『IS The plunderer has a dream』   作:NORTH

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書いてて、辛くなった


セッシーさん好きなのに・・・・


かっこ良くしたいのに・・・・


NO,3 I shoot the third

二時間目の昼休み、痛みが大分マシになってきたとは言え、綺麗な季節外れの紅葉とたんこぶになっているであろう姉より下された愛の鞭(教育)の傷跡をいたわりながらポケットから飴玉を一つ取り出し、口に入れる

 

そして今度はホイホイとついて行かず、と言うよりか今後ついて行くものかと心に決めながら一人寂しく音楽を聴き、飴をなめてこの休み時間をつぶそうと思っていたのだが

 

 

「ちょっとよろしくて?」

 

 

「はい?」

 

 

「まあ!なんですの、そのお返事は?」

 

 

そんな一言と共に面倒ごとがやってきたことを理解した

 

 

してしまった

 

 

話しかけてきた相手は、綺麗な姿勢で腕を組んだ綺麗な金髪に白人種に良く見られるスカイブルーの瞳がとても魅力的な女性だった、まあ、その綺麗な眼は釣りあがった状態となっているが・・・・

 

 

そして、困ったことにこの女性はこの世界の女性の多くに見られる『いかにも』な雰囲気を出していた

 

正直な話をすると、こう言った人は苦手だ

 

というよりも嫌いであるとさえいえる

 

記憶がどうもちぐはぐで、あやふやな私だが『俺』だったころの人格が

今の私と言う性格を形成するに当たって多大なる影響を与えており・・・・

 

まあ、何が言いたいかというと過去の記憶の中では、男女差別反対と声高に世界各地で言われており、このような男尊女卑ならぬ女尊男卑は納得がいかないのだ

 

 

「・・・・聴いてますの?お返事は?」

 

 

と、どうやら考えに没頭するあまり彼女のことを忘れていたようだ

 

 

「何か御用ですか?」

 

前の休み時間中に言ったのと全く同じ台詞だが、今回はこの台詞の中に隠しきれない嫌悪感が出ていたと思う

 

とりあえず、口の中にある飴を転がす

 

うん、飴はやっぱりノンジュガ―のミントに限ると思う

おいしいし、匂いも良いしノンシュガーだから虫歯の心配や太る心配も無し!

 

うん、サイコーだ

 

人と言う生き物は何か物を口に含むと安心できるそうだ、赤ちゃんを泣き止ませるのにおしゃぶりを使ったりするのと同じような感じだと思って欲しい

 

まあ、この年でおしゃぶりは無理だから、と言うよりも嫌だし、プライド的問題でごめんなので私はよく苛立った時は飴をなめている

 

 

「随分な態度ですわね、このわたくしに話しかけられるだけでも光栄なことだと言いますのに」

 

 

「そうですか」

 

 

「大体わたくしは誇りあるイギリスの代表候補生にして入試主席なのですわよ?」

 

 

「そうですか」

 

 

気が付けば勝手なことを好き勝手にまくし立てるお嬢さん、イライラするが我慢する

 

「だいたい、わたくしのようなエリートと同じクラスだというだけで幸運な

のよ?そこのところを理解していますの?」

 

 

「そうですか」

 

 

「ふん、まあ、わたくしは優しいですからISについて分からないことがあれば・・・・まあ、泣いてお願いしてくれば教えて差し上げてもよくってよ?」

 

 

「そうですか」

 

 

「なんて言ったってわたくしは、入試でただ一人だけ試験管を倒したエリー

トなのですから!」

 

 

「そうですか・・・・では、言わせて貰いますが・・・・」

 

 

そう言って席から立ち、相手の目をまっすぐ見るようにしながら喋る

 

 

「代表候補生『ごとき』に何を教われと?」

 

 

 

 

 

教室の空気が死んだ気がする

 

しかしながら、気にしない

 

もうやめだ、やってられん

 

がんばって我慢してきたが、もう無理だ、限界である

 

この女子ばかりの空間で生きていく以上は周りにそこそこ合わせようと思って行動をしてきたが、限界を迎えた

 

 

 

いや、限界迎えるの早いな私・・・・・・

話を戻そう、

 

私は此処に強くなる方法を求めて入学したのだ

 

それが ま――なんだ?

 

ISを動かしてしまってからハニートラップとか色々と注意してきたのにちっと話しかけてきてくれただけの女の子に簡単について行ってビンタ食らう?

 

 

馬鹿だろ

 

間抜けすぎる

 

まさしく阿呆である

 

もしあれが私のDNAを狙って引っかくような攻撃だったらどうする?

