ハリー・ポッターと留学生   作:原作なくして更新停止中

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なんでこんなに投稿が遅かったのかって?
モンスターを狩ったり、地球を守ったり、人間性を捧げたり、世界樹を探索したり、本の山を消化したり、他の二次の妄想したり、課題やったり(以下略)してたからです。
え?殆ど遊んでるだけじゃないかって?そんな事は……ありますね。でも、エタってないので許してください!
書いたのは主に午前2〜5時くらいなので、かなり変な内容になってると思います。要するに、いつも通りですね。

思いついた2次案、ざっくりまとめ
「爆裂魔法しか使えないロリっ子のダンまち(非厨二)」「僕アカにとあるのセロリの能力のロリっ子」「SAOで暗殺スタイルのロリっ子」
ロリしか居ない理由?元ネタがロリなのと、ロリコン扱いされてる奴の能力だから敢えてロリに付けてみようって発想なのと、短剣系を使うなら小柄な方が良くね?って理由。つまり、ロリっ子を書きたいという訳ではない。いいね?

そもそも、投稿しても期間が長過ぎて読者が残ってるのかすら怪しいけど。
あ、ノーバートは映画版の見た目です。アレ、可愛いと思います。育ったらカッコよくなるんだろうけど。


(最初だけ)ちっちゃなノーバート

〜深雪side〜

 

予算的にはプレゼントのお返しを数人に用意するのが限界だった。正直、家族以外にクリスマスプレゼントを渡すなんて想定して無かったし。だから、普段あんまり関わらなくて、なんでプレゼントをくれたのかわからない人たちには、駄菓子程度のプレゼントとお礼を言うだけで勘弁して貰った。

 

とりあえず、ハーマイオニーには古本屋の年始セールで凄く安かった漫画を渡した。

ハーマイオニーは、私の影響なのか、最近は日本語の勉強もしてて、私も軽く教えてる。それの成果を試すにもちょうど良いからって、勉強用のつもりだったのか、自分で買ってきた辞書を使って、頑張って読んでるみたい。

日本語の文字の種類とか使い方が多過ぎて苦戦してるから、読み切るのは相当時間がかかると思う。来年にはまた別の作品か、今のシリーズの続きを渡せば良さそうだね。

 

ハリーとロンには、菓子セット。福袋に入ってたやつをいくつか渡しただけ。それでもけっこう喜んでたから、良かったかな?

フレッジョ兄弟には、筆記用具。なんかいろいろ作ってるみたいで、紙にたくさん書き込んでるのを見かけるから、書きやすいように。あと、貰った悪戯セットを丸ごと使ってやった。本人達は楽しんでたから、まぁ良かったと思う。悪戯される側の感覚を知ってもらうのも兼ねてたけど、それは失敗。楽しんでるもん。

ただ、相手に選んだ理由を、使う相手が居なかったからって言ったら、変な顔になったあと、顔を見合わせてた。今度からは別の物を渡すって言ってたけど、なんだったんだろう?

ネビルには、学校に来る途中のイギリスの本屋で買った植物図鑑。魔法界のじゃないから、これはこれで喜んでた。日本のじゃないのは、英語じゃないと読めないだろうから。

 

 

新学期早々にあったクィディッチの試合は、ロンがマルフォイ達と乱闘騒ぎを起こしてたけど、ハリーがすぐに試合を終わらせたおかげで被害は軽かった。

私は、興奮したハーマイオニーに振り回されてたから、試合も乱闘も関わるどころか、眺める余裕も無かったけど。もしかしたら、試合が早く終わって助かったのは私だったかもしれない……?

 

試合のあと、ハリーが「スネイプがクィレルを脅してた」なんて言ってたけど、あのポンコツのクィレル先生相手だったら、スネイプ先生は脅す必要も無いんじゃないかと思う。

自白剤でも飲ませるか、精神に干渉して操って終わりだよね。既になんかすごく弱いやつが取り憑いてるくらいだし。というか、アレって剥がさなくて良いのかな?許可とかなかなか出ないんだけど。

 

 

ハーマイオニーは2ヶ月以上前から試験勉強をしてる。周りの状態からして、そこまで気合を入れなくても進級自体は出来ると思う。あと、まだレベルの低い授業だから普段からちゃんと授業を聞いてたら、けっこう良い点か、ほぼ満点くらいなら届く。そもそも、魔法は楽しくてすんなり覚えられるから、普通の勉強より簡単だし。……魔法史は除くけど。

まぁ、そうでなくても1年目から落としにかかってたら、2年以降の人達、もっと少ないもんね。

……そう考えると学校の人数、イギリス全体と、他国からごく一部が来てるにしては少ないけど、もしかして少子化とかのせい?厳選してるからとかじゃないよね?実はイギリス魔法界、少子化で消滅する危機なんじゃない……?

