ダンジョンに白い死神がいるのは間違っているだろうか 作:あるほーす
鉄と鉄がぶつかり合う、甲高い音が響き渡る。その音色はどこか心地良くすら感じる。
1人の少年── ベル・クラネルが赤いミノタウロスと戦う様子を、俺は岩陰からずっと眺めていた。
Lv2の冒険者でも苦戦するであろうミノタウロスを相手に、ベル君は互角の戦いを繰り広げている。
ミノタウロスがベル君を殴り飛ばしたときは、ちょっと鍛え過ぎたかなって焦ったけれど、結果的にユキムラを渡す良い演出になってくれて良かった。渡すタイミングを違えなかったラウルをよしよーしと褒めてやりたいところだ。
一撃でもマトモにくらえば、終わり。そんな極限の状態で、それでも前を見ながら戦うベルを見て、思う。
冒険者は冒険をしてはいけない。冒険者であるなら誰しもが、ギルドから教えられる言葉だ。
ある意味では、その言葉は事実だろう。どんな冒険者であろうと、死んでしまえばそれで終わりだ。
しかし、だからと言って恐怖に囚われたままでは、次の段階に進めはしない。
何かを成すには── 殻を破るには、どれだけ殻を破れる力があろうとも、殻を破る勇気がなければ意味がない。
殻を破り、一つの世界を壊す。ベル君にとって、まさに今がそのときだ。
ミノタウロスは豪快に大剣を振るう。唸るような風切り音がここまで聞こえてくる。
ベル君は危うげなくそれを躱し、ミノタウロスが腕を振り切っているタイミングを見計らって、ミノタウロスの持つ大剣にユキムラを振り下ろす。
身体の芯に響くような、鈍い音がした。
ユキムラによって、大剣が地面に押さえつけられている。ユキムラを上手く使いこなせているじゃないか。初めてにしては、という前提だが。
しかし、この後はどうする気なのだろうか。依然、ミノタウロスとの腕力の差は大きい。ミノタウロスは押さえ込む力なんてものともせず、大剣を持ち上げるだろう。それは、戦っているベル君が一番よく分かっているはずだ。
すると、ベル君はユキムラから手を離し、一気にミノタウロスとの距離を詰めた。今のベル君は丸腰と大差ない。どうするつもりなのか。
ベル君はミノタウロスの腕に刺さっているナイフを掴むと、そのまま横に切り抜いた。切り抜かれたミノタウロスの腕の傷は深く、辛うじて皮一枚だけで繋がっている状態だった。
ミノタウロスが声を荒げる。痛みか、あるいは怒りか、その両方か。
しかし、その声はすぐに止められた。ミノタウロスの胸に漆黒のナイフが深々と突き立てられることによって。
それでも、まだミノタウロスは倒れない。並みのモンスターなら即おっ死んでる。自分でやっといて何だが、とんでもない生命力にしてしまった。
「──」
ベル君が何か呟くと、ミノタウロスの身体から火柱が上がった。薄暗いダンジョンが炎で橙色に照らされる。
ファイアボルト、なのだろうか。一応、魔力も鍛えることには鍛えたが、こんな威力になるまで鍛えた覚えはない。となると、スキルの恩恵だろうか。
何にせよ、面白い。すごく面白いよ。
隠していたのか、たった今発現したのかは知らないけれど、この状況でカードを切るのはすごく良い。まるで本当に主人公──西尾先輩と戦って、初めて赫子を発動したカネキ君のようだ。
ミノタウロスの上半身の大部分は塵となり、下半身も黒焦げている。これで生きてるようなら、そりゃもうゾンビだ。そんなモンスターに作り上げた覚えはない。
ミノタウロス…… というより炭の塊は、そのまま黒い霧となって消えた。良かった、出演するゲームを間違えたゾンビ牛なんていなかったんだネ!
