Fate/GrandOrder 円環支配国家アメストリス 作:零崎妖識
イーストシティ。街よりかは町と表せる都市。ここに、協力者になってくれるかもしれない人物がいるらしい。
「ドクター、場所はわかりますか?」
『えーと……ああ、少し先にサーヴァントの反応がある。動く気配はないね。見渡してみて、特徴的な建物はあるかい?』
「……ありました。獅子、でしょうか。六芒星の中に獅子が入っている旗が掲げられた建物があります」
「様子を見る限り、軍のようだな。なら、ここにロイ・マスタングがいるのだろう」
門の前には衛兵が立っている。エミヤは彼らに近づいていった。
「すまないが、ここにロイ・マスタングと言う人物はいるのかね?」
「ロイ・マスタング大佐はこの東方司令部に在籍していますが……なんの御用で?」
「少しばかり合わせて欲しいのだが」
「何か、身分を確認できるものをお持ちでしょうか?」
「……ない、な」
諦めて帰ってくるエミヤ。大佐ということは、だいぶ高い地位にいる人物のようだ。そうそう会えないだろう。
「え、ロイさんに会いたいのかい?なら、夜の八時ぐらいにこの店に来てみな。彼、最近はよくこの店に来るんだよ」
「先輩、あっさりと会えそうです」
夜、赤倶たちは店に来ていた。もちろん、ロイ・マスタングに会うためだ。
店はバーで、人懐こい笑みを浮かべた若い女性がカウンターに立っていた。その前にはコートを着た男が、机に突っ伏して寝ている。
「いらっしゃい。おや、一見さんかい?すまないね、うちは一見さんはお断りしてるんだ」
「それはごめんなさい。俺たちはロイ・マスタングって人を捜しているんです。この店にいたりしませんか?」
「へぇ、そうなのかい。
ーー起きな、ロイ。あんたにお客さんだとよ。あんたのことだ、狸寝入りだろう?」
「……酷いな、勝手に人を売らないでくれないか?」
机に突っ伏してた男が顔を上げる。彼が、ロイ・マスタングのようだ。
「はぁ……面倒だな。まぁ、話くらいは聞いてあげよう。
……ん?そう言えば、衛兵が、私に会いたいと言う人物がいたと言っていたな。君たちのことか?」
「はい、そうです。俺たちは貴方に協力を仰ぎたい」
「……訳ありのようだな。マスター、奥の部屋を使っても?」
「金払ってくれればね」
マスタングは渋々といった感じで金を払い、赤倶たちを奥の部屋へ連れて行った。
「……さて、もしや君たちはサーヴァントなのか?」
「ええ、そうです。私たちはカルデアと言う組織に所属しています」
「カルデアか。聞いたことがないな。どんな組織だ?」
「人理継続保障機関。人理をーー人の未来を観測し、保障する組織でした……少し前までは」
「……今は?」
「人理定礎の修復を行っています。万能の願望器、聖杯が、七つの人類史のターニングポイントにばら撒かれたんです。そして、それぞれの時代で、その場所が特異点となり、放っておくと、人類史が焼却されることになります」
「七つの人類史におけるターニングポイント……それは、この時代には関係ないと思うのだが?少なくとも、この時代において、何かの発展があったとは考えられない」
「人理定礎以外にも、幾つかのイレギュラーな特異点が存在します。ここも、そのうちの一つだと思われます。少なくとも、聖杯場所この時代に存在します。サーヴァントが現界しているのがその証拠です」
「……なるほど、君たちを信用させてもらおう。私はアメストリス国軍所属、ロイ・マスタング大佐だ。焔の錬金術師とも呼ばれている」
「カルデア所属してのマスター、赤倶亮太です」
「デミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトです」
「エミヤシロウだ」
「ジャンヌ・オルタです」
「メディア・リリィと申します」
「メドゥーサです」
マスタングが全員を見つめる。何かを見定めるように。
「……私は、君たちを信用するとは言ったが、信頼するとは言っていない。君たちの実力を試してみたいのでね、ちょうど、この近くに開けた土地がある。そこで腕試ししよう。こちらからは私が出る。そちらからは、赤倶といったね、君が信頼する一人を出してくれ。
私は国家錬金術師、人間兵器だ。全力でかかってこい」
彼の目は、獲物を狙う猛禽類のようだった。
とりあえずーー魔神柱は出すぞー。
なんとなく、真理の扉って根源に似てるなー→黒幕に渡してるのは普通の聖杯だから魔術王関わってるんだよなー→よし魔神柱出そうってなった。
魔神柱は、核となった人や周りの状況で確定してると思うんだ。海魔フォルネウスは、人にカリスマ性を与える魚の悪魔。カリスマ性→イアソン、魚→オケアノスと仮定、マキリ・ゾォルケンのバルバトスは魔術師の宝のありかを知っているとされる、なら、ここの黒幕ーーぶっちゃけると、『お父様』の望み、それに一番即してる魔神は?錬金術関連の魔神。ちなみに、七十二柱の中に、錬金術を扱う悪魔は二柱居ますので、どちらなのか想像していてください。
……彼女には再び悪夢(笑)を味わってもらおう……!(愉悦中)