Fate/kaleid liner エドモン☆ダンテス   作:雛宮メリー

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プロローグ2

 

「詫び石、呼符、ログボ、その他etc…でジャック・ザ・リッパーを狙って爆死し続け、課金までしてもなお出ず、挙げ句の果てに姉に泣きついてお金を借りていたことを……!」

「ウワァァァァ!?!」

 

だって!!だって!!!欲しかったんだもんジャックちゃん!!!!

ちなみに俺はリアルラックが相当低い。リリース開始してから幾度となく課金までしてガチャを引き、お年玉、一周年等確定枠を考えずに当たった☆5サーヴァントがエドモンしかいないくらいに酷い。

 

「貴方の姉、神の私からしても相当アレな人ですが、彼女にお金を借りようとする勇気とか考えると…ねぇ」

「俺としてもあそこで真っ当にアルバイトすれば良かったんじゃ、って今更ながら思います」

 

うぅ、あの時に戻れたら俺は絶対過去の俺を殴り飛ばして正気に戻してた……。

人間の限界にスナック菓子感覚で挑もうとする姉にお金を借りようとか正気じゃなかったんだ……。

orzしている俺の肩を神様はぽんぽん、と慰めるように優しく叩いた。

 

「さて、これ以上は話が進まないのでやめましょうか」

「はい……」

 

何故だろう。夢にまで見たチート転生という心躍る状況なのにテンションダダ下がりなのは。

完璧あの姉のせいですね、ハイ。

 

「これより貴方に原作知識を与え、更に魔術の使い方、世界での立ち回り方を脳にインプットします」

「はぁ」

「要はマニュアルのようなものです。どう動けばいいのかが簡単に分かります」

 

それはとてもありがたい。

行動の指標があるのは俺としても非常に助かる。

 

「というか貴方に原作知識を与えないと散らばったカード以前にいらんことをして歴史を歪めそうですし」

「それもそうですね」

 

盲点だったわ。原作知識無いんじゃこの転生の意味無いじゃん。

歴史守る側が知らぬ間に歴史壊してたとかシャレにならんし。

 

「あと転生なので当然のことながら0歳スタートです」

 

それカード回収間に合うの?

 

「問題ありません。カードが効力を発揮し出すのは本編開始後というご都合設定。しかもそれまでカードは絶対に見つからないという良心的機能まで付いています」

「なんてご都合主義!!!」

 

でも筋は通る。要するに原作から歪めたいのだから原作開始前を歪めたら意味がない、とでも言いたいのだろう。

嫌な犯人だ。性格が相当歪んでいるとみた。

 

「では、お願いしますね。

新庄 重戸さん、貴方の新たな生に幸多からんことを」

 

こうして俺の歴史保全は始まった。

……不安は残るが。

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