やはり、描写力諸々の力の無さを痛感しています。
どうやったら面白い文がかけるんでしょう...
それでは、5話どうぞ!
「うっわー、これまためんどくさいものを...
道を進んだ先、大きなホールにいたのは翼を生やした石作りの魔物。先程まで相手していた魔獣とは一線を博す、伝承上の魔物を目の当たりにした三人の内リオを除く二人は若干気圧されていた。
だが、リオはと言うとホールに入った瞬間目に見えて、まさに、はぁ...という表情を浮かべていた。
「リオ、お前こいつに出会ったことでもあるのか?」
「確かに、アストレイの言い方だとこいつのこと知ってるみたいに思ったんだけど、もしかして戦ったこともあったりするの?」
「ん?あぁ、昔の仕事柄、遺跡やら何やらに潜ること多かったからな〜。文字通り消えてなくなる床やら、部屋に入った瞬間扉があった場所が壁になったりするギミック満載の所によく居たよ。」
リオの言葉に疑問を抱いた二人がリオに尋ねるとある意味予想通りというべきか、常軌を逸した回答が帰ってきた。
「は、はぁ...ってリオ、お前はどんな職業に就いていたんだよ。ほんとに俺達と同年代か?!」
目の前で得物を抜き今にも斬りかかりそうか級友の異常な言動の招待はその職業のせいだと悟ったリィンはやはりリオは凄いと確信する。
「さーてなんかあいつら苦戦してるっぽいしさっさとガーゴイルにはご退場願いますか。」
そう言い放ち魔獣の群れを殲滅した時のように一瞬で方をつけようとして構えた瞬間、リオのARCUSに通信が入った。
「あ、そうそう。リオはそいつとの戦いには参加しないでね。あんたが参加したら他の子達の実力が見られないし、その代わりアンタには特別な敵を用意したから少し待ってなさい。」
げぇ...そう言いたそうなリオはその通信が入った瞬間にその場でつんのめり地面を顔面で抉っていた。
「はぁ...ぜってーろくな奴じゃねえよ...あー!胃薬持ってくればよかった。」
顔についた土を落とすリオには身体的ダメージより精神的ダメージ、さらに言えば胃へのダメージがおぞましい事になっていた。
「ま、まあリオは...どんまい。とりあえず俺たちはアイツを倒してくるよ。」
「まあ、アストレイの実力だとあいつくらい直ぐに倒しそうだしね。今回は仕方ないよを」
苦笑いで地面に俯いて唸っているリオの前を駆け抜けていく二人の顔には満面の笑みが浮かんでいた。
やった、やっとまともに戦える、という意味の笑みが。
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傍観していたリオの目には果たしてどのように写っただろう。
強敵相手に苦戦する同級生達をどのように見ていたのだろう。
それは本人に聞かなければ分からないことだ。
しかし、最後のトドメのシーンはリオの目にも焼き付いていた。
それまでは、決して綺麗に揃っていたとは言えない連携がARCUSから出た青い光に皆が包まれた瞬間、長年苦楽を共にし幾重もの死線をくぐり抜けた軍隊のように、また猟兵団のように統率の取れた連携に変わっていた。
味方に出来た隙を別の味方がカバーし、アタッカーへの敵の意識が向かないようにヘイトを稼ぎ、そして敵を崩した瞬間にはアタッカーが首を切り落としていた。
綺麗に統率の取れた無駄のない洗礼された動きにリオは少し感動していた。
「何だったんだ、今のは...みんなの考えていることが手に取るようにわかった...もしかして今のが」
「そう。アークスの真価ってワケね」
リィンの言葉を遮るように、サラが拍手しながら階段を降りてくる。
「いや~、やっぱり最後は友情とチームワークの勝利よね。お姉さん感動しちゃった」
リィン達青い光に包まれた級友の呟く言葉に心を抉られ奥の階段から胃痛の原因であるサラにさらに心を抉られ、リオは言葉にならない悲鳴をあげる。
「んで、そこのボッチ君には特別なものを用意したわよー♪」
リオの心痛や胃痛など考慮しない、リオにしてみれば悪魔の囁きと同程度かそれ以上の威力の発言にもうリオは諦めたのか壊れた人形のように立ち上がると乾いた笑い声を上げながらガーゴイルの台座の近くの扉へと向かっていく。
「あら、まだ場所も教えてないのによく分かったわねー。もしかしてアンタ、楽しみなの?」
全く違う捉え方をしたこの鬼教官はルンルンと靴の踵で石畳を叩くコツコツという音をリズミカルにホールに響かせながらリオの元へと歩んでいき、その扉を開ける。
「さー、あんた達も入って。こいつがいかに人外じみてるか教えてあげるから。」
ささ、とガーゴイルを倒してくヘトヘトになっている生徒を扉の中へと導き入れると薄暗いホールの真ん中に一つの箱が安置されていた。
「あぁ、リオ。その箱の中にアンタ用の魔獣が入ってるから。くれぐれも周りに結界張るの忘れないでねー。こっちまで被害がでちゃたまったもんじゃないから。」
自分でやっておきながら何を言うのか...そんな思いを抱きながらリオは結界を張るために呪文を唱えていく。
「【七曜の力よ邪を退け弾き我へと仇なすものから護りたまへ】」
扇状に持った七枚の札を呪文を唱えてから頭上へと放り投げるとそれは意志を持ったかのように散らばり、リオと箱の周囲を七角形の大きなドームが出来上がる。
「さて、これで大丈夫っと...んじゃ、おっぱじめるぞ。」
見たこともない力に他の面々は驚きを隠せないでいるがそんなのどの吹く風、リオは箱の取っ手に手をかけ思い切り開いた。