 

此処が法律上どこの企業も、世界も介入することの出来ないIS学園だからと言って気を抜き過ぎだ

 

だいたい、年頃の女の子と仲良くしようなんざ、私には無理だろ

 

友人達にも言われていただろうが、丁寧な口調のわりに目つきが鋭いから壁を作られているような気分になるし、なんか話していて不機嫌そうな感じがして話しかけにくいと

 

 

女の子達と仲良くする、そう言うのは原作主人公君の仕事だと思う・・・・偏見かもしれないが

 

まあ、二、三人は仲のいい女友達が私にも居るが・・・・

 

あれだって、本当に色々な要素が絡み合った結果として仲良く慣れたのだから

 

普通に過ごしていたら友人が出来ることなどまずありえ無いだろう

 

実際問題、友人など両手で数えられる程度しかいない

 

なので、もう止めだ、ヤケクソになったとも言うかもしれないが仲良くしましょうね?のお時間は終了しました

 

 

「なあ?!あ、あなた!今何と言いましたの!」

 

 

「だから、代表候補生『ごとき』に泣いてお願いして教わるようなことなどありませんと言っているんです」

 

ついでに言うならば優しさも売り切れました

 

現在、代わりの商品と言っては何ですが敵意が大特価セール中です

 

 

「っつ!ISが使える程度で男『ごとき』が随分と調子に乗っているようですわね?」

 

 

「私の姉はブリュンヒルデです、そして此処はIS学園です、なので代表候補生どまりの貴方ごときに教えを請うようなことはありえません、他の優秀な先生に教えていただきます、理解していただけましたか?」

 

 

「ぐ、それは・・・・」

 

 

「あと唯一試験管を倒したと仰られましたが私も倒したんですよね、貴方の言う男『ごとき』の私が」

 

 

ピキッ   っと嫌な音がした気がする

 

教室の空気が今度は温度的な意味で下がった気がした

その直後、セシリア・オルコットさんが吼えるかのようにコチラに噛み付いてきた

 

 

「なあ!うそおっしゃい!わたくしだけと聴きましたわ!」

 

 

「恐らく女子ではと付くのでしょうね」

 

 

「ふざけないでくださいまし!そんなことありえませんわ!見栄を張りたいからと言って嘘を言うんじゃありません!」

 

 

「あいにくと事実です、納得がいかないようでしたら教師の方に聞いたらどうですか?」

 

 

とそこでチャイムが鳴った、周りでハラハラとコチラの様子を伺うようにしていた女子もコチラに不安げな視線を浮かべながら各々の席に着いていく

 

目の前の女性はコチラになにか言いたげな表情を浮かべながら、

 

最後にフンッ!と言って、誰がどう見ても私不機嫌ですと言うオーラを出しながら席へと帰っていく

 

 

それを視界に納めつつ、自分も席に着き、やたら分厚い教科書を開く

 

姉さんが山田先生を連れて入ってきた、そこで小さくなったものの未だに口の中に残っているミント味のキャンディ―を舌で転がすと普段味わっているよりもやたら苦い味に感じた。

 

「それでは、この時間は私が実践で使用する各種装備について説明する」

 

一限目とは違い山田先生ではなく姉さんが教壇に立っている、壁際では山田先生がノートを片手に立っていることからこの時間は大事な授業になるようだ

 

嫌なことがあったが、授業に集中しよう

 

 

「ああ、その前に来週に行われるクラス対抗戦に出るクラス代表を決めておかないとな」

 

 

ふと思い出したかのように言う姉さん

それ、結構大事なことじゃないんですか?もしかしてど忘れしていましたか?

 

バシン!

 

 

「うぐ!・・・・いたいです、先生」

 

 

「痛くしているからな」

 

 

「と言うよりも何故叩かれたのでしょうか?」

 

 

「私はど忘れ等していない、こう言えばわかるか?」

 

 

「・・・・・・ごめんなさい」

 

いよいよ、えすぱーちふゆんの可能性が高まってきた

 

 

「はあ・・・・クラス代表とはそのままの意味で、まあ、クラスのまとめ役だと思えばいい

又、クラス代表は生徒会の会議や委員会などに出席しなければならないが、クラス対抗戦に出られるようになる

このクラス対抗戦は現時点ではたいした差は無いが、クラスごとの実力を把握するために行われる、その為、優先的にアリーナの使用許可がその生徒には降りるようになる

簡単に言うとこんなところか・・・・で、自推他推は問わないから誰か居ないか?」

 

 

まあ、アリーナの優先的使用許可は魅力的だが正直これはパスしたい、生徒会やら何やらで時間を取られそうだし

それに多分だけどあの金髪の代表候補生がなるだろう

 

 

代表候補生ごとき、と先程は馬鹿にしたがそれは姉や此処の先生と比較したからだ

 

私と比べたら彼女のほうが何万倍も努力をしてきたのだろう、私なんかはISの飲み込まれた際の脳に直接情報を流し込むような感覚が不快で、全力で脱出したくらいなのだから

 

試験だってぶっちゃけるとかなりせこい勝ち方をしている

 

正直な話、代表候補生という彼女の性格がもう少し普通だったらイギリスに貸しを作るとしてもIS操縦について教えて欲しかった

 

教えて欲しかった・・・・本当に教えて欲しいと思っていた

 

もう無理だけど、無理だけれども、あと今後の学園生活が最悪になることも確定してしまったけど

 

 

「はい!織斑君を推薦します!」

 

 

「私もそれがいいと思いまーす」

 

 

「嘘お!?」

 

 

考え事をしていると信じられない台詞が聞こえた

 

馬鹿な!何故此処で私の名前が出てくる、はっ!まさかクラス代表にして他のクラスと結託して私を公開処刑するつもりか?

