とある異世界に調査にやってきた龍美達は、自分達と一緒で弓と日本刀で自分に化けた魔物と戦っているエルフとメイド侍の二人組に助太刀に入り、エルフの少女は急いでいると言い残して、足早に去って行ってしまったので名前がわからなかったのである。
黒髪のショートカットのメイドの少女は急いでいたらしく、龍美がアイテムパックから愛車のバイクを取り出して、ヘルメットを被って、後のメイド侍を乗せて二人乗りでメイドの案内の下、王城に向かったのであった。
「エリカ、大丈夫かしら?」
「ぐぉおお‼」
「魔神拳‼」
「え、あなたは?」
「大丈夫みたいやな、とりあえず、避難した方がええで」
「お姉ちゃん、いつでも避難できるで~」
龍美が黒髪のメイド侍ともに王城に向かっている頃、姉妹揃って何かに感づいたらしく、王城に先回りして、転送魔術で正門ショートカットで王女のいる場所に転送していたのであった。
やはり、御子神姉妹の感というより欲望に忠実に従ったのか、鳴流神家仕込みの戦術によるものなのか、人に擬態する黒い煙のような魔物が現れてしまい、王城であろう金髪碧眼のドレスを身に纏った女性が襲われていたので、武龍が素手で衝撃波を放って、魔物の目を自分に向けて、その隙に姉の大龍が上から得物の両刃斧で一刀両断にしてしまったのだが、黒い煙のような魔物はまたすぐに繁殖してしまうようでキリがなかったことに気づいて、ここは一旦、女性を連れてフラクシナスへ避難することにしたのだが、
「嫌です、わたしは、エリカを置いて逃げるわけには‼」
「お待たせ‼」
「え?」
「龍美ちゃん、グッドタイミング‼」
「うん、さて、ここは一旦作戦を建て直した方がいいからね‼」
「それじゃあ、戻るで‼」
自分だけ逃げるわけにはいかないと言い出した瞬間、颯爽とバイクに跨ったヘルメットを被った龍美とメイド侍が現れて、作戦を練り直す必要があると、判断して、フラクシナスへ一旦戻ることになったのであった。
大龍が転送魔術を発動して、フラクシナスへ戻って行ったのであった。
「それじゃあ、名前を、ボクは次元武偵の鳴流神龍美です」
「わたくしは、エリカと申します、お見知りおきを」
「わたくしは、アレスター王国の王女です。この度は助けていただき、感謝してます」
「フラクシナス艦長代理、綾瀬=マクスウェルだ」
無事に全員が拠点の戦艦「フラクシナス」に帰還したので、お互いの自己紹介をすることになったのであった。