復讐者慟哭。幕上がるは復讐歌劇   作:鎌鼬

36 / 45

ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィの霊基再臨最終まで済ませたぞオラァ!!私は修羅道(ロリ)堕ちる(目覚める)


え?イシュタ凛?……再臨三まで終わらせて放置ですけど何か?




良い歳した大人たちの夏休み

 

 

「ーーー夏だ!!」

 

「ーーー海だ!!」

 

「ーーー山だ!!」

 

「ーーー修行だテメェらぁ!!」

 

「……最近このノリに慣れてきました」

 

 

今日は待ちに待った禍の団(カオス・ブリゲード)の夏休み。良い歳した大人たちが水着姿にリュック背負って登山靴履いているのを英雄派の子供達と白音が冷めた目で見ている。

 

 

「大人だってハッチャケたい時があるんだよ……察してあげな」

 

「でもこの間あの人たち酔っ払って全裸でフォークダンスしてましたよね?もう手遅れの領域に行ってると思うんですけど」

 

「あぁ、あれか。あの時の光景を動画に撮って流したら100万再生いってて笑った」

 

「鬼ですか」

 

 

面白いことがあったら共有したいと考えるのは当然だろう。その対象が偶々あいつらだっただけの事だ。時々、クリスが思い付きでイザイヤに催眠術かけて女装させてF○○○ MEって書いたプラカードぶら下げさせた上でガチホモ集団に特攻させたりもしてるし。

 

 

尚、正気に戻ったイザイヤに全身全霊の殲滅光(ガンマレイ)を打ち込まれたことは言うまでも無いだろう。

 

 

「あ、レージさんお久しぶりです」

 

「お、ジャンヌか。久しぶりだな」

 

 

あの時の事を思い出していると話しかけて来たのはジャンヌオルタと同じ顔の金髪の女性。彼女はジャンヌダルク、英雄派に所属しているジャンヌオルタの実姉で旗持ちの聖処女の魂を引き継ぐ女性だ。

 

 

「レージさん、この人は?」

 

「こいつは自称清純派聖処女のジャンヌダルクだ。外見年齢15歳で実年齢3歳の少年と付き合ってる」

 

「えぇ……うわ……えぇ……」

 

「自称清純派聖処女ってなんですか!?そんな事自称してません!!それにその言い方だと私がショタコンみたいになるから辞めてくれませんか!?」

 

「でも本当のことじゃん?」

 

「本当のことですけど!!」

 

 

実はこの自称清純派聖処女(ジャンヌ)、英雄派が過去に襲撃した違法研究所でファブニールの遺伝子を使って作られたホムンクルスの少年に惚れてそのまま付き合ってるのだ。

 

 

英雄派のアイドル的な扱いだったのでその事実が判明した時にまともな感性の男たちが血涙したことは言うまでも無い。

 

 

その時を狙って、ガチホモ集団が勢力を広げたことは言うまでも無い。

 

 

「てか俺に話しかけて良いのか?ガードが薄くなったと見てガチホモ集団がジークの事囲んでるぞ?」

 

「なんか手を繋いで回り始めましたね」

 

「はっ!?待っててくださいジーク!!私が助けに行きますから……!!」

 

 

そう言ってジャンヌは旗持ちの聖処女の象徴である旗を掲げてガチホモ集団に向かっていった……そんなことに旗を使うなよ。

 

 

「全く……姉さんったらあいつの事になると人が変わるんだから」

 

「あらあら?レージの事になると人が変わるジャンヌオルタが何か言ってるにゃ〜?」

 

「妖怪猫かぶり、それはブーメランだって事理解してるかしら?あぁ、理解してないわね?だって猫畜生だから脳がちっさいものねぇ」

 

「……」

 

「……」

 

「「ファイッ!!」」

 

 

示し合わせたかのように叫んだ掛け声と共にジャンヌオルタがアッパーカットを、黒歌がリバーブローを放ち、互いに突き刺さってダブルノックダウンとなる。アスラがゲラゲラ笑いながらテンカウント取ったが反応は無かった。

 

 

「やれやれ、黒歌もジャンヌオルタも子供だな」

 

「あれ?イザイヤは?」

 

「イザイヤならジジイ趣味のガチホモ集団を男の娘スキーに洗脳させてから生贄として渡して来た」

 

「お前は鬼畜だよ」

 

 

確かにジャンヌ無双が始まっている所とは別の場所でワッショイされながら服を脱がされているイザイヤの姿が見えた。今日はワイシャツらしく、脱がされているイザイヤにドンドンワイシャツが迫っているのが見える。

 

 

「結局今年は修行と営業を兼ねた世界旅行になったのだろう?初めはどこに行くんだ?」

 

 

論議が白熱して、半殺しまでが許可された乱闘が起きた末に今年の禍の団(カオス・ブリゲード)の夏休みは修行と主に英雄派の活動を世界に知ってもらう為の活動を兼ねた世界旅行になった。

 

 

基本的に世界各国では独自に人外に対する備えをしているがそれが追いつかない、それでは対応出来ない場合がある。基本的に英雄派はそれを助ける為の活動をしている。だが始めたのは今年に入ってからなので知名度は低い。だからこうして少しでも多くの国に知ってもらおうと曹操が二丁目に入り浸ろうと提案していたガチホモ集団を神器(セイグリッド・ギア)である聖槍で串刺しにしながら決定した。