そんな深く考えたらマズイ問題はともかく、学校の課題は量が多くてめんどうだけどまだ難しく無いし、算数とか社会の方がずっと大変。男子2人組も、なんだかんだ言いつつハーマイオニーと勉強してるから、成績の心配はしなくても多分大丈夫そう。私の日本語の物を見たロンに、「謎の暗号を使ってる」とか言って正気を疑われたのは腹立つけど。

 

試験がだんだん近づいてくる中、そんな風に過ごしてると、図書館でハグリッドが挙動不審の怪しい人になってた。本を汚しでもしたのかな?……司書さん怒ると怖いし、ハグリッドはポンコツだし、凄くありそう。

そんな風に考えてたら、ハリー達との会話の流れで、ハグリッドの小屋に行く事になった。ロン曰く、ドラゴン関連の本を抱えてたから挙動不審だったっぽかったらしいけど、別にドラゴンを密猟しようとしてるとかって訳じゃないなら、調べても何もやましい事は無いはずなのにね。

 

 

しばらく経って小屋に行くと、寒い日でも無いのに、閉め切った上で暖炉を燃やしてて、中はサウナか何かみたいに暑くて、長く居ると倒れそうだった。何がしたいのか謎だ。

 

あまりの暑さに、制服のローブを脱いだりして少しでもマシになるようにしてたら、いつの間にかハーマイオニーの話術で、ハグリッドから誰が立ち入り禁止区域の警備に関わってるのか、全部聞き出してた。ハーマイオニーがすごいのか、ハグリッドがチョロいのか……悩むところだね。

 

しかも、ハグリッドは違法らしいのに、ドラゴンを飼おうとしてるらしい。ドラゴンがどのくらい強いのか分からないけど、大きくなるのは確実。

数百人以上が暮らしてる城の隣なのに、ハグリッドが暮らすのもギリギリな大きさの小屋で、どうやって隠しきるつもりなんだろう。なんにせよ、卵が孵らなければ良い話というか、ドラゴンだからって卵を火の中に放り込んでてダメになるだろうから、気にしないで良いだろうね。

 

 

そんな事を考えたのがフラグだったのか、なんか普通に孵りそうになってるらしい。火の中で孵るって、体温とか凄そう。

授業をサボるとかサボらないとかで、言い争いになってたら、マルフォイに聞かれてたらしい。

というか、違法な事をするならバレない体制を整えないとダメなのに、やっぱりハグリッドはポンコツ。バレなきゃ犯罪じゃないのですよ!

 

授業の後、ちょうど良いタイミングでドラゴンが産まれるのを見学した。ちっちゃくて可愛いけど、育ったらカッコいい感じになりそう。見た感じ魔力は身体とかの維持に必要な分しか無いから、ファンタジーなドラゴンというより、火を吐けて空を飛べる、すごく大きいトカゲくらいの強さっぽい。

意味不明な威力のブレスを吐いたり、明らかにおかしい膂力があったりしないみたいだから、浪漫はそこまで詰まってないね。ドラゴンといえば浪漫の象徴なのに、ちょっと残念。まぁ、あんまり強くても色々と困るんだけど。

 

 

次の週からは、マルフォイが不自然に笑いまくってた。通報しないって事は、アレをネタにして脅すつもりなのかな?なんかしょうもないミスをして、ミステリーとか笑い話とかの題材になりそうな気がするけど。

 

三人はハグリッドの小屋によく行ってるけど、私は危ないからノータッチ。刷り込みとかの習性は無さそうな感じで大暴れしてて、案の定ロンが噛まれて医務室送りになった。そんな状態でも、ロンの兄の1人がドラゴンの専門家らしくて、引き取ってもらえるらしい。

問題として、マルフォイにドラゴン引き渡し計画が完全にバレたらしい。ロンがお兄さんからの手紙をマルフォイに渡しちゃったんだって。アホ過ぎるよ。ポンコツ2号だよ。やましい手紙は、燃やしたりしないとダメなの、分かってなかったの?

 

 

ドラゴン受け渡し計画は、マルフォイっていう不安はあるけど、ハリー、ハーマイオニー、私の三人が実行する事になった。時間が時間だから、少し眠い。それでも、頑張って式神を使って少しでも軽くしてたけど、成長したドラゴンは重かった。

運んでる途中で、マルフォイが先生に捕まってるのを見たけど、何がしたかったのか分からなかったね。他の人にバラした訳でも無いし、1人じゃ3人同時に相手にして勝てる訳も無いし。本当に謎だ。捕まった時に言い訳に言ってたけど、普通に考えたら誰も信じてくれないって分かるだろうに……。

 

ただ、無事に受け渡しが終わったと思ったら、ハリーとハーマイオニーが深夜テンションでハイになったのか、透明マントとかいうけっこう便利な物も使わずに走りだした。

 

「ちょっと待ってよ!マント忘れてる!」

 

そう小声で叫ぶような、自分でもよく分からない感じで言いつつ慌てて追いかけて、なんとかハーマイオニーはマントの中に確保したけど、手すりを滑り降りたせいであっという間に見えなくなったハリーは、何処から出てきたのか分からないフィルチさんにアッサリ確保されて、マグゴナガル先生の部屋に連行されて行っちゃった。

ポンコツ、これで3号だね。いや、マルフォイも入れると4号か。……男の子ってポンコツしか居ないの?アホばっかなの?

