ポケモン×ウルトラマンガイア   作:消しゴム

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マグマ怪地底獣ギール


登場


第6話 悪魔の囁き

ギールの出現から約三分後に赤い光の巨人、ウルトラマンガイアが現れた。

「デュアァ!」

 

ガイアが着地をするのと同時に周りの大地が土埃のように舞う。ギールもガイアの存在に気づいた。

 

「光の巨人だわ!早くカメラを回して!」

 

コッヴの取材でたまたま来ていたテレビ局のスタッフ達がガイアの雄姿を撮ろうとカメラを構えた。ギールの出現の危険を顧みず粘っていたおかげだと喜ぶスタッフ達。

 

「こちら現場のマリです!光の巨人が現れました!巨人は人類の救世主なのでしょうか?ギールとの戦闘を生中継でお送りします!」

 

ギールは四足歩行の怪獣で、コドラのように背中は鋼鉄のような硬い物質で覆われている。ガイアは空高く飛び上がり背中に蹴りを入れるがダメージを与えた様子は全くない。ガイアは一旦着地しようとするがギールがそのタイミングに合わせて体当たりを入れると、ガイアは大きく飛ばされてしまう。しかし、ガイアはすぐに立ち上がりギールの顔を思いっきり蹴り上げた。

 

「デェアァー!」

 

ギールは蹴りの衝撃で大きく仰け反り仰向けに倒れた。すかさずガイアが飛び上がりギールの腹部に踵落としを繰り出す。ギールは背中が硬い物質で覆われているが、腹部はとても柔らかい。ガイアは仰向けになったギールに跨がり滅多打ちにする。

 

するとギールの胸のコアの部分が開き赤い水晶体が露になる。ガイアは拳をその水晶体に繰り出そうとする。

 

その時だった。ギールは赤い水晶体からマグマエネルギー弾を発射しガイアは飛ばされエントツやまに激突してしまう。ガイアはすぐに反撃しようとしたがギールがもうスピードで体当たりをした後、ガイアの腕に噛みつく。

 

「グワァァ!」

 

ガイアが苦しそうな声を上げる姿をみたマリは

「光の巨人がピンチです!このまま救世主が怪獣にやられてしまうのでしょうか!?」と現場実況を続けていた。

 

ギールはそのままガイアを押し倒し馬乗りになる。ガイアの胸についてる光 、『ビームランプ』 が赤く点滅し始めた。ギールはおいうちをかけようと胸のコアを開き、水晶体を剥き出しにしてマグマエネルギー弾を放とうとしたその時、ガイアはそのタイミングを待っていたと言わんばかりに水晶体にパンチを繰り出す。

 

「デェアァァ!」

ギールは今までのどの攻撃よりも苦しみ始めるとガイアは立ち上がりギールとの距離を取る。

 

「ハアァァ!デュアアアァァァ!!!」

 

エネルギーを頭頂部に集約し、光線が鞭のようにしなるとガイアは屈んだ後に仰け反り、その反動で勢いよく頭を前へ突き出すと光線は光刃と化し、ギールに一直線に進む。

 

ギールはその光刃を受けると爆散した。

「み、見ましたか!?光の巨人がコッヴを倒した時と同じ技を使って怪獣を倒しました!全国のテレビの前の皆さん!光の巨人に大きな拍手をー!」

 

ガイアは「今世紀最大の映像が撮れたぞ!」と喜ぶテレビ局のスタッフ達の様子をみた後、空に消えていった。

 

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「ユウキ!無事だったのね」

 

「うん、毎回心配かけてゴメン母さん」

 

「ユウキ!ガイア、ほんっっとうにかっこよかったんだから!ユウキはどうしてたの?」

 

僕は現場にかけつけたがガイアが来たので安全なところで観戦していたと言っておいた。

 

「現場のマリです!先ほど『アルケミー・スターズ』の発表により光の巨人の名称をウルトラマンガイアに決定しました。我々人類の救世主は根源的破滅招来体をきっと倒してくれるでしょう!」

 

どうやらウルトラマンガイアに決まったようだ。ヒカリも自分達の案が通って大喜びしている。身体は疲れきっているがホウエンの平和を守れたと思えばなんてことはない。

 

「光の巨人特集を改めましてウルトラマンガイア特集を現地で続けた……ァ………ガ……」

 

アナウンサーの様子がおかしい。目は虚ろになり何かに操られてるかのように身体がぎこちなく動く。カメラが切り替わらないのはカメラマンもテレビに映ってないだけで同じ状態なのだろうと推測できる。

 

「ど、どうしたんだろう?」

 

ヒカリは困惑した顔で画面を見つめる。するとアナウンサーが口を開いた。

 

「地球の生物よ。我々は貴様達が根源的破滅招来体と定義するものだ。この人間を使って貴様達に忠告しに来た」

 

根源的破滅招来体だって!?全国放送の番組を使って奴等は何をいいに来たのだ?

 

「我々はすでに地球を侵略し始めている。地球が我らの手に落ちるのも時間の問題だろう。但し、我々の提案を飲み込めば地球から手を引いてやる」

 

手を引くだって?本気なのか?奴らの目的は地球という星自体では無かったということか?様々な思考が頭を支配するなか、根源的破滅招来体は信じられない言葉を言い放つ。

 

「人間かポケモンのどちらかを絶滅させたら我々は手を引く。選ぶのは地球の生物達だ」

 

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ポケナビでテレビ中継を見る少女がいた。どこか知的な雰囲気を漂わせ、思わず見とれてしまうようなルックスのクールな美女。

 

「やはり予言通りになるのね…」

 

ホウエンに住んでいた古代人はどのようにして予言を残したのか?その謎はまだ解けていないにしても私がやることは変わらない。

「人間は愚かな生き物……ポケモンは人間にいいように利用されている。地球を守るには…」

 

根源的破滅招来体の言いなりになるつもりはない。しかし、自分の中ではこの答えが地球にとって最善だと結論づけた。

 

「根源的破滅招来体の破滅…そして人間の破滅。絶対に成し遂げてやるわ」

 

少女はラティアスを呼ぶ。ラティアスは主人を乗せ空に消えていった。

 




独自設定のため、若干原作と設定が違う所があります。
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