勝ったはずのベル君は、天を仰いだまま気絶していた。
果たして、Lv1の頃の俺はあのミノタウロスに勝てただろうか。信じていたけれど、よく勝てたよ。
「大した小僧だな。これならば、フレイヤ様もさぞお喜びになるだろう」
横でベルの様子を見ていたオッタルがそう呟く。何だお前、帰ってなかったのか。
「お前の介入で、予想以上にミノタウロスが強くなってしまったが、どうやら要らぬ心配だったな」
「そうだな」
何日か前、ダンジョンの深層で暴れ回った帰りに、偶然ミノタウロスを虐めているオッタルに会った。
事情を聞いた俺は「こいつヤモリ枠にしよーぜ!」的なノリで、ミノタウロス虐めに参加した。IXAでチクチクぶっ刺したり、ナルカミで電気責めしたりと、ぶっ壊れようがお構いなしの特訓をしてやった。
ヤモリ枠はしっくりこなかったものの、ベル君の壁になれたようで何よりだ。
「ベルといったか……。あの小僧、しっかり育てておけ。フレイヤ様の試練は、こんなものではない」
それだけ言うと、オッタルはダンジョンの奥へと消えていった。
フレイヤの試練、ねえ。
そんなもん、ベル君なら余裕で越えてくれるさ。というか、それくらい越えてもらわないと困る。いずれは、俺より強くなってもらうのだから。
さてと、俺もそろそろ逃げるとするかね。
リヴェリアとフィンに見つかったら、遠征をすっぽかしたお説教は免れないだろうし。流石にこの空気で説教されるのは嫌だ。黄昏の館でこってり絞られるとしよう。
ベル君気絶してるっぽいけど、リリ山さんとラウルに丸投げすればいいや。
▲▽▲▽▲▽
「勝ちやがった……」
ベートの呟きは、その場にいるほぼ全員の思いを代弁していた。
控えめに見積もっても、あのミノタウロスの適正レベルはLv2だ。もしかしたら、Lv3の冒険者でも手こずるかもしれない。
もしも自分がLv1なら、そんなミノタウロスと戦おうと思っただろうか。戦って、勝つことができただろうか。
そんな中、リリルカは信じていたベルの勝利に涙を流して喜び、ラウルはどこか納得したような表情をしていた。
ラウルは立ったまま気絶しているベルに近づく。そして、バッグから複数のポーションを取り出すと、それをベルにぶっかけた。
「ちょっとラウル、そのポーションはロキファミリアでしょ。何勝手に使ってるの!」
「いいよ、ティオネ。面白いものを見せてくれたお代と思えば、安いくらいさ」
「だ、団長がそう言うなら……」
ベルの顔色がどんどん良くなり、破れた服から覗いていた打撲痕も綺麗になっていく。
「──はっ!」
ポーションをかけられてから数秒後、ベルはすぐに意識を取り戻した。
通常、ポーションをかけただけで、こんなに早く意識を取り戻さないだろう。しかし、ベルはアリマとの特訓で、気絶することにも、その状態から叩き起こされるのに慣れているのだ。
「あれ、傷が……」
ペタペタと自分の体を触る。体のあちこちが痛かったのに、今はもう何ともない。
「ベル様!」
リリルカがベルに抱きついた。
「ぐすっ…… 無事で、無事で良かった……」
声を押し殺し、涙を流すリリルカ。ベルはリリルカの頭の上にポンと手を乗せた。
「ただいま、リリ」
一頻り泣き終えたリリルカは、ようやくベルから離れた。しかし、未だに目に涙が溜まっている。
リリルカが落ち着いたのを見計らい、ベルはラウルに顔を向ける。
「あの、もしかしてポーションを使ってくれたんですか?」
よくよく見なければ分からないほど、ラウルは小さく頷いた。
「ありがとうございます。ミノタウロスから庇ってくれたのもそうだし、しかも武器まで貸してくれたりして。本当に、何てお礼を言えばいいのか……」
「私からも、お礼を……。ベル様が勝つ手伝いをして下さり、本当にありがとうございました」
「礼はいらない。俺は俺の仕事をしただけだ」
「いえ、そんな訳には……。あっ、そうだ。これ、お返しします」
ベルは地面に落ちている剣── ユキムラを拾い、ラウルに差し出す。