 

 

「えっと……南極だってさ」

 

「南極ですか?」

 

「なんでも聖書の神が健在だった頃に冥界で暴れていた化け物を人間界の南極に三大勢力総出で封印したんだってさ」

 

「また三大勢力か……」

 

「しかも最近になって上級悪魔がその封印を解こうとしたらしい。寸前で止められたらしいが封印はいつ解除されるか分からない、だからその前に戦力集めて準備しておこうとの事だってさ。ちなみに俺たちは試験石扱いみたい。俺たちがぶつかっている間に各国で有効な手段を模索するって書いてある」

 

「なるほど……つまり、倒してしまっても構わないんですね?」

 

「ハッ、最近になってレージから星辰光(アステリズム)を渡されて天狗になったか?お前が前線に出られるわけ無いだろうが」

 

「白音の仕事は後方で補給ね、曹操直筆の指令書にもそう書いてある」

 

「……折角どのくらい強くなったか試したかったのに」

 

 

アスラに鍛えられて白音は強くなった、その上で俺が殺塵鬼(カーネイジ)でも無く女神(アストレア)でも無い新しい星辰光(アステリズム)を与えたので確実に前よりは強くなっている。だがそれでも復讐派の中で自他共に最弱と認める黒歌よりも弱いので自分がどのくらい強くなっているのか理解出来ないのだ。

 

 

どこかに適当な相手はいないか……英雄派か魔王派にでも見繕ってもらうか。

 

 

「ーーーおう、あんたが復讐派の頭かい?」

 

 

と、白音の相手を考えている所に話しかけて来たのは爽やかながらもヘラヘラとした態度の青年。頭には金の輪っかを付けていて、中華系の衣装に身を包んでいる。

 

 

「そうだけど、誰?」

 

「俺っちは美猴……ヴァーリチームの1人だって言えば分かるか?」

 

 

そういった瞬間に美猴の喉元にヘファイストスが新しく打ってくれた剣を突きつける。

 

 

「アスラに噛み付いて来た白蛇の連れが何の用だ?」

 

「白蛇……まぁそう言われても仕方無いねぇ。謝りに来た。うちのヴァーリが済まなかった」

 

 

そう言って美猴は降参のつもりなのか両手を上に挙げて頭を下げた。敵意は無く、殺意も無い。本当に謝りに来たんだと分かって剣を納める。

 

 

「言いたいならアスラ個人に、あとやった本人連れてさせるんだな。代理がいくら頭を下げても誠意のかけらも感じられん」

 

「いやね、本当なら俺っちもそうしたかったのよ?でもヴァーリの奴もっと強くならなくてはとか言って修行修行で……面倒ごとを俺っちともう1人に押し付けるし……ねぇ?分かるこの苦労」

 

「なるほど、中間管理職」

 

「辞めて!!薄々察していたけど現実突きつけないで!!」

 

 

ヴァーリが禍の団(カオス・ブリゲード)に入った理由は強くなりたいからと聞いている。つまり戦闘狂の類だろう。強さを求める求道者と言えば聞こえは良いかもしれないが言い方を変えれば戦い以外に興味が無いと言える。面倒ごとの処理などやるつもりはかけらも無さそうだ。

 

 

「今日なら会えると思って本部に来てみればなんか楽しそうなことやってるしよぉ……」

 

「参加したいなら参加すれば良いじゃん。飛び入り参加もオッケーだぞ?ほら、他の仲間連れて来て白蛇ボッチにしてやろうぜ?」

 

「ーーーちょっとアーサーとルフェイに声掛けてくる!!」

 

 

そう言って美猴はサムズアップと共に転移していった。アーサーとルフェイとやらは他のヴァーリチームのメンバーの事だろう。それでいてヴァーリの名前が無かったということはよっぽど鬱憤が溜まってたんだな。

 

 

「レージ、準備出来た」

 

「おう……って、待て、なんだその格好は」

 

 

オーフィスに声をかけられて振り向いたらそこには麦藁帽子に浮き輪、そしてスクール水着姿のオーフィスの姿があった。しかもスクール水着が紺色で、胸のあたりに『おーふぃす』と書かれている辺り業の深さを感じられる。

 

 

「黒歌から教えてもらった。これが夏の正しい格好だって」

 

「黒歌ぁ!!」

 

 

身内が原因だった。どこからどう見ても間違っているとしかも思えないのだが、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)で人間の風習やらには疎いオーフィスは分かっていないらしく、どこか自慢気に胸を張っている。

 

 

「その格好はな、海に行ってからするんだ……だから海に行くまではいつもの格好になるんだ……なるんだ……!!」

 

「でも、この格好涼しい」

 

 

どうにかいつものゴスロリ姿になってもらおうとしたのだがオーフィスはスクール水着が気に入ったらしく、御満悦の様子だ。

 

 

「はぁ……もう良いや」

 

 

なんかオーフィスが楽しそうなんで諦めることにした。でも白音に後で黒歌に言葉攻めでもしてもらおう。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。