Fate/kaleid liner エドモン☆ダンテス   作:雛宮メリー

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エピローグ

「終わっ、たーーー!!!」

「やりましたねっ!エドさん!!」

 

まだルーラーが2枚残ってるとはようやくカリギュラを倒した。

 

「今日はもう帰るぞっ!家まで全速力だ!

限定次元反射路形成!鏡界回廊一部反転!《離界(ジャンプ)》!」

 

だがこの時、カリギュラを倒せた喜びで俺たちは気を抜きすぎていた。

そのことを身を以て思い知るのは僅か数秒後のことである。

 

ーーー

 

屋上で座り込む4人と目が合う。

魔力が切れている俺は既に《巌窟王(モンテ・クリスト・ミトロジー)》の隠蔽を切っているし、メル子も今夜は特に変装していないので素のままだ。

…………あっ。

 

「誰よ、あんたたち?

今、どうやって鏡面界から…?」

「メルコ!?それに確か、同じクラスの…?」

 

凛とイリヤは疑問符を浮かべ、

 

「やっぱり、あなたたちだったんだね」

 

美遊は納得したように目を細め、

 

「ホーーッホッホッホ!!

何だか知りませんが、最後の最後に油断しましたわね、遠坂 凛(トオサカ リン)

ご安心なさい。カードはすべて(ワタクシ)が大師父の元へ届けて差し上げますわーっ!」

 

ルヴィアは視線が俺たちに向いたのをいいことに7枚のカード全てを掻っさらい何処からともなく現れたヘリで逃走を始めた。

 

「んなああああああッ!?

ちょ、ちょっとあんた手柄独り占めする気かこのー!」

「ホーーッホッホッホ!!」

 

2人はそのままこの場から消えた。

 

「えっと……俺たちもずらかるぞっ!メル子!!」

「ふぁっ!?はい、エドさん!!

あっ、イリヤちゃん、エーデルフェルトさんまた明日学校でね!」

 

今度はルヴィアの方に視線が行ったのでそのまま俺たちは逃げ出した。

律儀にメル子は頭を下げてから走ってくる。

さて、明日からどうしようか……。

 

ーーー

 

9時間後のイギリス ロンドン。現地時間0時01分。

とある鏡面界にて。

 

テムズ川の水が吹き飛ぶ。

黒鍵が舞い、矢が放たれる度に鏡面界のあちこちに亀裂が走る。

この惨状を作り出したのはたった2人のたった1分間の戦闘である。

片方は、弓を構える炎のような紅い髪をした少女。

片方は、聖職者の格好をし、両手に黒鍵を携える青年。

 

「やれやれ、まだ食らいつくのですか?

今の貴女では万に一つも勝ち目などないのに」

「勝てる、勝てないの話じゃないわ。

アンタを外に逃がしたら聖杯を取りに行くでしょ。

アンタの願いを知ってる(・・・・)アタシとしてはそれだけは避けたいのよ」

 

弓に矢をつがえる。

曇りなき、透き通った否、透明すぎる青年の瞳を真正面から少女は見つめる。

 

「それにね、アタシの中の英霊はアンタみたいな神様に仕える人も大嫌いなのよ」

 

少女は神が嫌いなわけじゃないが、カード(・・・)の英霊はその気持ちすら塗り替えるような神に対するドス黒い怨念を伝えてくる。

 

「天草四郎時貞。アンタの強欲な願い、ここで断ち切る!」

「出来るものならやればいい。だが私は今度こそ、」

 

この願いを叶えてみせる(世界に平和をもたらそう)




登場人物紹介等やってから2wei!編やります。
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