しかし、ラウルは首を横に振り、ユキムラを受け取らなかった。
「返さなくてもいい。その剣は君が好きに使ってくれて構わない」
「そ、そんな! 悪いですよ、こんな良い武器なのに!」
武器に関して詳しくないベルでも、ユキムラがどれだけ価値のある武器か分かる。
無理矢理でも返そうとしたとき、背中に冷たいものが走る。
黒いオーラの発生源に目を向けると、そこには緑髪の女の人が── リヴェリアがいた。
「ラウル、まさか武器のない状態で遠征に参加するつもりか? 今すぐユキムラを返してもらえ」
リヴェリアが目を細める。
怒っている。確実に怒っている。リヴェリアと初対面のベルでも、どれだけ怒っているのかヒシヒシと伝わる。
ロキファミリアの大体の人間は、今の彼女を目の前にすれば、母親に説教される子供のように竦み上がるだろう。
何もユキムラを渡すのが悪いとは言っていない。武器を持たずに遠征をするという、正気の沙汰ではない行いをしようとしてることに怒っているのだ。武器がなければ仲間の命も、自分の命すらも守れない。
「アリマさんから渡せと指示されていますので」
しかし、ラウルは顔色一つ変えずに、そう言い切った。
「それに、武器ならあります」
ラウルは地面に置いてあるアタッシュケースに近づき、それを開けると、短剣のような形状の黒い何かを取り出した。
「ナゴミです」
黒い刀身が伸び、巨大な出刃包丁のような形状に変化した。
IXAやナルカミ、ユキムラと同じく、収縮できるタイプの武器らしい。
「IXAやナルカミと雰囲気が似てるね。もしかしてまたアリマのお下がり?」
「いや、鍛冶士に頼んで作らせた。ユキムラ以上に仕上げろと言ったから、性能は問題ないはずだ」
「ナゴミって何か、女の子みたいな名前だね」
「……アリマさんにそう付けろと言われたから」
ラウルはナゴミを短剣に戻し、アタッシュケースに収納した。
「これで問題はないでしょう?」
「……ああ」
最初にロキファミリアに来た頃のラウルは、もっと明るくて優しい子だったのに。不良になった息子を悲しむような愚痴は、言った本人のリヴェリア以外に誰も聞かれなかった。
リヴェリアの怒りにあてられたのか、すっかり青い顔をしているベルに、ラウルは目を向けた。
「その剣の銘はユキムラ。アリマさんが使っていた物だ」
「!」
「アリマさんから、これを君に渡してほしいと頼まれた。その意味を忘れないでくれ」
「は、はい!」
ラウルはフィンに視線を移した。
「団長、そろそろ」
「そうだね。あまりガレスたちを待たせる訳にもいかない」
ついついベルの戦いに夢中になり、9階層に長く留まってしまった。今頃、ガレスたちの班はとっくに集合地点に着いているだろう。
「ベル君、だよね? 熱い戦いを見せてくれてありがとう。君が強くなるの、僕も楽しみにしているよ」
フィンが来た道を引き返すと、他のロキファミリアの団員も彼の後についていった。
そんな中、アイズだけが途中で振り返り、ベルに向かって微笑みかけた。
「またね」
「は、はい! また今度!」
アイズたちの背中が見えなくなった。
赤いミノタウロスとの死闘。今までも濃い1日を送ってきた自覚はあるが、今日は格別だった。一生忘れることはないだろう。
「ベル様、私たちもダンジョンから出ましょう。あんな化け物と戦ったんです、お疲れでしょう?」
「うん、今日はもうヘトヘトだよ……。それと、リリ」
「はい?」
「僕、もう歩けないかも。後は頼んだ」
それだけ言い、ベルはバターンと地面に倒れた。
ポーションで傷は癒えたが、失ってしまった血までは戻らない。つまり、絶賛貧血状態である。
アイズのいる前で倒れるなんて無様は晒したくないから、どうにか気合いで立ち続けていたものの、アイズがいなくなった直後に緊張の糸が切れ、限界を迎えてしまった。
「ベル様ーーーーー!!!???」
結局、2人がダンジョンから脱出できたのは、夕暮れ時になってからだった。
▲▽▲▽▲▽▲▽
