをやめた。
「恋は戦争なんですよ。そう、女は生まれながらにして恋の将なんです!」
「ふむ、恋姫無双か」
「そうそう、姫武将ですよ。……って、それエロゲじゃないですか!」
「……ッチ。バレたか」
「『バレたか』じゃないですよ。バレたか、じゃ」
「それよりもさっさと次にいこうか。なんか話が逸れてるしな」
「ああ、そうですね。それでは次にいきましょうか……。って、話が逸れまくってるのはラバウル提督が原因ですよね! ねぇ!?」
「まあまあ、落ち着けって。骨せんべい食うか?」
「というか、こうなってる原因に言われても落ち着けませんよ!」
「要りませんよ!」
「なら、マグロの目玉」
「要りませんって!」
「そうかなら、地蜂せんべいとザザムシならどっちがいい?」
「だから要らないって云ってるじゃないですか! いやそれよりも、両方とも虫料理じゃないてすか!?」
「そうだな」
「いやいや、虫を食べるとか正気ですか?!」
「お前はいま、全長野県民を敵にまわしたぞ」
「なんで?!?」
「その二つの虫料理は長野県では普通に商品として売っているからだ」
「……なん……だと」
青葉は膝から崩れ落ち床に手をついた。
狐はその様子を笑いながら見ていると青葉が復活した。
「ふ、フザケルなーーーーー!!!」
心の奥底からの叫び声と共に勢いよく立ち上がった。
「ドウドウ、ドウドウ」
そんな掛け声と共に狐は両手で落ち着けと指示を出すが、
「青葉は馬ではないですよ!」
どうやらいまの青葉には逆効果のようだ。
「なら、ドードー」
「誰がポケモンですか!」
「おあとがよろしいようで」
「全然よろしくないですよ。なに終わろうとしてるんですか」
「いやいや、もう時間切れじゃね~のか?」
「そんな筈がありませんよ。何て言ったって前回よりも多目に時間を貰ってます…か……ら……」
時計を見た後から青葉の言葉が途切れ始め、再び崩れ落ちた。
どうやら本当に時間切れだったようだ。
「うぅ、……前回に引き続き今回もグダグダに」
「ドンマイ!」
落ち込んでいる青葉の肩に手を置いて励ましの言葉を掛けるが、効果はないようだ。
「あ~、まあうん。あれだ、青葉がこんな調子だし終わりでいいよな?」
ディレクターに終わっても良いのか確認を取ったらOKサインが出たので終わることにした。
「青葉が倒れたので今回の放送はここで終了で~す。また次回もよろしくな~。次回も居るとは限らないけどな」
狐は然り気無く青葉に責任を押し付けて放送を終了した。
なんだろう……。
ガンダムバトルユニバースでタイムアタックしてたら気がついたときにはダイブ時間が過ぎていた。
…砂上模擬戦闘……、4秒が今の自分の限界だとでも言うかのように縮めれなかった。その腹いせにパワードジムを(未強化)ボールで虐め倒した自分は悪くないと信じたい。
ノーダメだったけど問題ないよな?(暇なときにプレイ動画でもあげようかな……)
ネタも思い付かないし新しい作品を書くか、ディーグレイマンのリメイクを書くかで悩んでる。