翌日からと云うもの、三浦と相模と俺の昼休みの構図があたかも出来上がったかのような日々を過ごす。
三『相模ぃ~食べるし~』
南『う、う~ん食べよ~』
三『っつーかなに遠慮してるし、ほらそっちの机持ってきな。』
南『うん、ごめんね。ってちょっとそこ、何一人で食べようとしてるのっ』
「っ!」
三『○○、シカト?』
「あ、ぁぁ...はいはい...」
妙な三人で構成されたお昼休み、居心地はそれほど悪くはないのかな、うん。
三『○○今日もあるー?クルーリー』
「あるよー、ほれ。」
三『お、サーンキュ。ん、これ。お金。』
「はは、いーって。食べてよ。大丈夫大丈夫。」
三『そ?なら、今度あーしがなんかかってやるし。』
「そりゃどーも。」
南『ウチも昨日買ってきんだぁ...』
三『相模もクルーリーハマったー?あーしのチョイスセンスあるっしょー?』
南『うん、美味しかったから。』
この二人が仲良くなるためにもクルーリーが俺チョイスであることは突っ込まずに居よう。
「そーいえば三年ってなんか行事とかないんだっけ?受験メインなのかなぁやっぱ。」
南『んー、なんかそんな雰囲気あるかもねぇ。ウチ大学の事とかあんまり考えてないなぁ。』
三『F組の時楽しかったなぁ~なんつーの?遊びまくり?みたいなっ』
「あー、そだね。俺も大和とかと良く遊びいったりしてたし。」
南『ウチもだなー、ゆっことかと。三年になって先のことなんか考えてもなかったかも...』
三『よし!じゃあこの一年はあーしらで遊ぶし!』
三浦の爆弾発言に相模も俺も一瞬固まる。
三『なに?○○いやなん?なにその嫌そうな顔、ヒキオかし。』
「い、いーや?まさかと、思ってさ。意外というかびっくりしただけだって。」
俺に睨みをきかせた三浦の矛先は南に。
南『んんん!ウ、ウチもだよ!?なんかその三浦さんがウチなんかとって...』
三『はぁ......あんたらさぁ、フツーに楽しもってあーしから言ってんじゃん?だったらそれノッてくるんのフツーじゃないわけ?』
「ご、ごもっともだな。うん。」
南『そだね、三浦さんごめんね。ウチも最後の一年間楽しみたいかも...』
三『最初からそーいえってーの♪』
バコッと軽快な三浦のチョップが俺の脳天を揺らす。
「っつぅ...」
南『そーだよっ』
バスッと二打目が相模から追加された。
「くぅっ...そのなに。もーなんかこーゆー立ち位置なわけ...?」
三『げぼくっしょー?とーぜんっしょ。』
南『フフw』
「まぁその、二人が楽しければ...なんもねーけどさ、うん。」
三『ならあーしさぁ、休みどっか出かけたいんだけど。日帰り?一泊?なんかパーっと。』
南『あ、なんか楽しそーだねっそれ。』
三『だーっしょー?イーじゃんね?行くし行くし。』
「あぁ、いいんじゃね?まぁ泊まりとかお金かかりそうだけど、そこら辺大丈夫なのか?」
三『あーしの家の親戚が民宿やってる所、毎年海老名と結衣と行ってる場所あってさー、そこならタダで泊めてくれるし』
南『えーっ別荘みたいっすごいね!あ...でも結衣ちゃんと行かなくて大丈夫なの...?』
三『んー?結衣達とは次行けばいーし、そんなん気にすんなし南』
南『う、うん。って...今南って...』
三『んー?アンタ南じゃん?つーかあーしも優美子って名前なんだけど?』
南『はは...う、うん。優美子...ちゃん。』
三『ハイ10点。もっと自然に呼べるよーになんなっ』
辛い点数
南『うん...そうだよね。』
実に微笑ましい光景。腕を組み頷いてしまう。
三『なんだし、キモッ』
南『おっさんくさいし...』
「っ!いやさ、いいなーとね。」
三浦と相模が少しだけ照れ合っているような光景が微笑ましく少しずつ氷が溶けていくような感じに見えた。
三『じゃー土日にする?南もアンタも朝からへーき?』
南『大丈夫だよ、今週予定無しだった...』
「あぁ、大丈夫」
三『なら決まりねっ☆○○寝坊すんなし。』
「へいへい。」
南『おばちゃんに起こしてもらえば?w』
「おまっオカンネタ禁止っ」
三『ははっ、そーしてもらいなw』
「解せぬっ」
と、そんなこんなで急展開の週末三浦の親戚が営む民宿へ遊びに行く事になった。
日情、二人が少しずつ開いていく形を。
雰囲気はギスギスしない形が良いですよね。
と、また書いていきますのでよろしくお願い致します。