ベルが赤いミノタウロスと激闘を繰り広げた翌日。
ヘスティアファミリアの本拠、廃教会。
そこの隠し部屋で、ベルは満面の笑みを浮かべながら羊皮紙を握り、ソファーに腰を下ろしていた。
「Lv2…… これで一歩、アリマさんに追いつけた」
それでもまだ、アリマやアイズとの差は大きいが。それでも、確かに前に進めている。
「こんなに早くレベルアップできるなんて、僕も聞いたことないよ。その調子で、アリマなんて追いつけ追い越せだ!」
「あはは、それは流石に無理ですよ……」
ベルの隣に座り、同じく羊皮紙を覗き込んでいたヘスティアが言う。
「アリマといえば、ベル君。君の耐久のステイタスがズバ抜けて高かったけれど、アリマに虐められたりしてないかい? パワハラを受けたりなんかしてないかい!?」
ベルのステイタスは軒並みSSなのだが、それでも耐久だけは群を抜いていた。他が1100〜1200の中、耐久だけが圧巻の1500だった。
つまりそれは、モンスターたちの攻撃を頻繁にくらっているという事。いや、もしかしたらアリマの攻撃かもしれない。いずれにせよ、ヘスティアは心配で堪らない。
そんなヘスティアの心情を見抜いてか、ベルは困ったように笑った。
「虐められたりなんかしてませんよ。ただ、訓練は厳しいですけど……。あっ、でも、だからこそこうしてレベルアップできた訳ですし!」
ヘスティアは思う。
確かに、ベルがこんなに早くレベルアップできたのは、アリマの特訓のおかげでもある。しかし、ベルの成長に最も一役買っているのは、憧憬一途というスキルだ。
このスキルはベル自身にも、勿論アリマにも教えていない。もしもこのことが神々に知られたら、暇を持て余した彼らが何をするか分からない。
スキルの効果は、思いの丈が続く限り成長を続けるというもの。つまり、ベルはアリマの期待に応えようとすればするほど、どんどんと成長していく。
このまま行けば、ベルはどれだけ強くなるのだろうか。期待と共に、少しだけ不安を覚えた。
「神様、大丈夫ですか? 難しそうな顔をしてますけど」
「ん、何でもないよ。それよりベル君、今日は何をする予定なんだい?」
「今日もダンジョンでユキムラの試し振りをしてみようかと」
ベルの手にある、手の平サイズの棒のようなもの。何を隠そう、これがユキムラだ。
どんな仕組みかは知らないが、起動すれば刀身が伸び、長剣のような形状に変化する。
持ち運びに便利だし、何より切れ味の鋭さが半端ではない。仮に深層のモンスターが相手だとしても、この剣なら容易く斬り裂けるだろう。
「むぅ〜…… ヘスティアナイフがあるのに、浮気なんてしちゃってさ!」
「大丈夫ですよ。二刀流ですから、ヘスティア様のナイフもバッチリ活躍してます」
「長剣と短剣の二刀流かぁ…… ロマンだねぇ……」
最近になって、右手と左手を別々に動かせばいいという意味が分かってきたと、ベルが嬉しそうな表情で話すようになった。
ヘスティアには何を言ってるのかさっぱり分からなかった。ベルの技量がどんどんとアリマ染みてきてる気がする。
「そういえば、鎧はどうするんだい? アリマから買ってもらったのは壊れちゃったんだろう?」
「またヴェルフ・クロッゾさんの防具を買おうかと思います。あの防具、気に入ったんですよね。似たようなのが売っていればいいんですけど」
「見つかるといいね、そのヴェルフ君とやらの防具。それとベル君、分かっているとは思うけれど、そんな状態でダンジョンの奥に潜ろうだなんて考えちゃダメだよ」
「ええ、分かってますよ。僕もそこまで無謀じゃないですし、まずリリが許しませんでしょうから」
「ああ、それもそうか。それじゃあ、僕も安心して出かけるとしようかな」
「神様も何か用事があるんですか?」
「ふふっ、君の二つ名を決めにさ」
▲▽▲▽▲▽▲
バベルの30階。ここでは3ヶ月に1回の神会が行われる。そして、今日がその3ヶ月に1回の日だ。
