そして雨の日は休んでました。チャリ通辛い...
では、
三『っしゃー♪行くしー☆』
南『いざ食材集めじゃー♪進めー☆』
三浦のママチャリ姿。なんともまぁ。
そして俺の跨がるマシンの荷台には相模が...
二つの自転車のカゴには宿の名前が入ったプレートが貼り付けられている。
目指すは宿から数分の距離に佇むスーパーマーケット。
買い出しである。
三『自転車とかチョー久しぶりだしっ♪』
はしゃぐ三浦が時折見せる立ち漕ぎを俺は直視できない。ちょっ危ない危ないっスカート気にしてっ。
南『ほーらー♪遅いぞっ☆早く早くー♪』
背中には惜し気もなくソレを押し付けてしがみつく相模が俺の操縦を妨げる。
こいつら...
天候は晴れ、非の打ち所が見当たらない。絶好の野外日和。穏やかな時間。は、直ぐに打ち砕かれる。
南『優美子ちゃん!スカートスカート!』
三『え?っ!ちょっと!み、見んなしっ!』
「えっ!な、なに!?」
何度目であろうか、散々目の前で行われていた
″三浦優美子チラ見せ立ち漕ぎショー″
開演中、必死に目を背けていた俺の背後から三浦への注意勧告。
見ていない、俺は知らない。ぞ。
キーッとブレーキがかかる。
南『ずっと見てたんでしょー?』
「ちょっ何言ってんだ、そんなわけ。」
三『ふ~ん、そーなんー?』
おかしい、先程まで楽しく過ぎていた時間がTHE WORLDしている。
「いや、そんな...俺が注意するのっておかしいし...それ言っても怒るだろ...」
南『認めた!』
三『まっ、確かにそーだけど?』
と我等担任の必殺技の構えをし、一瞬三浦の背後に担任の姿が浮かぶとソレは放たれた。
三『とりあえずファーストブリットだしっ!』
「ぐ、がはぁっ...」
南『優美子ちゃんキマまったー♪』
結果は変わらずとも見て見ぬふりはダメだったらしい。
「すいませんでした...」
三『フンッ最初から言えしっ』
南『トーサツ魔ッ!』
撮ってない。
アスファルトに土下座を敢行。宿のプレートを掲げたマシン2台はそんな俺を置き去りに止まった時間と共に進み始めた。
「ちょっごめんって三浦!」
三『罰として走れし☆』
南『フフッ♪自転車楽しー☆』
冤罪間逃れぬ俺の前を両人楽しく自転車で走り行く。
おい、だから見えてるってば三浦...
一人走って向かうスーパーへの道は長かった。スーパー目前の坂、なんだこれ...スター感謝祭か。
「はぁ...辛っ...」
三『ほーら頑張れしっ♪』
南『後ちょっとだよー♪』
罰を受けさせられているのに応援されて嬉しい、さすが、俺間違っている。
両手を上げ二人が用意した″エア″テープカットをグリコした。
『『ゴールッ♪』』
「はぁ...普通に先行っちゃうなよな...」
三『はいよっ♪もー許してやるし☆』
南『自転車乗りたかったんだもんっ☆』
三浦の許しを得た俺は笑顔の二人を前で安堵する。
時刻はお昼に差し掛かっていた。
見せても良いパンツって最高。
でも一番最高なのは見ちゃダメなパンツ。
ありがとうございました。