「ここがダンジョンの入口か……」
「びびんなよ?」
「大丈夫だろ?レンは俺たちより適応能力が高いかならな」
「ただ単に、神経が図太いだけじゃない?」
「違いねぇ」
今ここにいるのは俺とタクマに潤に友理である、この4人は特に仲が良く建も居るのだが今は遠征に行っているので今はいない
「行くぞ!」
「おう!」
「はーい」
「やったるでー」
こうして俺らのダンジョン攻略が始まった
「とりあえず陣形だ」
「陣形?」
「いつものでいいんじゃね?」
「今回はレンが居るから少し変えるか」
陣形はこうだ、タクマその後に俺と潤最後に友理という簡単に言えば十字になっている
「まずは俺が攻撃をして弱らせる、んで止めがレンだ」
「わかった……けど寄生プレイみたいでやだな」
「俺らも最初はそうだったぜ?」
「しょうがないよ、私達もそうやってあげたんだから」
「……文句言ってられないな、好意に甘えるとするよ」
「よっしゃ、どんどんいくぜ!」
初めてのダンジョンだ、少し怖いが俺より強い仲間が3人もいるんだ多少はなんとなるだろう
「レン!最初の敵だぜ!」
「え?あっお、おう!」
「コボルトですね」
「最初からコボルトか」
「アイツら地味に強いからな」
「いくぜ、戦闘開始だ」
コボルトは2体掛けているが人間くらい余裕で切り刻める剣を持っている、剣というより海賊が持つようなサーベルに近い
「こんの、ちょこまかと!」
ブシュッと肉が切れ血が湧き出る音がする
「やべ、仕留めちまった」
生き物が死んで、生臭い……なんで平気でいられるのかわからない
吐きそうな気持ちを抑えながら戦った
「レンもういいぞ、止めだ!」
「う、うわぁぁぁぁ!」
柔らかいものを貫き硬い何かに触れるのがわかった、俺はコボルトの肉を刺突で切り裂き骨を砕いたのだと……そして殺したのだと
「う、っべぇぇぇぇ」
「お、おいレン!大丈夫か?」
「はあっ、はぁっぉうぇぇぇ!」
「……最初だもの、殺すことに抵抗はあるわ」
「は、はあっ、ご、ごめん……ずこしっ休ま、せて?」
「あ、あぁいいぜ、水飲むか?」
俺はしばらくして冷静になった
「なんで、平気なんだ?」
「殺さなきゃ殺されるこれがこの世界だ」
「でも、人に近いモンスターを殺して罪悪感が無いのか!」
「仕方ねぇだろ!俺だって罪悪感くらいある!だが殺さなきゃ誰かが殺される!」
「…………」
そう、この世界は殺すか殺されるかという単純なルールでできた世界、戦争が行われていた時と同じ……生きるためには殺せ、死にたくなければ殺す
たったそれだけの単純でシンプルな答え…………それがこの世界、日本とは比べ物にならないほどの死人の数……大切な人を守るためには力がいる、殺さなければ死ぬ
「まぁ、レンの方がほんとうは正しいでもここは日本とは違う殺さなければ意味は無いでもなレンお前は昨日の夜に行った言葉は嘘か?」
「すまない、俺は生き抜くために殺さなければならない」
「レン?」
「悪いのは俺だ……止めをさしたのは俺だ責任を押し付けても意味が無い……」
「後悔するんじゃない……お前は強くなるためにモンスターを殺した、でもそれだけじゃない、殺したモンスターはいずれどこかで人を殺すその被害を減らしている……そう考えればいい」
「潤……いいこと言うな」
「副団長が言っていた言葉ね」
「あっおい!バラすなよ」
「ふっ、あははは」
「よし、レンも吹っ切れたようだしいくぞ!」
俺たちはダンジョンを進みコボルトゴブリンスライムワームなど50体以上殺した、でも次第に罪悪感は薄れてきた……これがこの世界だと受け入れつつある証拠だ
そして俺たちはボス部屋の前にたどり着いた
「デケェ扉」
「よし、レン」
「なんだ?」
「ここはこのダンジョンのボス部屋だ」
「はやくない?階段五回しか降りてないよ?」
「そりゃ当たり前だろ?お前はLv.1なのに上級や中級ダンジョンなんかに行かねぇよ」
「それもそうだな」
「とりあえず少し休憩してからボスバトルといきますか」