いつ見ても、神殿のように豪華な造りの建物だ。これがバベルの中にあるなんて信じられない。いつもなら気圧されているが、今日ばかりはそんな訳にもいかない。
ヘスティアは決意に満ちた表情で、神会が行なわれる部屋へと歩く。
「よっ、ヘスティア」
誰かの手が肩に置かれた。
聞き覚えるのある声だ。
「タケ!」
振り返るとそこには、角髪というオラリオでも珍しい髪型をした男前がいた。
彼の名前はタケミカヅチ。ヘスティアの友である男神である。
どうでもいいが、ここにアリマがいたら心の中で「丈枠被ったあああああああ!!!??」も悲鳴をあげるだろう。
ここで出会ったのも何かの縁。タケミカヅチと肩を並べて歩き、神会へと向かう。
「凄いよな、お前の子。1ヶ月でもうLv2なんだろ? あの白い死神に目をつけられただけはあるな。慎重に二つ名を決めてやれよ」
「分かってるよ。死神に因んだ二つ名だったら、全力で阻止してやるんだから!」
頬を膨らませながら、大股で歩くヘスティア。アリマがベルに付きっ切りで稽古しているのは、オラリオでは有名な話だ。アリマの名に因んだ2つ名を付けられる可能性が高い。
タケミカヅチは困ったように笑う。飼い犬が友人に懐くのを複雑な表情で見る飼い主のように、ヘスティアはアリマにヤキモチを焼いているのだろう。
「それにしても、不思議な話だな。俺たち神が人間に死神なんて二つ名を授けるなんて」
「白い死神、かあ……。どうしてそんな物騒な二つ名になったんだっけ。覚えてる、タケ?」
「そうさなぁ…… 誰かが、キショウ・アリマは死を恐れず、受け入れていると言ってから、トントン拍子で決まったな。実際、モンスターからすれば死を振り蒔く超常の存在だしな、あれは」
アリマが殺したモンスターの数なら、まず間違いなくオラリオのトップに躍り出る。それこそ、空に瞬く星の数ほど葬っているだろう。
中層だろうが、深層だろうが、返り血一つ付かずにダンジョンのモンスターを殺し回る彼の姿は、死神と称するに足るものだった。白い死神という二つ名は未だに一度も変わっていない。
「死を受け入れている、か。本当に彼は何を考えているんだろうね」
「俺にもさっぱり分からん」
神々だろうと、アリマが何を考えているのか分からない。それどころか、何を考えているか分からない故に、彼を不気味にすら思っている神もいる。
「ヘスティア、今回は俺も気合を入れて臨むぜ。うちの子もLv2に上がったばかりだからなあ。良い名前を付けてやらねえと」
「うん、僕だって」
二つ名を付ける神会は、まず間違いなく荒れる。二つ名を付けられる冒険者の主神ができるだけ無難な名をつけようとするが、それ以外の神が面白がってイカした名前を付けようとするのだ。
荒れなかったのはアリマとオッタルの二つ名を付けるときくらいか。
いつもなら面白がって変な名前を考える側だが、今日ばかりはそうもいかない。
決意を新たに、ヘスティアとタケミカヅチは神会が開かれる部屋の扉を潜った。
キッショーさんのステイタスを大公開します
Lv.7
力 :S 947
耐久:D 523
器用:S 993
敏捷:S 989
魔力:A 812
死神:A
二刀流:B
指導:B
発展アビリティの補足です。
【死神】
・狙った獲物は逃がさない。便所に隠れようと息の根を止めてやる。逃走する敵を追撃する際、能力値を上方補正。
【二刀流】
・両手に武器を持った場合、攻撃の威力を上方補正。だって俺、刀二本持ってるもん。ウハハハハ!! 最強!!
【指導】
・指導(笑)。指導した者の経験値を上方補正。あんな育て方で強くなるなんておかしいですよ、カテジナさん!
《魔法》
【ナルカミ】
・雷属性
・速攻魔法
《スキル》
【孤独の王様】
・ステイタス及びスキルを任意で隠匿。
・精神干渉系の魔法の一切を遮断。
【:×÷〆|=\】
・・^〆2→6〆^:0■☎︎:〆
・:+→→♪♪♪*÷3〆^…>
感想・評価くれると嬉しいです。
お餅的に。もちもち! もちもち! さいこちゃんのちちもちもち!!