勇者だった俺は半魔神として女神に復讐をする   作:東雲クロト

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第十話ダンジョンボス

「よし、そろそろ行くか」

 

「少し待ってて《無限箱》に入れるから」

 

《無限箱》ライトノベルで言うアイテムボックスやインベントリと言ったものだその名の通り無限に入るらしい、このスキルを持っている人は限りなく少ない《無限箱》のスキルを研究して擬似的なものが二百年前に作られたらしい、《無限箱》ほどの容量はないが大抵のものが入ることからアイテムポーチと名付けられた、アイテムポーチは使用する材料が高価なためMP回復ポーション(8センチくらい)が40個くらいしか入らないタイプの大きさでも金貨7枚はする

ちなみに金貨1枚日本円で100万なのでアイテムポーチは700万という事になる

 

「便利なスキルだな」

 

「レンは持ってないのか?」

 

「どうやったら取得できるんだ?」

 

「え?最初からあったぞ」

 

女神……またテメェか

 

説明途中だったが《無限箱》のスキルを持っている人はだいたい王宮のお抱えになるらしい、王宮で務めるということは一生安泰と言われるほど需要がある

 

「いいね、俺も欲しいわ」

 

「っと雑談はこのへんにしよう」

 

「いくわよ」

 

「緊張する〜」

 

「よっしゃ、チャッチャと倒してササッと帰って風呂入ろう」

 

『おう!(はい)』

 

ギィィィと鈍重そうな鉄の扉が開き内部が見える

 

「ここのボスはスライム五体とゴブリンナイトだ……ナイトは特に気をつけろ」

 

「おいおいおい!嘘だろ!」

 

「なんでこんなのがいんだよ」

 

「あれってまさか……リザードマン!」

 

リザードマン……それは二足歩行のトカゲのような体に拳一個分はありそうな鱗大きさは約4m本来リザードマンは中級ダンジョンの10回中ボスに出てくるほど強い……しかもそれが3体

 

「ヤベェ入っちまった」

 

「て、ことは死ぬか殺すかしないと出られないんだよな?」

 

「あ、ああ最悪だ」

 

「やるしかないわ!肉体強化をフルで発動して!」

 

「レン!急げ!」

 

「お、おう!」

 

『肉体強化(ブースト)』

 

魔力が体を走り一瞬青白く光る

 

「『フレイムランス!』」

 

何も無いところから炎が現れ先端が鋭く尖り徐々に太くなっていく、まさにランス

 

「まじか、無詠唱」

 

中級魔法を無詠唱で発動するとかさすが勇者

俺も覚えたばかりの無属性魔法を使うとするか

 

「剣よ力を纏いて敵を斬る『スラッシュ』」

 

これは無属性魔法、無属性にも使える魔法はあるがブーストとスラッシュと風魔法に近いウィンドという魔法の三つだけだ

 

スラッシュは斬撃を1m先に飛ばすことが出来る、もちろん練度が上がれば飛距離ものびる

 

無属性魔法は誰でも使えるので需要がない、出来て当然という認識である、それに属性すらない『無』は、時に特有魔法というものになる属性がなく力も協力一言に無属性と言っても強力な無魔法もある

 

それと約8割の無属性の人間は魔力すらないので農民などになるしかない

 

 

「でやぁぁぁ!」

 

「潤君!避けてね!『ファイアーボール』」

 

「おっと!レン!スイッチ」

 

「わかった!」

 

「よっしゃ、右足切り取った!」

 

「タクマくん!下がって地面に縫い付ける!」

 

「わかった、もう少し待って!」

 

「レン!右!」

 

「え?」

 

ガッと石畳を壊す音が聞こえる恐る恐る見てみるとリザードマンの持つ先端が三つに分かれた槍が突き刺さっていた

 

「さがれ!」

 

「た、助かったありがと潤」

 

「気にすんな」

 

俺が助かったのは潤がリザードマンの足に土魔法ロックバレッドを撃ってバランスを崩したからだ

 

「やった!まず一体」

 

「いや、二体目だ」

 

「なんで?」

 

「あそこに友理が土魔法で身動きを封じたリザードマンがいるからだ」

 

「あぁ、なるほど」

 

「アイツはレンお前が止めさしてこい」

 

「でも今はアイツを……」

 

「今回の目的はお前のレベリングだ、忘れたのか?」

 

「わかった」




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