 

野郎が生意気な事、言ってんじゃねーよ!・・・・的な?

 

さっきの会話で私は想像していた以上の敵を生み出したようだ

 

 

「煩いぞ織斑、他に居ないか?居なければ織斑で決定だな」

 

 

「待って!待ってください!」

 

 

「待たん、他推の場合はその者からの期待を受けているとして棄権は認めん」

 

「流石に本人の意思を一切無視するのはひどいと思います!それに――――」

 

 

「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

 

突如として甲高い声が私の抗議の声を遮った、まあ、先程も散々聞いた声だから誰が言ったかは分かるが

 

バン!と机を叩いて立ち上がったのはイギリス代表候補生のセシリア・オルコットさんだ

 

 

「そのような選出は認められません!だいたい男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!」

 

 

ふむ、まあ選出の仕方については同意できるな

 

嫌がらせとか酷すぎる

 

 

「実力から行けばわたくしがクラス代表に相応しいのは確実。それを、物珍しいからと言う理由で極東の猿にされては困ります!わたくしはこの様な島国までIS技術の修練の為に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ありませんわ!」

 

 

たしかに、物珍しさで選ばれたならごめんだが、多分、理由としては私への嫌がらせだと思うんです

 

しかしながら猿とは随分な言い様だ、まあ、外国の方からしたら皆、同じ顔に見えるそうだけど

 

 

「皆さん、いいですか?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」

 

 

興奮冷めやらぬ、と言うよりエンジンが暖まってきてこれからが本調子だと言わないばかりのセシリアさんが凄い剣幕で怒声を上げる

 

 

「ふん!だいたい、この様な男が、このIS学園に居ること自体間違いなのです」

 

 

がり・・・・

 

 

そんな音が教室に響いたと思ったときには、自分の口から言葉が出ていた

 

 

「黙れ・・・・」

 

 

「・・・・・・今、貴方が言いましたの?」

 

噛み砕き、細かくなった飴の残骸を更に噛み砕きながら言う

彼女は、私の逆鱗に触れた

 

「黙れと言ったのが聞こえませんでしたか?」

 

 

「あ!あなた!なんですの!?その言葉遣いは!」

 

 

「それを言う前にご自身の発言を振り返えったらどうですか?、それと反論させていただきます、イギリスだって世界的に言えば島国でしょう?、それに食事は世界的に微妙だし」

 

 

「なっ!わたくしの祖国を馬鹿にしますの!?」

 

 

「先に国について侮辱したのは貴方です、それに貴方、今かなり不味い発言をしていることに自覚ありますか?」

 

 

「な、なにをおっしゃいますの?」

 

 

「ああ、こんな簡単なことも分からないような程度の低い方でしたか」

 

 

「なんですの!馬鹿にして!」

 

 

「イギリスも後悔しているでしょうね、貴方のような人を代表にしたなんて」

 

 

「どこまでっ侮辱するつもりですか!決闘ですわ!貴方に分からせて差し上げます!」

 

 

「なるほど、かまいませんよ、その決闘とやら受けましょう」

 

 

「随分な自身のようですね、言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い・・・・いえ、奴隷にしますわよ」

 

 

「申し訳ありませんが、私にはそういう趣味はないので、他所でご相手を探してくれませんか?」

 

 

「なぁ!そんな趣味はありません!」

 

 

「そうですか?まあ、興味なんざ一欠けらもありませんが」

 

 

「馬鹿にして・・・・いいですわ、わたくしが全力で貴方を倒します」

 

 

「貴方ごときに出来るとでも?」

 

そう言ってお互いに向き合いながら浮かべるのは笑み

すると、パンパン!と言う拍手の音と共に姉さんがその場を納めるように言葉をつむぐ

 

 

「ふむ、ではクラス代表をかけての勝負は一週間後の月曜日。放課後、第三アリーナにて行う。織斑、オルコットの二名は用意をするように、では授業を始める」

 

そして、私にしょうがないな、と言わんばかりの目を向けて少し笑ったような気がした

 

 

なんとなしに気まずく感じ目を逸らす

 

すると後ろの方でオルコットさんは鼻息荒く、フン!と言う声と共に荒々しく席に着いたのを感じた

 

 

とりあえず、頭の中で整理をする

 

一週間の間に遣れること凡てを遣って、試合に勝つ

 

こんなところで負けたりしたら、世界最強なんて絵空事でしかない狂言になってしまう

 

なにより、彼女は、セシリア・オルコットはよりによって、姉さんが私の為に頑張って入れてくれたIS学園に居ることを認めないと言い放った

 

これは、許せない、許すわけにはいかない

 

もしも、この言葉を許すようなクズに成り下がってしまったら私は私では無くなるだろう

 

 

まあ、今は決意を胸に秘めながら授業を真面目に受けることにしよう。

 




ストーリー的な意味で嫌な役をやっていただくセッシーさん


ゴメンナサイ


そのうち、かっこいいセッシーさんに戻すから


だから許して(泣)
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