Fate/TriangleOrder 〜三位一体のサーヴァント〜   作:白花 頼羅

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状況確認回です。

序章とか正直うろ覚えなので、キャスニキの合流タイミングが原作と違うかもしれません。


第二幕 冬木とくれば敵は…。

side:ヒスイ

 

「現在マスターたちが置かれている状況は召喚された時にシステムの方から読み取りましたが、敵について何か情報はありますか?」

 

見た目ほど強くなかった適性体を殲滅した後、僕はマスターたちとの情報共有をしたいと思った。

 

ところどころ知っている街並みとは違うけど、

 

ここは間違いなく冬木市だ。

 

そして、サーヴァントがいる。

 

…つまり、聖杯戦争が行われていた可能性が高い。

 

「…ごめんなさい。私もまだよくわかってなくて…。」

「…聖杯戦争なる魔術儀式が行われていた、ということしか。」

 

やっぱりか。

 

「一度だけ真っ黒なサーヴァントと戦って…」

「そん時にオレが嬢ちゃんたちに助太刀したんだ。」

「その後私とも合流して、霊脈の上にサークルを構築してリトがあなた達2人、いや3人?を召喚したのよ。」

「んー、ということはキャスターなランサーさん…ああ、めんどくさい!クーさんは元々ここに呼ばれてたサーヴァントってこと?」

「なんで真名知ってんだよ!…いや、いいか。もうどうせバレてるし。

ああ。そうだ。オレは聖杯戦争に参加していた。

……だが、今は聖杯戦争は成立していない。

勝負はとっくについてる。」

「この惨状を見るに…。聖杯は汚されてたんですね?」

「そこまでは知らねぇが…いつの間にか聖杯を勝ち取っていたセイバーが真っ黒になって、他のサーヴァントを支配していった。支配を逃れたのはオレと、汚染しようのないバーサーカーだけ。

バーサーカーの方はこっちから手を出さない限り問題ない。ライダーとランサーは倒したし、アサシンは元々脱落していた。

実質的に敵サーヴァントはあと2人。大将のセイバーとそれを守るアーチャーだな。」

 

「…今回召喚されていた貴方以外の英霊の真名はわかりますか?」

「…アーチャーの野郎以外はな。坊主ども。ちょっと耳かせ。」

「ええ。」

「えっ?私たちには教えてくれないの?」

「今の嬢ちゃんたちが知ったら間違いなく“折れる”からまだダメだ。…盾の嬢ちゃんが宝具を使えるようになったら教えてやるよ。」

「…どうやったら使えますか?何かコツとかあれば教えていただけるとありがたいのですが…。」

「えっ?ちょっと特殊なサーヴァントとはいえ、宝具、使えないのに戦ってたんですか?!」

「ヒスイ。それはキミが一番言っちゃダメなやつ。」

「ヒスイくんも宝具使えないの…?」

「いえ。使えることには使えるのですが…。」

「一度の召喚で一度しか使えないタイプだし、オレ的には使わせたくないかな。

……。ヒスイを殺してイイのはオレだけなんだから。」

やだ。僕の親友(アヴェンジャー)が怖いこと言ってる…。

マスターには聞こえてなかったみたいで、

「そっかー。マシュにお手本見せてあげられたらって思ったんだけど…。」

「ん?宝具を使って見せればいいの?

だったら俺に任せてよ!…ちょうど敵さん出てきたし!」

また?!そんなに時間たってないはずなんだけどな!

「ヒスイはクーさんに英霊の情報貰っといて!盾の子と一葉はマスターとしょちょーさんを守る!」

『(`・ω・´)ゞ』

「ジンさん一人で大丈夫ですか?」

「あはは!のーぷろぶれむって奴だよ!……見本にしない方がいい戦い方するけど、許してね♡」

仁はウインクしてみせる。盾の子はそういうのに慣れてないのか顔を赤くする。

…まぁ、普通にしてたら仁はかわいい系のイケメンだもんね。

……本性を知ったらマスターと盾の子どう思うだろう。

盾の子は仁のステータスを見たら納得してくれるだろうけど、マスターはサーヴァントがみんな英雄だと思ってるっぽいからちょっと不安だ。

 

と、考えてる間に半身が女性でもう半身が蛇の魔物…ラミアとスケルトンが現れた。

 

「うんうん。…容赦なく殺しちゃうぞ♡」

 

そう言って仁は黒鍵を左右の手に一本ずつ投影して敵に突撃していった。

 

「神父服の坊主も投影魔術を使うのか…。

まぁいい。お前さんには本題を話すか。」

そして僕はランサーさ…キャスターのクーさんに今回聖杯戦争に召喚されていたサーヴァントの真名を聞いた。

 

…………。

 

 

うん。ランサーの枠はさすがに違う人だったけど、やっぱりそうだ。

 

これは、第5次聖杯戦争が行われていた世界だ。

 

つまり、クーさんがわからなくてセイバーさんを守る可能性がある第5次聖杯戦争で召喚されたアーチャーのサーヴァント。

 

僕がその真名に思い至った瞬間、

 

『((((;´゚Д゚)))アワワワワ』

一葉がヤバイ飛来物に気がついた。

 

「まずい!…囲え氷の檻!凍てつく守護の檻(フリーレン・ゲフェンネス)っ!」

 

そして、飛来物は…爆発した。

 

 




赤(影)弓さんならやると思ったのでこんなラストに。

今回出てきたヒスイくんの魔術について↓
凍てつく守護の檻(フリーレンゲフェンネス)
任意の範囲に強固な氷の檻を作り出す魔術。
本来は捕縛用のものを今回は防御のために使った。
サーヴァントになってからはランクB相当の対人宝具にも有効な硬さになった。(因果逆転の呪いには全く効果がない。)
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