 

「ああ、ミユキ、どうしましょう?ハリーがフィルチに捕まったわ!」

 

「……私たちまで捕まったら、もっと大変。仕方ないし、一旦寮に帰ろう。この学校、現行犯でしか罰則とかは無いから、寮の中に入ればとりあえず安全だよ。しばらく待っても戻って来なかったら、きっと朝までお説教からの罰則のフルコースになってるから、先に寝よう。無駄に徹夜する必要も無いし、明日以降、ハリーをフォローするにも、私たちが疲れてたら上手くいかないよ」

 

 

〜ハリーside〜

 

困った事になった。2人は見つからなかったみたいだけど、まさかここでフィルチに捕まるなんて。どう切り抜ければ良いのか分からない。2人が助けてくれる事も考えたけど、既に捕まっているから逃げても明日追いかけられるだろうし、逆の立場でもどうすれば助けられるのか、まったく思いつかない。僕だけだったのが救いだと思うしかないか?

 

そう考えていたら、マクゴナガル先生はネビルまで連れて現れた。

 

「ハリー!探してたんだよ。注意しろって言ってたんだ。あいつ言ってたんだ、君がドラゴ……」

 

慌てて黙らせたけど、無駄だった。2人の事は言わなかったからバレてないだろうけど……

 

 

そこからは、マクゴナガル先生に叱られた挙句、ネビルと合わせて100点も減点されてしまった。これでグリフィンドールは3位まで落ちてしまった事になる。明日からどうしよう?

 

寮になんとか帰ると、無事だった2人が談話室で待っていた。

 

「ハリー!おかえり!……あれ?ネビル?なんで外から?」

 

ミユキが困惑していて、ハーマイオニーも声には出していないけど同じだ。

でも、ネビルは泣いていて反応しないまま、部屋に上がっていった。ショックでそれどころじゃ無いんだろう。

 

「2人とも……マズイ事になった。ネビルも僕にマルフォイの事を知らせようとして先生に捕まった。1人50点、全部で100点も減点された」

 

「そんな!」

 

「え?それだけ?」

 

ハーマイオニーは悲痛な顔をしたけど、ミユキは拍子抜けした顔をしていた。それを見ると、怒りが湧いてきた。こんな事になったのに、それだけってどういう事だ!って。でも、それよりも疲れが大きくて、すぐにその怒りもどうでも良くなった。

 

「……疲れたし、明日から大変だろうから、僕はもう休むよ。残りの説明もロンと一緒の時にする。2人も早く休んだ方が良いよ」

 

そう言って2人を残したまま部屋に行ったけれど、結局眠る事は出来なかった。




変更点
深雪さん、ハーマイオニーだけはなんとか救う事に成功。ロンだけでなく、ハリーとも友情が原作よりも浅くなる要素の一つ。喧嘩しなかったため、さほどの影響は無い。この状況で「どうして助けてくれなかったんだ」とか言い出したら、友情崩壊級の大惨事になる展開しか思いつかないから、穏便に済ます方向で。
ハリーたちよ、おまいらにハーマイオニーはやらん!(何様)
原作者が、ハーマイオニーはハリーメインではあったけど、ハリーかクラムのどっちかとくっつくのを想定してたって言ってたらしい(どっかのネット情報だから、合ってるかは知らん)し、多分問題無いよね?むしろ、ロンがハーマイオニーとくっ付くように要求されてたせいで、困ってロンを殺そうか迷ったくらいらしいし。
ハーマイオニー救済の結果として、最下位じゃなくて3位まで減点が軽減されたグリフィンドール。点数の計算は、最後の得点シーンでの点数差から判断。

ハリーは深雪の「それだけ」発言にイラッとしたけど、大幅減点の精神ダメージが大き過ぎて怒る気もしなかった感じです。
深雪さんがそれだけ?って思った理由。「年度末の宴会のカラーリングくらいにしか影響の無いらしい、よく分からない点が取られただけ。そもそも、なんか先生たちは少しずつだけどポンポンくれるから、そんなに気にするようなものでも無いんじゃないか?ハリー自身も、クィディッチで減点以上に稼いでるわけだし、そもそもフレッジョ兄弟とか、魔法薬の授業の時とか、いろんなとこでみんなが日常的に減点されまくってる」
作者は学園祭とかの存在意義をイマイチ理解出来ないくらい、学校イベントが苦手なので、どうしてもこの手の学校のみんなで〜的なものはこんな解釈になります。

深雪さん、ハリー視点になってるところで、ネビルの事を「ポンコツ5号」と思ったけど、元からポンコツだったのを思い出して、「ポンコツ元帥」とかそんな感じの扱いに昇格(降格?)した模様。
ポンコツ元帥と配下のポンコツ四天王とか、そんな感じのメンバーを作れそうな勢いです。

あと、みなさんも手すりを滑り降りるのはやめた方が良いですよ。昔の先生が、知り合いの子供(♂)が手すりを滑り降りた時に、止まれずに手すりの一番下にあった、飾りのライオンに股間を強打して、片方潰れたとかいう話をしてました。白目向いて泡吹きながら、股間が赤く染まってたそうで。悲惨な事故ですよね。

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