『IS The plunderer has a dream』 作:NORTH
篠ノ之 箒(しののの ほうき)は怒っていた、
それは久しぶりに会った幼馴染は自分のことを覚えているだろうか? とか
念入りに、そう念入りに身嗜みを整え、声だって変に裏返ったりしないよう、鏡に向かって朝早くから
「い、い、一夏!久しぶりだな!」
とかって練習していたのが無駄になったとか
ずっと見つめていたのに一度も視線を向けてくれなくて寂しかったとか
いつまで待っても話しかけてきてくれなくて、我慢しきれず話しかけたのに丁寧語で、他人扱いされて思わず泣きそうになって、でも涙をこぼしたくなかったから我慢しようとしたら睨み付けるようになってしまって又、泣きそうになったり、とか
もう分けわかんなくなっちゃって、頭の中ぐちゃぐちゃになって、好きなのに気が付いたら叩いてたとか
もう、六年も会っていないのだから幼馴染と言えど覚えて無くても可笑しくないのに何やってるんだ私・・・・とか
だいたい、なんで大事な幼馴染に気が付かないんだ!とか
もう色んな事をひっくるめて、篠ノ之 箒は怒っていた
もちろん、一夏に対しても怒ってはいたが、どちらかと言うと落胆のほうが大きく
一番許せなかったのは大好きな彼を叩いてしまった自分だった
そりゃ、乙女心としては納得のいかない部分もいっぱいあるが、
少し時間が経って頭が冷えてきた状態になると自分の行動は少し、急過ぎたなと思えるようになった
それに授業中、ノートにペンを走らせながら偶に、頭と頬を労わるように擦る思い人の姿が目に入ると言い知れない罪悪感に苛まれるのだから、彼に対する怒りはどんどん下火になっていって
かわりに、自分に対する怒りがどんどん強くなっていく
謝ろう・・・・
まず、謝って、それから自分の名前を言えばいい
そうすれば彼も思い出してくれるはずだ
そして、前に見せてくれた笑顔を浮かべながらお互い謝りあって、これから此処、IS学園で二人の時間を築いていけばいい
幸いなことに時間はある、なにより、もう二度と会えないと思っていた彼にもう一度会えたのだから
だから
「・・・・謝ろう・・・・」
今度は想いが言葉となって溢れ出てしまい、思わず担任の千冬さんに叩かれるのでは!と警戒したが
自分ではなく、想い人が担任の先生たる千冬さんに叩かれていて、それに思わずクスッと笑い声が漏れてしまう程度には落ち着けていた
「(次の休み時間に、もう一度話しかけて謝ろう)」
そう今度は言葉には出さず心に誓って
地味に人気が出ているようで嬉しいです
でも、自分は更新と言うか書くの遅いんですよね・・・・
そしてモッピーさん、ごめんね確実にこの小説では不憫な扱いになるから・・・・
好きなんだけどなーーーてかIsのキャラクターはほぼ皆好きです
魅力的ですよね